第四霊災(だいよんれいさい)
- 土属性の霊災であったとされる。
アラグ帝国の終焉
- 第三星暦はアラグ帝国の発展した時代で、第四霊災はそのアラグ帝国が終焉を迎えた霊災である。
- アラグ帝国は、飽和した繁栄の中、人々は次第に退廃的になり、同時期に起こった皇族の衰退とあわせ民の活力が失われていった。
- 衰退する一方の帝国の再建に立ち上がったのが稀代の科学者「アモン」で、彼は魔科学により建国の祖「ザンデ」を蘇らせ、皇帝の力により帝国のかつての繁栄を取り戻そうとする。
- 復活したザンデは瞬く間に帝国を再建し、さらに在りし日の野望であった世界統一に乗り出すが、統一事業に大きな力を必要としたザンデは、クリスタルタワーを閉鎖し、多くのエネルギーが「闇の力」を得るための研究に費やされた。
- 「闇の力」をコントロールするためにさらに莫大なエネルギーを必要としたザンデは、衛星「ダラガブ」を打ち上げ、クリスタルタワーに太陽の力を集めようとする。
- メラシディアを平定し世界統一も間近と思われた時、わずかな誤算が惨事を引き起こし、膨大なエネルギーを受け止めきれず地殻が崩壊、想像を絶する大地震が引き起こされる。
グ・ラハ・ティア : ……ザンデを倒そうと、立ち上がった奴らはいたさ。 グ・ラハ・ティア : 「第四霊災」の直前、ザンデが世界統一のために起こした大戦は、 たくさんの悲しみを生み出した。 それを止めるため、ある青年たちが剣をとったんだ。 グ・ラハ・ティア : そいつらは、戦いに傷ついた人々の希望となって戦った。 そう……今の時代でいう「光の戦士」みたいにな……。 グ・ラハ・ティア : ……だが、彼らの剣がアラグ帝国の中枢に届かんとしたとき、 追い詰められたザンデが、選択を誤った。 グ・ラハ・ティア : 「暗闇の雲」を喚び寄せるためのヴォイドゲート開放を焦り、 衛星「ダラガブ」が集めた太陽の力を、 一気にクリスタルタワーへと注いだのさ。 グ・ラハ・ティア : クリスタルタワーは力を受け止めきれず、地殻が崩壊…… 未曽有の大地震、「第四霊災」が引き起こされた……。
- なおここで語られている英雄の名は、アメノミハシラでも語られている。
頭領と呼ばれた鬼師 : いいや、ワシなど凡夫に過ぎん。 帝国崩壊後の混乱期に、人々と星を守り、 先に逝ってしまった我が友らと比べたら、な。 だが、凡夫は凡夫なりに 彼ら英雄の遺志を継いできたつもりだ。
頭領と呼ばれた鬼師 : サリーナ様……デッシュ殿…… 記録が失われ、歴史に残ることなき英雄たち…… ワシを残して先に逝った薄情な友よ……。 皆の遺志はワシを通して鬼師衆へ受け継がれ、 後の世にも残るはずだ。 だから許してくれよ。 まだしばらく、そちらには行けそうもない……。
- 詳細は【鬼師衆】の項を参照のこと
- 「第四霊災」と呼ばれているこの災害によりアラグ帝国は終焉を迎え、クリスタルタワーは地中に埋まる。崩壊のさなか、アモンはクリスタルタワーの時を止め、ザンデもろともクリスタルタワーは永い眠りにつくことになる。