ソル・ゾス・ガルヴァス(Solus zos Galvus)
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概要
- ガレマール帝国の初代皇帝
- 「ソル帝」
「ガレマール共和国」の名門に生まれた彼は、幼くして軍に入隊。戦功を重ねて軍団長に就任すると、魔導技術を導入する軍制改革を断行し、祖国を一大強国へと押し上げた。 その後、市民の圧倒的な支持を背景に、国家の最高指導者である「独裁官」に就任。数年間に渡る戦いを経て北州統一を成すと、自ら「皇帝」を名乗り帝政への転換を宣言した。 以後、東州平定に乗り出すことになるのだが、その過程で彼は「蛮神により滅びた地」を目撃。「蛮神殲滅」を国是に据えることとなる。 齢80歳を超えた今も帝位にあるが、最近は病に伏せがちだという。
生涯
- ガレマール共和国の共和国軍出身
軍歴
- エオルゼアの第六星暦1505年、16歳でガレマール共和国軍に入隊。
- 瞬く間に頭角を現し、第六星暦1513年24歳で軍団長に就任する。
- 魔導技術を取り入れることで軍制改革を行い、祖国を強大な国家へと成長させた。
- 第六星暦1517年、民衆に推されて国家の最高指導者である「独裁官(Dictator)」に就任。
- 同年中央山脈の小国ダルマスカを滅ぼすと、南進して北洲南部一帯の制圧に乗り出す。
帝政
蛮神
- この東州平定時に、皇帝は蛮神により滅びた地を目撃しており、その後「蛮神殲滅」を国是に据えることとなった。
エオルゼア侵攻
- ドマの制圧によって東州の戦いに筋道をつけると、ついに西州アルデナード小大陸(エオルゼア)へと進軍を開始する。
- そして第六星暦1557年、エオルゼア六大都市の一つ城塞都市アラミゴを陥落させ「アラミゴ準州」として属州化する。
停滞
- こうして破竹の勢いで周辺諸国を併呑し拡大の一途を辿ったガレマール帝国であったが、第六星暦1562年(ガレマール帝国暦41年)銀泪湖上空での予想外の敗北(銀泪湖上空戦)や蛮神の出現、シタデル・ボズヤ蒸発事変により「メテオ計劃」(第一次)に失敗するなど数々のトラブルに見舞われ足止めを食らうこととなった。
第七霊災
- 皇帝は80歳を超えても三大州統一の野望を持ち続け、特にエオルゼアの蛮神殲滅についての意欲も衰えることはなかった。この頃、ダーナス家を継いだネール・ヴァン・ダーナスはこの皇帝の野望を利用して接近し、エオルゼアの地でメテオ計劃の再始動を目論む。
- この「メテオ計劃」(第二次)の発動により衛星ダラガブは接近を開始するが、交信雷波塔を破壊されたことで一度はネールの目論見は断たれたかに見えた。その後ネールは、クルザス地方の古代アラグ帝国の遺跡を浮島として利用することでダラガブを誘導し、月下の戦いでネール自身は撃破されたもののダラガブの接近は止めることができず、ついに第七霊災を引き起こしてしまう。
- ネールと対立していたガイウス・ヴァン・バエサルは、ネール率いるガレマール帝国軍第VII軍団の動向をエオルゼア同盟軍側に漏らし、その殲滅を手助けする。第VII軍団とエオルゼア同盟軍はカルテノーにおいて激突し、そのさなかに現れた蛮神バハムートにより第七霊災へと突入することとなる。
晩年
- こうして帝国の進軍は停滞し、さらに皇帝の健康不安とそれにともなって顕在化した皇帝の継承者問題により本国で内乱が勃発したことで、帝国の進軍速度は停滞することとなった。
崩御
後継者争い
- 皇太子であった長男はすでに死去している。
- ソル帝の次男と、孫にあたる大将軍ヴァリス・イェー・ガルヴァスの二名の有力候補が台頭し、帝国は内乱状態に突入する。
- 最終的に孫にあたるヴァリスが後継者争いを制し、ソル帝の死後ほどなく二代目皇帝「ヴァリス・ゾス・ガルヴァス」として即位した。
イメージイラストについて
- ソル帝については語られることが少なく、このページトップの新生の際に公開されたイラストのほかはほとんど情報がなかった。
- パッチ4.4「狂乱の前奏曲」では、イラスト左上段に登場している。
以下にネタバレ要素を含みます。パッチ4.5まで進行していない方はご注意ください。
「ソル・ゾス・ガルヴァス」
- 「紅蓮のリベレーター」(パッチ4.0)メインクエスト以降において、ガレマール帝国初代皇帝「ソル・ゾス・ガルヴァス」はアシエンであったことが語られる。
- 詳細は「アシエン・エメトセルク」の項を参照のこと。
???? : まったく……。 ため息をつきたいのはこちらの方だ。 ???? : せっかく役目を演じきって、寝ようってときだったんだぞ。 それを、ラハブレアの爺さんが死んだからって、 呼び出されて……。 ???? : 本当に、エリディブスの心配性は厭になる。 ……お前もそう思うだろう? ???? : なんだ、私のこともうんざりか。 まあいいさ、こちらとしても、 今更お前に家族らしくされる方が面倒だ。 ???? : ……状況をシンプルに捉えたまえ。 ヴァリス・ゾス・ガルヴァスくん。 ???? : ……我が「孫」よ。 ???? : いつものことながら、お前に決定権はない。 すべきことを、ただ迅速に成せばいい。 ???? : エリディブスは面倒な奴だが…… 調停者としての選択は、まあ間違えることがない。 ???? : 光と闇の均衡をとるにあたって、 邪魔な因子があるというなら、排除してしかるべきだろう。 ???? : 殺せよ、戦争でもなんでも使って。 ……そのために大きくした国だぞ? ソル・ゾス・ガルヴァス : この私……初代皇帝「ソル」がな。
ソル・ゾス・ガルヴァス : 国父ソルは、アシエンだった! 偉大なるガレマール帝国は、そいつによって、 世に戦乱の種をまくため造られた国だったのだ! ソル・ゾス・ガルヴァス : ……なんて。 恨むなよ、これが私の仕事だ。 ソル・ゾス・ガルヴァス : 霊災を起こすには、大きな力がいる。 そのために影響力の強い手駒を作っておくのは、 シンプルかつ効率的だ。 ソル・ゾス・ガルヴァス : この仕事を、そこそこ長い間やってきたが…… ガレマール帝国は、それなりに上出来な部類だといえる。 アラグ帝国ほどではないにしても、な。
- 実際の初代皇帝ソル・ゾス・ガルヴァスは一度死んだことになっているが、後継指名をしないまま死んだのも狙い通りであったと語る。
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : 先の崩御…… 貴様の当時の肉体が死を迎えたときのことを、 忘れたとはいわせぬぞ。 ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : 貴様が後継者を指名せずに死んだおかげで、 この国は内乱状態となった。 あわや崩壊の危機に陥ったのだぞ……! ソル・ゾス・ガルヴァス : ああ……これだから厭だ……。 ソル・ゾス・ガルヴァス : あれが私の不注意だとでも? あんな、七面倒な退場の仕方が? ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : では、貴様……! ソル・ゾス・ガルヴァス : そうだ、おかげでいい感じに混乱しただろう!
- 「復活」したソル帝ことアシエンが若き日のソル帝の容貌をしている点については、跡を継いだヴァリス帝がアラグ帝国時代の生体複製技術を試す際に、国父であり祖父であるソル帝を実験体に選んだためであるという。
ソル・ゾス・ガルヴァス : 質問は済んだようだな。 それでは、私は出かけるぞ。 ソル・ゾス・ガルヴァス : ……そうだ、場合によっては、今生の別れになるかもしれん。 ひとつくらいは、礼を言っておこう。 ソル・ゾス・ガルヴァス : この体を量産してくれて、助かった。 私はどの体に憑いても、それを「自分」にできるんだが…… もともとそう造ってある体なら、調整の手間がなくていい。 ソル・ゾス・ガルヴァス : アラグ帝国の生体複製技術を試したんだったか? 確かにあれは、なかなか滑稽で見所のある研究だったな。 ソル・ゾス・ガルヴァス : 実験体に、あえて国父ソルを選ぶとは! いやぁ、なかなかに歪んでいる……さすがは我が孫だ!
関連項目
【蛮神】