クルル・マイア・バルデシオン(Krile Mayer Baldesion)
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概要
- 蒼天のイシュガルドで登場する新NPC
- PAX EAST 2018で発表された資料では「22歳」となっている。※ちなみに後輩のアルフィノは16歳。
- 恐らく初のフードを脱いだシーン。それ以降は徐々にフードなしが増えている様だ。
暁メンバーとの関係
- ヤ・シュトラとは旧知の仲
ヤ・シュトラ:こちらが北洋のシャーレアン本国からやって来た、頼もしい助っ人、クルル嬢よ。
- アルフィノはシャーレアン魔法大学の後輩(※アルフィノは11歳で入学しているため実年齢差はかなりあると思われる)
クルル:それから……お久しぶりね、アルフィノくん! ちょっと見ない間に、背が伸びたんじゃない? アルフィノ:か、彼女は、シャーレアン魔法大学時代の先輩でね。 在学中に世話になったんだ……。 クルル:この子ったら、初対面の先輩たちに、 何て自己紹介したと思う? アルフィノ:わ、わぁぁ…… や、やめてくれッ! クルル:ウフフ……エオルゼアに来てから、 少しは、処世術ってものを勉強したみたいね? それじゃあ今後、お姉さんには敬意をもって接するように。
- マトーヤとは初対面だが、マトーヤとクルルの父ガラフは顔見知り。
クルル:お初にお目に掛かります、マトーヤ様。 シャーレアン本国のバルデシオン委員会からやって参りました、 クルルと申します。 マトーヤ:バルデシオン? 確か、あのジジイの研究室があった島は……。 クルル:……はい、バル島は消滅してしまいました。 アルテマ級の魔法攻撃によって、文字どおり跡形もなく……。 わたしが生き残ったのは、「光の加護」のおかげです。
- グ・ラハ・ティアとは祖父を含めての知り合い
クルル : ……バル島が消滅する前、 ラハくん……委員会の同僚とおじいちゃんの3人で、 クリスタルタワーについて議論したことがあるの。 クルル : そのとき、ラハくんがおじいちゃんにこう尋ねたのよ。 危険な武器が封印されているという禁断の地下迷宮が、 クリスタルタワーの地下にあるという伝承は、本当だろうかって。 クルル : おじいちゃんは「そこにエウレカはいない」って答えたわ。 その表情がいつになく真剣で……妙に記憶に残っていたの。
「超える力」
- 「超える力」の持ち主
クルル:ええ、わたしも「超える力」を持っているわ。 バルデシオン委員会は、この星の有り様を研究していたの。 その一環として、「星の意思」と、 それに接触し得る「超える力」について調べていた。 わたしは、その被験者のひとりというわけ。 ミンフィリアと知り合い、友人になることができたのも、 同じ能力の持ち主だからよ。 クルル:わたしには、「言葉の壁を超える力」が強く発現しました。 動物と会話できる、なんて言われるほどに。 これは、言い換えれば、意思を感じ取る力が強いということ。
パッチ3.1
- パッチ3.1で実装されるメインクエストで登場すると予告されている。
暁月:クルルが居なかった事件
- 「暁月のフィナーレ」のアート(吉田明彦氏が描くもの)にクルルが入っていなかった。吉田Pが発注時に入れ忘れていた。
- 「松澤千晶のRADIO MOG STATION」で吉田P、南條愛乃氏(クルル声優)、中村悠一氏(サンクレッドなど)が出演された回での出来事。※松澤千晶さんもヒカセンです。
- ちょっと長いけど非常に面白いので文字書き起こししました。
【長いので折りたたみます】(クリックで展開します)
松澤(千晶氏):暁月の記憶について(失笑)改めて振り返りますか(笑 南條(愛乃氏):ねえ、一個聞きたいんですー これ!(暁月ポスター指差しながら)ね?これ! 吉田P:あっ!やっべーそれ聞かれるかーやっぱりー 松澤:行きましょう行きましょう 南條:当たり前じゃないですか。アイコメで一回言ってるんですけどカットされたんですけどー ※あいこめ=「Webラジオ 南條愛乃のエオルゼアより愛をこめて」 なんかね、PLLかなにかで「暁メンバー勢揃いですね」ってモルボルさんが言ってたんですよ確か。 でもクルルさん居ないの。 ズッ友は居るのに。なんでーって思っちゃう。 中村(悠一氏):描(か)き忘れ? ※以降、「かく」は「描く」にしてます 南條:かkわs 中村:描き忘れですか? 南條:描き忘れってありますか? 松澤:なんでですか? 吉田:いやーこれ… 中村:描き忘れですか? 松澤:クルルさんっていうのがね 南條:今回のね、コンプリートエディショ…なんだっけ 中村:だって水晶公の人もいますよ 南條:いないの。クルルさん 中村:後からの奴もいますよ 南條:いるけど、なんかあのあるじゃないですか。なんかあのー初回盤のー何だっけ。 コンプリートエディションじゃなくてディレクターズなんだっけ。 中村:で…デラックス…? 吉田:コレクターズボックスね 南條:あれにもこう差し替えて飾れる絵のやつあるじゃないですか。 これめっちゃ気に入ってるからこれ飾りたかったんですけど、でもクルルさんいないんだよなと思って 中村:いないねー。ゼノスいますよね 吉田:まさかー…まさか…。えっとですね 南條:あそこで、わたしあの配信見ながらちょっと心を痛めていたんです。 吉田:まずーすいませんちょっと。順を追って説明させて頂いてもいいですか? 一言、一言言っておきます。 わたくしが悪い。私が悪いです。 南條:いやそんな謝って欲しいわけじゃないんです。やめてください。 吉田:順を追って説明させていただくと、この暁月…あっていうか、えっと この群像シリーズとして実は最初っからのつもりじゃなかったんですよ。 中村:ふーん 吉田:で、ボクはやっぱりパッケージのイラストって吉田明彦、アッキーに描いて欲しい。 で、ボクが何よりアッキーのファンだからなんですけど。 で、あのーまあ(スクエニを)退社して今、あの別のデザイン会社さんにいて で、今でも14の仕事だけはやるよって言ってもらってて 毎回拡張来たからよろしくねって言ってるんですけど あのキャラ体数あんまり書きたがらないんですよ。 中村:ハッハッハッハッ 南條:それって… 吉田:ちょっとまってまって、最後まで聞いて 南條:わかった。最後までね。 吉田:キャラ体数あんま描きたがらないんですよ あんまキャラ数多いのいやだなーみたいな。 でも群像なんだから、キャラいっぱいいんだよって そのボク、トレーラーの字コンテとかいろんな物の発注ベースを全部 ボク自分で書いてるんですけど、そんときに、アッキーに、 こう発注する時に、今回、その役どころ的にはその ハイデリンとその直下にクルルをって言うつもりでいたんですよ。 中村:あっ、そうなんだ 吉田:近くに置きたかったんです。ヴェーネスの。 中村:近くには… 南條:あっ!うぇっあれっ! ※実際には直下にはアリゼーがいる 吉田:関係性を示したかったんです。 南條:うんうんカラダ貸したしね 吉田:ばーってそのー丸で 南條:丸で? 吉田:わーっとキャラ相関図を書くんですよこんな配置にして欲しいって 中村:こういう感じでねって。こうここに誰を置いて… 吉田:その時に、すいません…(小声で)漏れましt 南條:ちょっとー!!!よーしだー!! 吉田:だから言ったじゃないですか 中村:なんかべつなレイヤーで描いてもらって足すとか 南條:そうですね。あのこれにもパッチ当ててもらって 中村:パッチでアップデートだ 吉田:これにボクが気づいたのは…アッキーが全仕上げを終えた直後に 南條:あのーじゃあもう修学旅行休んだ人みたいに 中村:丸で… 松澤:ね、ちょっと上にマルバツしてほしい 中村:正面の、真顔のやつを。 吉田:それはねー南條さんにだけは知られないようにしようと… 南條:知りますよ!そんな配信みてたんだから でもこれ今あらためて見てたんですけど、思ったんですけど 全体のシルエットがハイデリンになってますか?クリスタル 吉田:あーそうです。マザークリスタルの形してます。 なので後ろにうっすら実はマザークリスタルを描いてもらってるんですよ。 南條:あーたしかにー 中村:そこまでやって… 南條:ねーそこまでやって、こんな目立つ黄色の…(自分の黄色い衣装を見せながら=クルルの衣装も) 吉田:そこまで読み取って頂いたのに、すすすすいません 南條:なーんで…かなしい… 吉田:いや、つぎ主役ですよ。ばーんって行きますよ。 南條:いやほんとですかねぇ。それはちょっと信じられないね。 中村:IDでホーリーぶっぱしますから(笑 吉田:あ、でもね。それはどっかでね、実は叶えたいとは思ってます。 南條:ほんとですかー? あ、でもこの件はずっと忘れませんからね。 吉田:ですよね。 オレ密かにアッキーに泣きのリテイクお願いして どっかで差し替えよう、じゃあ。 南條:いいいいいい、そんなの 松澤:なんかクルルさんってそういうのを俯瞰で見ているところも ちょっとまた神々しい感じがあるのかな 吉田:イイ。ナイスフォローですナイスフォローですよー
南條:でも忘れませんからね!! 吉Pさんが忘れたって事はインプットされましたからね!
- 言い訳する時の吉田Pの癖ですこぶる長いが、要するに吉田明彦氏への発注時に、吉田Pがクルルの事を忘れていたということである。断じて吉田明彦氏の描き忘れではない。しかも吉田明彦氏から上がってきたものに対して最終チェックを行ってOKを出しているのも吉田Pであり、言い訳はできない。途中で「キャラ体数を描きたがらない」などと言っているが、記憶の限りでは今まで吉田明彦氏の描くキーアートでは、新生、蒼天、紅蓮、漆黒とすべて群像アートになっていると思われる。おまけに「字コンテ云々」と言っているが、いくら吉田明彦氏といえども文字だけで暁月のヴェーネス像や今回でもピクトマンサーのクルルを描くはずがない(謎の人物も居る)ので、当然資料はすべて準備して渡している。結局どう言い訳しようが、吉田Pが忘れていたことは間違いない。
- この時の「吉田:いや、つぎ主役ですよ。ばーんって行きますよ。」という約束?は無事守られ、「黄金のレガシー」では事前メインクエストの導入部分にクルルが登場していた。しかも新ジョブ「ピクトマンサー」にジョブチェンジも果たし準備は万端整っている。活躍を期待したい。
- 当然、吉田明彦氏描くアートでも最前列に入っている。
- またコンテンツサポーターでも登場するとのこと。
クルルが新ジョブとなったので、いよいよコンテンツサポーターデビューしそうな気がします。クルルさんには大きな借りがあるので少しずつ返していきたい(暁月のキーアートイラストで抜けてた)
パッチ6.55
- 「黄金のレガシー」の前哨クエストとなるパッチ6.55(メインクエストパッチ6.5パート2)において、「黄金のレガシー」のキーNPCであるウクラマトが登場した。その際にクルルが「準備をする」と言い残して消えた後、新ジョブ「ピクトマンサー」にジョブチェンジして登場する場面があった。
クルル : ハイデリンに会うため、 アイティオン星晶鏡から星海に潜ることになったとき…… 私は残って、サポートをすることを選んだでしょう? クルル : 理由は、あのときも話したとおり。 私の実力が、前線を駆け続けてきたみんなに、 遠く及ばなくなっていたから……。 クルル : それが、ちょっと悔しかった。 ウルティマ・トゥーレに送り出すときだって、 もっと戦う力があれば……って思ったわ。 クルル : だから、終末の一件が落ち着いたあと、 隙を見て修練を重ねていたの。 クルル : まずは、戦い方を見直すところから……。 アリゼーやサンクレッドさん、ほかのみんなだって、 自分の能力や状況を踏まえて、戦い方を改めたでしょう? クルル : そして行き着いたのが…… クルル : 十二賢者リルムが伝えたという秘術。 ピクトマンサーの魔法だったというわけ。
- そしてバルデシオン委員会に保管されていた手紙をウクラマトに見せて、それが本当にトライヨラ連王国から出されたものなのかを確認するよう頼む。
クルル : 実は、ウクラマトさんに見てほしい物があるの。 クルル : これはバルデシオン委員会に保管されていた手紙よ。 宛先は、委員会の創設者でもあるガラフおじいちゃん。 クルル : 送り主の名は、かすれてて後半が読めなかったのだけれど、 トライヨラ連王国の、グルー……と記されてる。 ウクラマト : グルージャジャ…… アタシのオヤジ、トライヨラ連王国の連王だ。 クルル : トラル大陸の「黄金郷」について調査を依頼したい、と。 エレンヴィル : 連王自ら、黄金郷の調査依頼だって……? ウクラマト : ほほう……本物だとすれば、だいぶ興味深いな。 クルル : これが本当に連王からの手紙なのかどうか、 王女であるあなたなら、わかるんじゃないかしら?
- 結局、グルージャジャ本人が書いたものではなかったが、トライヨラ連王国の連王からガラフに対して送られた手紙であることが確認できた。
ウクラマト : おっと、悪い。 いろいろ言ったけど、連王が送った手紙には違いないと思う。 署名は本物だし、誰かが代筆したんじゃないか? クルル : そう……良かったわ、ありがとう。 やっぱり、ガラフおじいちゃんとトライヨラの間には、 なんらかの交流があったのね。 クルル : 私、おじいちゃんがトラル大陸で何をしたのか、 とても興味があるの。
- メインクエスト終了後
クルル : バルデシオン委員会の活動記録の中に、 トラル大陸のことは一切残されていなかったの。 手がかりは、例の手紙と一緒に保管されていた耳飾りだけ。 クルル : これを現地の人に見せれば、 おじいちゃんのことも、何か掴めるかもしれない。 そう考えて、こうして身に着けてみたのよ。
黄金のレガシー
- 7.0の重要なシーンで本名が明かされる。
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- パッチ7.0を最後まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
耳飾りについて(★7.0ネタバレ注意)
- 手紙の送り主であったグルージャジャに確認するも、承継の儀の公平性が失われると言って教えてはくれなかった。
クルル : 私は、バルデシオン委員会の代表代行。 クルル・バルデシオン……と名乗れば、おわかりいただけますか? クルル : 過去にあなたがバルデシオン委員会に宛てた手紙です。 残念ながら、大半がかすれて判読できませんでしたが…… クルル : それでも、あなたが私の育ての親である、 ガラフ・バルデシオンに黄金郷の調査を依頼したことは、 どうにか読み取れました。 クルル : そして、同封されていたこの耳飾り。 クルル : わざわざおじいちゃんが来たことを思えば、 黄金郷と、この耳飾りには、何か重大な秘密があるはず。 クルル : 私は、バルデシオン委員会の代表を継いだ身として、 そのことを調べにきたのです。 何かご存じなら、教えていただけませんか? 武王グルージャジャ : 悪いが、今は何も話せんな。 武王グルージャジャ : これから黄金郷を探させようっていうんだ。 お前に詳しい経緯を伝えれば、継承の儀の公平性が崩れちまう。 武王グルージャジャ : ……だが、すべてが終わったあと。 次期国王となった者には、ありのままを話すつもりでいる。 そんなに知りたければ、ラマチを勝たせることだな。 クルル : わかりました。 必ず黄金郷を見つけてみせます。
武王グルージャジャ : あのときの赤子が、ずいぶん頼もしく育ったじゃねぇか。 なぁ、ガラフよ……。
- オルコ・パチャで耳飾りについて語る人がいる。
マーブル : あっ、そういえば…… 落ち着いたら聞こうと思ってたんだけど、 クルルはどうしてつけてるの、その耳飾り? クルル : これを知っているの? マーブル : 20年くらい前にヨカ・トラルで流行った耳飾りだよ。 今では、旅のお守りとして定番になってるんだ! クルル : ちょうどおじいちゃんがこっちに来ていた時期だわ。 連王は、これが黄金郷に関係してると言っていた…… 単なる流行品とは思えないけれど……。
クルル : ベイサイド・ベヴィーを見て回っていたら、 おじいちゃんが残した物とよく似た耳飾りが売られていたの。 マーブルさんの言うとおり、定番の旅のお守りみたいね。
ウクラマト : お前らは……マーブル、それにトーブリも! マーブル : ごめんね、急に呼び留めちゃって。 でも、わかったんだよ! クルルさんがつけてる、耳飾りの発祥が! クルル : 本当!? アルフィノ : 前に聞いたお話では、昔ヨカ・トラルで流行った品で、 今では旅のお守りとして、定番商品になっているとか。 マーブル : ういうい! 最初にあの耳飾りを作って売ったっていう、 年かさの行商人を見つけだして、由来を聞いてみたんだ。 マーブル : 彼は約20年前に、行商先で異国の魔道士と出会ったんだって。 そのとき、魔道士が持ってた珍しい意匠の耳飾りを気に入って、 模倣品を販売したら完売したそうだよ、あっという間に! クルル : 異国の魔道士……きっとおじいちゃんだわ。 その人とどこで出会ったかわかるかしら? トーブリ : ヤクテル樹海…… その気球が向かう先ですよ、ええ。 クルル : だとしたら、この旅先で、 耳飾りとおじいちゃんのことがわかるかもしれない……。
- つまり、ガラフに託された赤子が付けていた耳飾りが行商人の目に入ることがあり、その模倣品を販売した所一気に完売し、今では旅のお守りとして定番商品になっているのだという。
- そして、ソリューション・ナインでクルルの付けている耳飾りが記録媒体だと告げられる。
シェール : ところであなた、面白い耳飾りをしてますね。 記録媒体を耳にぶら下げている人なんて、初めて見ましたよ。 シェール : あれ、その顔は……自覚なかったんですね。 シェール : 実は、バックルームに機械兵が入り込まないように、 廊下であなた方をスキャンさせてもらってたんです。 で、あなたからエレクトロープの反応があった……。 シェール : 偽装されてますけど、 それ、エレクトロープの記録媒体ですよ。 いったいどこの店で買ったんです?
クルル : これは……買ったものじゃなく、 ある人から受け継いだもので……。 シェール : 遺跡の奥深くにあるエレクトロープ製の扉から人が現れて、 赤ん坊だったあなたと耳飾りを託した……。 クルル : ……何か心当たりがあるんですか? カフキワ : あのね、クルルちゃん。 さっき話した、オブリビオンの設立者のことなんだけど…… カフキワ : ミララ族の夫婦だったって言われてるんだよ。 カフキワ : 彼らとクルルちゃんの両親が同一人物、 ないし、近しい立場にあった可能性がある……。 カフキワ : なぜなら「世界を繋ぐ力」を研究していた張本人であり、 かつ、プリザベーションの裏切り者として、 追われる立場にあったからね……。 カフキワ : 追手が迫るなか、娘を別の世界に逃がしたという推論は、 ありえなくはないと思うんだ……。 クルル : それって私の両親が、オブリビオンの設立者ってことですか……? クルル : あの、その人たちのこと、もっと教えてください……! どんな些細な情報でも構いません! カフキワ : ……それが、名前すらも記録に残ってなくてね。 組織を裏切ったということだから、 追跡から逃れるために、情報を抹消したのかもしれない。
- すぐにデータがコピーされ調査が行われる。
グ・ラハ・ティア : 同じバルデシオン委員会の仲間としても、 クルルのことは支えてやりたいと思ってる。 彼女がこんなに必死になるのも、珍しいだろ? クルル : 耳飾りのデータはすぐにコピーできたみたいよ。 やっと掴めた手がかり……
- 耳飾りは、黄金郷への扉を開ける手がかりとなる。
クルル : 別のゲートを使うのよ。 私たちは、その在り処を知っているもの。 アリゼー : 継承の儀で見つけた、黄金郷への扉……! クルル : ええ、あの遺跡の奥にあるエレクトロープ製の機構は、 私の生まれ故郷に通じる扉のはずよ。 アリゼー : 仮にそうだとして、あれを制御する手段はあるの? クルル : それをこれから確かめに行くの。 この耳飾りのコードを使ってね。 シェール : クルルさんの耳飾りが、 エレクトロープ製の記憶媒体だって話はしましたよね? シェール : あれから僕が、記録されていたデータを解析してたんですが、 どうも、何らかの制御コードみたいなんですよ。 それも大型装置を起動するための。 グ・ラハ・ティア : クルルが託されたときの状況を踏まえると、 あの扉を起動させるためのものである可能性が高い……。 グ・ラハ・ティア : なぜそんなコードを仕込んだかまでは、わからないけどな。
- そしてゾラージャの権限を継いだグルージャが耳飾りをかざすと…
ヤ・シュトラ : クルル、耳飾りを端末にかざしてみてもらえるかしら?
クルル : だめなの……? シェール : 落胆するにはまだ早いですよ。 反応したってことは、コードの読み取り自体はできてるはず。 ただ、より上位の権限によって、実行が阻害されているのかも。 シェール : グルージャ、あなたが試してみてくれますか? グルージャ : え……僕が……? シェール : 「武王」の権限が正しく継承されてるなら、 扉が開くはずです。 ゾラージャ : ただ、俺が生き、勝ち得たものは置いていく。 受け継ぐなり、見捨てていくなりするがいい……。 グルージャ : うわあっ!? クルル : 本当に……耳飾りが……。 ヤ・シュトラ : 見事なものね……。 次元の壁に膨大なエーテルをぶつけて、 無理やりにこじ開けたヴォイドゲートとは根本的に違う。 ヤ・シュトラ : 歪みが一切感じられず、正しく世界の接点が生じている。 これがかつて、「世界を繋ぐ力」で開かれたもの……。
- そしてついに両親へと繋がる。
クルル : あ、あの……そうではなくて……。 クルル : そうだ、この耳飾りに見覚えはありませんか!?
ララフェル族の紳士 : まさか……! クルル : 私、クルルといいます。 赤ん坊のころに、こことは異なる世界に渡りました。 クルル : ただ、私はそれをずっと知らずに生きてきて…… ふたつの世界の間には、時間の流れのズレもあるし…… おふたりの認識とは……違うかもしれませんが……! クルル : 来たんです、この耳飾りに記録されていたコードを使って。 遺されていた扉を開いて……! ララフェル族の紳士 : こんなことが起こり得るのか……? ララフェル族の淑女 : 嘘を言っているようには感じないわ。 それにその耳飾りは、たしかに私たちが託したもの……。
両親について(★7.0ネタバレ注意)
- 過去視シーンで登場するクルルの実の両親。
ガラフ・バルデシオン : え……あ、赤子……? ガラフ・バルデシオン : 待ってください、これはいったいどういうことですか!?
ケテンラム : そうしてガラフは調査を終えると、 女性から託された赤子を養子として引き取り、 シャーレアンへと帰還していったという次第さ。 アリゼー : じゃあ、その赤ちゃんっていうのは……! クルル : 手紙と一緒に隠してあったこの耳飾りも、 おくるみに入れられていたものみたい。 アルフィノ : 驚いたな……それが事実だとするならば、 クルルさんは原初世界の生まれではないことになる……。 クルル : そういうことになるわよね。 私もまだ、完全に受け入れられたわけじゃないんだけれど……。
- アンロストワールドで出会った両親
ララフェル族の淑女 : こんなに大きくなったのね……! クルル : 20年……経ちましたから……。 ロボル : 自己紹介がまだだったな、私の名はロボル。 そして妻のアライラだ。
- 耳飾りを託した意味が語られる。
クルル : この耳飾りを私に託したのは…… 扉の制御コードを仕込んだのは……なぜですか? アライラ : あなたに、会いたかったからよ……。 アライラ : 身勝手に聞こえるでしょうけれど…… 手がかりを残しておきたかったの。 アライラ : いつの日かあなたと再会できるようにって、 どうしても、希望を残しておきたかった…………。 ロボル : いつかこんな日が来ればと、ずっと夢見ていたんだ。 だが、いざ願いが叶ってしまったら…… 私たちに再会を喜ぶ資格があるのか、自信がなくなってな。 ロボル : お前を護るためとはいえ、 親として、酷いことをしたと思っている……。 クルル : そんな顔はしないでください…… とても素敵な人に育ててもらえましたから。
本名について(★7.0ネタバレ注意)
- 7.0の重要なシーンで本名が明かされる。
アライラ : あなたに素敵な名前があるのはわかってる。 それでもどうか最期に、この名で呼ぶことを許してほしい……。 アライラ : マイア……心から愛してるわ。 クルル : マイア……。 それが私の……もうひとつの名前なんですね……。
クルル : これは私が…… クルル・マイア・バルデシオンがやらないといけない事だから。
クルル : お父さん! お母さん!
クルル : さようなら!
ロボル : ……ああ。
冒険が終わって(★7.0ネタバレ注意)
- 最終エリアにて両親と別れた後
クルル : (冒険者)さん。 私ね……実を言うと、この旅が少し不安だったの。 クルル : 真実を知ることが怖かったから。 もしかして……両親から愛されてなかったのかなって。 クルル : でも…………挑戦してよかった! クルル : 一生懸命ピクトマンサーの技を習得して…… 勇気を出して「行きたい」って、言ってみてよかった……! クルル : (冒険者)さん、 私を信頼して、ここまで連れてきてくれてありがとう……! クルル : えっと……そ、それだけ……! 私、最後までやり遂げるから、ちゃんと見ててね……!
- 最終バトル前
クルル : 「鍵」がいつ、誰によって作り出されたのか…… そして「世界を繋ぐ力」の本質とは…… それらは完全に解明されていないと、お父さんが言っていたわ。 クルル : だけど、こんな形で使われちゃいけないってことはわかる。 絶対に止めなきゃ…… 耳飾りに導かれて、両親から受け継いだ使命だから……!
なぜクルルが狙われたのか
- なぜクルルが狙われたのか、なぜ両親はクルルを異世界の人に託したのか
アライラ : 私たちの一族は、秘宝とされる遺物を受け継いでいてね。 ロボル : それが「鍵」と呼ばれるもの……。 私たちは、世界が雷の力によって衰退していくなかで、 伝承を再現し、異世界に逃れられないかと考えたわけだ。 ロボル : だが、努力も虚しく「世界を繋ぐ力」は発動できなかった。 プリザベーションが接触してきたのは、そんなときだ。 ロボル : 私たちは藁にもすがる想いでその一員となったが、 彼らの目的は、異世界からのエーテル簒奪(さんだつ)だった。 騙されたと感じたが、後の祭りさ。 ロボル : せめて被害を出す前にと、 決死の思いでプリザベーションから離脱し…… 追っ手の迫る中で、試作段階の扉を占拠して起動させたんだ。 アライラ : あとは、あなた方も知るとおり……。 一時的に開いた扉を通じて、娘と「鍵」を異世界に送り、 そこで出会った男性に託したの。 アライラ : この子には不思議な力があって、 プリザベーションが、実験対象として狙っていたのよ……。 グ・ラハ・ティア : ……超える力のことか。
アート
FF5
- FF5で登場するクルル、ガラフの孫娘祖父コンビの姓が「バルデシオン」である。
- メインキャラクターの1人で、土のクリスタルが司る『希望』の心を持つ光の戦士の一員。
- ネコ耳の装備は、元は白魔道士にジョブチェンジした時の衣装。