鏡像世界

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  • 鏡像世界
    鏡像世界

  • テイナー : 今からだと、100年以上前……。
    ぼくとナイルベルトは、ある魔道士たちの組織の中で生まれ、
    幼い頃から徹底した訓練を施されていました。
    テイナー : 彼らは、ぼくたちを使い、ある研究を進めていたのです。
    それは次元の壁に穴を開けて、はるか遠くの異世界から、
    力ある魔物を召喚し、使役する秘術……。
    テイナー : そして、必要に足るだけの修行を終えた後、
    僕らは、魔道士たちとともに、召喚実験に挑み……。
    テイナー : ……そして、失敗したんです。
    生み出された「虚ろ」は暴走し……ぼくだけを飲み込んだ。
    テイナー : ぼくは、ひとり……次元の狭間に閉じ込められました。
    テイナー : ぼくは、ひとり……次元の狭間に閉じ込められました。
    そして、(冒険者)さんの呼びかけで、
    脱出できたときには、すでに100年以上が……。
    ケリッグ : なあ、その時間のズレは、どういうことなんだ……?
    俺には、何がなんだかさっぱりわからん。
    テイナー : 「次元の狭間は、世界と世界の境界なり。
     空間と空間の見えざる狭間にして、時と時の狭間と知れ」
    テイナー : 師であった魔道士から教えられた警告です……。
    これが正しいとすると、次元の狭間での数時間が、
    こちら側での100年に等しいということも、ありえるでしょう。
  • サイエラ : 第十三世界には、私たちの他にも、幾人もの英雄候補がいた。
    だが、彼らは蛮神の力を封じた「聖石」という安易な力に手を出し、
    次々と「闇」に呑まれていった。
    サイエラ : それでも抗う道を選んだ者はいたが、
    互いに存在を知らぬまま、孤独に戦い続けて敗れたんだ。
    そして死にゆく魂を、アシエンに掬い上げられた……。
    サイエラ : もしもあの時、互いに信じ合える友が、
    背中を預けて戦える仲間がいたら、結果は違っていたかもしれない。
    ウヌクアルハイ : 第一世界では、光の氾濫に呑みこまれた「無の大地」が、
    再生に向かいつつあるという話を聞きました。
    ウヌクアルハイ : ならば、闇の氾濫に浸食された第十三世界にだって、
    希望の兆しはあるのではないでしょうか?


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