星導教
- ラールガー星導教のこと
- アラミゴの地で古くから信仰されている破壊と流星を司る神「ラールガー」を信奉する宗派のうち、その最大宗派が「ラールガー星導教」とされる
- 「星導教」の総本山は「星導山寺院」とされる
- 世界設定本 2巻 174ページ
モンクとの関わり
- 「星導教」の総本山「星導山寺院」の僧侶たちが、自らの肉体と精神を鍛える修行を繰り返す中、発達してきた体術が「モンク」のルーツであるとされる
政治への関与
- 当初は自衛集団であった「星導教」の僧兵たちは、時代が下るにつれて勢力争いなどを繰り返すようになっていき、時の権力者は神意を盾に武力行使をいとわない「星導教」を取り込みモンクは次第に国軍化していく。
- アラミゴ君主の剣あるいは盾として力を発揮し、日増しに政治的な力を持つようになっていき、さらに「星導教」は、アラミゴの国教に指定され、政治や経済、文化に多大な影響を与えるようになったという。
チャクラの使い手の断絶
- アラミゴ最後の君主廃王「テオドリック」は権力志向が強かった。政にも大きな影響力をもつ「星導教」は目の上のたんこぶであり、ついにテオドリックは「我はラールガーの主人である星神ニメーヤから、王権を付与された」と主張し宗教勢力からの王権独立を図り、ラールガーをはじめとする自分以外の神の信仰を禁じた。その結果「星導教」を含むラールガー信徒は反発し、各地で反乱を起こすことになる。
- テオドリックは反乱を主導した高僧を捕らえると、拷問の末、捕らえた高僧から自身の廃位計画を聞きだし、ついに第六星暦1552年テオドリック王は大軍をもって「星導山寺院」を包囲し、戦うすべを持たない僧侶や信者、相次ぐ戦乱で焼け出された避難民、地所耕作のために雇われていた農民問わず、ひとり残らず排除したという。
- 「星導教」の「モンク」や僧兵は抵抗するも大軍の前には成す術なく、その主だった者はほとんどが死んだと伝えられ、こうして「チャクラ」の完全なる使い手もいなくなったという。
チャクラ
- チャクラとは不可視エーテルのことである。エーテルとはハイデリンの中心から湧き出ている生命エネルギーである。クリスタルが代表的な使い道であるが、それはほんの一部であり、地表のあらゆるところ、生物に流れている。クリスタルは不可視エーテルと区別され、可視エーテルとも呼ばれる。
- チャクラはエーテルそのものであるが、星導教が信徒に特別な力と思わせるために固有の名称をつけた。チャクラは人の体内に流れているエーテルであるが、誰でも扱えるわけではなく、「不可視エーテルの調節弁」を開いたものでしか扱うことはできない。故に選ばれた者の力として信仰の対象になった。
- チャクラは一種類ではなく体内にあるさまざまな弁を開いていくことにより、力が増していく。モンクは不可視エーテルの濃い場所、「古戦場」で厳しい鍛錬を積むことによって己のチャクラを開花させたという。 特に「第7のチャクラ」と呼ばれるものは強力であり、モンクの最終境地とされている。
「ラールガーの神符」
- クエスト『ラールガーの神符』で、ラールガーズリーチのローエンガルデ族の闘士が、その母が星導教に詣でて入手したという「ラールガーの神符」を探しているのを手伝う。
ローエンガルデ族の闘士 : おぉぉぉ! こ、この印の擦れ具合は、俺の神符じゃねぇか! 恩に着るぜ、姉ちゃん! ローエンガルデ族の闘士 : コイツは、お袋が生まれてくる俺のために、 星導山寺院を詣でて、手に入れてくれたものでな。 当時は、ここも多くの参拝客で賑わっていたそうだぜ。 ローエンガルデ族の闘士 : それが、廃王テオドリックによる焼き討ちと、 続く帝国侵攻による宗教弾圧で、星導教は滅びちまった。 ローエンガルデ族の闘士 : でもよ、どんなに弾圧されようとも、俺の心は変えさせねぇ! 俺だって産まれてくる我が子の加護を願い、神符を贈りたいんだ! そんな素朴な信仰を守るため……俺は精一杯戦うぜ!
関連項目
【ラールガー】
【エリック】