ミソロジー・オブ・エオルゼア(Myths of the Realm)
- パッチ6.1実装項目
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概要
古くよりエオルゼアに伝わる十二柱の神々。今や十二神信仰は、土地や国家、種族や部族、生業に至るまで深く紐付けられ、人々の生活に溶け込んで久しい。その神話の始まり、そして終わりを巡る冒険に出かけよう。
- パッチ6.Xシリーズで実装予定の24人アライアンスレイドシリーズ。
- エオルゼアで信仰される「十二神」にまつわるストーリーが展開される。
- これまでのアライアンスレイドシリーズ同様に、パッチ6.1、6.3、6.5の三段階で実装されると思われる。
コンテンツ開放条件
項目 | 説明 |
クエスト名 | 委員会へのとある依頼 |
受注レベル | ファイター/ソーサラー レベル90 |
受注場所 | オールド・シャーレアン (X:9.1 Y:11.5) 新顔のバルデシオン委員 |
受注条件 | メインクエスト「姉と弟」を特定の段階まで進めている |
エリア
- ミソロジー・オブ・エオルゼアのエリア名称をアルカナ魔法の六天座で補ったもの。
輝ける神域アグライア
喜びの神域エウプロシュネ
人の前に姿を現したエオルゼア十二神。人の協力、すなわち神と人との戦いが必要不可欠な「神々が叶えたい願い」とは一体なんなのか。その真相に迫るため、冒険者とバルデシオン委員会、そして探検家デリックと神話学者スノーゲイムの調査は進む。
華めく神域タレイア
エオルゼア十二神は人を愛し、人の神で在り続けるためにくびきを記し、そして同じ心で人との戦いを望む。その想いに応え、彼らの真意に至るために、神々との最後の戦いを始めよう。
登場人物
- ラムブルース
- グ・ラハ・ティア
- バルデシオン委員会のメンバーで、ノア調査団のメンバー。
クルル : ありがとう、来てくれたのね! 以前にも話したとおり、 あなたとラハくんに持ちかけたい話があったの。 グ・ラハ・ティア : 前に言ってた「例の件」についてだよな? 分館の活動記録の整理もひと区切りついたし、任せてくれ!
- 「幻域(げんいき)」とは?
グ・ラハ・ティア : あんたは知らないか? 一種の都市伝説みたいなものなんだが…… グ・ラハ・ティア : このエオルゼアには、 蜃気楼のように現れるが、入ろうと近づくと消えてしまう、 幻の領域が点在するって噂なんだ。 グ・ラハ・ティア : 古くから伝承はあったようだが、未だに実在は証明されておらず、 歴史書や公的な記録にも、ほとんど登場しない。 グ・ラハ・ティア : それなのに、見たという噂や与太話は絶えず語られる。 多くの探検家の心を掴んで離さないロマンってわけさ。
- バルデシオン委員会のメンバーで、ノア調査団のメンバー。
- デリック(Deryk)
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- 「幻域(げんいき)」を発見した人物。探検家。
デリック : 俺はデリック、幻域を発見した探検家だ。 わざわざ探してくれたみたいで、悪かったな。
- 小さなオポオポを連れている。
デリック : ああ、こいつが気になるか。 デリック : 以前、怪我していたのを見つけてな。 助けてやったら、ついて来るようになっちまったんだ。 ベイビーオポオポ : ウキャッ! まぁ、気にしないでくれ。
- 「オムファロス(the Omphalos)」の名付け人。
デリック : ようこそ、始まりの幻域「オムファロス」へ。 デリック : 呼び名がないと不便だと思って、俺が考えた。 モードゥナはアルデナード小大陸の中心に位置するからな。 「ヘソ」って意味の古語から引用したんだ。
- 「幻域(げんいき)」を発見した人物。探検家。
- スノーゲイム(Snoegeim)
- ルガディン族女性。「古ルガディン語辞典」によれば、「Snoe」は雪、「Geim」は宝石を意味する。
- シャーレアンの神話学者。
グ・ラハ・ティア : こちら、神話学者のスノーゲイムさん。 シャーレアン出身者のご多分に漏れず食生活はおろそかだが、 研究熱心な、委員会の協力者なんだ。
スノーゲイム : 伝説の幻域は、神々のおわす「神域」だったですって!? 神々が実在して、言葉を交わして、人に戦いを仕向けた!? ひぇーーーー! スノーゲイム : それに、聞く神域の様相はまさに、 「七天七獄伝承」における天界にそっくりです! 機械仕掛けの塔がそびえる雷天と、灼熱の砂の都がある炎天! スノーゲイム : あっ、七天と七獄っていうのは、 古くから十二神信仰に関連して信じられてきた、 天界と地獄のことなんです。 スノーゲイム : エーテル学的には、 死した魂は星海に還るのだと判明しているわけですが、 昔の人々は死後の世界を、そのように解釈してたわけですね。
- シャーレアンの神話学者。
ストーリー
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- 「ミソロジー・オブ・エオルゼア」をコンプリートしていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
輝ける神域アグライア
- 聖コイナク財団のメンバーであるラムブルースのもとに、「幻域(げんいき)を発見した」、という探検家が現れる。財団では手に余るため、バルデシオン委員会に引き取ってほしいということでクルルに調査依頼が舞い込む。
- 先行調査という形でグ・ラハ・ティアと共に乗り込んだ冒険者は、幻域を発見した探検家デリックと出会い、彼の案内でモードゥナにある始まりの幻域「オムファロス」へと足を踏み込む。
グ・ラハ・ティア : ここが、幻域……!? グ・ラハ・ティア : 銀泪湖から、こんな場所に繋がるなんて…… グ・ラハ・ティア : 地面の感触に、不自然な点はなし。 細かな土埃や匂いに至るまで、何から何まで本物…… この場所は魔法でも幻影でもなく、本当に実在しているんだ……! デリック : ようこそ、始まりの幻域「オムファロス」へ。
- そこはエオルゼア十二神のシンボルを意匠とした不思議な建造物が並ぶ謎の空間だった。正式な調査の段取りを付けるためにオールド・シャーレアンへ戻ろうとする一行の前に、工神ビエルゴを名乗る人物が現れる。
???? : 人の身でありながら、 神々の領域に足を踏み入れるとは、なんたる不遜……。 そう易々と立ち去れると思うてか? 工神ビエルゴ : 我は工神ビエルゴ……。 人が神と称するもの……。 グ・ラハ・ティア : エオルゼア十二神の!? 嘘だろ、実在してたのか……!?
- 驚く一行に対して、ハイデリン亡き今、次なる「星の意志」となるべく光の加護を受けた「神殺し」=光の戦士に、仲間を集めて武具を揃え挑んでくるよう言い残し消えてしまう。
工神ビエルゴ : そして、ハイデリンの消失せし現下、 この星の新たな支配者となる! 豪気な貴婦人の声 : 我らは、見届けつづけてきた……。 エオルゼアで、この星で起きていたすべてのことを。 豪気な貴婦人の声 : そして悟ったのだ。 我らが次なる「星の意志」となるために…… 光の加護を受けた「神殺し」が障害となると!
- 誘われた神域で工神ビエルゴ、壊神ラールガー、日神アーゼマ 、商神ナルザルらと戦った光の戦士だったが、「十二神として叶えたい願い」を実現するために神と人との戦いが不可欠だと言うことで引き続き神との対決を行うように求められる。その結果、彼らの存在が人にとっていかなるものであるかを確かめられるという。
グ・ラハ・ティア : 第七霊災の折、迫りくるダラガブからエオルゼアを護るために、 ルイゾワ様が命を賭して、その召喚を試みたといわれている。 商神ナルザル : あれは、当時の人々の信仰によって創造された、 いわば「十二神の力」という蛮神……。 唯一無二(オリジナル)の私たちとは別のもの。 日神アーゼマ : うむ、あの霊災の被害を減じ、また大地を再生に導いたのは、 まごうことなく人の想いだったといえよう。 工神ビエルゴ : …………人に願いがあるように、 私たち十二神にも、どうしても叶えたい願いがある。 工神ビエルゴ : そのために、人の協力…… より正確には、神と人との戦いが不可欠。
- 彼らが一体何者なのかを探るため、ラールガーズリーチやウルダハを訪れた冒険者たちは、ベラフディアの日神信仰に関する研究でフィールドワーク中に行き倒れていたスノーゲイムと出会い、彼女も調査に参加することになる。スノーゲイム曰く、神域は「七天七獄伝承」における天界にそっくりだという。
スノーゲイム : 伝説の幻域は、神々のおわす「神域」だったですって!? 神々が実在して、言葉を交わして、人に戦いを仕向けた!? ひぇーーーー! スノーゲイム : それに、聞く神域の様相はまさに、 「七天七獄伝承」における天界にそっくりです! 機械仕掛けの塔がそびえる雷天と、灼熱の砂の都がある炎天! スノーゲイム : あっ、七天と七獄っていうのは、 古くから十二神信仰に関連して信じられてきた、 天界と地獄のことなんです。 スノーゲイム : エーテル学的には、 死した魂は星海に還るのだと判明しているわけですが、 昔の人々は死後の世界を、そのように解釈してたわけですね。
スノーゲイム : それにしても、なんて素敵なところでしょう! 七天七獄伝承でいうところの至高の天界「星天」のようです! スノーゲイム : 周りを見てみると、 ほかの属性の天界を象徴するようなものもあるし……
- クルルも同様に気づいたことがあるという。
クルル : ひとつめは、門の数のこと……。 七天七獄伝承になぞらえるとしたら、天界は全部で7つあるの。 六属性の天界と、スノーゲイムさんが言っていた星天ね。 クルル : 対して、オムファロスにある門も7つ。 そのうち手前の6つは、雷天や炎天とおなじく、 各属性を象徴する神域に繋がっているのでしょうけど…… クルル : わからないのは、最奥にある7つ目の門よ。 星天がこの場所なのだとしたら、 あれはどこに繋がっているのかしら? クルル : 次に気になったのは、このモニュメント。 どうやらエーテルで何か書き込まれているようなの。 でも、見たことがない術式で、すぐに解読するのは難しそうよ。
グ・ラハ・ティア : 七天七獄伝承に類似する神域と、古来より存在する神々。 それがなぜ、姿を現して人と戦うことを望むのか、 目的を明らかにしたいところだが……
喜びの神域エウプロシュネ
- 本格調査の整ったグ・ラハ・ティアは、神域を記録すべく開発されたばかりの試作機「エーテルスキャナー」を持ち込む。
グ・ラハ・ティア : こいつは…… オールド・シャーレアンで開発されたばかりの試作機…… グ・ラハ・ティア : 「エーテルスキャナー」だッ! グ・ラハ・ティア : 環境エーテルを計測し、その波形を青く光ってる…… 「湿式エーテル複写器」という部分に焼きつけるんだ。 その結果、詳細な環境情報をあとから分析できるという代物さ。
- モニュメントに謎の術式で情報が込められているとわかった一行は、十二神からヒントをもらうことで「十二神秘石」を巡ることになる。それは十二神の真実を暴かれないために各地に散らせたものだのだという。
時神アルジク : 人が徒(いたずら)に我らの真実を暴かぬよう、各地に散らせたのだが、 近頃の者は、あれらの結晶に別の役割を見出しているようだな。 スノーゲイム : それってもしかして、十二神秘石では!? エオルゼアの各地で、人々が祈りを捧げて巡礼する、 あの……!
- 十二神秘石を巡って情報を集めた一行は、ついに碑文を解読できるようになる。
クルル : すごい、読めなかった文章が、 いまならすんなり頭にはいってくるわ! クルル : さっそく読んでみるわね…… オムファロスの碑文 : 我らは、星の意思によりて存在せし者。 数多の人の祈りや想いは、我らを変じうる力となり得る。 ゆえに、くびきをここに記す。 オムファロスの碑文 : 建築を司る「ビエルゴ」の名を得し者。 朽ちゆく建造物を補強し、人の創造に助力すべし。 オムファロスの碑文 : 破壊を司る「ラールガー」の名を得し者。 星の原動を補強し、人の再起に助力すべし。 オムファロスの碑文 : 陽光を司る「アーゼマ」の名を得し者。 生命育む光を補強し、真実を白日のもとへ晒せ。 オムファロスの碑文 : 地底を司る「ナルザル」の名を得し者。 地の底に隠れる鉱を瞬かせ、人の自尊に助力すべし。 オムファロスの碑文 : 豊穣を司る「ノフィカ」の名を得し者。 地表を生命で満たし、人の安寧に助力すべし。 オムファロスの碑文 : 重力を司る「アルジク」の名を得し者。 物質を星に留め、たゆまぬ人の邁進に助力すべし。 オムファロスの碑文 : 氷河を司る「ハルオーネ」の名を得し者。 溶けゆく氷を押し留め、人の不屈に助力すべし。 オムファロスの碑文 : 月を司る「メネフィナ」の名を得し者。 星と月、昼と夜を巡らせ、人が育む愛を見守るべし。 オムファロスの碑文 : 河川を司る「サリャク」の名を得し者。 清き水を人へ巡らせ、人の叡智を澄み渡らせよ。 オムファロスの碑文 : 星を司る「ニメーヤ」の名を得し者。 移り変わる季節を補強し、人の巡り合わせに助力すべし。 オムファロスの碑文 : 海洋を司る「リムレーン」の名を得し者。 星が湛える潮を補強し、大海をも渡る人の協調に助力すべし。 オムファロスの碑文 : 山岳を司る「オシュオン」の名を得し者。 吹き降ろす大気を補強し、放浪によりて人の孤独に添え。 オムファロスの碑文 : …………監視を司る、名を得ぬ者。 与えられし使命を全うすべし。 クルル : 以上が、碑文に書かれていた内容よ。
- 碑文の中身は、十二神の在り方も人の信仰により変化する(数多の人の祈りや想いは、我らを変じうる力となり得る)というものであった。つまり変化を受けても性質を守るために「くびき」として役割を刻んだものではないかとする。
スノーゲイム : それってつまり、 神の在り方に、人の祈りが影響しているってことですか? にわかには信じがたいですが……。 グ・ラハ・ティア : オレ、考えていたことがあるんだ。 デュナミスという「想いが動かす力」があるなら、 祈りや願いも、人知れず本当に効力を持つんじゃないかって。 グ・ラハ・ティア : その効力は、気づかないほど微かなものだったとしても…… 人々が十二神について何千年もの間、信仰を重ねていたなら、 神々の姿や性質に影響を与えたっておかしくない。 グ・ラハ・ティア : だから、この碑文は…… 神々が自分たちの性質を守るために、役割を刻んだ。 それがくびき、ってことなんじゃないか?
- クルルもその説に同意するという。
クルル : ラハくんの説に、私も同意するわ。 クルル : 碑文の前置きの部分を思い出してみて? 神々は「星の意思によりて存在せし者」だと記されていたわね。 クルル : その「星の意思」がなにを示すのか…… 私たちは知っている。 クルル : そう、ハイデリンよ。 クルル : 彼女は、星を分割して有り様を変えた。 理が揺らぐほどの変化を世界に与えたのだから、 それを安定化させる、協力者が必要だったんじゃないかしら。
- そして13番目に登場する人物についての考察も進む。
グ・ラハ・ティア : だとしたら、十三番目の「監視を司る、名を得ぬ者」って、 もしかして嘆きの海の、月の監視者か……!? クルル : ええ、その可能性もあると思うの。 十二神について何か知っているか、聞けないかしら……。
華めく神域タレイア
- 碑文を読み返していたスノーゲイムから、十二神が光の戦士と話したがっていたことを指摘され、あなたなら十二神と話せるかも知れないと促される。※タレイアで戦う十二神は登場しない。また自キャラクターの選んでいる守護神により一部セリフが変化する。
【ビエルゴを折りたたみます】(クリックで展開します)
工神ビエルゴ : 私を呼んでくれたのですね、(光の戦士)。 あなたと言葉を交わせることを、嬉しく思います。 工神ビエルゴ : ものづくりにも励んでいるようで、素晴らしい。 工神として、これからもあなたが多くのものを作り、 世に送り出していくことを楽しみにしていますね。 工神ビエルゴ : 手仕事で何かを作るというのは、 現状をよりよくしたいという、前進の姿勢そのもの。 工神ビエルゴ : あなたが真に望むものに対して、 誠実に手を伸ばし、己の技量で掴みとっていくことを、 願っていますよ。
【ラールガーを折りたたみます】(クリックで展開します)
壊神ラールガー : ほう、(光の戦士)ではないか! 我に詣ろうとは感心、感心。 壊神ラールガー : お前たちは、星導教についてよく調べておったな。 なかでも赤髪の連れが話していた…… 壊神ラールガー : シルフ族の信仰する神と我の類似性、あの説はなかなか面白い。 あの小さき子らが独自の解釈で信仰していった、 かの蛮神との関係をよく考察しておる。 壊神ラールガー : よく悩み、よく考え、結論を導きだすその心意気やよし! これからも邁進せよ、人の子よ!
【アーゼマを折りたたみます】(クリックで展開します)
日神アーゼマ : ああ、愛しき(光の戦士)! そなたに会いたかったぞ。 日神アーゼマ : あの熱心な学者に言伝をしていて正解だったな。 一度相対せば、さらに言葉を交わしたくなるような…… そんな魅力が自分にあると自覚しているか? 日神アーゼマ : そなたを見ているとな、どこか懐かしい気持ちになるのよ。 灰の中の埋火のようにじんわりと、 かつて焦がれていた想いが蘇る。 日神アーゼマ : 遠い記憶の中の知己と、そなたが似ているのかもしれんな。 これからも心赴くままに生きていくがよい。
【ナルザルを折りたたみます】(クリックで展開します)
商神ナルザル : (光の戦士)よ……。 汝の来訪を歓迎しよう。 商神ナルザル : 人の子にひとつ伝えておきたいのは、 私たちは、ナルとザルで1神であるということ……。 商神ナルザル : 長きに亘る人の信仰が、 今の私たちの姿をつくりあげていったのだ。 商神ナルザル : 人の強き想いは、願望を叶えんとする力になる。 願いに手を伸ばす姿を、私たちは商神として見守っているぞ。
【ノフィカを折りたたみます】(クリックで展開します)
地神ノフィカ : まぁ、(光の戦士)ね! 私とおしゃべりしたかったの? 地神ノフィカ : そういえばあなたは、 黒衣森の精霊とは実際に会ったことがあるのかしら。 地神ノフィカ : 私から分かたれたものと信じている人の子も多いけれど……。 前にも話したとおり、あの子たちは森に生きるものたちの、 意思を仲介する存在よ。 地神ノフィカ : 時には過激になることもあるけれど、 森と、森に生きるものたちを大切に思うがゆえの反応なの。 だから仲良くしてあげてちょうだいね。
【アルジクを折りたたみます】(クリックで展開します)
時神アルジク : (光の戦士)か。 人に呼ばれるのも、ふむ、悪くないな。 時神アルジク : 進み続ける時の中で、人の命は儚く短い。 がむしゃらに前へと進んでいくのも、無論悪くはないが…… 時神アルジク : 立ち止まってみなければ、見えない景色もあるだろう。 一見無駄だと思える時間を過ごすことを恐れるな。 時神アルジク : そういった時間に、ふと未知の体験が訪れたりするものだ。 時間の豊かさを知るといい、人の子よ。 時神アルジク : 私もかつて、自分たちとは異なる存在にそれを教わった。 遥か昔の話だがな。
【ニメーヤを折りたたみます】(クリックで展開します)
星神ニメーヤ : あら、可愛い友人の(光の戦士)ね。 声をかけてくれて嬉しいわ。 星神ニメーヤ : お兄様と戦うときは、驚かせてしまったわね。 ふふ、どうしてもお兄様と一緒がよくて、つい。 星神ニメーヤ : おかげで、とても楽しかったわ。 定められた運命に抗い、進まんとする人と戦うのは、 思いもしなかった経験ばかりで……素敵な思い出をありがとう。 星神ニメーヤ : そういえば似たような話を、 昔、別の誰かにもしたような気がするわ……。 いったい、誰だったのかしらね。
- 「そういえば」以降はエルピス編でのクエストコンプリート状況に異なる模様。
【ハルオーネを折りたたみます】(クリックで展開します)
戦神ハルオーネ : 戦神である私に詣でるとは、 なかなか感心だな、(光の戦士)。 戦神ハルオーネ : ではその殊勝な心がけを褒め上げ、 ひとつ、私の立場からの忠告をくれてやろう。 戦神ハルオーネ : 私は、人の想いの強さを、信仰の強さをよく知っている。 そしてどんな信仰も私は否定しない。 だが…… 戦神ハルオーネ : いつの世も、神の名を借りて己の意思を通さんとする者はいる。 ゆめゆめ惑わされぬように。
【メネフィナを折りたたみます】(クリックで展開します)
月神メネフィナ : まぁ、(光の戦士)だわ! わたくしに会いにきてくれたの? 月神メネフィナ : わたくし、今こうして人と言葉を交わせることが、 心の底から嬉しいの。 月神メネフィナ : わたくしは慈愛を司る神であるけれど、それを抜きにしても…… あなたをはじめとした、この星で懸命に生きている人を、 愛していない神などいないわ。 月神メネフィナ : 人の信仰ではオシュオンが恋人とされていたりもするけれど、 わたくしがただひとりを愛しているだなんて、 寂しいことを言わないでね。 月神メネフィナ : 人の子も、十二神も、わたくしはみんなが大好きよ! あなたたちがお供にしてくれた、ダラガブのこともね!
- やがてグ・ラハ・ティア及びクルルと合流した冒険者は、碑文の十三番目「監視を司る、名を得ぬ者」の謎を解くべく、月の監視者の元を訪れる。すると月の監視者は、その推察が正しいことを認め、彼らのオリジナルはもと「ヴェーネス派」に属していた人物だったのだという。
月の監視者 : まず、貴殿らの推察のとおり、 十二神が碑文に記した、十三番目の「監視を司る者」とは、 この私のことを指している。 月の監視者 : そう、貴殿らが十二神と呼んでいる存在もまた、私と同じ…… ハイデリンによって創りだされた機構なのだ。 月の監視者 : 彼らの使命は、分割されることで、 不安定化するであろう星の均衡を保つこと……。 そのために、それぞれ異なる十二の権能を有している。 月の監視者 : そして私が、かつて実在したある学者を素としているように、 彼らにもまた、機構を形作るうえでのオリジナルがいる。 月の監視者 : そのいずれもが、終末を退けた後、 星を新たな命に託すべきと考える者たち…… いわゆる「ヴェーネス派」に属していた。 月の監視者 : 仔細な経緯は記憶していないが、 おそらくヴェーネスが、人柄、能力、経験などを考慮し、 重責を担うに足る者を選んだのだろう。
- そして、その十二神の在り方は人々の信仰による影響が大きいと述べる。
グ・ラハ・ティア : だから神々は、まるで人のような個性を持っているのか……。 月の監視者 : その点については、オリジナルの個性だけではなく、 人の信仰による影響も大きいはずだ。 月の監視者 : 祈りを捧げる際、人は神に対して、 願いを叶えうる存在であってほしいと、想いを抱く。 月の監視者 : つまり、長い長い時間の中で、 神は人によって信仰という名の理想を託されることで、 今の形に「成っていった」と言える。 クルル : 祈りや願いの効力は、 ほんの微かだったとしても実際に機能している、と……。 ラハくんの仮説は当たっていたようね。 月の監視者 : 十二神はそうして変わりながらも、ヴェーネスの志をもとに、 人への過度な介入は控えていたはずだ。 月の監視者 : それは、思うに…… 人の神として望まれる在り方と、背反することもあっただろう。
- そして、ハイデリンことヴェーネス亡き今、十二神にも思うところがあるのだろうと語る。
月の監視者 : ハイデリンが消え、貴殿らが終末を真の意味で退けた今、 十二神は、彼らなりの答えを出した。 月の監視者 : その真意は私が語るべきことではない。 しかし、人を害するものであろうはずがないことは、 同じくハイデリンに創りだされた者として、保証しよう。 月の監視者 : ああ、貴殿らと十二神の行く末に幸あるよう、 私もこちらから見守っている。 月の監視者 : よい旅を……。
- オムファロスに戻ると、神々の依り代がいなくなると同時に、十二神が姿を表していた。
知神サリャク : やあ、人の子らよ。 月の監視者に会い、我らの正体に辿りついたのだね? 知神サリャク : そう、我らはハイデリンに創られし、星の補助機構。 知神サリャク : エーテル豊かなエオルゼアの各地に神域を置き、 地脈の集まる、この星の中心にオムファロスを据えて…… 惑星アーテリスの均衡を保ってきたのだ。
- そして、デリックと名乗っていた人物も本当の姿を表す。
デリック : ……君が気づいていることは、わかっていたよ。 デリック : ほかの神々が、依り代に神使の動物や魔法生物の形を用いる中、 人の孤独に沿う使命を持った放浪神だけは…… 彼らの内に紛れるために、人の似姿を選んだ。 デリック : そして、俺たちの願いを叶える者を、 オムファロスへと誘う役目を担い…… 今ここで、その役割を終える。 旅神オシュオン : 俺が、旅神オシュオンだ。 スノーゲイム : どうしてそんな大事なことを黙って……!? 旅神オシュオン : 俺の正体も、戦う理由も…… 本当のことを知ったら、 人は俺たちと戦ってくれないんじゃないかと思っていたんだ。 旅神オシュオン : だけど杞憂だったな。 君たちは俺たちの言葉に耳を傾け、想いを感じ、 どうするべきかを考えながら、ここまで来てくれた。
- 驚きを隠せない一行だったが、しかしそのデリックことオシュオンを始めとした十二神の想いに応えるべく冒険者は最後の戦いへと挑む。
ベイビーオポオポ : ウキィー……。 クルル : そうよね、あなたも寂しいわよね……。 スノーゲイム : でも、やっぱり、 一緒にいてくれたからこそデリックさんの…… いえ、十二神の想いに応えたいですね。 クルル : そうね、十二神はずっと…… この星に生きる人々を見守ってくれていた。 クルル : 機構として星を補助する役割を遵守しながらも、 意思ある存在として、人の想いに寄り添って……。 クルル : 月の監視者も保証してくれたことだし、 私たちは最後まで、十二神の願いに沿いましょう。
【ネタバレ警告】(クリックで展開します)
- 「ミソロジー・オブ・エオルゼア」をコンプリートしていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
【再警告:ネタバレ警告!】(クリックで展開します)
- 戦いが終わると十二神エウロギアが姿を表していた。
クルル : あなたのおかげで、私たちも神域の最奥に辿り着けたわ。 あの姿は……十二神、なのね……? エウロギア : よくここまで至ってくれた、人の子らよ。 約束どおり真実を伝えよう。 エウロギア : 私たちの願いはただひとつ……。 この身を「祝福」として、星に還元すること。 エウロギア : 十二神という機構が創られてより、1万2000年……。 私たちには、その間に捧げられた人々の祈りが、 想いが動かす力が、蓄積されている。 エウロギア : これを戦いにより、ほどくことで星に還し、 新たな生命を紡ぐための糧と成す。 それが、華めく星へ私たちが贈れる最期の「祝福」。 スノーゲイム : じゃあ、消えてしまうってことですか……!?
エウロギア : たしかに機構の核となった古き魂の断片は、 星海に還り、命の巡りに合流するだろう。 エウロギア : だが、姿は見えずとも機構そのものが消えるわけではない。 今後も変わらず、星の均衡を保つ働きは果たされよう。 エウロギア : 変わることがあるとすれば、祈りが届く先だけだ。 以後はこの天球……意思なき「祝福機構」が我らに代わり、 人の想いを受け取り、星を育む糧として還元することになる。 グ・ラハ・ティア : でも、神々への信仰は人々の心の支えになってる。 なにも消えなくても……! エウロギア : 人はいつも嬉しいことを言ってくれる。 そう、これは私たちの勝手な願いだ。 エウロギア : この星と、この星に生きる人々は、終末を乗り越えてみせた。 本当に本当に、よく生き延びてくれたと…… 機構でしかないはずの私たちの内にさえ、喜びが満ち溢れた。 エウロギア : だから、この世界で生きている、 そしてここまで命を繋げてくれた、すべての「人」に…… この愛を返したいのだ。 エウロギア : 大丈夫。 神話は人が紡ぎ、語り継いでゆくもの。 エウロギア : 人々の間で「エオルゼア十二神」が語られ、 受容され続けていくかぎり…… その時々の想いを反映する形で、信仰は残っていくだろう。 スノーゲイム : そんなっ……そんな風に言われてしまったら……!! エウロギア : 君たちが輝ける未来へ羽ばたくために、 そして私たちも、その未来の一部となるために…… 別れの時だ。 エウロギア : さようなら人の子ら、愛しているよ。
- 十二神が消えるときのセリフ
時神アルジク : さあ、最期の祝福を。 工神ビエルゴ : 人の創意に、幸多からんことを。 壊神ラールガー : 人の子らならば、どんな困難をも破壊できよう。 日神アーゼマ : 誠実に生き、真を貫くのだぞ。 商神ナルザル : 人の営みが価値となる。 生を謳歌し、死を尊ぶがいい。 地神ノフィカ : 富み、潤い、豊かな実りとなりますように。 時神アルジク : 限りある時を、慈しみ生きよ。 戦神ハルオーネ : 高潔を持して、勝利のために進み続けたまえ。 月神メネフィナ : 自身を愛し、他者を愛し…… そして、世界を愛して生きてくれたら、嬉しいわ。 知神サリャク : 先人から学び、己を磨き、後世へと紡ぎ…… 淀みない知の流れを、願っている。 星神ニメーヤ : 運命を切り拓いた先に、 見たこともない、素敵な世界が待っていますように。 海神リムレーン : 何事も大海のように、どんと構えていれば大丈夫さ。 旅神オシュオン : 何にも囚われない風が、人に吹き続けるように……。
- デリックの語るオリジナル。
デリック : ビエルゴのオリジナルは、 建築物など、無生物的なものの創造魔法に長けていた。 デリック : その才が認められ、創造物管理局の幹部も務めていたんだが、 あそこのトップは、なんというか……天真爛漫な人でね。 生真面目な彼は、組織を支える支柱となっていたよ。 デリック : ラールガーのオリジナルは、 ヴェーネスが旅先で意気投合した力自慢らしい。 デリック : 天より飛来した隕石から星を守るため、 彼女と共にこれを撃ち砕くべく、旅に同行したんだとか。 壊神神話のルーツというわけだ。 デリック : アーゼマのオリジナルは、 人民管理局の司法部門に在籍していた上級職員だ。 そのあたりは、審理の女神に相応しい経験といえるだろう。 デリック : 彼女は、アゼムの座の熱烈な支持者だった。 ヴェーネスや当代のアゼムに弟子入りしようと追いかけていたと、 聞いたことがある。 デリック : ナルザルのオリジナルは、俺の友人でね。 普段は商人として快活に振る舞っているんだが、 物静かな鉱石マニアとしての側面も持っていた。 デリック : 人がそんな彼を、双子の神として受け入れ始めたときには、 かつての姿を思い出して、こそばゆい想いがしたものだ。 デリック : ノフィカのオリジナルは、偉大なる造園家。 星の方々から集めた植物を育てる庭園の主だった。 デリック : 優れた魔法の使い手でありながら、 あえて創造魔法を使わず、庭を美しい花々で彩ったという。 彼女の庭には多くの者が見学に赴き、癒やしを得たと聞く。 デリック : アルジクのオリジナルは、 動植物を観察する天測園の職員で、 寡黙だが心優しき、時魔法の名手だった。 デリック : ヴェーネス派の会合には、 妹の付き添いで来ていたらしいが…… いつのまにか議論の中心にいたのが印象的だったな。 デリック : ハルオーネのオリジナルは、武人として知られた人物だった。 星に害を成す存在と化した創造生物を、 狩る役目を担っていてね。 デリック : その腕前から、秩序の維持を司る断罪者の座、 パシュタロットの次期候補者にも、名を連ねていたそうだ。 デリック : メネフィナのオリジナルは、十二人の中でも最年少……。 アナイダアカデミアのラハブレア院に在籍する学生だった。 デリック : かの最高学府においても、神童と呼ばれる魔法の天才でね。 ゾディアークを、星から切り離し衛星に封印する術式は、 彼女が編み出したものだという。 デリック : サリャクのオリジナルは、アナイダアカデミアの学長だ。 得意分野に特化した研究院を構える面々を束ねる、 学識と人格の持ち主……。 デリック : そう聞けば、どれだけの傑物かは伝わるだろうか。 まさしく森羅万象に精通した生き字引といったところさ。 デリック : ニメーヤのオリジナルは、 アルジクとなった兄と同じ、天測園の職員だった人物だ。 デリック : おおらか、かつ好奇心旺盛で…… ほかの職員からの信頼も厚かったらしい。 死者に花を手向けるという弔いを、最初に行ったとされている。 デリック : リムレーンのオリジナルは、 メタバシス六洋院という、海洋研究所で働いていた人だ。 デリック : とても職務に熱心で…… ほかの者が不用意に観察中の海洋生物に触れようものなら、 刃物を投げつけられるという噂があったくらいだ。 デリック : そしてヴェーネスと旅先で出会ったのが、俺のオリジナル。 当時の記憶はあまり残っていないが、 焚き火を囲みながら、自由について語らった覚えがある。 デリック : オシュオンとしての想いはここに遺して、 これからは人(デリック)として旅をしてみるよ。 デリック : 最後に、月の監視者のオリジナルは…… 俺たちの中でも特に、ヴェーネスを大切に想っていたよ。 そうでなきゃ、あの孤独な役目は務まらない。 デリック : あの人の眼はいつだって、 ヴェーネスと同じ方向を見据え続けていたんだ。 デリック : 長々と語ってしまったが、 君たちの記憶の片隅に、彼らのことが残ると嬉しい。
世界設定など
「華めく神域タレイア」1ボスサリャクのバトルステージまわりについて
- 「華めく神域タレイア」1ボスサリャクのバトルステージまわりについて。バトルコンセプトは知識の神でアイデアコンセプトを出してもらったものの一つ。
- ※最初はへんてつのないフィールドだが、「テトラクテュス」系の技を出す時に宇宙空間っぽい場所へと変化するが、そのこと。テトラクテュス(四元数)は4つの行に配置された10のポイントで構成される三角形の図形。神秘的なシンボルとして、ピタゴラス教団のシンボルマークとなっている。
- 電脳空間っぽいのは、フィールドの雰囲気で知識の神を感じられるようにしたい。それじゃ三角形だけじゃ足りないかも、文字を出したらそうなるかもという流れで、世界設定の織田さんに考えてもらった。
- 背景の文字にはちゃんと意味があり、「世界が変わる」ということを出したいので呪文みたいなのが6つほど欲しいと言われた。せっかくギミックにピタゴラス由来というものを取り入れてくれたので、古代ギリシア時代にピタゴラスが創設したと謳っている「ピタゴラス教団」というのがあり、彼らの思想に基づくワードを英語ローカライズのケイトさんと相談しながら作り、それをエオルゼア文字にして並べた。
Light in darkness 光の中に闇がある Heat in the cold Fluid yet solid Tempestuous calm Prosper in strife In death, live on
- ピタゴラス教団が相反するものの調和を唱えていたことから決めたという。
「華めく神域タレイア」のバックグラウンド制作について
- また「華めく神域タレイア」のステージに魚をさばくトンベリがいる。
- いつもはアートセクションにどういうイメージかを伝えてそれから作っていくが、ここに関してはBGの担当者がポエムを作った上でみんなにプレゼンして作ってもらっている。
水天 天の「水瓶」から降り注ぐ水は「盃」を満たし、 そこから溢れた水は「神の恵み」として街を潤す。 天の「水路」は川のように蛇行し、 「盃」から「盃」へと水を運ぶ。 光の戦士達は「盃」の終端に降り立ち、 そこから上流に向かって歩み始める。 「盃」から溢れた水が、 街を潤す様子を眺めながら、 天の「水路」を進む。
- このようなステージを作りたいという熱い想いがあった。なのでアートセクションに頼んだアートは、水天に関しては一枚もないという。
- 吉田の雑談:マップを作る人とアートを描く人がすべて別々というのは、(所属した会社では)スクエニが始めてだった。アートを描く人、それをモデルに起こす人が別部隊になってる。小さい会社だと一緒にやってる。
- どうせならということで色々遊びが用意してあり、その中に魚をさばくトンベリがいるという話。
- いつもはアートセクションにどういうイメージかを伝えてそれから作っていくが、ここに関してはBGの担当者がポエムを作った上でみんなにプレゼンして作ってもらっている。