石川夏子(いしかわ なつこ)
2021年2月19日、「漆黒のヴィランズ」に引き続き、「暁月のフィナーレ」でもメインシナリオを担当することが明らかとなった。
https://twitter.com/kinacchin/status/1362436171205210113
(6.1からの新シリーズでは、後輩たちに好きなことを思う存分やってもらいたい!ので、星と命の物語をENDまで語り終え、皆様を新しい物語へ送り出すのが私の役目です。あと少しだけ、ご一緒させていただけますと幸いです)
- スクウェア・エニックスのゲームクリエイター
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概要
- 初登場は、2016年5月22日の第30回FFXIVプロデューサーレターLIVEのスペシャルトークセッション。このときは「シナリオ班所属」と自己紹介している。
- 第30回FFXIVプロデューサーレターLIVE ※公式Youtube動画
- 第30回FFXIVプロデューサーレターLIVE ※公式Youtube動画
- 第30回FFXIVプロデューサーレターLIVE ※まとめ記事
- ただし、「メインシナリオライター」と呼ばれたのは、PLLの質問募集のときが初めてだと語っている。
- パッチ3.1以降のメインクエストは、織田万里氏と、石川氏の2人で分担して担当している。
- メインクエストについては、プロット段階から吉田氏、前廣氏も入りながら作り上げている。
- その後A班、B班という形で織田氏と石川で分担する形で回している。
- パッチ3.3は織田班の担当、パッチ3.4は石川班の担当。
- その後は、「メインシナリオ担当」として吉田Pと一緒にインタビューを受けるなど、各所で度々登場している。
- 2022年の第8回14時間生放送では「シニアストーリーデザイナー」と紹介あり。
代表的な担当シナリオ
- ※誰がどのシナリオを担当したのかについては、PLLやインタビューなどで公表されているもの以外は判明していません。
- ※以下は担当シナリオの一部だと考えてください。
「新生エオルゼア」・「蒼天のイシュガルド」
- ※2018年6月の第30回PLL時
- ※2019年9月PAXWestでの開発パネルでのパワポ
- ※話の内容の細かいニュアンスなどについても知りたい方は、公式録画と文字起こしを参照してください。
- 勘違いされることがあるが、「忍者」ジョブクエストは別の担当者。下記インタビュー記事によれば、クリスタルタワー、暗黒騎士、双剣士が石川氏。ヒルディと忍者は石川氏とは別の担当者である(このインタビューは2015年12月=パッチ3.15時点のものだが、恐らくパッチ5.0実装のLv80クエストも同じ担当ではないかと思われる)。
ジョブクエストを書いているのは前廣(メインシナリオライター:前廣和豊氏)を含めて4,5人です。クリスタルタワーシリーズと,暗黒騎士クエスト,双剣士クエストを書いてる担当は同じですね。あとは,ヒルディ(事件屋クエスト)と忍者のクエストを書いてる担当が同じだったりします。総じて暗黒騎士クエストを書いている担当者のクエストは人気がありますね(笑)。
https://news.ff14wiki.info/archives/2483
「紅蓮のリベレーター」
- 4.0メインシナリオ(東方編)
- 4.X「次元の狭間オメガ」シリーズ
- アジム・ステップ編について
- アジムステップの合戦が終了したあとヤンサに向かう直前に、シリナに別れを告げる場面が特に思い入れが強いと話している。→「シリナ」の項を参照
自分の書いた範囲でとくに思い入れが強い部分を挙げるとすると、アジムステップの合戦が終了したあとヤンサに向かう直前に、シリナに別れを告げる場面です。そのシーンのカメラワークについて私はとくに何も指定していなかったのですが、そのイベント実装を担当していた人が“引きの画で、青空のなか手を降って去るシーン”を作ってくれて。それを見たときに、「ああ、わかってくれてる!」という気持ちがあふれました(笑)。このクエストは私が万感の思いを込めて作ったシナリオなので、思い入れも強いですね。
- ヒエンの初登場シーンでは、「ここでは絶対に“カイエンのテーマ”のアレンジを流す。絶対にだ!」とプロットに書いて指定したという。またそのシーンまではドマ関連のイベントでも“カイエンのテーマ”を流さないでくれとお願いしたという。
- アジムステップの合戦が終了したあとヤンサに向かう直前に、シリナに別れを告げる場面が特に思い入れが強いと話している。→「シリナ」の項を参照
「漆黒のヴィランズ」
- 織田万里氏が、「漆黒のヴィランズ」に登場する水晶公、ヴァウスリー、アシエン・エメトセルクについて、「この3キャラクターはほぼ石川さんが組み立てた存在なので、自分が彼らの敵などを書く場合にはブレが生じないように極めて注意しながら書いてます」と、gamescom2019Q&Aセッションにおいて発言している。
- ※石川氏自身による、「漆黒のヴィランズ」メインシナリオ担当の経緯から制作上のこだわりや苦労した点については、「PAXWest2019開発パネル」を参照のこと
- ハーデス討滅戦前の光柱から光の戦士が現れる演出について
――ハーデス討滅戦開始時に、光の柱から光の戦士たちが現れる演出がありますが、これはモンスター班が考えたものなのでしょうか?
中川(バトル班中川誠貴氏):あれは、石川(石川夏子氏。メインシナリオライター)が考えた部分です。自分もあそこは素直にすごいなと思いました。ゲームのシステム的な仕様とシナリオでやりたいことをうまくマッチさせた、とてもいい演出でしたね。その部分の話を石川に聞いたのですが、あそこはふと思いついてやったことではなくて、パッチ5.0のシナリオプロットができた時点で決まっていたことらしいです。
https://dengekionline.com/articles/20534/
- 5.0以降は、基本的に他のスタッフが書いたシナリオの監修を担当しているという。The Creation of FINAL FANTASY XIV: Shadowbringers – Episode One: Telling a Tale (Closed Captions) - YouTube
- 1パッチだけ(おそらく5.3)メインクエストを担当しており、そこでは海の底から塔の上まで「大事な気持ち」を探しに行くストーリーになっているという。
どんな言葉を残して第一世界と別れていくのか、そのあたりはしっかり石川(メインシナリオライターの石川夏子氏)が書いてくれたので、じっくりと楽しんでくれると嬉しいです。
セイブ・ザ・クイーンでは“ソロ零式”とも言うべき敵将との一騎討ちも!?“漆黒のヴィランズ”完結を迎える「FFXIV」パッチ5.3インタビュー|ゲーム情報サイト Gamer
仕事やプライベートなど
- 第30回PLLのテスト放送で次のように語っている。
- 影響を受けた作品
- ゲームを除けば、児童書や絵本の影響が大きい。童話の「幸福の王子」。手元においていろんな時に読み返している。けっこう今は絵本専門の本屋や書店内のコーナーがあるので、ぶらぶら探してる。
- FF14以外でストーリーが好きなゲーム
- いっぱいあるが最近のを挙げるとDQビルダーズがいいなぁと思ってます。FF14の前、別の会社でRPGを作ってて、これまでに5・6本ご一緒している新納一哉ディレクターの作品。新納さんっぽいなぁと思ってました。
- 祖堅氏
- 祖堅)パッチ3.2からサウンドの発注が、前廣氏ではなく石川氏から来るようになった。言いたい放題で、あれが欲しいこれも欲しいとけっこう注文が多い。石川)夜中にサウンド行くと、筋トレをやっていてそのタイミングで行くと一緒に筋トレやらされてしまう。
- シナリオライターを目指したきっかけ
- 「聖剣伝説3」で、主人公リースが髪を解くシーンの遠景がものすごくて、この世界で自分のキャラが動けるのがすごいなぁと思った。それ以来、学校の文集とかには「スクウェアのライター」と書いてきた。小さい頃の夢がかなった。
- 上司は?
- 前廣さんです。
- 前廣さんはどんな人ですか?
- 普段はほんとにイイアニキだが、仕事モードに入るとけっこうおっかない。仕事とは別だが、前廣氏はものすごい偏食で2日ほど何も食べてないと思ったら、急にあるものだけをすごい量食べ始める。それを吉田氏に話すと、祖堅もそうだぜと言われた。
- 吉田さんは?
- たぶん思ってるよりはPLLなどの印象と離れていない。会議中にカップヌードルのカレー味を食べるが、匂いが激しい。隣に黒烏龍がそえてあって、一応気にしてるんだと思ってる。
- きのこ派orたけのこ派
- チョコのついてないクッキーが好きなので、たけのこかな。キノコからチョコがはぜれればキノコでもOK。
- メインジョブは?
- 詩人です。詩人クエストは何もシナリオ書いていないが、自分で書いてない分遊べます。
関連項目
- 【織田万里】