シタデル・ボズヤ蒸発事変

シタデル・ボズヤ蒸発事変(-じょうはつじへん / the Bozja Incident)

  1. 15年前、ガレマール帝国の都市「シタデル・ボズヤ」において発生した事故
  2. パッチ5.25実装の「セイブ・ザ・クイーン」でのクエスト名称




  • 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
  • ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。




Table of Contents

概要

  • 第六星暦での話。
  • 古代アラグ帝国の技術研究により、月の衛星「ダラガブ」に関する古文書を発見する。それにより、衛星「ダラガブ」が古代アラグ帝国が作った人工の装置であることが判明し、ガレマール帝国皇帝は、この力を蛮族を滅ぼす切り札に利用しようと目論み伝説の古代魔法「メテオ」にちなんだ「メテオ計劃」を発動する。
    シタデル・ボズヤ蒸発事変
  • 技術者ミド・ガーロンド(シドの父)をして、新型兵器の開発計画である「メテオ計劃」の総責任者たらしめ研究を進めさせたが、15年前に「シタデル・ボズヤ」において蒸発事変が起こり、計劃は永久凍結され一時頓挫した。
    「シタデル・ボズヤ蒸発事変」……都市ひとつが、跡形もなく消えた。
    アラグの古文書も交信雷波塔も、実験施設ごと文字どおり「消滅」した。
    ……死体のひとつも残っちゃいなかった。
    
    「メテオ計劃」なんてフザけた名前をつけて国中の頭脳をかき集め、
    それこそ国の総力をあげて研究したもんだ。
    ……だが結局……10年前に、このメテオ計劃は完全に凍結されたのさ。
    • ※旧FF14で描かれる第六星暦時代の話であり、新生エオルゼア時点から見ると「10年前」は15年前のこととなる。
    • 当時は「the tragedy at Bozja Citadel」と書かれていた。

後日譚

新生FF14に登場したシタデル・ボズヤ

紅蓮秘話

  • シタデル・ボズヤは、設定上登場した地名であり、その様子が直接描写されることはなかった。
  • その後、この「シタデル・ボズヤ」がシナリオに現れることもなかったが、2018年8月に更新された「紅蓮秘話」第8話に再び登場することとなった。
    シドが見たのは、白煙の中から現れる武装兵たちの姿であった。
    それも帝国軍の兵ではない。統一性のない装備に、
    毛むくじゃらの獣のような顔――それは、明らかに属州民であった。
    ここ最近、ミドは皇帝陛下直々の命令で機密性の高い実験を行うべく、
    辺境の属州都市「シタデル・ボズヤ」と帝都を頻繁に行き来していた。
    そして、あの反逆者たちの風体は、伝え聞いたボズヤ人の特徴と合致する。
    つまり、反逆者たちは責任者のミドを捕らえることで、
    その実験を中止させようとしているのだ。
  • これにより「シタデル・ボズヤ」は、ガレマール帝国の支配下にある属州都市であること、およびその属州民は「毛むくじゃらの獣のような顔」であることが判明した。

次元の狭間オメガ

  • その後、2018年9月18日にリリースされたパッチ4.4で実装された「次元の狭間オメガ:アルファ編」にてこのシタデル・ボズヤの名前が登場する。
    ジェシー : 前回のオメガ調査のあと、
    会長は、本国……ガレマール帝国から、
    秘密裏に、ある研究データを取り寄せたみたいなの。
    ジェシー : そのデータっていうのが、ミドさん……
    つまり、帝国の元筆頭機工師であり、
    シド会長の実父にあたる人が、遺したものだったのよ。
    ジェシー : ……ねえ、あなたは、
    「シタデル・ボズヤ蒸発事件」って知ってる?
    ジェシー : 帝国属州のひとつだった、城塞都市シタデル・ボズヤ。
    ミドさんはそこに、月の衛星ダラガブと交信するための、
    「交信雷波塔」という施設を建てたの。
    ジェシー : 目的はもちろん、ダラガブを操るため。
    ミドさんは、当時の皇帝ソルの命令で、
    蛮神を討滅するための強い力を模索していたから……。
    ジェシー : ……だけど、計画は失敗。
    ダラガブから想定以上の力が降り注ぎ、
    雷波塔どころか、街そのものが蒸発した……。
    ジェシー : 凄惨な事件だけに、事後処理は難儀だったそうよ。
    そして、それも含めた国政についての意見の食い違いから、
    次期筆頭機工師とされてた会長は……亡命したの。
    ジェシー : 以来、進んで触ろうとはしなかった、
    ミドさんの……それも交信雷波塔に関するデータを、
    会長は何かに利用しようとしてる。
    ジェシー : ……私は、それがオメガの調査に関することだと睨んでるわ。
    というか、時期的に間違いない。
  • これはガーロンド・アイアンワークスジェシーによる話で、「次期筆頭機工師とされてた会長」というのはもちろんシド・ガーロンドのことである。
    シド : とはいえ、生半可な雷では切り札にならない。
    相当なエネルギーをぶつける必要がある……。
    ネロ : で、そンなもンを造ったわけか。
    もとになっているのは、ミドの設計図……
    それも、交信雷波塔がらみだな?
    シド : …………親父は、あの塔とダラガブをつなぐにあたって、
    大規模なエネルギーの集積と変換の方法を確立していた。
    シド : 結局、それは失敗……
    塔どころか、シタデル・ボズヤの街ごと蒸発させてしまったが。
    今回の目的になら、技術を転用できると考えたんだ。
    シド : 俺なりの改良も加えたし、理論上は問題ない。
    装置の出来も、さすがジェシーというところだ。

セイブ・ザ・クイーン

  • パッチ5.25で実装された武器強化クエスト「セイブ・ザ・クイーン」において、クエスト「シタデル・ボズヤ蒸発事変」があり、シドの記憶によりこのシタデル・ボズヤ蒸発事変そのものを体験することになる。
    バイシャーエン : 20年程前でしょうか、帝国がその版図を広げようとしていた時、
    蛮族を……いわゆる蛮神を喚び降ろす獣人たちを滅ぼすために、
    ある計劃を立案し、進めておりました。
    バイシャーエン : 古代魔法メテオにちなんで命名された「メテオ計劃」……
    その名のとおり、天より星を招き大地を砕かんとする、
    新たな魔導兵器の開発計劃です……。
    バイシャーエン : 筆頭機工師であったミド・ナン・ガーロンドを総責任者に据え、
    帝国内の全研究機関を総動員し、
    研究開発が進められたと聞きます。
    バイシャーエン : 目指すのは古代アラグ帝国の技術の応用……
    月の衛星「ダラカブ」が人工装置であることを突き止めた彼らは、
    それを魔導兵器の開発に応用しようと考えました。
    バイシャーエン : 衛星「ダラガブ」をコントロールするため、
    帝国はシタデル・ボズヤに巨大な交信雷波塔を築きました。
    そして、その起動実験であの惨事が……虐殺が起きたのです……。
    バイシャーエン : その晩、突如、シタデル・ボズヤは大爆発を起こします。
    それは火薬や魔法によるものではなく、
    超高熱の熱線が降り注いだようでした……。
    バイシャーエン : 一瞬でシタデル・ボズヤは炎上し「蒸発」しました……。
    数万の住民と駐留していた帝国兵と共に……
    私の妻子も街と共にその命を失ったのです……。
    バイシャーエン : 原因の詳細は不明です。
    ですが、起動実験があの惨事を招いたことは間違いない……。
    ……この事件により「メテオ計劃」は中止、凍結となりました。
    バイシャーエン : これが15年前、シタデル・ボズヤに起きた蒸発事変の全容です。
    残念ながら、その後、ネール・ヴァン・ダーナスにより、
    計劃が再始動され、第七霊災が引き起こされることになります。

関連項目

地名・国名/シタデル・ボズヤ

ガレマール帝国】【メテオ計劃

シド

ロスガル族】