エオルゼアの歴史

エオルゼアの歴史

Table of Contents

世界設定

第三星暦 第五星暦 第六星暦

第七霊災 第七星暦

「神々の時代」と「人の時代」

「第一霊災」により神々の時代が終焉し、 最初の人の時代である「第一星暦」が始まって以来、 六度の霊災が起こってきた。 その霊災が、各々六属性を象徴していたことから、 すべての属性の災いを経た今、「星暦」が永遠に続くと思われていた。 だが、『神歴記』の第七節に記された「メザヤの預言」は語る。 「六の陽」、「第六星暦」は終わりを告げ、 「七の月」、「第七霊災」が迫るだろうと......

時代神暦備考
神々の時代-神々の時代
第一霊災一の月風の厄災
人の時代第一星暦一の陽最初の人の時代
石器文明
第二霊災二の月雷の厄災
第二星暦二の陽宗教国家の成立
第三霊災三の月火の厄災
第三星暦三の陽古代アラグ帝国(衛星ダラガブの打ち上げ)
第四霊災四の月土の厄災(大地震)
第四星暦四の陽文明否定の代償「忘れられた時代」
第五霊災五の月氷の厄災(大氷雪時代)
第五星暦五の陽魔法文明の開花 黒魔法/白魔法、古代都市マハニーム,アムダプール
第六霊災六の月水の厄災(大洪水)
第六星暦六の陽旧FF14の時代 詳細は第六星暦の項を参照のこと
第七霊災七の月星?(ダラガブ) メテオ計劃/第七の浄化
第七星暦七の陽新生エオルゼア以降で描かれる時代
  • なお、この「エオルゼアの歴史」として書かれている内容は、あくまで原初世界の主にエオルゼア地域に暮らしてきた人間たちの知識がまとめられたものに過ぎず、ハイデリン世界(いわゆる原初世界)のすべての事象・歴史を反映したものにすらなっていないことに注意が必要。
  • 主人公である光の戦士たちは、その後にオサード小大陸や東方世界へと進出するに及んで新たな知見を獲得するが、それについては、エオルゼアの歴史家たちがまとめたというこの「エオルゼアの歴史」にはほとんど反映されていない。鏡像世界についてはいうまでもない。

エオルゼア年表

  • 様々な公開情報を基に時間軸を整理すると次のようになる。

詳細年表

  • 第六星暦以降については、すべて公式発表によるもの。ただし「500年前」などと正確な年が明らかにされていないものについては後述する現代の年数からその年数を引いたものに「頃」をつけて並べている。たとえば500年前であれば、年数には「1072年頃」とした上で、出来事欄には「(500年前)」と記載している。
時代
区分
年数出来事
年代不明約1万2千年前原初世界と13の鏡像世界が分かたれた。
先住民エレゼンエオルゼアで支配的地位を占めており、高度ななめし技術は長らくエレゼンの秘伝として伝わる。
青銅器時代には、鍛冶師(Blacksmith)の源流が認められる。
また有史以前にすでに調理師(Culinarian)が専門職として確立していたという。
古式錬金術が近東より伝わる。
※1農耕民族のララフェルが南洋の島々から交易を通じてエオルゼアに進出、本草学を持ち込む。
※1北洋を生活拠点としている海洋民族ルガディンエオルゼアに進出。
第一霊災
風の厄災
【人の時代の始まり】
・第一霊災により神の時代は終わり、人の歴史が始まった
・第一霊災の属性については長らく定説がなかったが、第六霊災が水の厄災で到来したことで第一霊災の属性が風であったことが確定的となった
第一星暦【石器文明の時代】
・各種族は石器を用いて火の扱いを覚えた
・原始的な農耕が始まり、人々は集落を形成し、村や街と呼べるレベルへと発展した。
・この間、陶器の製造、野生生物の家畜化、青銅の利用などの発明が相次いだ
・第一星暦の末期には、「国」と呼べる規模の共同体が出現した
・石器や青銅器を手にした種族は、欲望のおもむくまま自然を圧倒し、この時代に多くの生物が絶滅したと考えられている。
伝承に登場する二頭牛や有翼クァール、樹高100ヤルムの巨木などの存在は、この時代に駆逐された絶滅種だとする博物学者もいる
第二霊災
雷の厄災
・年単位で雷雨が続き、集落と農地が破壊されあっけないほどに国々が滅んだという
・洞窟に逃げ込んだ人々を疫病が襲い人口は大幅に減少、発展しかけた文明は後退した
・人々は救いを求めて祈り、神々の意図を探ろうとする中から初歩的な魔法が芽生えていった
第二星暦【宗教国家の成立】
・長く続いた天候不順を原始魔法の力により乗り切ったが、それにより魔法を操る神官やまじない師たちが民衆を束ね権力を握った。こうした指導者の教えはやがて宗教と形を形成する
・各地で宗教国家が成立し、強力な指導者のもとで労働力を集約することで文明は大いに発展していった
巨大な墳墓や神殿が建設され、それらを造り出し、また守るために武器が発明され、祭器を彩るために金銀を利用する技術が編み出された。このため、この時代の遺物の中には優れた美術敵価値を有するものが多い
第三霊災
火の厄災
・異なる宗教同士の対立が戦乱の火種となり、浄化や聖戦という言葉がもてはやされ、いたずらに人命を損なう無益な戦いが続いた結果、人々は長く続く戦争により疲弊していった
・さらにかつてない規模の日照りが続いた結果国力は回復の見込がないほど削がれ餓死者が多数出たという
第三星暦以下は世界設定本1巻の記述によります。詳細は第三星暦の項を参照のこと
約6千年前【古代アラグ文明の勃興と栄華】
・古代(第三星暦)にアラグ帝国が存在していたといい、このころにはすでに十二神信仰が成立していたとされる。アラグ文明は今から5千年以上昔の文明で、その後第四霊災を迎えるまで千年にわたり栄えた

・第三霊災で荒廃した世界において、ザンデというひとりの天才が現れると、類まれな指導力で民衆をまとめあげ、野心のまま己の帝国を築き上げることに成功する。そして次々と周辺諸国を併呑すると、自ら皇帝を名乗り、「アラグ帝国」樹立を宣言した
・建国の父、始皇帝ザンデの死後も、その血統により皇位が継承され、東州オサード小大陸や南方メラシディア大陸までの広大な範囲を版図とした
・帝都が置かれた銀泪湖の湖畔に、太陽の力を集積する「シルクスの塔(別名クリスタルタワー)が建設され、そこから生み出された莫大なエネルギーが人々の暮らしをさらに豊かなものへと変えていった。こうしてアラグ帝国は、300年にも渡る黄金期を迎え、人々は長く続く平和のなか、戦争を過去のものと考えるようになった
後期アラグ帝国は長く隆盛を誇ったが、長すぎた平和と快楽、安穏とした生活に溺れた人々はやがて退廃していった。魔科学の発展は頭打ちし、出生率も低下、自殺率が増加するなど社会は荒廃していった
【アモンの野望】
・支配力が低下したことで、末期には帝国の各地で反乱が起こり、なかには革命の英雄とされた「ティターン」もいたとされる
・→「クリスタルタワー
・この巨大帝国の滅亡を救ったのはひとりの天才魔科学者アモンであった。強力な指導者が不可欠と考え、クローン技術による始皇帝ザンデの復活計画に取り組んだ。アモンは魔科学が編み出していたキメラ合成技術を応用しつつ新たなクローン技術を開発、政敵や反乱に与した罪人を実験体として利用して技術を蓄積した後、皇族や忠臣、果ては自らの肉体も実験材料として不死化技術を完成させた
末期【ザンデの復活】
そしてザンデ霊廟から始皇帝の遺骸を掘り起こすと、クリスタルタワーの莫大なエネルギーを投じて見事ザンデを復活させることに成功した。こうしてザンデは超人的な肉体を与えられ復活する
アモンより帝国の現状を伝え聞いたザンデは、わずか数日のうちに死後1000年以上を経て発展を遂げていた技術や、帝国版図の現状を把握した。近衛師団を率いて時の皇帝を暗殺すると、自ら再び帝位に就くことを宣言した
・帝国軍の綱紀粛正を図って組織を再編すると、数ヶ月も経たぬ間に南方大陸メラシディア遠征への遠征に乗り出した。数百年ぶりの遠征決定により民衆は活気づき、軍への入隊志願者は増加、生産施設は稼働率を高め、魔科学尉の発見も相次いだ
【メラシディアへの侵攻】
メラシディア大陸への侵攻は破竹の勢いで行われたが、メラシディアの先住民族も激しい抵抗を行った。特に大陸のドラゴン族アラグ帝国のキメラ生物すら易易と打ち殺し、大いにアラグ軍を苦しめる。これに対して帝国は新型キメラ生物や機械兵器を大量投入することで対抗し、遂には七大天竜の一翼であるバハムートを討ち取ることに成功した
劣勢に立たされたメラシディア大陸諸民族が頼ったのは、蛮神の力であった。何者かから「神降ろし」の手法を知ると、ほぼ同時期にメラシディアの各地で次々と蛮神が召喚された。特に三闘神と呼ばれた魔神セフィロト、女神ソフィア、鬼神ズルワーンの三柱の神々は、アラグ帝国の軍勢を一時的に海岸線付近まで押し返すほどの働きを見せたという
・これに対してザンデは魔道士に対抗策を開発させ、こうして編み出された召喚士を中心とする特殊部隊の活躍により三闘神も討伐されてしまった
・しかし七大天竜の闇竜ティアマットは、既に死んでいた光竜バハムートの復活を願い、神として召喚したことで形成は逆転、アラグ軍を完膚なきまでに叩きのめしてしまう
【闇との契約】
・南方大陸での戦況をむしろ愉しんでみていたザンデは、さらなる力の獲得を渇望し、拘束技術の獲得と、闇の力の獲得を試みる。
・まず魔科学技術により蛮神を捕らえて利用する拘束技術により、ドラゴン族などの強力な生物を捕らえ、意のままに操る技術開発に成功し、これを応用することで三闘神の捕獲に成功する。
・さらに、異界ヴォイドの魔王である「暗闇の雲」と血の契約を交わすことで、死者を依代として原初世界に召喚される妖異の特性を利用し、戦場に残された夥しい数の戦死者の遺骸を敵味方問わずに利用し、忠実な軍勢へと変えていった。両軍に死者が増えるたびに戦力が増す妖異の軍勢の前に、さしもの龍神バハムートも疲弊していった。また大量にクリスタルを消費した結果、資源が枯渇していった
・やがて力を削がれた龍神バハムートは、耐蛮神兵器オメガにより捕獲され、拘束具により縛られることとなった

アラグ帝国歴1098年「オメガ作戦
・→究極兵器開発計画
第四霊災
土の厄災
【第四霊災へ】
・かくしてザンデは南方大陸を手にしたが、野望の達成により虚無に支配された彼は急速に闇にのめり込んでいき、やがて「世界のすべてを無に帰す」という思想に取り憑かれてしまう。かつてない規模の「ヴォイドゲート」を開き、「暗闇の雲」をハイデリンに招くことで世界を原初の無に帰そうとする
・そのためにザンデは、南方で捕獲した龍神バハムートを天に打ち上げ、そのフレアを操ることで太陽の力を集積させ、これまで以上のエネルギーを生み出そうとする
・衛星バハムートが起動して莫大な力が地上に降り注ぐと、クリスタルタワーを支える地殻は崩壊。大地震によりアラグ帝国は滅亡した
・→「鬼師衆」、「アメノミハシラ」
第四星暦【文明否定の代償】
・「忘れられた時代」
・人々は文明崩壊を引き起こした魔科学を禁忌として放棄する道を選んだ。これによりアラグ文明は忘れ去られた
・第四星暦末期にはエオルゼア文字の原型となる古文字が編み出された
第五霊災
氷の厄災
大氷雪時代
異常なほどの大寒波が続き、地上のあらゆるものや果ては海の一部までが凍結した。
アラグ帝国の時代に被支配層としてイルサバード大陸の南部地域に強制移住させられていた狩猟民族が氷結した海を渡りエオルゼアに定着。後裔がミコッテと呼ばれる。主に狩猟用途の短弓術に優れる。
第五星暦【魔法文明の開花】
・「第五星暦」の始まりは今から3000年ほど前。寒波の名残で今と比べ物にならないくらい世界は冷えきっていたという
・信仰が復活し、人々はエオルゼア十二神を祀る大聖堂を建て祈りを捧げた
・魔法の利用により生活基盤が安定し各地に都市が勃興、やがて独立した都市国家の体をなしていった
魔法の発展した星暦で「黒魔法」と「白魔法」にわかれた。シャトトはこの時代の伝説的な女魔道士とされる
末期魔大戦によりエオルゼア荒廃
マハにて大洪水の霊災が予見され魔航船「アーク」の建造を試みるも失敗(魔航船ヴォイドアーク)
第六霊災
水の厄災
1600年前【大洪水の時代】
・各地で起こった魔大戦により、属性バランスが著しく乱れ大津波が襲った
アルデナード大陸周辺のすべての都市がグランドカンパニーを設立し、エオルゼアに起きた一大異変を救うため、旧怨を捨てて同盟を締結したとされる。大洪水記述は五紀暦「神暦」の章
霊災を乗り越えられずニーム、マハ、アムダプール滅亡
第六星暦以下は第六星暦の概略年表。詳細は第六星暦の項を参照のこと
初期霊災と迫害から逃れてきたマハの魔道士によりザナラーンベラフディア朝成立
霊災の際、彗星の光に導かれた人々が、高地ギラバニアの山に逃げ延び、その地に定着しアラミゴ建国へ
233年シャーレアン占星術師リューフォンにより五紀暦が記される
570年頃(約千年前)ヒューランが近隣の大陸や島々から3度にわたる大移動を行い、エレゼンと一時対立するが、エオルゼア文明を飛躍的に高める原動力となる。
570年頃(約千年前)南の平地に暮らしていたイシュガルド民の祖先が、戦神ハルオーネの天啓を受けた「トールダン」と息子「ハルドラス」に率いられて約束の地であるクルザス中央高地を目指し北上
670年頃エレゼンフォレスター族森で暮らし始める(九百年以上もの間、奥深い森で暮らしてきたエレゼン族の代表的部族)
870年頃(700年前)バイルブランド島に建国船「ガラディオン」が漂着(リムサ・ロミンサの建国)
970年頃(約600前)ベラフディアが分裂しササガン・ウルシシガンによる第一期ウル朝ウルダハとシラ朝シラディハが成立
1022年頃(550年前)イクサル族ティノルカを支配。この後、生活圏を拡大したイクサル族は森の精霊の怒りを買い、結果的に大渓谷「ゼルファトル」へと集団移住する
イクサル族の去った黒衣森ゲルモラ住人がグリダニアを建国
1170年頃(約400年前)第一期ウル朝ウルダハとの対立によりシラディハ滅亡
1270年頃(300年前)このころウルダハヒューラン族によるソーン朝が支配
1422年頃(150年前)イクサル族が他の民族に先駆けて「気球」を開発
1506年ロダード・アイアンハートにより、エオルゼア全図(マップ)が作成される。(70余年前との記述あり)
半西紀前、北州の一地方を領する辺境国家ガレマールが、軍事力と技術革新を得て三大州への侵攻を開始する。
1557年20年前の夏、北東の大国ガレマールエオルゼアに侵攻し、6大都市の1つアラミゴが陥とされる。これにより、エオルゼア北部地域は徹底的に破壊される。
1562年モードゥナで史上初の空中会戦"銀泪湖上空戦"が行われる。天空を飛来する戦艦など、ガレマールの脅威をみたエオルゼア都市国家は密かにエオルゼア都市軍事同盟を結成。※過去1561年との記述もあった。
1562年頃およそ15年前、蛮神(蛮族が喚び降ろした守護者)がエオルゼアに現れ、蛮族はこの力を利用して都市国家の民を脅かす。
凪の時代
都市国家の正規軍整備が進み、”凪の時代(Age of Calm)”と呼ばれる平和な時代が到来する。
冒険の西紀
正規軍整備に伴い、傭兵や退役者が街にあぶれ治安が悪化。それを受けてさる傭兵隊長が互助組織を結成し、さまざまなトラブルを引き受けて解決する稼業”冒険者”として雇用した。
↓旧FF14で描かれた世界
第六星暦第七の浄化
エオルゼアに迫った異変に際し、各国はグランドカンパニーを設立 →神歴記(メザヤ記)
1572年カルテノー平原の戦い」 帝国暦51年、ガレマール帝国皇帝ガルヴァスは第七霊災を利用し、ダーナス軍団長率いる第VII軍団を送り込み、侵略戦争を再開 ※過去1571年との記述もあった。
第七霊災-モードゥナにダラガブが落着。内部から古の蛮神バハムートが現れ大災害をもたらす
↓「新生エオルゼア」及び「蒼天のイシュガルド」で描かれる世界
第七霊災1577年マーチオブアルコンズ作戦が実行され、アルテマウェポンの破壊とガレマール帝国第XIV軍団長ガイウス・ヴァン・バエサル討伐に成功する
第七星暦元年リムサ・ロミンサウルダハグリダニア三国のグランドカンパニー代表により「第七星暦元年」が宣言される
  • 年前の表記は、新生開始時点からのものに変更済
  • ※1:年代不明。

ガレマール帝国歴とエオルゼア第六星暦の比較表

帝国歴出来事第六星暦出来事
1506年ロダード・アイアンハートによりエオルゼア全図(マップ)が作成される
元年帝国樹立1522年
半西紀前ガレマールが三大州への侵攻を開始する(1522年)
36年エオルゼアに侵攻しアラミゴ攻略1557年
1562年頃蛮神がエオルゼアに現れ、蛮族はこの力を利用して都市国家の民を脅かす
51年第七霊災を利用しエオルゼア再進軍を開始カルテノー平原の戦い1572年
56年モードゥナの地で第XIV軍団長ガイウスとアルテマウェポンを失う1577年第七星暦元年

エオルゼアの歴史概説

諸種族の移動時期

都市国家の興亡

  • 早い段階で公式サイトでも「各都市は次第に都市国家を形成し、各都市国家十二神の一柱をそれぞれ守護神とし、領土や権益、神々の解釈などをめぐり争う時代が続く。」と書かれてきたのだが、最近発表される公式設定上は「都市国家」はかなりの頻度で興亡を繰り返しているようだ。
  • リムサ・ロミンサが建国されたのは今から700年前に建国船「ガラディオン」が漂着したのが始まりであり、グリダニアイクサル族からティノルカの森を奪ったのは550年前(~遅くとも150年前のいずれか)ということになっている。ウルダハにいたっては、300年前には別の王朝が支配していたことになっているのである。
  • つまり1500年前とされる前回のグランドカンパニー設立時には、現代の三大都市国家であるリムサ・ウルダハグリダニアはいずれも参加していないということになる。

文明

  • 古代アラグ人が懐中に入れていたとされるアラガンストーンが十二神をかたどっていることから、少なくともこの時期には十二神信仰が成立していたことがわかる。
  • またアラグ帝国では親衛隊「玉葱兵」が組織されており、その装備を復刻したとされるオニオン装備を見る限りでは、すでに第三星暦において相当の金属加工技術が発達していたと推定される。
  • 後にクエストで登場した「メテオ計劃」により、古代アラグ文明が人工衛星の打ち上げを行うなど、第六星暦を超える技術水準であったことが明らかになった。

五紀暦

  • シャーレアン占星術師リューフォンが記したとされる「五紀暦」によれば、神々の司る悠久の歴史「神歴」は、”人の発展する「星歴」の時代”と”人の衰亡する「霊災」の時代”が交互に訪れるとされる。古代アラグ帝国があったとされる第三星暦以降、第四霊災、第四星暦、第五霊災第五星暦第六霊災と続き、その後現代の第六星暦が現れることになる。
  • 第六星暦はすでに1600年近く続いており、これを元にして考えると、古代アラグ帝国が星暦を超えて相当長く栄えたか、または古代アラグ帝国が滅んだ後(第四霊災)以降かなり長い年月が経過したことになるのではないかと思われる。ただし五紀暦にも「「神歴」悠久の時の管理は、神々の手の内」にあって、「いかに強大なる国家も、偉大なる魔王も、この輪廻から逃れることは適わなかった。」と書かれていることから、恐らく第四霊災の始まりまでには古代アラグ帝国も滅んだのではないかと思われる。

霊災と属性の関連

  • 過去に起こった第一霊災~第六霊災までは、それぞエオルゼアの六属性に対応していることがわかっている。
    私たちの祖先や十二天が遭遇した霊災……それは6つの属性に支配されていました……
  • 過去の霊災のうち、属性がわかっているのは第六のみであるが、それ以外にもヒントは隠されている。
    現代は、第六霊災たる大洪水の時代を経た後、すなわち第六星歴である。
    恐ろしい「第五霊災」の寒波の名残で今と比べ物にならないくらい、世界は冷えきっていた。

五紀暦に見る属性の順序

  • 六属性はいろいろな場面で登場するが、その順序はたびたび入れ替わるため基準となる並びがよくわかっていない。しかし、第六霊災が大洪水の時代であったことは「五紀暦」に記されているため、水が最後になる並びがあれば、それが霊災の属性の並びであると見ていいだろう。関連する部分を抜粋すると次のようになる。
    「日」4つの時をひと刻とし、氷、水、風、雷、火、土の刻を経て、
    1つの「日」と成す。すなわち、日は24の時より成る……
    「月」風、雷、火、土、氷、水の6つの属日。これに星と霊の2極日を加えて8日。
    これを4周し、1つの「月」と成す。すなわち、月は32の日より成る……
    星1月、霊1月(旧暦1、2月)は氷が統べ、すべてを凍らせて次の命脈を保たん。
    星2月、霊2月(旧暦3、4月)は水が統べ、氷を溶かして命の水脈を流さん。
    星3月、霊3月(旧暦5、6月)は風が統べ、雲を飛ばして恩恵をもたらさん。
    星4月、霊4月(旧暦7、8月)は雷が統べ、天を開きて試練をもたらさん。
    星5月、霊5月(旧暦9、10月)は火が統べ、草木を緋色に染めあげん。
    星6月、霊6月(旧暦11、12月)は土が統べ、すべてを大地へと還さん……
  • このうち、”水”が最後に並ぶのは「月」を構成する属日であり、五紀暦での「日」の属性の並びが霊災の属性に関わっているらしいことが類推できる。
  • この推測を元に属性を当てはめると次のようになる
    霊災属性備考
    第一霊災
    第二霊災
    第三霊災
    第四霊災アラグ帝国滅亡
    第五霊災大氷雪時代
    第六霊災大洪水の時代
    第七霊災メテオ計劃?
  • さらに、「日」は六属性に加えて「星と霊の2極日を加えて8日」で廻っていると書かれており、次の第七霊災の属性が「星」属性であることもわかる。
  • ガレマール帝国のメテオ計劃では月の孫衛星である「ダラガブ」を操作することがわかっており、またウリエンジェも次のような言葉で説明をしている。
    私たちの祖先や十二天が遭遇した霊災……それは6つの属性に支配されていました……
    残る極性は星と霊……
    『神歴記』の詩篇には、そのいずれとも解釈できる言葉が刻まれています……
    『六の陽 没し 七の月 輝きしとき…… 群雲より 紅き炎降り 奈落より 黒き闇湧かん……』
    星極の天……星々のかなたより災厄が訪れるのか……
    霊極の獄……牢獄の最深遠より災厄が訪れるのか……
    いずれにしても、私たちは未曽有の危機を目にすることになるでしょう……


年代の特定

現在は何年なのか(旧FF14)

  • 公式サイトエオルゼア全図のページに「全土を網羅する地図は長らく存在しなかったが、70余年前、ひとりの男が苦難の末、ついにエオルゼア全図を完成させた。」との記述があり、さらに「その後も多くの旅人によって加筆され、書き写された地図は、冒険者必携の旅の標として現在も用いられている。」と書かれている。
  • また、このエオルゼア全図には地図作成者ロダード・アイアンハートによる製作年と見られる「第六星暦1506年」との記述がある。
  • 公式サイトのストーリーページの記述から現在が”冒険者の西紀”であり、またエオルゼア全図が「冒険者必携の旅の標」とされていることからも、現在は第六星暦1580年前後ということになる。
  • なおエオルゼア通信において、「現代は1572年(A.E.1572)となる。」と記されているが、これが冒険の世紀の時点を示しているのか、第七の浄化が始まりグランドカンパニー設立が始まった時期を示しているのかは明らかではない。上記年表では、現時点が1572年として計算したものである。

「新生」はいつなのか?

  • 新生エオルゼア(FinalFantasy XIV Version2.0)で描かれる世界は、第七霊災の5年後、「第七星暦」の世界であるとされる。
  • 旧FF14で描かれた世界は第六星暦1572年であるため、5年後は1577年となる。さらにメインクエストを進行させることにより第七星暦の開始が三国首脳により宣言され、それから後は第七星暦元年となる。
  • さらに新生エオルゼア終期にあたるパッチ2.55では主要人物に大きな変化があり、外見上の変化を伴う人物も複数存在し、さらに死亡するNPCもいる。
  • ここには明らかに時間経過はあるのだが、あちらこちらで時空がねじれていることになっている。あるクエストで登場する人物は2年前に渡ってきたなどと発言しており、第七霊災後の時間経過はあるのだが、新生エオルゼアエリアのNPCなどはいつまでたっても第七星暦直後のような内容を喋っていたりしており矛盾する。
    • これについては、マイケルが英語フォーラムで「シンプソンズ」と同様に考えてくださいと述べている。
    • 日本で言えば「サザエさん」と同じで、原作マンガの連載開始は1946年でアニメ放送開始は1969年だが、登場人物はいつまでたっても老けることもなく、カツオはいつでも小学5年生のままである。しかし例えばマスオさんは漫画の2巻で登場した人物で、サザエさんと結婚し、その後タラちゃんが生まれる。ここにはあきらかに時間の流れがあるが、しかしその後、家族構成や年齢はいつまでたっても変わることがない。
    • MMORPGでもそれと同様に考える必要がある。

「蒼天」はいつなのか?

  • パッチ3.0によりスタートした蒼天のイシュガルドで描かれる世界はいつなのかについても、明確に語られることがない。
  • クエストなどで語られる内容によれば、第七霊災が終わって数年(2年以上)は経過していることになっている。
  • パッチ3.56において、イダ(リセ)が次のような発言をしている。
    20年前……アラミゴが帝国軍に占領されたあの日、
    アタシは、まだ5歳にもならない子どもだった。
    姉さんは、6年前にアラミゴから難民を逃がす任務中に死んだ。
    小さな女の子を助けるために、無茶をしたんだって……。
    あんなに強かった姉さんが……。

「紅蓮」はいつなのか?

  • これについては、「第20回FFXIVプロデューサーレターLIVE」の冒頭で明確に吉田Pが語っており、「ゲームの中で厳密に何日後とはいっていないが、(パッチ2.55の状態から)だいたい数日~数週間後ぐらいだと考えて欲しい」としている。

「暁月」はいつなのか?

  • とある場所で次のようなセリフがあることから、第七霊災から5年ほどしか経っていないことがわかる。
    記録によれば、この観測艇は、
    5年ほど前に墜落してきたらしいんですけど……
    メカに使える部品や素材が、いろいろ回収できるんですよぉ~。
  • 2022年2月19日に開催された第68回PLLにおいて、次のようなQ&Aが行われた。
    Q:吉田さんの中で、旧FF14から暁月までどれくらい経過した想定か
    A:これねー…、実は特にはイメージしていないんですよ。トレーラーの字コンテを書いて「これくらいの風貌にして欲しい」と書くが、なんとなく現実の経過時間。拡張だと2年~2年半に1回とかっていう間で、皆さんと同じように「ひろし」って呼ばれてるあのウォーリア・オブ・ライト代表もいろんな冒険をしてこうなってるだろうっていう予想で作ってます。

    なのでまあ、トレーラーと作中の時間経過のイメージを結び付けないでいただけると嬉しいです。

    で作中での時間、その2.0~6.0まで。(これについては)もう「数年」としか言いようがない。あまり細かくはイメージしていないです。ツッコミだすときりがないでしょ。じゃあヤ・シュトラの実年齢は何歳なんだ?とか。なんであまり深く考えない。フィーリングね。感じる。聞いて、感じて、考えて。

    第68回 FFXIVプロデューサーレターLIVE | FF14 News
    • ※要するにサザエさん時空なので説明のしようがないということになると思われる。

関連項目