グ・ラハ・ティア(G'raha Tia)
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概要
- グ族の男性。
- シャーレアンのバルデシオン委員会の一員。
- 第七霊災後に地中から現れたクリスタルタワーを監視するために派遣された「ノア」調査団の監視役。
グ・ラハ・ティア : オレの名前は、グ・ラハ・ティア。 シャーレアンのバルデシオン委員会から来た。 今回の調査、立ち合わせてもらうぜ! ラムブルース : ……こんな人だが、間違いなく私たちの目付役だ。 仲間として迎えてあげてほしい。
- いちおう(目付役の)グ・ラハの方が偉いらしい。
ラムブルース : あなたもシドを手伝うのです、グ・ラハ・ティア。 それとも、今までの勝手を委員会に報告しましょうか? グ・ラハ・ティア : …………オレの方がえらいっつーの。
- 趣味は屋外での読書。
- 特技は歌うこと。一族に伝わる唄を中心に歌う。
- モットーは「人の意思が歴史を紡ぐ」
- 賢人位を取得している。
グ・ラハ・ティア : なるほど、彼は学生時代からそうだったんだな。 それにしても、論文か……オレも書いたな……。 一族の伝承に基づいた「アラグ文明論」だった。 アリゼー : あら、おかえりなさい。 ……って、あなたも魔法大学出身だったの? グ・ラハ・ティア : いや、アラグの研究で賢人位をとるときに必要だったんだ。 あの当時、バルデシオン委員会の仲間から、 賢人になっておけば禁書も読み放題だぞって唆されてさ。 グ・ラハ・ティア : それはいいなと思って取り組み始めたものの……うん……。 まあ、最終的に認められたときは、素直に嬉しかったよ。
- この関係からマトーヤにも知られていた。※「バルデシオンのじじい」とはガラフ・バルデシオンのことで、「あそこの孫娘」はクルルのこと
マトーヤ : そうか、あんたが例のアラグの…… バルデシオンのじじいから、話を聞いたことがあるよ。 あそこの孫娘からも、事のあらましは報告を受けてる。 グ・ラハ・ティア : ありがとうございます。 オレも、マトーヤ様のことはガラフさんから聞いてたんだ。 やっと会えて、とても嬉しい。
- ※ときおり話題になるグ・ラハの出生地、および魔法大学卒業生であるか否かについては、不明。インゲーム、世界設定本を含め明確に語られたことはないと思われる。→ 出生地については「暁月のフィナーレ」で語られた。
ノア調査団の命名者
グ・ラハ・ティア : よっしゃ! これでついに「ノア」始動ってことだな! シド : ……ノア? グ・ラハ・ティア : オレたち「クリスタルタワー調査団」の名前だよ。 もう聖コイナク財団だけの任務じゃないだろ? グ・ラハ・ティア : ……かといって、ただの「調査団」じゃ 歴史に残ったときカッコがつかねー。 だから、アラグ帝国時代の大魔道士「ノア」の名を借りた! ウェッジ : 大魔道士……なんかカッコいいッス!! ラムブルース : では、私たち「ノア」は、これより、 防衛機構を破ってクリスタルタワーの調査に乗り出す。 ……準備はいいな? ノアの仲間たち : おうッ!
グ・ラハ・ティアの語るクリスタルタワー
「古代の民の迷宮」クリア後
- クリスタルタワーの成り立ち。
グ・ラハ・ティア : 委員会の調べによると、クリスタルタワーは 「太陽の力」を集積するために築かれたらしい。 まったく、規模のでかい話だぜ。
- 防衛機構(ボス)について
グ・ラハ・ティア : 輝く曲刀を持った巨躯の男と戦っただと? ……なるほど、アラグ帝国革命の英雄「ティターン」か。 シド : すごいな、それだけでわかるのか。 グ・ラハ・ティア : 歴史には、それなりに詳しいモンでね。 特にアラグ帝国については、知識と……因縁があるのさ。 グ・ラハ・ティア : まあ、古くせぇ文献の受け売りだよ。 クリスタルタワーを守るのは、過去の偉人や英雄なんだと。 アラグの「魔科学」で蘇生され、強化されているらしい。
ルーツ
- 先祖から受け継がれた「紅血の魔眼」を持ち、彼のルーツは第三星暦時代の「デッシュ」にたどり着く。※なお「デッシュ」は通称であり、本名は不明
グ・ラハ・ティア : な、なあ……。 あんたたちの眼と、オレの眼が同じなら、 オレもクローンってことなのかな……。 ドーガ : その眼は、親から継いだといったな。 ……僕ら人造生命体は、子を残すことができない。 だから、クローンの血族という線はないだろう。 ドーガ : お前はその眼を「紅血の魔眼」と呼んだが、 僕らは「皇血の魔眼」と呼んでいた。 アラグ人の中でも、皇族に近しい者のみが有した特徴だ。 ドーガ : それを不自然に継承してきたとあれば、 確かに、何か意味のあることなのだろう……。 ドーガ : そこにきっと、お前の運命が待っている。
- 「紅血の魔眼」(the Allagan Eye)
- 「皇血の魔眼」(the Royal Eye)
- 「暗闇の雲」を倒し脱出を試みる一向に対して、ドーガとウネは闇の世界に残り暗闇の雲との契約を破棄してクリスタルタワーとの繋がりを封印しようとする。
ウネ : そうだね……契約が破棄されれば、 この空間とクリスタルタワーの繋がりもなくなる。 あんたたちは、急いで脱出するんだよ。 グ・ラハ・ティア : あんたたちは……って…… ……まさか、ウネとドーガは残るって言うのか!? ダメだ! ふたりには、無事に戻ってきてほしいんだよ! クリスタルタワーを制御して、世界を救えるのは、 あんたたちだけなんだ……!
グ・ラハ・ティアの語る第四霊災
- 第四霊災の前、ザンデを止めようとした者がいたという。
シド : もしも、「第四霊災」が引き起こされる前に、 誰かがザンデを止めていたならば…… アラグ帝国は存続し、歴史は大きく変わっていただろうな。 グ・ラハ・ティア : ……ザンデを倒そうと、立ち上がった奴らはいたさ。 「第四霊災」の直前、ザンデが世界統一のために起こした大戦は、 たくさんの悲しみを生み出した。 それを止めるため、ある青年たちが剣をとったんだ。 そいつらは、戦いに傷ついた人々の希望となって戦った。 そう……今の時代でいう「光の戦士」みたいにな……。 ……だが、彼らの剣がアラグ帝国の中枢に届かんとしたとき、 追い詰められたザンデが、選択を誤った。 「暗闇の雲」を喚び寄せるためのヴォイドゲート開放を焦り、 衛星「ダラガブ」が集めた太陽の力を、 一気にクリスタルタワーへと注いだのさ。 クリスタルタワーは力を受け止めきれず、地殻が崩壊…… 未曽有の大地震、「第四霊災」が引き起こされた……。 シド : 「第四霊災」のことは、ドーガとウネから聞いていたが、 ザンデの凶行の裏に、そんな事情があったとは……。 すごいな、さすがは賢人だ。 アラグ帝国の歴史に詳しいと言うだけのことはある。 グ・ラハ・ティア : あれ……? そうだよな……オレ、どうしてこんなことを知って……
異変
- グ・ラハは、ドーガとウネに会いクリスタルタワーの真実に近づくほど、異変を感じていたという。
グ・ラハ・ティア : オレの右眼が、アラグ皇族の特徴であるはずの、 「皇血の魔眼」だってのは知ってるよな。 この眼を引き継いできたのには、何か理由がある…… そこにオレの運命が待ってるんだって、 前にドーガから言われたんだ。 グ・ラハ・ティア : あのふたりに会ってから…… クリスタルタワーにまつわる真実に近づくほど、 オレ、何かおかしいんだよ。 ……何かを思い出さなきゃいけない気がするんだ。 とてもふるくて……でも大事な……何かを…………。 その「何か」と関係あるのかはわからねーが、 親父が、魔眼の答えはアラグの歴史にあるって言ってた。 代々、この眼と一緒に受け継いできた言葉だ。 だからオレ、今度こそ自分の眼で、 あんたが歴史の真実に近づいていくのを見届けたい……。 頼む……! オレも「闇の世界」へ連れていってくれ!
- ※このシーンはコンテンツ「闇の世界」開放時に一度だけ流れるもので、「愛用の紀行録」では見ることができない。
アラグの血
- こうしてグ・ラハ・ティアも「闇の世界」へと進入し、暗闇の雲を倒すのを見届ける。そこへ先に取り込まれていたネロと、ドーガとウネも現れる。
- その時にまだ倒れてはいなかった「暗闇の雲」から攻撃されるが、自らに流れるアラグの「血の契約」の庇護により避ける。
暗闇の雲 : 我が力が及ばぬと……!? 何故だ……まさかお前も、血の契約に庇護されておるのか! ウネ : グ・ラハ・ティア……。 やはり、その眼を宿しているのには、意味があったようだね。 ウネ : あんたには、大いなる資格が受け継がれているんだ。 それは、クリスタルタワーの主たりえる資格…… 私たちと同じ、アラグ皇族の血さ。 ドーガ : 悠久の時は、すべてを押し流す。 失われたはずの皇血が、未だその身を巡るのは、 偶然ではありえないこと……。 ドーガ : きっと、誰かがその血に願いを込め、 大いなるアラグの術を使って、未来へと託したんだ……。 血はシルクスの塔が検知できないほどに薄れているようだが、 その紅い眼こそ、お前の内にいにしえの願いが…… 託された一粒の希望が、いまだ輝いている証だろう。 グ・ラハ・ティア : そんな……オレにはわからない……ッ! どうしたらいい? オレに、一体何ができる!? ウネ : あんたに、私たちの血をわけよう。 一時の間だが、薄れた血が補われる……。 あんたがクリスタルタワーを制御するんだ。 ドーガ : 僕らは、ザンデの野望に幕を引き、 未来へと希望を託すために、「オリジナル」から心をもらった。 ドーガ : この希望を、お前たちが継いで進むかぎり…… 僕らの体はなくなっても、心は失われない。
- ※このシーンは「愛用の紀行録」対象外なので、「一度見たカットシーンをスキップしない」設定で「闇の世界」の暗闇の雲討伐後に見る必要がある。
- この後、グ・ラハ・ティアの両眼が赤い色へと変化する。
- ドーガとウネから皇血を託されたグ・ラハは、クリスタルタワーを制御して封印する役目を自ら引き受ける。
グ・ラハ・ティア : その役目は、オレが引き受ける。 ドーガとウネから、血を託されたんだ。 今のオレなら……クリスタルタワーを制御できる。 グ・ラハ・ティア : ……探してた「何か」は思い出せたのかって? グ・ラハ・ティア : …………ああ、思い出せたよ。 ドーガとウネがくれた血と、みんなの戦う姿が、 遠い祖先から受け継がれていた願いを、呼び戻したんだ。 グ・ラハ・ティア : ……本当に、ありがとな。 あんたの活躍、もっと間近で見ていたかったが、 それはオレの役目じゃないみたいだ。 グ・ラハ・ティア : 数千年前から繋がれてきた願い……。 ノアのみんなのおかげで、ここまで持ってこられた。 グ・ラハ・ティア : だから、やっと…… 今度こそ、オレの番だよな。
クリスタルタワーの封印
- そしてグ・ラハ・ティアは、クリスタルタワーを再び封印する。
グ・ラハ・ティア : ウネやドーガと同じように、 オレなりのやり方で、役目をまっとうするだけだ。 ……血とともに受け継がれてきた願いを、思い出したからさ。 グ・ラハ・ティア : そう、親父たちから言われてきたように…… 答えは、アラグの歴史の中にあったんだ。 グ・ラハ・ティア : ザンデによって「第四霊災」が引き起こされた後……。 生き残った人々は、崩壊した大地から、 クリスタルタワーが消えていることに気がついた。 グ・ラハ・ティア : いつか再び、あの塔が地上に蘇るとしたら、 今度こそ、人々の幸せのために使われてほしい…… 大戦と霊災に傷ついた彼らは、そう願ったんだ。 グ・ラハ・ティア : その願いは、霊災で唯一生き残った皇族、 皇女サリーナを動かした。 グ・ラハ・ティア : 彼女は未来に希望を届けるべく、己の血と記憶を、 皇族に伝わる術をもって、最も信頼する男へと託した。 それが、オレの遠い祖先……すべてのはじまり……。
グ・ラハ・ティア : 何千年もの時を経る中で、かけられた術が弱まって、 血はずいぶん薄れちゃったけどさ……。 最後の一滴が消える前に、こうして思い出せたんだ。 グ・ラハ・ティア : ……だったら、託された願いを、 ちゃんと叶えてやらないとな。
グ・ラハ・ティア : オレ、クリスタルタワーと眠るよ。 いつか、アラグに追いついた人々が扉をこじ開ける日まで、 オレごと、時を止めるんだ。 グ・ラハ・ティア : 目覚めのときがきたら、再びクリスタルタワーを動かそう。 受け継がれてきた希望の証として…… みんなに、光の力を届けるために! グ・ラハ・ティア : これが、オレの運命だ。
……そして、ノアのみんなにも、頼みたいことがある。 グ・ラハ・ティア : 前に進んで、未来を拓いてくれ。 過ぎていった悲しみを希望に変えるのは、あんたたちだ。 シド : 決意は、固いんだな……。 シド : 未来を拓け、か。 なるほど、大役を任せてくれたもんだ。 ……上等じゃないか。 ウェッジ : ア……アラグの技術なんて、すぐに追いついてやるッス! オイラたちの日進月歩を舐めないことッス! ビッグス : ああ、そうだとも! お前がぐっすり眠っていても、容赦なく起こしにくるからな! ラムブルース : あなたは、我々の目付け役です。 ノアの行く先を、最後まで見届けてください……。 そして……願わくば、また会いましょう。 グ・ラハ・ティア : (冒険者)……。 目覚めたら、真っ先にあんたの名前を探すよ。 その名はきっと歴史に残って、オレを導く光になる。
カットシーン
- 宿屋の「愛用の紀行録」で確認できる。
- 「クロニクルクエスト:クリスタルタワー」
- 「霊砂と過去を記す者」 ※再生可能なカットシーンでの初出。
- 「古代の民の迷宮」 カットシーン#1、#2
- 「ノアの調査記録」 カットシーン#1
- 「シルクスの塔」 カットシーン#1、#4、#7
- 「闇の世界」 カットシーン#1、#2、#3、#4
- 「輝く希望」 カットシーン#1
漆黒のヴィランズ
- 再登場
【ネタバレ注意!パッチ5.0まで進んでない方にはお勧めしません】(クリックで展開します)
呼び声の主 : 待て、大丈夫だから、あわてないでくれ。 呼び声の主 : しかし、これでは声を通せた程度か……。 呼び声の主 : 冒険者よ、英雄よ、どうか聞いてほしい。 お前はその戦いに、勝っても負けてもいけない。 進む道そのものを違えているのだ。 呼び声の主 : 正しきに至るすべての鍵は、こちらにそろっている。 そして、我々もまた、お前の力を求めている……。 呼び声の主 : ……今は時間がない。 ただやるべきことのみ伝えよう。 呼び声の主 : いいか……そちらの世界にある「クリスタルタワー」……。 その塔の周囲に、私が用意した装置があるはずだ。 呼び声の主 : あれは、いわば目印の役目を持つ。 触れてくれれば、転移の成功率を上げられるだろう。 呼び声の主 : だから、ともかく装置を探してほしい。 あとはこちらでどうにかする。 呼び声の主 : 今こそ、手を。 その手で、扉を開くのだ……。 呼び声の主 : こちらで…… 「第一世界」で、待っている…………
- タタルが語る第一世界へ行くべき理由
タタル : 勝つには……勝つにはきっと、みなさんの力がいるでっす! サンクレッドさんや、ヤ・シュトラさんや、ウリエンジェさん、 アルフィノさんとアリゼーさんの力も……みんなッ! タタル : そうじゃないと……そうじゃないと…… 絶対に、もう、戦場にいっちゃダメでっす! こ、これは、受付からの絶対命令なのでっす……! タタル : だから……だから…… みんなを……連れ戻して………… そしたらきっと、負けたりなんて……しないのでっす……。 タタル : そっ、そのためには、クリスタルタワーの周囲にあるという、 何かの装置を探す必要があるんでっすよね?
- この「呼び声の主」の発言により、「呼び声の主」がグ・ラハ・ティアであることは間違いと思われる。そうすると、声優はファンフェスティバル東京1日目に登場した内田雄馬氏であると思われる。
内田雄馬:???役(未発表) ※まだ名前を読んではならない人の役。パッケージには登場している。=右上の人物しかない。 ※頭が痛くなると聞こえてくる声。
- タタルが語る第一世界へ行くべき理由
暁月のフィナーレ
【ネタバレ警告】(クリックで展開します)
- パッチ6.0を最後まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
【再警告:ネタバレ警告!】(クリックで展開します)
一族の故郷
- 育ちはシャーレアンだが、生まれた地は違うのだという。
グ・ラハ・ティア : ああ、うん……なんというか…… オレはシャーレアン育ちだが、生まれ故郷は別にあるんだよ。
- 一族の故郷は、イルサバード大陸の南部にあるコルヴォ地方だという。
グ・ラハ・ティア : イルサバード大陸の南部…… ちょうどサベネア島の対岸あたりにある、コルヴォ地方。 そこに、うちの一族は代々暮らしてる。 グ・ラハ・ティア : あのあたりは土地が豊かでさ、 アラグの時代には地方都市が築かれて、 被支配層だったミコッテ族が、労働力として送られてたんだ。 グ・ラハ・ティア : アラグ帝国が第四霊災の大地震で滅び、 続く第五霊災で海が凍ったことで、 多くのミコッテ族がエオルゼアに帰ったわけだが…… グ・ラハ・ティア : オレの一族はその地に残って、 アラグの遺構が悪用されないように見守ってたんだよ。
- ガレマール帝国による占領。
アリゼー : コルヴォって、ガレマール帝国領になってるわよね……? グ・ラハ・ティア : ああ、50年以上も前にな。 ほかの属州と同じく、コルヴォの文化も多少残ってはいるが、 ガレアン人からは「ロクス・アモエヌス」って呼ばれてる。
- グ・ラハ自身は、その後の帝国のダーナス家によるアラグ文明調査を避ける形でシャーレアンにやってきたのだという。
グ・ラハ・ティア : ……オレがまだ幼かったころ、近くの街を、 帝国の名門ダーナス家が管轄することになったんだ。 グ・ラハ・ティア : 彼らはどうもアラグの文明に興味があるらしいってことで、 一族は身の振り方を考えなきゃならなくなってさ……。 グ・ラハ・ティア : 前々から「もう古い慣習は捨てて生きよう」って意見も出てた。 古くは必ず長子に継がれてた皇血の魔眼が、 段々と継がれにくくなってたって事情もあってな。 グ・ラハ・ティア : 一族は結局、ダーナス家に嗅ぎつけられる前に、 アラグにまつわる伝承や知識を放棄することを決定した。 グ・ラハ・ティア : 旧知だったバルデシオン委員会に、 最後の魔眼持ちであるオレごと、譲渡するって形でな。 ……で、オレはシャーレアン籍になったってわけさ。