最終幻想XIV

最終幻想XIV(さいしゅうげんそう)

  • 「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」の、中国本土におけるサービス名。「最终幻想14」
    • 2014年8月にサービス開始
    • 最終=ファイナル、幻想=ファンタジーで、ファイナルファンタジーXIVをそのまま中国語(簡体字)に置き換えたものとなっている。
  • グローバル展開版とは異なり、完全に切り離された環境でサービス展開される。

概要

  • 日本語版や英語/ドイツ/フランス語版など他のグローバル展開版とは異なり、中国国内サービスについてはスクウェア・エニックスが運営するのではなく、スクウェア・エニックスからライセンス提供を受けた中国盛大遊戯(Shanda Games)が行う。
  • また、サーバー(ワールド)も日米欧世界3箇所のデータセンター設置ワールドから独立した中国サービス専用のサーバーが用意されているため、一緒にプレイしたり、交互に行き来することはできない。グローバル版とは完全に独立し切り離されたサービスとなっている。

    ※そもそもパッチタイミングも異なっており、2019年2月時点でも0.1程度遅れている。グローバル4.5(+青魔)、中国版4.4

  • アカウント管理も中国国内版は中国盛大遊戯(Shanda Games)が独自に行い、(中国版)ゲームへのつなぎ込み以降をスクウェア・エニックスが行う
    • ※スクウェア・エニックスが一切関わらないというわけではなく、サービスイン時のイベントには、吉田P/Dを始めとして、松田社長、祖堅氏なども出席している。またその際にはオーケストラ演奏が行われたが、これはグローバル版の「交響組曲エオルゼア」(2017年開始)に先駆けて行われたものである。オフィシャルブログでも、Mちゃん氏が「FFXIV専用のオーケストラ演奏会!今回はシャンダゲームスさんのおかげで実現できましたが、日本、北米、欧州でもぜひ開催したいですね~!」と述べている。
    • ※その後、韓国でサービス展開された韓国語版も同様にグローバル版とは接続しない独立したサービスとなっている。

サービス体制

  • 開発:スクウェア・エニックス
    • ただしランチャーおよびワンタイムパスワードなどは中国盛大遊戯(Shanda Games)の独自のものとなる
  • 運営:中国盛大遊戯(Shanda Games)
  • サーバー設置箇所(データセンター):中国国内

サービスの特徴

  • 中国国内法である未成年者の中毒防止に関する法律に従い、国民番号を登録しないとゲームがプレイできない
  • 低年齢の方が3時間以上プレイを続けると受益が半分まで減り、5時間を経過するとそれがゼロになる仕組みも導入されている
  • 対応OSは、中文版はWindows 7 32/64bit版のみ。  ※サービス開始時点の情報

一部の特殊アイテムについて

  • 一部、「最終幻想XIV」のみに存在するアイテムがある。下記はその例。
    • マウント:年獸
    • 喜鵲ミニオン
    • チャイナドレス(东方公子系列・东方秀女系列)
    • プリンス・プリンセススーツ(王子套装・公主套装)
  • これらについては、グローバル版(スクエニが日米欧で展開しているサービス)では実装されていない。

    他のMMORPGの例を考慮すると、恐らくこれらの装備品の開発コストについては現地ローカライズ会社(中国盛大遊戯など)が負担しており、その関係上グローバル版に実装することに問題があるのではないかと思われる。

サービススケジュール

ベータテスト

  • Windows PC版のオープンβテストを2014年7月22日より実施
  • パッチ2.16相当のフルクライアントを使用し、ギルドリーヴやダンジョンといった基本的なコンテンツに加えチョコボやハウジングといった要素も体験できる
  • 約70000のアカウントを発行。だたし無料配布ではない。
    • 中国では従量課金制を採用しており、39元(約640円)もしくは78元(約1,280円)で販売されたアクティベーションコード購入者を対象に実施され、サービス開始後にベータテスト時に支払った金額分が無料でプレイできる。

サービスイン

  • オープンβテスト2014年8月25日より開始
  • 中国でのオープンβテストは日本における正式サービスと同等の意味を持っており、「最終幻想XIV」は8月25日より、実質的に正式サービスに移行した。
    • 最終幻想XIV! | ファイナルファンタジーXIV: 公式ブログ
      中国版FFXIV(正式名称:最終幻想XIV)の
      正式サービスが開始しました!
      中国版は日本/北米/欧州のグローバルサーバーとは
      全く別のサーバーでシャンダゲームスという
      中国のゲーム会社が運営しています!
      なので、公式HPも別なのです。

料金

  • 利用料金については、1時間0.6元(約10円)。ゲームクライアントは無料。

参考



最終幻想XIV(ネタ用語)

  • 一部巨大掲示板における、FF14の蔑称のひとつ。
  • 旧FF14のサービス開始までの間に、ゲーム内用語やWebサイトなど様々な箇所で日本語ではない名称や仮名遣いなどが散見され、それが中国語の繁体字などで構成されていたこともあって「旧FF14は中国で(委託)開発された」という噂が広まった。
    • ※ただしスクウェア・エニックスの発表においてはそのようなことを認める発言などはない。なお旧FF14開発時に、並行して中国語版を開発していた様子が伺われ、リソースなどが一部混在したのではないかと思われるフシがあった。
  • そうしたことから、旧FF14を(中国で委託開発されたという意味を込めて)「最終幻想XIV」と揶揄することが一部の掲示板などで行われることがある。
  • その後、新生エオルゼア開発段階ではそうした兆候は見られず、(一部のアンチ的活動を行う人々を除き)呼ばれることもなくなった。そして2014年には、正式に中国盛大遊戯(Shanda Games)による中国本土でのサービス展開が開始され、「最終幻想XIV」は中国語版での正式名称として発表された。


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