チョコボ(chocobo)
- チョコボとは、ファイナルファンタジーシリーズに登場する大型の鳥類の総称。
- シリーズにより異なるが、ダチョウよりも大型で人が騎乗できるほどの大きさを持つ。飛行能力はない。
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概要
- 「マウントシステム」の一種として、旧FF14のパッチ1.19で追加された。
- 旧FF14では、利用料金(ギル)を支払うことで一定時間移動可能な「レンタルチョコボ」と、時間制限なくどこでも自由に移動可能な「マイチョコボ」の二種類が実装された。
- 一般的にイメージする「いつでもどこでも自由に乗り降りできる乗り物」という用途のチョコボは、FF14では「マイチョコボ」という名称になっている。
- 新生エオルゼアでは、上記二種に加えて固定ルートを低価格で輸送する「チョコボポーター」が実装された。
- レンタルチョコボが三国のチョコボ厩舎でのみ利用可能なのに対して、マイチョコボは一度支給されればいつでもどこでも何度でも無料で呼び出し可能。
- 騎乗手順や入手手順については、レンタルチョコボまたはマイチョコボの項を参照のこと
- マイチョコボの移動速度アップについては、「マウント#グラウンドマウントの移動速度上昇を参照のこと
マイチョコボ・レンタルチョコボ・チョコボポーターの違い
マイチョコボ | レンタルチョコボ | チョコボポーター | |
概要 | 自由に呼び出し可能なプレイヤー専用のチョコボ | チョコボ厩舎から一定時間レンタル可能なチョコボ | 固定ルートを移動するためのレンタルチョコボ |
速度 | 他のマウント類と同じ速度 | マイチョコボより遅い | マイチョコボより遅い |
利用/取得条件 | グランドカンパニー正式配属 レベル20以上のファイター・ソーサラー | いずれかのクラスがレベル10以上 | |
利用/取得料金 | なし ※取得時に軍票200CSが必要 | 1回80ギル | ルートにより変動 |
騎乗場所 | 基本的にどこでも呼び出し可能 | リムサ・ロミンサ、ウルダハ、グリダニアのチョコボ厩舎のみ | |
騎乗時間 | 制限なし | 10分限定 | 行き先到着まで |
移動範囲 | 一切制限なし ※マウント移動可能範囲に限る | 固定ルート ※一切の移動操作ができない ※途中下馬は可能 | |
呼び出し制限 | なし | ※チョコボ厩舎のみ |
- マイチョコボについては、ゲーム内組織「グランドカンパニー」に所属することで入手可能になる。詳細は【マイチョコボ】の項を参照のこと
- グランドカンパニー配属手順などについては【グランドカンパニー】の項を参照のこと
チョコボ騎乗ムービー
ギサールの野菜(チョコボのえさ)
- シリーズ共通で、チョコボは「ギサールの野菜」と呼ばれる特殊な野菜を好む。
- FF14でのマイチョコボは、この「ギサールの野菜」を使用することで呼び出しができる。※チョコボ呼び出し習得後。
ギサールの野菜の主な販売場所
- 新生当初は限られた場所でしか販売されていなかったが、パッチ4.xのころにはすでに30を超えるNPCショップで販売されている。
- 【三国都市内】
- 【ハウジングエリア:よろず屋】
トップマスト:ロビーX:6.1 Y:6.0 リリーヒルズ:ロビー X:6.1 Y:6.0 ナナモ大風車:ロビー X:6.1 Y:6.0 紅梅御殿:ロビー X:6.1 Y:6.0 ゴールドソーサー チョコボスクウェア X:5.9 Y:4.7 - 【冒険者拠点】
イディルシャイア X:6.0 Y:7.2 ラールガーズリーチ X:12.7 Y:11.0 - 【フィールド:よろず屋など】
チョコボ実装までの経緯や裏話
当初のチョコボ概要
- 公式フォーラムで書かれた仕様概要
・レンタルチョコボはギルでレンタル。価格はかなり安くランク20くらいまでで手軽に使える想定。 ・レンタルチョコボは騎乗可能時間が有限なので低ランクの移動補助に ・マイチョコボはリキャストタイマー無し(即再呼び出し可能。ただし敵視されている場合不可) ・マイチョコボは騎乗制限時間無し(好きなだけ乗っていられます) ・いずれのチョコボも騎乗中には敵のセンスに引っ掛かります ・チョコボ騎乗中に「大きなダメージ」を受けるとチョコボから落下してしまいます ・騎乗中の速度はまだ調整中(プレイヤー種族による速度差はナシ) ・チョコボはプレイヤーの種族に合わせて最適なサイズのチョコボが貰えます(後の騎乗戦を想定して) ・レンタルとマイチョコボで見た目がちょっと違います(BGMも違う予定…)
ギサールかギザールか
- なお、FF7に登場するアイテムで「ギザール」とサの音が濁音になっていたのだが、これについては本来「ギサール」となるべきところを担当が誤記し、それをチェック担当であったコバトン松村氏がチェック漏れしたためであるという。
FFシリーズでFFVIIだけがギサールの野菜をギザールと濁った音で誤記しているのは自分のせいでした。世界に向かってごめんなさい。https://twitter.com/machan/status/91312143160446976
今朝のギサールツイート、夜になってから急にRT増えたな。あれから思い出してきたけど、命名は別の人がやったけど自分が最終チェック漏れか勘違いかしたんだ。今の仕事でギサールをギザールって書いてた人に指摘したら実はVIIだけこうだったらしいって言われて当時の資料漁って自爆した次第。http://twitter.com/machan/status/91531534393290754
余談
- 旧FF14のβテスト段階に、「チョコボの羽根」のことを「馬鳥の羽根」と表記していた時期があった。一番の批判の的となったこともあり、正式サービス直前に「馬鳥の羽根」を含む漢字表記が一括修正された。
- なお旧FF14では吉田体制に代わるまでチョコボがプレイヤー向けの騎乗用乗り物として出たことはなく、チョコボ馬留(チョコボ厩舎)に繋がれているものが確認できるだけであった。ちなみに「馬鳥」も「馬留」も中国語にはなく、後者に至っては和語である。また、「馬」という字はチョコボだけではなく例えばヒッポグリフの爪(鷲馬の爪)でも使用されていたが、FFシリーズを象徴するキャラクターであるチョコボだけが大きく取り上げられた。
- そもそもチョコボを馬に擬した表現を行うことは古くからシリーズ作品に登場する。たとえばFF11においても「競馬」を「競鳥」、「乗馬具」を「乗鳥具」、「騎馬戦」を「騎鳥戦」、「白馬に乗った王子様」を「白鳥に乗った王子様」と言い換えるなど、チョコボを馬の代用であると意識していることは明白である。
- ファイナルファンタジーXI 公式サイト:チョコボについて(2006/06/19)
やがて、裸チョコボに跨るだけの騎乗法に代わって、「手綱」や「鞍」等の乗鳥具を使用する簡便な騎乗法が発明されると、交易商人の長旅の足として、また戦局を決する高速兵科「騎士」の乗り物として、チョコボは急速に普及。品種改良を加えられながら、世界各地に広まっていった。
昨今では、かつて村祭りで行われていた競鳥の国際競技化に、熱い視線が注がれている。
- ファイナルファンタジーXI 公式サイト:チョコボについて(2006/06/19)
- なお旧FF14ではチョコボの繁殖はイシュガルドが独占するため、雌のチョコボの輸出を禁じていた。しかし第七霊災でクルザス地方の環境が激変し、多くのチョコボが黒衣森に逃げ込んだことからその体制は崩れ、ベントブランチ牧場が生まれた。
一昔前までは、チョコボの繁殖といえば、 北の隣国、宗教都市「イシュガルド」の専売特許でした。 牝のチョコボの輸出を禁じ、独占していたのです。 ですが、先の霊災を境に、 イシュガルドがあるクルザス地方の環境が激変。 多くのチョコボが黒衣森に逃げ込み、今に至っているのです。
関連項目
- 【チョコボ厩舎】【グランドカンパニー】
- 【飛空艇】【マウントシステム】