モルディオン監獄

モルディオン監獄(-かんごく / Mordion Gaol)

  • 公式には「ゲームマスターがプレイヤーと”様々な話をする”場所」とされる。
  • 必ずしもなにか酷い言い渡しをされる場所ではなく、詳しく話を聞かせてもらえるかな?というときに、ちょっと静かな場所へ行こうかという目的で使用される。
    • ※とはいいながら、「だいたいここへ連れてこられた場合は、終われば即停止期間に入る(つまり即時ログイン不可状態になる)ことが多いため、ここから元いたエリアに戻れることは少ない」ともいっている。
  • わかりやすく言えばGMによる説教部屋(一般的にジェイルとか牢獄と呼ばれる場所)のこと

    この部屋を実際に体験するときは、恐らくたいへん宜しくない場合ですので…
    そんな日が来ないようにしましょうね!

2021年10月27日の変更

※RMT業者対策に伴うパーティ募集文面の規制強化、及び禁止行為の具体例など大幅に追加が行われた。またアカウントペナルティポリシーにペナルティポイントに関する記述と経過日数によるペナルティポイントの減衰システムが導入された。

Table of Contents

スタッフ/室内俊夫」氏の項も参照のこと

概要

  • MMORPGでは、大人数のプレイヤーが同じ環境を利用するために、他のプレイヤーに迷惑をかけないようマナーやルールといったものが定められる。

    ルールには、例えば他のプレイヤーへのつきまとい行為や、システムを利用した意図的な詐欺行為や嫌がらせ行為、人が集まる場所での連続シャウト、性的なものを連想させるキャラクター名などがあげられる。

  • このルールを破った場合などに、GM(ゲームマスター:スクウェア・エニックスのワールド監視者)に呼び出され、ルール違反について説明を受け反省を促されるケースがある。
  • その際に呼び出される部屋がこの「モルディオン監獄」であり、通称「監獄」と呼ばれ、オイタをするプレイヤーの間では恐れられている。

監獄

  • 監獄はゲームにより異なるが、FF11やFF14では専用の狭い部屋が用意されている。
  • 呼び出されるとこの部屋内にGMと対面することになる。
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    • ※SSは、FF14公式βテスターフォーラムでモルボル氏が公開したもの。

監獄での制限

  • 監獄では、テレポやデジョンなど移動魔法が制限され、自ら部屋を出ることができない。
    • 説教終了後にGMコマンドにより元いた場所などへ戻される。
  • またエモートなどについてもコマンドが禁止されている模様である。
  • 第43回PLLにて、チャットウィンドウ(とステータス)以外の一切のHUDが消える仕様であることが明らかにされた。つまり、強制的に上記SSの状態になる。
    • FCチャットなども使用できない。Sayは可能。その他コマンドなども実行できない。
    • この部屋を出たらチャットなども使えるようになるが、だいたいここに呼ばれるとすぐに利用停止処分となるため、チャットする暇もないと思われるとのこと。

モルディオン監獄の歴史

  • 第43回PLLにて、下記の実装経緯が明らかにされた。
  1. FF11で、GMがオイタをしたプレイヤーとお話する静かな場所が欲しいということで作ってもらった。FF11チームが作ってくれたのが岩壁で囲まれた薄暗いいかにもなところだった。
  2. FF11ではシステム制限としてすべてのゾーンにゾーン名称が必須だったため、どうせゲーム外なので適当な名前でも良かったが、世界設定チームでせっかくなのでと「モルディオン監獄」というゾーン名称を考えてくれた。※モルボルが支配しているからとかそういう由来ではない。
  3. FF14でもその名称を引き続き使っている。



ペナルティと永久利用停止について

  • これに関連して、第43回PLLにて「ペナルティと永久利用停止」が次のように説明された。
  • 処分には「一時利用停止」と「永久利用停止(BAN)」がある。

下記は2018年4月の第43回PLLで説明された内容です。その後、2019年2月、2021年10月には禁止事項およびアカウントペナルティポリシーが改定されており、参考程度にしかならないことを留意してください。

一時利用停止

  • ゲームマスターによる一次判断
    • オンラインゲームサービスはオンライン状態で24時間動いているため、24時間体制でゲームマスターがペナルティ対応と判断を行っている。
    • この監視中に処分が必要と判断された場合に、プレイヤーへの通告が行われるのが、この「モルディオン監獄」となる。
  • アカウントアドミンによる二次判断
    • FF14では、このゲームマスター部隊とは別に「アカウントアドミン」と呼ばれるチームがあり、上記ゲームマスターの判断が正しかったかについて判断を行っている。
    • 判断対象はすべての一時利用停止措置で、翌営業日にはチェックされる。処分が重すぎた場合には軽く、逆に軽すぎた場合は重く処分修正を行う。
  • このように警察官と裁判官の関係と同様に、ダブルチェックを行うことで正しいサービス運営を目指している。

永久利用停止(BAN)

  • 永久利用停止については、アカウントアドミンしか執行できない。また執行の場合には、FF14プロデューサーである吉田Pにも内容連絡が行き、最終確認を行っている。そこから「✕✕のタイミングのログ調査」などを指示する場合もあり、それでもダメと判断された場合には「永久利用停止(BAN)」処置が執行される。
  • 決定されると別途通知が送付される。
    • ※どうしても不服がある場合には「再調査リクエスト」を行うこともできる。しかしこれらの処分がひっくりかえることは「ほぼない」とのこと。
  • なおスクエニ運営では、「BAN」という用語は”永久利用停止”に対してのみ利用している。永久利用停止は解除されることはないため、「一時BAN」などは誤った使い方であるとする。

2017年新生祭

  • 2017年新生祭において、この「モルディオン監獄」の名を冠したインスタンスへ一時的に入ることができた。内部ではミニゲームが設定されていた。
    • あくまで名称だけであって、本当の「モルディオン監獄」へ入ったわけではない。

「何故ここに呼ばれたか、わかりますね?」

  • 「何故ここに呼ばれたか、わかりますね?(何故ここに転送されたかおわかりになりますでしょうか。)」とは、GMに監獄に呼び出された際に第一声として発せられることがあるGMのセリフである。
  • FF11でとあるプレイヤーが監獄に呼ばれた際のSSが出回り有名になった。
  • 大抵の場合はオイタをするプレイヤー側に自覚があるため、それを自ら気づかせ反省を促すために出たセリフであると思われる。
    • ※監獄に呼び出す段階では、GM側はログその他で違反行動などの証拠を完全に把握した上で、規約の第何条に違反しているという判断を済ませている。そのためトボけてもまったく効果がない。仮に他人が操作して~などと言い逃れようとすればアカウント共有の疑いがかけられ、不正アクセスだ!と言い張ってもログイン・プレイ時のIPアドレスも押さえられており、プレイ中のアイテム移動ログなどを含めて完全に追えてしまうため意味はない。
    • ※要するに運営側としては(わざわざ面倒な呼び出しを行わず)即時処分+事後通達でもいいのだが、できれば反省を促し自ら改めさせる目的で呼び出しているのであって、ルールやマナーなどについて議論をするために呼び出しているわけではない(そのための場は公式フォーラムが用意されている)。違反内容や運営会社にもよるが、このような場で抗弁を繰り返したり、聞く耳を全く持たなかったりするなど規約違反行動を繰り返す可能性が高いと判断されれば、即時BANを含めた処分も充分にあり得るということを念頭に置いておこう。
  • 2022年のインタビューでこの件について語られている。要するにGMの実業務でもほとんど使われたことがないフレーズだがインパクトの強さにより広まってしまったということになる。
    ──GMの対応といえば、『FFXI』プレイヤーにとっては「何故ここに転送されたかおわかりになりますでしょうか」のセリフ(※)が印象的な方が多いと思います。
    ※あるプレイヤーがGMによってモルディオン監獄(GMがプレイヤーと会話をするために用意された専用エリア)に呼ばれた際に撮影したスクリーンショットによって広まったセリフ。

    室内 じつはそのセリフは、「いまも働いているGMの中でも、果たして何人が言ったことがあるのかな」というくらい、ほとんど使われたことがないフレーズなんです。インパクトがすごく強いことと、ネタにしやすい部分があるため、広まったのではないでしょうか。

    ファイナルファンタジーXI 20周年記念サイト WE ARE VANA'DIEL | SQUARE ENIX

よくわかるFFXIVペナルティのすべて

  • 第43回プロデューサーレターライブで、スペシャルゲストとして登場した室内氏がプレゼンした内容。非常にわかりやすいため、参考資料として掲示しておきます。

    下記は2018年4月の第43回PLLで説明された内容です。その後、2019年2月、2021年10月には禁止事項およびアカウントペナルティポリシーが改定されており、参考程度にしかならないことを留意してください。

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参考)運営の考える規約違反に対する考えのすべて

こんにちは。

ご意見やディスカッションありがとうございます。
ゲームマスターチームのBylectsです。

本スレッドだけではなく外部サイトなども含め様々なご意見を拝見しました。

そのいただいたご意見に関連して、私たちの規約違反に対する考えのすべてを記載したいと思います。これまで公開していなかったような内容にも触れていますので、お読みいただけると嬉しいです。

また、いつものことながら、個別の事案に関しての具体的な回答はできないため、以下に記載する内容は一般的な回答としてご覧ください。本スレッドの元となった事象についても、現時点ですべきと判断した対応は数日前に一旦完了しています。当事者がこれらを公表するかどうかなどは、私たちの関知すべきところではなく、その点は機密保持の観点からも、皆さんにお伝えすることはありません。どうかご了承ください。

とてつもなく長文になってしまったので、お時間のあるときにご確認いただけると幸いです。



■通報から対応までの流れについて

お客様であるプレイヤー同士のトラブルに関する規約違反への対応は、「不快」と感じる方がいたかどうかでスタートします。そのため、「不快」と感じる方がいない場合は、プレイヤー同士のトラブルに発展していないため、対応することはありません。
つまり、調査やその対応は、「不快」と感じた被害者からの通報によって運用が始まります。

※プレイヤー同士のトラブルではない別の規約違反については、この限りではありません。

被害者から通報が行われると調査を開始します。
ここでの調査では、以下のポイントを確認しています。

通報内容が事実か
大多数の方が不快と感じる内容であるか
相手に与えた不快の要因が意図的であるか

これらの項目すべてで問題ありと判断できる証拠が揃った時点で、問題の度合いに即した対応を行います。



■「不快」かどうかの客観的判断について

「不快」とは、人間の感情がキーになるものであり、個々人で感じ方/捉え方が違うため、ある人は不快に感じなかったとしても、別のある人にとっては不快に感じるケースも当然のように存在します。そのため、すべての人間が同一の感じ方/捉え方になることはまずありません。内容によっては、10,000人中9,999人が不快と感じるかもしれませんし、10,000人中1人だけが不快と感じるかもしれません。

少数の感じ方/捉え方を否定するわけではありませんが、現実問題として、10,000人中9,999人が不快と感じるのであるならば、“世論としては”ペナルティを与えるべき(ルール違反とすべき)内容になりますし、10,000人中1人だけが不快と感じる内容ならば、“世論としては”ペナルティを与えるべきではない(ルール違反とすべきではない)内容になるかと思います。

このことから、「どの程度であればペナルティを与えるべき内容であるのか?」の線引きを行う必要があり、私たちは実社会の状況・情勢や、ファイナルファンタジーXIVコミュニティの状況・情勢を日常的に確認し、ラインを調整しています。これらは、世論の動向に大きく左右されるものであるため、生き物のように日常的に変化していきます。1年前は問題ないという反応が大多数を占めていたとしても、現在では問題あるという反応が大多数を占めているように変化していることがあります。

ゲームのステータスのように確認できる画面がもし存在するのであれば、簡単に決めることができますが、現実世界ではそうはいかないため、私たちが決めるラインと皆さんが感じるラインとのずれが生じるケースもないわけではありません。もちろん、そうならないように日常的に状況・情勢を確認していますが、もし、ずれていると思うようなことがあれば、ご意見としてご指摘いただけると大変助かります。



■「意図的」かどうかの客観的判断について

先ほど「不快」によってペナルティとなる基準についてお伝えしましたが、その基準である「大多数の方が不快に感じる内容」が必ずペナルティ対象となるかというと、そうではありません。なぜなら、本人は他者に迷惑をかけているつもりは一切無く、本人の責任ではないところで問題となるケース(いわゆる事故)があるからです。

わかりやすい例を記載します。

A. コンテンツ中に、インターネットトラブルで回線切断したことで、パーティが全滅してしまった。
B. まじめにバトルするつもりはなくコンテンツに突入し、意図的に回線を抜いた結果、パーティが全滅してしまった。

この2つは、「1名がサーバーから切断されたことでパーティが全滅する」という発生した事象(結果)は同じですが、受ける印象は大きく異なると思います。Aは仕方がないと感じる方が多く、Bは許せないと感じる方が多いと思います。しかし、プレイ時間があまり取れず、イライラされていた方などは、Aのケースでも通報されることがあります。そこで我々は、通報は通報として受理し、意図的だったかどうかを、客観的に調査/判断を行うことになります。

こちらはわかりやすい例ですので、大多数の方が同じ印象を持たれると思いますが、実際発生するケースでは、いくつもの要素が複合的に絡み合い、かなり複雑になってくるため、この「意図」を正確に判断するため、多岐にわたる視点からの調査を重点的に行っています。

また、意図的ではない場合にペナルティを実施するケースがないわけでもありません。たとえば、Aの行動を100回連続で行っていた場合、意図的ではないにしろ、結果として他者にかけている迷惑は計り知れない状況になっており、多数のプレイヤーから通報されるかもしれません。皆さんがその状況に陥った場合、どのような行動をとるでしょうか。「ネットの調子が悪く周りに迷惑をかけるから、今日は周囲に影響を及ぼすコンテンツをプレイするのは控えよう」という考えを持ったりしないでしょうか。

これが、他者の感情に配慮した行動だと思いますし、現在の世論としても求められている行動なのではないかと思います。それをしなかった場合、世論に反した行動をとっているということになるわけですから、意図的ではないにしろ、何らかのペナルティを実施しなければ、迷惑に感じる方が増えるだけですし、本人にとっても、意図的ではないにも関わらず周りから嫌われたり無用なトラブルになってしまったりと、何も良いことがありません。

そのため、このようなケースであった場合には、ペナルティというよりは「忠告」として、周りの心情を考えてプレイするようにという注意をする場合もあります。



■調査によって事実が確認できないケースについて

すべてを完全に調査できれば良いのですが、調査を行っても状況がよくわからないケースや、意図がまったくわからないケースがあります。皆さんの心情を考えると大変申し訳ない気持ちでいっぱいになるものの、冤罪の危険性をはらんでいるため「疑わしきは罰せず」を曲げることはできません。

とはいえ、そのまま野放しにすることもできないので、ゲームマスターによる監視対象リストに載ることになり、通常よりも監視の目が光ります。これは、一定の監視期間中に何らかの禁止事項に該当する言動があった場合に、通報がなくても対応される状態に置かれるということを意味しています。「ゲームマスターにマークされている」という状態とも言えます。

その後しばらく監視を実施した上で、ゲーム内の発言や行動に問題がない場合には、通報が事実ではなかったと判断して監視対象から除外します。問題行動が確認できた場合には、相応のペナルティを課すことになります。



■報復行為、私刑の抑止と警告について

「頭にきてしまった」「対応に納得がいかない」「対応が遅い」など様々な理由により、不快な言動を受けたことに対して、「自分自身で相手に制裁を加えたい」と、報復行為を行ってしまう方がときどきいらっしゃいます。しかしこれは、殴られたから殴り返すという行為になってしまいます。もちろん心情が理解できないわけではありませんが、結果的に報復行為は、当人にとってマイナスなポイントでしかありません。

オンラインゲームにおける最近の報復とみなされる行為で一番多いものは、SNS等による相手キャラクターや発言の「晒し」です。しかし、前後の発言や行動の情報がカットされることが多く、一方的な殴り返しにもなってしまうため、晒し行為は誹謗中傷に該当してしまいます。報復することによって、一時の感情としてはスカッとするものがあるかもしれませんが、不快な感情にさせられたうえに、第三者からの通報により、ご自身がペナルティを受けることにもなりかねません。長い目でみると良いことはありません。

また、SNS等に晒して、「不快にさせた要注意人物」として注意喚起をするというようなケースを見かけることがあります。先ほど述べたとおり「不快」の基準は個々人によって違うことから、10,000人に1人が不快と思う内容であることもありますので、個々人が不快と感じただけで誹謗中傷が許されていては、いつ誰に中傷されるかわからない世界ということになってしまい、怯えて過ごすしかなくなります。

さらには、加害者とされる方を集団で追及するようなケースもあります。正義の心で行っているのかもしれませんし、また世論が味方につくことによって世論におされた行動であるのかもしれません。しかし、ペナルティを課す権限をもたない第三者の行動は単なる私刑ですし、中には匿名であることを利用して過激な行動にエスカレートしているケースも多々みられます。私刑は正しい行動のように見えて、実のところは中傷しているだけでしかありませんので、適切な行動とは言えないものです。くれぐれもご注意ください。

「運営が正しく動いていればそうはならないんだ!」というご意見もあると思います。それはそのとおりで、私たち(運営チーム)の動きに問題があると感じられた場合には、個々人で動くのではなく、私たちに対してご意見やご指摘をぜひお寄せください。



■ペナルティを付与するタイミングについて

今回頂いたご意見の本題となります。
発端となった行動や発言を行ったプレイヤー、報復を行ったプレイヤー、それぞれにペナルティを実施するタイミングを同時にしてほしいというご意見は、至極もっともなものですし、私たちとしてもできることならばそれがベストな対応であると考えています。しかし、様々な点から、現実にはなかなか難しい場合もあります。

たとえば、「重度な差別用語を用いた内容を、不特定多数が閲覧できる場所で記載している」ようなケースなど、どうしても即時対応が必要なケースが存在します。

冒頭にも記載いたしましたが、何より、ペナルティの情報はプレイヤー個人のプライベートな情報の一部であることから、私たちが処罰の有無や日時、内容などを公開することはありません。警告や処罰を受けた当人が公開しない限り、「ペナルティや警告を受けたかどうか」あるいは、「どちらが先に警告やペナルティを受けたか」を第三者が判断する方法はありません(過去の経験上、ペナルティ対象者が自身に不利になる内容を公開することはほとんどありません)。

それならば、「ペナルティを受けたプレイヤーの情報を公開すれば良い」というご意見があるのは存じていますし、類するご意見は頻繁に寄せられます。感情を考えるとそれは妥当なのかもしれません。しかし、ペナルティを受けたプレイヤーの情報を公開するということは、運営チームが特定のプレイヤーへの集団での追及/報復を推奨しているのと同義だと考えています。私たちとしては、ペナルティは反省を促すためのものと定義していますので、今後も公開することはありません。

ただし、反省が見られず問題行動を繰り返すプレイヤーに対しては、断固とした姿勢で対応していますし、それはこれからも変わりません。



■ペナルティとなるラインの公開について

こちらも頻繁に寄せられるご意見のひとつで、先ほど述べた「ペナルティとなるラインを公開してほしい」というものです。特にペナルティを受けることになった方から、「今後、何に気を付ければよいのかわからないので教えてほしい」と声が寄せられます。

当然のことのように思われがちですが、根本的に誤解をされていらっしゃると考えます。気を付けるべきことは、「他者の心情を理解し他者を不快にしないようにすること」であって、「ペナルティを受けない範囲を知って行動することではない」からです。ラインを越えなければペナルティを受けることはありませんが、皆さん自身が安心して遊べる環境を作っていくためには、ひとりひとりが、他者を不快にしないよう日常的に気を付けておく必要があります。

もしペナルティを受けるようなことがあった場合には、その時点で、世論やファイナルファンタジーXIVコミュニティの状況・情勢をよく確認し、他者にとって何が不快と感じる内容であるのかをあらためて確認していただくことが、とても大切なことであると考えます。



■最後に

ゲームは娯楽です。私たちが提供するゲームを通じて、また次の日を生きる活力を養っていただきたいと考え、開発/運営を行っています。その娯楽で不快になるようなことは、あるべきではありません。

とはいえ、これは人間の感情が影響する部分であり、また世論/コミュニティの状況・情勢は刻一刻と変化していくものですので、皆さんが声を上げてくださらなければわからない部分もあります。私たちは、多数ある娯楽の中からファイナルファンタジーXIVを選んでいただいた皆さんに、選んでよかったと思っていただけるよう最大限努力していきます。皆さんからも、今感じていること、考えていること、ある事象に対してどう捉えているかなどの声を挙げていただき、今回のように客観性をもって議論させていただけると、大変うれしく思います。

ファイナルファンタジーXIVを、皆さんと一緒に、安心・安全な環境でより多くの方にお届けできるようにしていきたいと思っていますので、これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。

2019年2月発表の新方針

改訂に関する説明

  • 禁止事項とペナルティポリシーの改訂について

    こんにちは。

    グローバルコミュニティープロデューサーの(モルボルこと)室内です。

    先ほどトピックスでお知らせが出ましたとおり、幾つかのサービスポリシーの更新を行いました。重要な変更になりますので、ぜひご一読ください。

    ■ファイナルファンタジーXIV禁止事項およびアカウントペナルティポリシー変更のお知らせ

    <改訂されたポリシー> ●ファイナルファンタジーXIV禁止事項 ●アカウントペナルティポリシー

    アカウントの一時停止ペナルティの最大期間が延びているところなど、一見して目立つところがあるため、急激な厳罰化が進むのではないかなど、ご心配される方もいらっしゃるかもしれません。

    今回の変更にあたっては、従来のルールでは対応しきれないような”良いとは言えない行い”にも対応しやすくしたり、またFFXIVのプレイスタイルから、従来の”最大3日間の一時停止”が、一部の悪意を持った方にはペナルティ及び抑止としての効果が薄れていた点などを手当てするため、議論と調整を重ねてきました。

    私たちとしましては、トラブルに巻き込まれてしまった方々に少しでも寄り添った対応を心がけ、場合によっては積極的に介入することで、皆さんが安心してファイナルファンタジーXIVをプレイすることができるよう努めて参ります。今回の一連の改訂は、そのためのものであるとご理解いただければと思います。

    また、今回変更は行っていませんが、昨今SNSや動画/生放送でのトラブルも発生しがちです。この機会に、著作物の利用許諾条件も合わせてご覧いただき、気持ちよくご利用いただけるよう、ご協力をよろしくお願いいたします。

    ●ファイナルファンタジーXIV著作物利用許諾条件

    今回はサービス開始以来の大きな転換となりますが、私たちは今後も引き続きより良い方法を模索していきますので、皆さんもお気づきの点があれば、どうぞお知らせください。

    今後ともファイナルファンタジーXIVをよろしくお願いいたします!

サポートセンターのよくある質問

  • ファイナルファンタジーXIVで禁止されている行為について教えてください。|ファイナルファンタジーXIV サポートセンター
    ファイナルファンタジーXIV禁止事項

    ■ファイナルファンタジーXIVでの禁止行為
    ファイナルファンタジーXIVにおいて、他者のゲームプレイやサービスの運営に悪影響を与える妨害行為は禁止されています。これらの行為は、ファイナルファンタジーXIV 利用規約やスクウェア・エニックス アカウント規約にも違反します。弊社の調査によって違反行為が確認された場合、スクウェア・エニックス アカウントに契約されているファイナルファンタジーXIVのサービスアカウントに対してペナルティが科されます。ペナルティの内容は「アカウントペナルティポリシー」をご覧ください。

    ※以下に解説する内容はファイナルファンタジーXIVで禁止されている行為を理解していただくためのガイドラインであり、すべての禁止行為を網羅したものではありません。また、報告された違反行為に関して、調査した結果やペナルティの有無/内容はプレイヤーのプライバシー情報となるため、お知らせすることはできません。あらかじめご了承ください。

    ■ハラスメント行為
    「ハラスメント行為」は、他者に深く精神的苦痛を与える言動を指します。基本的には「サービスアカウントの一時利用停止」以上のペナルティが科される、非常に重い違反行為です。

    ファイナルファンタジーXIVでハラスメントと判断するガイドラインは以下のとおりです。
    ・人種/国籍/思想/性別/性的指向・性自認に基づく差別的表現
    ・国家/宗教/職業/団体などへの差別的表現
    ・卑猥/わいせつな表現
    ・歴史的な事件や犯罪に関する内容を用いて精神的苦痛を与える行為
    ・ストーキング行為
    ・現実世界の出会いなどを目的として自らの連絡先等の個人情報を公開・提示等する行為
    ・許可なく他者の現実世界の個人情報を公開・提示等する行為
    ・その他、他者に深く精神的苦痛を与えると一般的に見なされている行為

    これらは、チャット(クイックチャットやエモートなども含みます)、マーカー、コメント、名称など、すべての表現できる箇所において禁止されています。キャラクター名に関しては、姓名にまたがってハラスメントに該当するフレーズが形成される場合もハラスメント行為とみなされます。また、集団における行為の場合、関与した全員がペナルティの対象となります。

    ■迷惑行為
    「迷惑行為」は、ハラスメントに分類されない内容で、他者を傷つけたりゲームプレイを妨害したりする言動を指します。その意図がなかった場合でも、結果として他者を傷つけたり妨害したりしていた場合には、ペナルティの対象となる場合があります。

    迷惑行為の代表的なものは以下のとおりです。

    ◆不快な表現
    「不快な表現」は、他者を不快にして精神的苦痛を与える表現全般を指します。不快な表現と判断するガイドラインは以下のとおりです。

    ・暴言/誹謗中傷/侮辱/脅迫などの攻撃的な表現
    ・過度な批判、否定/嘲笑などの他者を刺激したり軽視したりする表現
    ・他者への配慮を大きく欠いた表現
    ・他者の意見を一方的に排除する表現
    ・マナーやモラルに反する表現
    ・プレイスタイルを強要するような表現
    ・ゲームやコンテンツ/コミュニティなどから一方的に排除しようとする表現
     (フリーカンパニーマスターなどの管理者によって定められたルールに沿う場合は除く)
    ・公序良俗に反する表現
    ・その他、他者を不快にする表現

    これらは、チャット(クイックチャットやエモートなども含みます)、マーカー、コメント、名称など、すべての表現できる箇所において禁止されています。キャラクター名に関しては、姓名にまたがって不快な表現に該当するフレーズが形成される場合も迷惑行為とみなされます。

    ◆プレイ妨害
    「プレイ妨害」は、他者のゲームプレイを妨害する行為全般を指します。プレイ妨害と判断するガイドラインは以下のとおりです。

    ・スパム行為
    チャット(クイックチャットやエモートなども含みます)を用いて、他者の会話を妨害する行為および、モグレター等に不要なアイテムを多数送り付けるなどして、モグレター等の使用を妨害する行為を指します。これらは、妨害を目的としていなくとも、他者の利用が妨げられるほどの状況になっている場合には、違反行為と判断される場合があります。

    ・通行妨害/進行妨害
    多くのプレイヤーが通行する通路や施設を集団で封鎖する行為や、重要なNPCに故意に長時間重なるなどして他者のゲームプレイの進行を妨害する行為を指します。

    ・不正な除名投票
    本来の除名投票の用途ではない利用方法によって、他者を排除する行為を指します。

    ・意図的な放置や回線切断
    意図的に放置したりサーバーとの接続を切断したりすることによって、他者のゲームプレイを阻害する行為を指します。

    ・その他プレイ妨害
    その他、何らかの方法を用いて、意図的に他者のゲームプレイを妨害する行為を指します。

    ◆モンスタープレイヤーキル(MPK)
    「MPK」は、モンスターを利用して、他者を戦闘不能にするように仕向けたり他者のプレイを妨害したりする行為を指します。

    ◆詐欺
    「詐欺行為」は、約束を破ったり騙したりして、アイテムやギルを奪う行為を指します。

    ◆なりすまし行為
    「なりすまし行為」は、他者が利用しているキャラクター名やフリーカンパニー名などに酷似している名称、スクウェア・エニックスのスタッフと同一または酷似した名称を使用して、他者や当社スタッフと思わせるような言動、もしくはそう誤解させる言動を指します。

    ■ゲームバランスを崩壊させる行為
    不正プログラムや外部ツールの使用は、ゲームバランスを崩壊させる行為として禁止しています。またプレイヤーが不在でも何らかの道具を用いたり、不正プログラムや外部ツール等を使用したりすることにより、自動的に特定の行動を繰り返させ続ける行為は「不在プレイ」として禁止されています。不在プレイなどの調査のためにゲームマスター(GM)がプレイヤーに話しかけて確認することがあり、GMからの指示に従わずに行動を取り続けた場合は不在プレイとみなされ、ペナルティの対象となります。その他にも以下の行為を禁止しています。

    ・ゲームデータの改変、結合、リバースエンジニアリング、解析等の行為
    ・ユーティリティの作成、頒布等の行為

    ■リアルマネートレード(RMT)
    「RMT」は、アカウント、ゲームデータまたはゲーム内での行為を直接または間接的に現実世界の金品で売買すること、またはその幇助をすることです。RMTの対象には以下のものが含まれます。
    ・アカウント
    ・キャラクター
    ・ゲーム内通貨(ギル)
    ・ゲーム内のサービス
    ・ゲーム内のアイテム
    ・ゲーム内での行為(クリアのサポート等)

    ※不正プログラムやRMTを利用して得たアイテムやギルはゲーム内の経済に大きく影響し、ゲームバランスを大きく崩壊させます。また、不正プログラムにはウィルスやスパイウェアを含むものもあり、不正プログラムを使用すると、パソコンに入力されたデータが外部に流出してしまったり、不正アクセスの原因となったりする場合があり、非常に危険です。

    ■アカウントの共有または貸与
    不特定多数のユーザーでアカウントを共有する行為、他のユーザーにアカウントを貸与する行為は禁止されています。アカウントの貸与および共有はトラブルの原因となり、登録情報の書き換え等が行われてしまった場合、本人確認が行えなくなるなど様々な弊害をもたらします。

    ■不具合の不正利用
    「不具合の不正利用」は、当社が設計したとおりに動かないプログラムを故意に利用し、自己の利益を得る行為または他者に不利益を与える行為です。

    ■ランキング操作(アビューズ行為)
    「ランキング操作(アビューズ行為)」は、仲間内や複数アカウントを利用して、不正にランキングの順位を上げたり、ポイントを増やしたりする行為を指します。

    ■ゲームマスター(GM)の指示を無視する行為
    ゲームマスター(GM)が何らかの指示を行う場合、利用規約やその他ルールに基づいた指示であり、指示に従わない場合は違反行為となります。GMからの指示が行われた場合、速やかに従ってください。


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