エンドコンテンツ(End-game contents)
- オンラインゲームの最終的な目標となるコンテンツ
- ※要するに一番難しいコンテンツ群
- レベルキャップ開放や装備品の実装に影響を受けやすく、時の流れとともにエンドコンテンツの対象は変化する
レベル50に到達してからが本当の冒険だと僕は考えています。エンドコンテンツの”エンド”とは、本来、終わりがないという意味合いを含んでいるものです。単純に難度の高いコンテンツが”エンド”というわけでなく。
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エンドコンテンツの概要
- 一般的には、その時点のレベルキャップにおける最高難易度のコンテンツを指すことが多く、最高性能の装備品やそれを生産するための材料・レシピなどの入手が報酬になることもある。
新生エオルゼア
- FF14においては、極蛮神戦や8人レイドなどがエンドコンテンツに入っていた時期もあった。
- その後、高難易度なエンドコンテンツとして実装された「大迷宮バハムート:侵攻編」の難易度がきつすぎたことから挑戦する人口が減ってしまうという事態に陥り、大迷宮バハムートが第七霊災の伏線回収のコンテンツでもあったためにフォーラムなどで批判の声が上がることとなってしまう。
- さらに「大迷宮バハムート零式」についても、当時はノーマル版と周回制限を同一管理にしていたことなどもあり、同様に挑戦する人数自体が減少してしまっていた。
蒼天のイシュガルド
- こうした傾向から開発側は方針変更を行い、「蒼天のイシュガルド」以後は8人レイドのノーマル版の難易度は比較的低難易度に抑えられ、同時に零式については実装時点の装備ではDPS計算上絶対に超えられない難易度に設定され、同時実装される極蛮神戦およびクラフター製作装備群を強化することでクリア可能になるという設計方針となっている。
- その後「蒼天のイシュガルド」以後パッチ3.2までに実装された装備群を見ても、レイドの零式が最高アイテムレベル報酬であることに変化はなく、パッチ3.0以降の現状では、高難易度エンドコンテンツ=8人レイドの零式となっている。
- また極蛮神戦については、その零式に挑戦するためのステップアップ用の武器を入手するコンテンツという意味合いに変化している。
紅蓮のリベレーター
- 基本的には「蒼天のイシュガルド」時代を踏襲し、エンドコンテンツ群は次のように整備された。さらに零式難易度が下げられた結果、IL上昇の影響を受けないハイエンドコンテンツとして、「絶シリーズ」も実装された。
- 【ノーマル難度エンドコンテンツ】:
- 8人レイド:「次元の狭間オメガ」ノーマルシリーズ
- 8人討伐・討滅戦:4.X蛮神シリーズ、四聖獣奇譚シリーズ
- 24人レイド:「リターントゥイヴァリース」シリーズ
- 【高難度エンドコンテンツ】
- 【最高難度エンドコンテンツ】
漆黒のヴィランズ
- 基本的には「紅蓮のリベレーター」時代を踏襲している。
- 【ノーマル難度エンドコンテンツ】:
- 8人レイド:「希望の園エデン」ノーマルシリーズ
- 8人討伐・討滅戦:4.X蛮神シリーズ
- 24人レイド:「ヨルハ:ダークアポカリプス」シリーズ
- 【高難度エンドコンテンツ】
- 8人レイド:「希望の園エデン:零式シリーズ
- 8人極討滅戦:4.X極蛮神シリーズ
- 【最高難度エンドコンテンツ】
- 8人レイド「絶シリーズ」
- 【高難度エンドコンテンツ】
- 8人幻討滅戦「幻討滅戦シリーズ」
- またパッチ5.3から「ソーチョーの幻想盤」として過去の極コンテンツを現在のカンストレベルで追体験できる「幻討滅戦(げんとうめつせん)」が実装されることとなった。
- これは、過去の極蛮神戦のボス(蛮神)の強さを「漆黒のヴィランズ」カンストレベルであるLv80にシンクした(引き上げた)上で対戦できるようにしたものである。
- (制限解除を利用せずに)過去実装の極蛮神戦に挑戦する場合は、蛮神ではなく”キャラクター側がレベルシンク”される。※制限解除を利用すると、レベル50のボス蛮神に対して、レベル80のキャラクターで相対することになる。
- 例えばレベル80キャラが極タイタン討滅線に参加する場合、キャラクターがレベル50にレベルシンクされ、各種ステータスや利用できるアクションなどがレベル50相当に制限された状態で挑戦することになる。しかしアクション調整の関係上、過去実装時のアクション回しなどと異なってしまうという問題点がある。
- これに加えて過去実装コンテンツに挑戦しても、レベル80カンストプレイヤーにはあまり価値のない報酬しか得られないため、挑戦する意味が失われてしまっているという問題もある。要するに「幻討滅戦」とは、過去コンテンツを現在の強さに再調整して別コンテンツとして実装し、新たに現在にふさわしい報酬を設定し直したコンテンツである。
- また討伐対象の蛮神はメジャーパッチ(5.3、5.4、5.5)ごとに入れ替え制となり、決められた期間のみ挑戦できるコンテンツとなっている。第一弾は「幻シヴァ討滅戦」。
- 難易度としては実装当時の極蛮神戦とされている。
エンドコンテンツ実装までの経緯
- 当初2010年にFF14がサービスインした時点ではいわゆる「エンドコンテンツ」が存在しておらず、レベル上げの果てに目標となるコンテンツが皆無だった。
- その後、NM(ノートリアス・モンスター)、インスタンスレイド、蛮神戦と、レベル50時点では装備品やプレイヤーの動作を突き詰めないとコンプリートできないバトルコンテンツが次々に実装され、その時点での最高性能を誇る装備品などを目当てにプレイヤーが集中することになった。
- 当初はインスタンスレイド「ゼーメル要塞」がレベル50プレイヤーのチャレンジコンテンツとなった。仕掛けのあるダンジョンを踏破しながら、中ボスオーガや大ボスバトラールに挑み、宝箱からRare装備品を獲得することが最大の目標となった。
- その後、蛮神戦「真イフリート討滅戦」が実装され、特殊なフィールドでの蛮神とのタイマンバトルが最大のエンドコンテンツとなった。蛮神武器「イフリートシリーズ」が報酬品となり、これをコンプリートすることが最大の目標となった時期があった。
- さらに、ダークモーグリバトル、ガルーダバトルの蛮神戦、カッターズクライ、オーラムヴェイルのインスタンスレイドが整備されダークライトシリーズ(防具)やイフリートシリーズを超える蛮神武器をそろえることが冒険者達のステータスとなった。
- 一方で、それまでのフィールドの通常モンスターとのバトルに慣れていたためか、蛮神や大ボスとの戦闘に慣れない冒険者や、インスタンスレイドのパーティ報酬制も影響しての報酬を得るために繰り返し同じコンテンツをプレイする必要が出ていたことに対する抵抗感からプレイを中断する冒険者ギルドも多数現れた。
- 報酬については、捨てることが決まっている現行版(根性版)に割くことができる開発人員が決まっていることから新生版リリースまでの現行コンテンツの実装料の上限が決まり、コンテンツ寿命を引き伸ばすため結果的に確率が低く設定されたことが原因となっている。
ピーク時制限と制限緩和
- エンドコンテンツは、実装当初人気が高くプレイヤーが集中することも有り、混雑を避ける目的で実装直後のコンテンツにはクールダウンタイムが設定され、成功・失敗にかかわらず一定時間の再突入時間制限が発生した。
- その一方で、旬を過ぎたエンドコンテンツは突入人数制限が緩和されたり、あるいは蛮神戦についてはトーテム制に変更されるなど難易度の緩和が段階的に実施されていた。
生活系コンテンツ
採集・生産系コンテンツ
- 拡張パックリリース後は、トークン装備などが得られないことから「新式装備」を強化することで挑戦するプレイヤーが多い。ギャザラークラフターの中には、いち早くこの需要に応えるべくレベル上げなどを行うものがおり、これがエンドコンテンツとなっている。
- またレベリング終了後に獲得できる「秘伝書」などを利用した高難易度レシピもエンドコンテンツといえる。
ハウジングなど
- 新生エオルゼアでは、フリーカンパニーのハウジング要素が一応のエンドコンテンツとなっている。
- 新しい家具類がパッチで導入された後は、ワールド全体で家具などのハウジング関連での需要が見込まれる。
- また一部のプレイヤーの間では、テーマに沿ったハウジングを行っているものから、さらに店舗的な構造にした上で、曜日などを決めて他のプレイヤーと交流しているプレイヤーもいる。これらも一種のエンドコンテンツといえる。
その他
- フィールドや都市内の特定の場所をロケハンした上で、自分の望み通りのスクリーンショットを撮影しているプレイヤーも多い。
- パッチ3.1で実装された「グループポーズ」機能は、まさにこのための機能と言えるもので、FF14クライアント単体で様々なエフェクトをかけることができる他、撮影対象のキャラクターのエモートなどについても指定できるなど、パッチごとに機能進化し続けている。
関連項目
- 【インスタンスレイド】【蛮神戦】
- 【新生のストーリー】