コラム/新生プレイデモを解析

  • 正面から写しているビデオがあったので、そこから読み取れる情報を整理してみた。
  • デモ時間は6分ほどでチョコボ走ったり戦闘したりと盛りだくさんだが、驚くほど狭いエリアで撮影されているらしいことがわかってきた。また短時間に非常に多くの情報量を詰め込もうと努力していることもわかる。

マップ位置関係

  • まずどこで撮影しているのかだが、インタビューで「グリダニアを出てすぐの場所」といっており、さらにミニマップにそのヒントが出ている。
    ss_20120820_01.jpg
  • 一番出だし部分で一瞬エオルゼア文字で「adeite」と表示されているのがわかる。どうやらこれは「Jadeite Flood(翡翠湖)」と書かれているようだ。翡翠湖というのはグリダニア冒険者ギルドの前に広がる湖のことであり、まさにグリダニアを出てすぐの地点ということになる。あとでわかるが、いわゆる東門(青狢門)を出たばかりのところだ。
  • 翡翠湖の文字を基準にして考えると、その後西に向かって進みトレントを発見した地点で竜騎士に着替える。SSでもわかるように、画面奥には翡翠湖と大水車、そしてカーラインカフェグリダニア冒険者ギルド)が写っている
    ss_20120820_02.jpg

キャンプ

  • モンスターを倒した後、東に戻るように進み、現行版でいうキャンプ・ベントブランチがある南方向に曲がり、そのままキャンプ内に進んでいく。
    ss_20120820_03.jpg
    • ※画面左手はグリダニアの東門へと続いており、右手はキャンプ・ベントブランチやキャンプ・ナインアイビーへと続く道と思われる。
  • なお現行版でのキャンプというとエーテライトとかなり狭いエリアでしかないが、ここからチョコボに乗って走りだす辺りまでが新生でのキャンプエリアとなっており相当広くなっていることがわかる。
  • キャンプ内の訓練所でルガディンと出会い、ジャンプで段差を飛び降ると、そのまま訓練所を通りぬけ巨大な木のうろをくぐり抜けて道に出ると、いったん北側に戻る。
  • そこで木工加工をしているミコッテと出会い、画面上はUIのカスタマイズに入る。
    ss_20120820_05.jpg
  • UIカスタマイズが終わって今度は逆に南に向かって走りだすが、その時には先程製作をしていたミコッテがもう詩人に着替えて走り出している。 ※添付画像では不鮮明だが、同一キャラクターで間違いない。
    ss_20120820_06.jpg
  • ビデオの時間を書きだすと次のようになる。
    00:12:44 製作完了(UIカスタマイズ画面がかぶる)
    00:12:50 木工ノコギリをしまう動作
    00:12:52 立ち上がる(この後着替え)
    00:12:59 詩人で走り出す
  • 立ち上がってから走り出すまで7秒で、この間に木工師から吟遊詩人への着替えが完了している。これがギアセットを使った場合の着替え速度ということになると思われるが、実際にはUIカスタマイズを待っているだけで、もう少し早く着替えが終わっているようにも見える。
  • ※GAME Watchの動画を見ると、手作業で着替えているようだ。

チョコボ厩舎

  • その後途中でモンスターを倒しながら、先ほど通り抜けてきた木のうろの横でチョコボに乗り、さらに南へ移動する。橋を渡っているが、これは先程訓練所から見えていた川になる。非常に不評だったぶつ切りの川も、きちんと流れが作られていることがわかる。画面上にはここで「Gut Abzweigung(横丁・分岐?)」というエリア表示が出ている。
  • 訓練所から川を挟んで南側に位置するエーテライトに到着し、ララフェルとも合流し、4人でパーティを組む。モーグリを見たあと、気球の下にあるチョコボ厩舎にたどり着き、チョコボに乗り、キャンプエリアを出ていく。
    ss_20120820_07.jpg

ダンジョンへ

  • そのまま南へ道を折れ、少し右に入り込んだところでダンジョンの入口に到着する。
  • なおたどり着いたダンジョンについては「既知のダンジョンでしょうか?」と問われたのに対して「いや、新規のダンジョンですね。」と答えてはいるがこれはどうやら違っており、画面には”タムタラ”と読める案内が表示されている。ドイツ語なので詳細は不明だが、位置関係から考えても「タムタラの墓所」で間違い無いだろう。

全体のサイズ

  • 想像を交え、手書きで荒いマップを書き起こしてみた。 ※手抜き注意!
    playdemo_map.jpg
  • つまり、現行版のマップを基準に考えた場合、グリダニアの東門を出てからタムタラにつくまでの非常に狭いエリアでデモプレイしているということになる。
  • ただし、現行版では猫の額ほどしかない無味乾燥なキャンプエリアが、訓練所やチョコボ厩舎、流れる川、巨大なうろなどを内側に含む非常に広いエリアを使用して設計されていることがわかる。現行版のマップでいえば、恐らく32-31~34-33の3×3のエリアをキャンプに使用しているのではないだだろうか。小さめに考えてもクルザスのアウルネスト程度、建物のサイズや走っている時間から考えると実際にはもう一回り二回り広いエリアが取られているのではないかと思われる。
  • その上、キャンプエリア内各所には座っているNPCや訓練しているNPC、監視用と思われる大きな塔(ガードポスト?)や、配達モーグリ、またダンジョン近くには崩れかけた塀などこの短時間のデモを見るだけでもとても魅力的なマップに仕上がっている。千葉氏が語っていた魅力的なエオルゼアの世界とは、まさにこのことを言っていたのではないかと思えてくるほどだ。
  • かえすがえす、FF14の町こそこのようなファンタジー世界を感じさせるものに作り替えて欲しかったところだが、このまさに大改造といっていい映像を見る限りあのブサイクな町をそのままにしておくとは到底思えず、恐らくだがいずれかの拡張パックで町も変えてくるのではないかとも思われる。

チョコボの移動範囲

  • おまけとしてチョコボを取り上げる。騎乗中、走行中のジャンプができるのはビデオで確認した人もいるだろう。
  • さらに、ビデオの途中でキャンプエリアを出てダンジョンに通じる道を走るが、ここで吉田P操るキャラクターが道沿いにある壊れかけた塀の上をチョコボで走るというサービスも行なっている。
  • さらに画面右側を走るララフェルに着目すると、道の右側の一段高い場所を時折ジャンプしながら走り続け、そのままダンジョンの入り口前にある広場に着地している。※GAME Watch動画では、吉田P自身がこの右上のコースを走って見せている。
    ss_20120820_10.jpg
    • ※この場面では右の高いところを走っている
  • ララフェルはそのまま崖の上を走る
    ss_20120820_11.jpg
    • ※画面中央には「タムタラの墓所」と思われる案内表示が出ている。
    • なおこの案内表示は、そのエリアに入ると自動的に表示され勝手に消える仕組みのようだ。BGMも「町に近づくと鳴り出す」と説明されていたため、細かくエリアへの侵入を検知しており自動的に表示されるようだ。
  • しかもダンジョン入り口には吉田Pよりも早く到着している
    ss_20120820_12.jpg
  • マップ移動の自由度は、現行版の一筆書きの迷路のような黒衣森マップから考えると、驚くほど高くなっているようだ。




 
 

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