ロスティンスタル(Rostnsthal)
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概要
- 旧FF14からの登場人物のひとり。→ 詳細は「NPC・組織/スタルマン」を参照。
- 伏線が回収されないまま放置されていたが、「蒼天のイシュガルド」機工士ジョブクエストでその背景が語られた。
- かつて「スタルマン」としてリムサ・ロミンサの国防海軍「バラクーダ騎士団」の団長(Commodore:提督)を務めていた。当時はレイナー・ハンスレッドの上司。
- その頃、海上を彷徨う伝説の島「シールロック」にある秘宝を求めて無謀な作戦を強行。
- そこで蛮神召喚に関わる遺物を発見する。しかしこれを奪われた上に多くの部下を失ったため、名声を堕としてしまう。
- こうして騎士団を去ったスタルマンは、「ロスティンスタル」と名乗り、自身の海賊団を立ち上げた、失われた遺物を回収しようとするも失敗する。
- 数年間は酒に溺れた状態で過ごしていたが、ひょんなことからイシュガルドで銃術の指南役を務めることとなる。
旧FF14でのロスティンスタル
- 詳細は「NPC・組織/スタルマン」を参照。
オープニングムービーでの登場
- E3 2009において旧FF14が発表された時に、プロモーションムービーに登場していたキーNPCの一人。
- もう一人はヤ・シュトラ。
- さらに新生以降も度々PVに登場するイケメンのヒューランミッドランダー男性(いわゆる「ひろし」のこと)もでているが、この時は大剣を背中に背負っている。
- リムサ・ロミンサ近傍と見られる海上で時化に見まわれ、多くのバケモノが現れる。スタルマン(当時はノーマルなルガディン)が斧を振る い、冒険者をかばうようにヤ・シュトラがバリア魔法(占星術師の運命の輪のような魔法)を掛けるところに巨大なシーサーペントが海の中から現れた。
- この映像は旧FF14公開までに幾度かブラッシュアップされ、スタルマンは拳銃を撃つようになる。そして旧FF14正式サービスでは、このシーンがリムサ・ロミンサを開始都市として選んだ場合のオープニングムービーとして流れた。
※ただしこのシーンは実際には「過去視」をしたものであり、旧FF14では港に降りるとそんな出来事はないと否定されるところからプレイが始まる。ゲーム内ではスタルマンはすでに”ロスティンスタル”となった状態で登場した。この「過去視」については詳しく説明されないまま旧FF14のサービスが終了してしまったため、未だに多くの謎が残っている。
旧FF14:メインクエストでの登場
- 「宝島」シールロックの宝「角笛」を探していたヤ・シュトラの前に登場する。スタルマンはこの時、提督の弔い合戦のためにサハギン族と闘うためにこの角笛を探しており、サハギン族を討伐することでリムサ・ロミンサの提督になろうともくろんでいた。
- スタルマンは裏でバラクーダ騎士団の動きをサハギン族に流しており、「角笛」を目当てにサハギン族とその配下となっていた「海蛇の舌」がリムサ・ロミンサへと襲撃をかけるが、その際に大海蛇が現れる。このときはメルヴァン税関公社がもっていた石版を海に投げ込んだことで難を逃れる。
- バラクーダ騎士団とサハギン族が蒼茫洋で争っていた頃、スタルマンはひそかにシールロック島へと上陸し「角笛」を入手する。
旧FF14)名前について
- 以下は旧FF14時代の考察です。新生後の現在はすでに命名規則などにより詳細が判明しています。
【古くなった考察を折りたたみます】(クリックで展開します)
名前
- 「ロスティン-スタル」と「スタル-マン」と類似箇所がある。
- ウルダハのNPCロロジャルが次のようなセリフを述べている。
ロロジャル : ロスティンスタルの名前の意味をよく考えた方がいいよ。あいつは錆び付いてる。
- ルガディンの命名規則などにはドイツ語由来のものが多く、Rostnsthalの”Rost”はドイツ語で「錆び」を意味する。つまり、ロロジャルの言うとおり「錆びたスタルマン」という意味が込められていると考えられる。→【コラム/国家や種族名称の違いからわかること】のを参照のこと
同じように、ルガディンの一部族ローエンガルデ族も、英語では「Hellsguard」となっている。まったく違う音になっているが、これは日本語表記がドイツ語「Lohengarde(地獄の番人)」から音だけ持ってきているためである。同様にゼーヴォルフ族も英語資料では特に記載されていないのだが、ドイツ語では「Seewölfe(海狼)」と書かれており日本語表記はこのドイツ語表記の音から取られている模様である。
命名規則
何があったのか
- 威風堂々たる提督であったスタルマンが、今やロスティンスタルとして落ちぶれて手下のひとりもおらず蔑まれているのには原因があると思われる。
- クエスト中でいくつかヒントとなる言葉が語られている。
ヴェークビルト : 百鬼夜行には入れたか?奥にロスティンスタルが来てやがるから、恨み言でも言ってやんな。 ニール : 冗談でも、ロスティンスタルに話かけるとは。奴が、どんなに蔑まれているか知らないのですか。 ロロジャル : ひっひっひ。おやおや、ロスティンスタルの使いだって?また人のよさそうなお嬢ちゃんだねぇ。 ロロジャル : ロスティンスタルの名前の意味をよく考えた方がいいよ。あいつは錆び付いてる。 それでもまぁ、斧の師匠としてはなかなかだがね。
- さらにロスティンスタル自身が次のように語る。
ロスティンスタル : さぁ、さっそく大海原にこぎだそう……と、いきたいところだが、 少し前に「百鬼夜行」に襲われたせいで船が壊れてしまってるんだ。 ロスティンスタル : 「百鬼夜行」の根城に忍び込んで、金目のものを奪え。 もともとは、俺の船から奪われたものだから、取り返したと思えばいい。
- 過去のバラクーダ騎士団団長時代に何らかの事件があり、それが元で海賊仲間の中でも蔑まれていることがわかる。さらに、スタルマンの船は同じ海賊である「百鬼夜行」に襲われ船は壊されてしまい、積荷まで奪われたというのである。
機工士クエストで語られる真実
- 「蒼天のイシュガルド」では、イシュガルドに渡った機工士として登場する。アインハルト家管轄の「スカイスチール機工房」の指南役としてジョブクエストに何度も登場する。
ステファニヴィアン : ひゅ~、やっぱりその構え、かっこいいな。 海賊時代はその構えで、活躍してたんだろ!?どうして封印しちゃったんだ? ロスティンスタル : 海賊のいやしい撃ち方だからだ。
- ただし工房のメンバーではなく、あくまで雇われ機工士であり、しきりと契約を口にし、最後には契約期間が終了したといい旅に出るといって去ってしまう。
- また自らの過去についても機工士ジョブクエスト「慚愧!錆びた鉄の罪(Rusted Steel)」でロスティンスタル自らが語る。
ロスティンスタル : 個人的な問題ってやつだ……。 かつてバラクーダ騎士だったころ、己が育て上げた部下を、 自分の無謀な作戦に付き合わせたことがあった。 ロスティンスタル : だが、作戦は失敗……多くの犠牲を出しちまった。 こうして騎士団を追われ、錆ついた俺は、 斧を振り回し海賊の真似事をするまでに、落ちぶれたんだ。 ロスティンスタル : キャンプ・オーバールックで、面会を断られた兵士も、 その時に、割を食らわせちまった部下だ。 ロスティンスタル : そいつらに償いたくて、集めた金をずっと送っているが、 俺の気は晴れやしなかった……。 当然だ、問題は俺の後悔なんだからな。 ロスティンスタル : 今、また指導した者たちが無謀な戦いに挑もうとしている。 今度こそ、見逃すわけにはいかない……。 俺も行って、今度こそ、全員を生還させる!
シールロック
- 「シールロックの宝」を巡ってバラクーダ騎士団であったスタルマンとその部下が登場するが、宝である「角笛」を入手しヤ・シュトラに使い方を聞き出そうとする最中に現れたトラヴァンシェー(アシエン)に不思議な力で奪われてしまう。
※この「トラヴァンシェー」は、「蒼天のイシュガルド」の8人レイド「機工城アレキサンダー」にも登場する。「ミーデ」の項を参照のこと
- 開発の説明によると、このシールロックでスタルマンがロスティンスタルになった切っ掛けの事件が起こったとする。これは機工士ジョブクエストの蒼天編で語られた。
機工士クエストの“ロスティンスタル”。彫金師クエストの“コルベルヌ”。これはけっこう、こだわって話を作りました。PvPエリアの“シールロック”。『旧FFXIV』リムサ編に登場する“彷徨える燕尾岩”のことであり、スタルマンがロスティンスタルとなる切っ掛けの事件が起こった場所です。アシエン・プライム=『旧FFXIV』時代のアシエンのデザインを採用。特に英語圏のプレイヤーさんから、“アレはどうなったんだ”と意見を頂いていたので……。 (電撃の旅団冒険録)
レイナーとの関連
- 過去において、スタルマンの副官らしき立ち位置にいたレイナーが、今はリムサ・ロミンサのバラクーダ騎士団の長を務めている。
- さらにレイナーは、リムサ・ロミンサの導入クエストにおいて、(過去での嵐の船中でのスタルマンの撃ち方を真似た)冒険者の銃の使い方を見て驚き、「師は選んだほうがいい」と意味深な忠告をする。
関連項目
【スタルマン】【レイナー・ハンスレッド】
【シールロック】