サンクレッド・ウォータース(Thancred Waters)
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概要
広大な荒野「ザナラーン」で出会うことになる ヒューラン族の色男。 行く先々で女性にロマンを語り、 愛の詩を捧げて見せるが、 目を見張る短剣の使い手であるなど、 ただ者ならぬ雰囲気を持つ。
- ウルダハ導入クエストに登場するNPC。
- 自ら吟遊詩人と名乗る。
- 設定上は32歳でミンフィリアの5歳年長にあたり、いつもミンフィリアのことを気にかけている。
- 「どこかの都市からの使者」とされていたが、その後シャーレアン出身であることが判明した
- ヤ・シュトラや、イダやパパリモ同様、首筋に特徴のあるタトゥーをいれている。
- 「蒼天のイシュガルド」以降はすっかり人相が変わり、人柄も落ち着いてしまった。さらにミンフィリアを失った後は、まったく目立たない存在になってしまっている。かつて女性と見れば声をかけていたサンクレッドはもう見られない。
出身地
生い立ち
こそ泥の過去
ルイゾワとの出会い
- ある時エーテル学の研究のためにリムサ・ロミンサを訪れていたルイゾワに出会う。サンクレッドはルイゾワの私物を盗もうと接近したのだが、見事に返り討ちにあい、官憲に突き出されることを覚悟する。しかしルイゾワは天性の身軽さという才を人のために使うように諭し、北陽諸島シャーレアンに連れ帰った。
- ルイゾワは「姓」も無い彼に対し、シャーレアンの地で多くの学びを得られるようにと「ウォータース」の仮姓を授けた。
- シャーレアンでは専門的な訓練を受け、サバイバル術と諜報活動のスペシャリストとなって賢人位を取得する。
- その後、ルイゾワの設立した「救世詩盟」へ参加する。
ガンブレイカーの師匠はロスティック
- ガンブレイカーのジョブクエストで語っている。
ロスティック : ……そうか。 お前も、一族以外の者に技を継承したのだな。 実は私も、とある男にガンブレイカーの技を授けた。 ロスティック : そういえば、 彼も大切な者を二度と失いたくない、と言っていたな……。
サブクエスト「彼の秘密は木箱に眠る」
- 「暁月のフィナーレ」オールド・シャーレアンのサブクエスト「彼の秘密は木箱に眠る」に(名前は出ないが)サンクレッドに「サバイバル術や諜報の技術」を教えた師匠が登場している。
3つの鍵を使ったことで、木箱が解錠された……! なかには、報酬らしき装備と手紙が入っている。 木箱に入っていた手紙 : 『(冒険者)、 どうやら木箱は解錠できたようだね。 入っている装備は好きに持っていってくれたまえ』 木箱に入っていた手紙 : 『もうずっと昔のことになるが…… ルイゾワ様に託された悪ガキに、 サバイバル術や諜報の技術を叩き込んだのはこの私だ』 木箱に入っていた手紙 : 『そんな不肖の弟子が、 久々にこの街に帰ってきたというじゃないか。 遠目から見たその顔は、いい目つきをしていた』 木箱に入っていた手紙 : 『君たちと過ごした日々が、彼を成長させたのだろう。 これからもどうか、彼のことを頼むよ』 木箱に入っていた手紙 : 『君に対面してこんなことを言うのは、気恥ずかしくてね。 遠回しになってしまったが、伝えられてよかった。 ありがとう、(冒険者)』
- このサブクエスト中で、サンクレッドについて弟子が語っている場所がある。
ナッツイーターに化けていた男性 : ご名答! あんたなら、俺のことを見つけるって信じてたぜ。 なにせ、あの人が認めた冒険者だからな。 ナッツイーターに化けていた男性 : 俺、あの人に憧れて師匠に弟子入りしたんだ。 最近、数年ぶりに姿を見かけて嬉しくってさ。 ナッツイーターに化けていた男性 : それで、相棒らしき動物に化けてみたんだ。 なかなか上手に変化できていただろ?
イヅミ : 兄弟子は、僕たちの中ではもっとも詩才がなかった。 なのに詩人を名乗って、街ゆく女性に愛を歌っていたなんて。 まったく、仕方がない人だね。 イヅミ : でも……元気そうでなによりだ。 彼を取り巻く状況には紆余曲折あったと、 師匠から聞いているからね。
- なおもうひとりの弟子は衝撃の内容を語っている。
眠たげな魔法大学生? : それにしたって、師匠が女性に変装するとはね。 それだけ、正体を隠しながらも直接、 きみと話してみたかったということか……。
ウルダハにて
- 「救世詩盟」の活動でウルダハを訪れた際に、ウルダハでのパレード事故で父を失い孤児となっていたミンフィリア(アシリア)と出会う。
- このことからルイゾワとミンフィリアを結びつける役割を果たし、「十二跡調査会」の設立と、その後の「暁の血盟」へと繋がっていくきっかけを作ることになる。
戦闘術
- ドマ出身のユウギリの戦闘術と似た剣術を使うことができるため、リヴァイアサン討伐後にユウギリがリムサ・ロミンサで戦闘術を広めると申し出た際に、サンクレッドが身につけている「地下組織の戦闘術」と融合させることを模索し、これが後の「双剣士」、「忍術」へと繋がっていくことになる。
ジョブの変遷
旧FF14:短剣
- 共に戰うシーンでは、右手に短剣(片手剣)を持って戦っている。左手は盾などもなく空いている。
新生エオルゼア
- 初期のインスタンスバトルでは今はなき短剣を扱う剣術士として参戦。暁の血盟では数少ないタンク役だった。
またせたな! 東方の戦闘術ってやつかい? やるじゃないか。 なら、俺も・・・・・・。 お上品に戦うのはここまでだ!
- パッチ2.2でクラス「双剣士」、ジョブ「忍者」の実装(パッチ2.4)に先駆けて、双剣士として戦闘に参加するようになる。
紅蓮のリベレーター
- 隠密スキルを活かして帝国陣中深くに忍び込んでクルルの居場所を探索、その後はサンクレッドさんはタンク役を見事にこなしていた。
漆黒のヴィランズ
新生でのサンクレッド
- 三国別メインクエストで、ウルダハから開始した冒険者の前に現れる。
- 冒険者の「超える力」で見た過去の記憶からは、両手に美女をはべらせ、甘い言葉をささやくなど女たらしな姿が。この頃から、一人称を「私」から「俺」にしようと意識していることが伺える。
- 新生の初期メインストーリーでは極めて重要な役割を担っている。
蒼天のイシュガルドでのサンクレッド
- 「ナナモ・ウル・ナモ暗殺計画」に巻き込まれた暁のメンバーたちであったが、サンクレッドはヤ・シュトラとともに追手を食い止めるべく地下道に残り、冒険者たちを先へと逃がした。
- その後ヤ・シュトラのエンシェントテレポによりその場を脱出した2人だったが、蒼天のイシュガルド開始時点ではその行方は知ることができなかった。
- その後、ヤ・シュトラを黒衣森で発見し、さらにパッチ3.1のメインクエストで「高地ドラヴァニア」において、放浪しているところが発見された。正体の知れないミッドランダー男が現れたとの連絡を受け冒険者とヤ・シュトラたちが現地へ向かうと、そこには片目が傷ついたサンクレッドがいた。この頃から左目を隠すようになっている。
それは、こっちの台詞さ。 地下水道で戦っていたと思ったら、突然、光に包まれて…… 気づいたときには、見知らぬ土地ときたもんだ。 「エンシェント・テレポ」による転移が行われたと理解するまで、 しばらく時間がかかったよ。
- なおヤ・シュトラ同様に転移後は素っ裸の状態だったという。
そこからは、生きるために必死さ。 なんせ、素っ裸だったからな。 削った黒曜石をナイフ代わりに、 魔物を仕留めて肉と皮を手に入れる、正にサバイバル生活……。 どうにか人里を見つけようと、彷徨ったあげく出会ったのが、 「ヴァスの里」のグナース族だったというわけだ。 あまりにひどい恰好だったもんで、彼らと取引して、 「人の服」を用立ててもらってね。 そんな中、グナース族から、彼らの蛮神の話を聞いたんだ。 なんでも、神狩りを成した人の勇者がいたというじゃないか。 ヤ・シュトラ:蛮神の動きを追えば、いずれ「暁」の者に出会う……。 そう考えて、グナースの塚の周辺を探っていたのね?
- なお「デジタルファンフェスティバル2021」の2日目の講演において、元々目は見えていたと説明されている。
Q:暁メンバーでサンクレッドだけ外見が大きく変化したが
A:(石川氏)この質問に便乗してここで誤解を解いておきたい。
「なんで漆黒になったらサンクレッドは急に目が見えるようになったのか?」と聞かれるが、そもそもあれ目を隠していたのは一時的なケガなので、目は見えてました。小綺麗にしてたのは第一世界という比較的狭いコミュニティの中怪しい感じを出しているのはちょっと逆に目立ってしまうなという彼の判断と、あとリーンへの配慮になります。あと原初世界の体は蒼天時代のサバイバル生活で日焼けしていたのが暗い未明の間で寝ていたために新生くらいの日焼け具合に戻り、さらにタタルさんによって「ちょっと小綺麗にするでっす」って言って小綺麗にされた結果、小綺麗になりました。
吉田「(コメントに)こじつけって書いてるけどこじつけじゃないんだよ。ちゃんと打ち合わせてよしそれで行こうって、もういいよそれでってやってるんで、こじつけたんじゃなくて決めたんだよ。流れを。」
ナッツイーター
- 「サンクレッド」と検索すると関連キーワードに「ナッツイーター」と出る。
- 一部のプレイヤーの間では「ナッツイーターさん(ナッツさん)」などとも書かれている。なお世界設定本にも「相棒ナッツイーター」と書かれている。
- これは蒼天のイシュガルドで地脈をさまよった後、高地ドラヴァニアで発見された時に、相棒ナッツイーターと戯れていたためである。
- ※SS右下手前が相棒のナッツイーター。
- ※このネタは後に「漆黒のヴィランズ」でも登場した。
ミンフィリア
- 「蒼天のイシュガルド」のある段階で、ミンフィリアとの別れが来る。
サンクレッド : ……ひとりで行くつもりか? ミンフィリア : サンクレッド……いつもそばにいてくれて、ありがとう。 父も、ずっと見守ってくれていたあなたに、 とても感謝しているはずよ。 あなたにもらった、あふれるほどの愛情を、 今度はわたしが、誰かにわけにいかないと。 ……離れていても、心はそうして繋がるわ。 サンクレッド : 君なら、できるさ。 まったく、すっかり見違えたもんだ。 あんなに小さなレディだったってのに……な。
紅蓮のリベレーターでの動き
漆黒のヴィランズトレーラービデオ
- 発売前のトレーラービデオに登場している。
- 新ジョブである「ガンブレイカー」へと華麗にジョブチェンジしており、眼帯も取り去っている。「ガンブレイカー」については、原初世界で帝国属州で修得したのだという。
サンクレッド : 乗り込むっていうなら、先陣は任せろ。 今の俺の戦い方は、盾役に向いているからな。 サンクレッド : ガンブレードの扱いは、原初世界にいたころ、 帝国属州に潜り込んだときに、ある人物から習ったんだ。 魔弾を補填できない俺には不向きだと、腐らせてたがな……。 サンクレッド : こっちに来て、ミンフィリアを連れ出そうと決めたときに、 前よりも敵を引きつけられる戦い方が望ましいと考えた。 それで、工芸館の凄腕職人に特注したというわけさ。
- またマイフェアレディ(ミンフィリア)と再び出会いすっかり復活したのか、覇気と輝きを取り戻してナイスミドルとなっている。
- ※ただし新システム「フェイス」の画像では、蒼天時代の眼帯付きとなっている。
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- パッチ5.0まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
「漆黒のヴィランズ」第一世界でのサンクレッド
第一世界への召喚
光の巫女の救出劇
- その後、3年前にはユールモアに幽閉されていた「ミンフィリア」こと光の巫女を助け出している。※これが「漆黒のヴィランズ」ローンチトレーラーなどで描かれるシーン。
今度は俺が付いている。安心しろミンフィリア。
- その後サンクレッドたちは半年ほどイル・メグにあるウリエンジェの館に身を寄せるが、その後光の巫女は、サンクレッドを置いたまま一人で飛び出し、行方不明となっていた。その後サンクレッドは水晶公と面会して光の戦士たちの動きを知ることとなり、レイクランドのラクサン城に監禁されている光の巫女救出後にランジート将軍の襲撃で危機に瀕していた一行の前に華麗に登場する。
サンクレッド : 俺と、その娘……ミンフィリアは、 罪喰いを狩りながら旅暮らしをしていたんだ。 サンクレッド : だが、レイクランドの近くまで来たとき、 そいつが唐突に姿を消した。 サンクレッド : 探し出してみれば、ユールモア軍に捕まっているときた。 どう救い出すか思案しているときに、 クリスタリウムにも動きがあるのを見てな……。 サンクレッド : 急ぎ水晶公を訪ねて、作戦を知った。 ……同時に、頼まれごとをしたんだ。 サンクレッド : ミンフィリア救出作戦において、劣勢になることがあれば、 お前たちごとイル・メグへと離脱させる…… その場合に案内役をしてほしい、とな。
光の巫女リーンへの接し方
- ミンフィリアの魂を宿している少女リーンに対するサンクレッドの態度は微妙なものであり、その理由が語られる。
サンクレッド : 知ってのとおり、俺は3年ほど前に、 ユールモアで幽閉されていたあの子を連れ出した。 サンクレッド : その直後……一度だけ、ふたりで訪ねたんだ。 アム・アレーンの南、「光の氾濫」が止められた地を。 サンクレッド : そのときだった。 彼女の中に眠っている、本来の…… 俺たちの知るミンフィリアの意識が、表に現れたのさ。
- いっぽうサンクレッドが取り戻したいと思っているミンフィリアは、依代となっている少女たちの体を借りているだけであり、その心までは奪いたくはないという。
サンクレッド : 教えてくれ、ミンフィリア! 俺は、どうしたら……どうしたら本来の君を取り戻せる? 光の巫女 : サンクレッド……。 今のわたしは、かつてあなたに宿ったアシエンと同じ。 わたしの魂を受け入れやすい子に、体を借りているだけよ。 光の巫女 : 第一世界から、希望の灯火を絶やさないため…… 「光の加護」という力の存在を、証明し続けているだけなの。 光の巫女 : でも、そのせいで…… 依り代となった少女たちは、本当の名を呼ばれることさえない。 光の巫女 : もう、十分に残酷よ。 これ以上は……この子から精神の主導権まで奪うようなことは、 あってはならないわ。 サンクレッド : だが、君だって…… ひとりきりで世界を渡り、戦ったんだ……! サンクレッド : そんな君を、このまま放っておけるか! できるなら、俺はもう一度、君を救いたい……! 光の巫女 : ……もし、この体の持ち主が、 戦いに疲れ、すべてを投げ出したいと願ったのなら。 光の巫女 : そのときは、心ごと成り代わって、 わたしがすべての宿命を受け止めましょう。 光の巫女 : けれど、もし。 この子が自分の足で進むことを選び、 険しい世界を歩いていくための力を欲したなら……。 光の巫女 : わたしは、すべてをこの子に託しましょう。 光の巫女 : 転生のために残している力も受け渡せば、 本来の「光の巫女」に近づけるはずよ。 サンクレッド : だめだ、そんなことはッ! フ・ラミンさんだって、君を待ってる。 それが……消えていいわけがない! 光の巫女 : ありがとう……。 でも、これはわたしたちが決めることではないわ。 光の巫女 : 今、ミンフィリアと呼ばれているこの子が、 自分で選ぶべきことよ。
- 育ての親であるフ・ラミンの名前を出してまで引き留めようとするサンクレッドであったが、ミンフィリアの意思は固く、サンクレッドは諦めざるを得ない。
光の巫女 : ……ねえ、サンクレッド。 父さんの事故以来、一緒に過ごした時間を覚えている? 光の巫女 : この子を護り、この子に教え……そして、そばにいてあげて。 かつてわたしに、そうしてくれたように。 光の巫女 : だって、まだ何も知らないんだもの。 生きるべき世界のことさえわからないのに、 道を選ぶなんてこと、できないでしょう? 光の巫女 : いつか、決断のときがきたら、再びここに来て。 この場所でなら……きっとまた会えるわ。 サンクレッド : ミンフィリア……ッ!
- この出来事以降、サンクレッドは深い葛藤に苛まれており、このときの出来事もリーンに伝えられておらず、そのためリーンへの接し方がややぶっきらぼうになってしまっている。
サンクレッド : 俺たちの事情や、本来のミンフィリアも原初世界から来たこと。 あいつにはすべてを伝えてあるが、あのときのことだけは…… まだ、言ってはいない。 ウリエンジェ : 第一世界は今、もうひとりの「光の加護」を宿せし者を迎え、 滅びの危機に抗いはじめています。 ウリエンジェ : 彼女が繋いできた希望を、誰が、どのように受け取るのか…… 決断のときは、近いのかもしれません。
- この態度はヤ・シュトラにも見透かされてしまっている。
ヤ・シュトラ : ……あなたはどうなの、サンクレッド。 念願のお姫様と会えて、幸せかしら? サンクレッド : お互いもうガキじゃないんだ、皮肉はやめておけ。 ……俺は、偵察に行ってくる。 ミンフィリア : あの……違うんです。 サンクレッドは、私が本物じゃないから……。 ヤ・シュトラ : 思いどおりにならない理由を挙げるのは簡単よ。 大事なのは、それにどう対処するかだわ。
- さらにアリゼーからも疑問が付いている。サンクレッドには、リーンに対しての親心が(ミンフィリアのことも複雑に絡むために)素直に出せないということだろうと思われる。
アリゼー : サンクレッドは、何を考えて、あんな態度とってるのかしら。 こっちに来てから、人が変わったようにさえ思えるけど…… でも……あんな感じ、どこかで……。 アリゼー : ああ……そっか……。 お父様……フルシュノにちょっと似てるんだわ。 アリゼー : アレコレと口出ししてくるのに、 最後はこっちに判断を委ねようとするとことか、とくにね。 ……元気にしてるかしら、お父様もお母様も。
- ジョブ「ガンブレイカー」となったサンクレッドは、「ソイル」に魔力を込める作業をたびたび光の巫女に頼んできたという。
サンクレッド : そのソイルに、いつもどおり、魔力を込めておいてほしい。 ……頼めるな?
ミンフィリア : サンクレッドに連れられて、いろんな場所を転々としましたが、 中でも一番長く……半年以上いた場所なんです。 ソイルに魔力を込める作業は、決まってここでしていました。
サンクレッド : ……もとの体に起きていた異変は、 ご丁寧に、こっちでも引き継がれててな。 サンクレッド : 護衛に適したガンブレードに持ち替えたはいいが、 エーテル放出に難のある俺じゃ、ソイルに魔力を込められない。 それを、こいつが助けてくれてるんだ。
ミンフィリアやリーンへの接し方について
- インタビューなどで語られたもの。
吉田 たぶん、書き手も迷ったと思うのですが、サンクレッドにとって、アシリアとリーンがどういう存在なのかという部分です。明確に「妹と娘とハッキリ言ってほしい」と伝えました。光の戦士とリーンを逃がした後、「行かせはしない。妹と娘、ふたりの家族への想いだ……打ち破れると思うなよッ!」と言って両者が激突しますが、その時点でサンクレッドから見たふたりとの関係は明確にしておきたいと考えたのです。
──もうひとつお聞きしたいのですが、『漆黒のヴィランズ』の物語を通して、いずれにしても家族を失うことにサンクレッドは悩み抜いたはずです。しかもその答えはリーンが出すので、彼の心情を察すると胸が張り裂けそうになります。まったく質問になっていなくて恐縮ですが、吉田さんにそのあたりの思いをお聞きしたいのですが?
吉田 サンクレッドとフ・ラミンのアシリアへの思いは、確かに“お兄さんや母親代わり”です。サンクレッドとしては、アシリアは家族なのだから、彼女自身の願いを最大限に尊重すべきで、自分がいくら悲しかろうが最終的には本人の意思を尊重し、その想いを守ってあげたほうがいい……それが家族というものだと考えているはずです。
その一方でサンクレッドは、自分たちの愛情を押し付けることになったとしても、それを止めるべきなのではないかとも思っていた。この部分で葛藤したわけです。ですがアシリアは、後世に希望の灯を繋いでいくことこそが己の使命であり、命の役割であると考えていました。
だからこそアシリアは、リーンならば光の戦士たちやサンクレッドと一緒に歩むことで、必ず彼女自身がつぎへ託していきたいであろう希望を得てくれると思ったわけです。だから、リーンのあの選択に対して、アシリアは、「あの願いは、あなたが拾ってくれたのね。……わたしは、それで十分、胸を張ることができる」と言ってすべてを託したわけです。
サンクレッドからすると、家族を失うことに悲しさを感じてはいても、後悔はないと思います。彼自身は彼女と直接やり取りできましたが、フ・ラミンのほうはそれも叶いませんでした。でも、だからこそ原初世界に戻ったときに、それがどうだったのかについて、サンクレッドはラミンに一生懸命に伝えようとするだろうなと思います。
吉田 サンクレッドとフ・ラミンのアシリアへの思いは、確かに“お兄さんや母親代わり”です。サンクレッドとしては、アシリアは家族なのだから、彼女自身の願いを最大限に尊重すべきで、自分がいくら悲しかろうが最終的には本人の意思を尊重し、その想いを守ってあげたほうがいい……それが家族というものだと考えているはずです。
その一方でサンクレッドは、自分たちの愛情を押し付けることになったとしても、それを止めるべきなのではないかとも思っていた。この部分で葛藤したわけです。ですがアシリアは、後世に希望の灯を繋いでいくことこそが己の使命であり、命の役割であると考えていました。
だからこそアシリアは、リーンならば光の戦士たちやサンクレッドと一緒に歩むことで、必ず彼女自身がつぎへ託していきたいであろう希望を得てくれると思ったわけです。だから、リーンのあの選択に対して、アシリアは、「あの願いは、あなたが拾ってくれたのね。……わたしは、それで十分、胸を張ることができる」と言ってすべてを託したわけです。
サンクレッドからすると、家族を失うことに悲しさを感じてはいても、後悔はないと思います。彼自身は彼女と直接やり取りできましたが、フ・ラミンのほうはそれも叶いませんでした。でも、だからこそ原初世界に戻ったときに、それがどうだったのかについて、サンクレッドはラミンに一生懸命に伝えようとするだろうなと思います。
旧FF14での冒険者との関わり
- 冒頭のグゥーブーとの戦闘シーンで、冒険者、ニエルフレーヌと共に戦う。
- 狂言回し役として、メインストーリ上で重要な役割を果たす。
グランドカンパニー設立の動き
関連項目
【救世詩盟】