ヴァルシャン(Varshahn)
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- パッチ6.0まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
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概要
太守様のお使い
- 最初は、「太守様のお使い」として登場する。前任者のあと2年前から「太守の付き人」を務めているという。
ナブディーン : 誰かと思えば、ヴァルシャンじゃねぇか。 太守様のお使いか? ヴァルシャン : それから、みなさんへの伝言も預かっています。 危険な前線での見張りに感謝する……と。 ナブディーン : しっかし、あんなにお優しい太守様でも、 付き人の扱いだけは手厳しいんだよなぁ……。 ナブディーン : それこそ、ここは前線だぞ? ここ数日は状況が落ち着いちゃいるが、 お前みたいな子どもを寄越すか、普通。 ナブディーン : 前の付き人も、よく太守の使いだっつって、 何かと街中をウロウロしてたよな。 お前に替わってから2年……あいつ、元気かなぁ……。 ヴァルシャン : 太守の付き人を務めた者は、外交官となるのが常ですから。 どこかの国で、元気にやっているんじゃないでしょうか。 ヴァルシャン : それから、僕がこうして出歩いているのは、 自ら望んで申し出たからです。 どうか、太守を悪く思わないでやってください。
- しかし実際はヴリトラの仮初の姿であることが語られる。
- ヴリトラの片目とヴァルシャン
エスティニアン : お前、片眼はどうした。 ヴァルシャン : ここだ。 今はこちらの身に埋め込んでいる。 ヴァルシャン : この身躯は、ラザハン工芸の粋を集めた人形なのだ。 そこに眼をはめることで、私の分身として使っている。 エスティニアン : ……なるほどな。 道理で最初に会ったときから竜の気配がしたわけだ。
真の姿
- 実際には、ヴァルシャンとは七大天竜の一翼、ヴリトラであり、彼は「メーガドゥータ宮」の奥深くに潜んでいる。
ヴリトラ : ……竜の力は、大きい。 そして強大な力のあるところには、争いが絶えないものだ。 ヴリトラ : 私は皆を焼く炎になりたくなかった。 だから、国の礎を築いた者たちに、 真実を覆い隠すよう頼んだのだ。
- しかしドラゴン族の姿では人民を驚かせてしまうため仮初めの姿で現れており、アヒワーンの一族が 「表向きの太守」としてラザハンを支配している。
サンクレッド : じゃあなんだ、今でもこの国の本当の太守は、 ヴリトラだっていうのか……!? アヒワーン : 然り、私の一族は代々ヴリトラ様に仕え、 「表向きの太守」を務めて参りました。
大人の姿
- パッチ6.2メインクエストで第十三世界への探索に出かける際には、大人びた格好で登場している。この身体は、ニッダーナたちラザハンの錬金術師たちが用意したものだという。
???? : すまない、待たせたな。 エスティニアン : お前……もしやヴリトラか? ヴァルシャン : ああ、そうだ。 少年の身体に埋め込んでいた竜の眼を、 こちらの身に移したのだ。 ヴァルシャン : 何か慌ただしく準備しているようだとは思っていたが、 まさか、私のためだったとは……。 ニッダーナ : アタシたちの太守様が、直々に出陣するんですから! 半端な装いじゃ、送り出せませんよ。 ニッダーナ : 錬金術師たちが腕によりをかけて、 戦いに適した最高の人形に仕上げたんです。 いつもの身体より、武器も魔法も扱いやすいはず! ニッダーナ : まあ、本当はもっと早く見せたかったんだけど、 ギリギリまで調整してたせいで遅くなっちゃって…… ごめんなさい。 ヴァルシャン : 謝る必要はない。 私の方こそ、皆に気を遣わせてしまっていたようだ。 この身体……ありがたく使わせてもらおう。
生き別れの姉
- 生き別れになった姉・アジュダヤを探し続けている。
- パッチ6.1メインクエストで、暇になった暁メンバーが探検先を探している中で、宝の地図を入手する。ダンジョン「近東秘宝 アルザダール海底遺跡群」を攻略すると、最奥には謎の装置が置かれており、そこにヴァルシャンが登場する。
???? : 待て! その装置に触れてはならない! グ・ラハ・ティア : あんたはヴリトラ…… いや、その姿のときはヴァルシャンだったか。 ヴァルシャン : ヴリトラと呼んでくれて構わない。 今さら隠す必要もないのでな。 ヴァルシャン : それにしても、 このような場所で君たちと再会することになろうとは。 よもや盗掘が目的……ではないだろう?
- 話を聞くと、装置はヴォイドゲートを隠すためにヴァルシャンが作らせたものだという。
ウリエンジェ : ……天竜ヴリトラよ。 あちらの装置についてお伺いしても……? ヴァルシャン : ……かつて、私が錬金術師たちに作らせたものだ。 あるものを封印するためにな。 ウリエンジェ : これは……ヴォイドクラック……!? グ・ラハ・ティア : ……いや。 小さくともこれは……ヴォイドゲートだ!
- そしてヴァルシャンことヴリトラは、かつてのアラグ帝国の侵攻と、その時に起こった出来事を語り始める。詳細は「第十三世界」の項を参照
ヴァルシャン : 蛮神を擁するメラシディアの軍勢と、 魔王配下の妖異を擁するアラグの軍勢の正面衝突…… それは悲惨な戦いだったよ。 グ・ラハ・ティア : オレたちも、そのあたりの歴史については、 詳しいつもりだが……まるで見てきたような口ぶりだな? ヴァルシャン : 事実、見ていたんだ……。 ヴァルシャン : 劣勢に立たされたティアマットの咆哮を聞き、 彼の地へとかけつけた私と…… ヴァルシャン : 「姉」であるアジュダヤはね……。
ヴァルシャン : しかし、どれほど討ち倒しても妖異は無数に現れる。 消耗戦を強いられる中で、 やがてアジュダヤは、戦況を変えるべく賭けに出た。 ヴァルシャン : ヴォイドゲートに突入し、 妖異の軍勢の大本を叩こうとしたのだ。 ヴァルシャン : むろん、私も姉さんを追って、 アラグの根拠地にそびえ立つ水晶の塔に向かったが…… 目の前でゲートが閉じてしまってね。 ヴァルシャン : それ以来、姉さんの…… アジュダヤの行方はようとして知れない。
ウリエンジェ : アジュダヤは、あなたの咆哮に応えなかったのではなく、 そもそも咆哮が届かない場所に、今もなおいるのですね……。 次元の壁によって隔たれた、第十三世界に……。
- こうして暁のメンバーは、第十三世界(ヴォイド)への冒険を開始する。
第31回 ハイデリン探検隊 (2023/06/30)
- 上記番組で世界設定が取り上げられた。
- ヴァルシャンが使っている人形の体はどれくらい繊細なんでしょうか?
- Q:普通の人のように食べたり息をしたり、体温があるんでしょうか?それとも人間の姿を真似しているだけなのか気になります。
- A:人間ではないことがバレないように、食事の真似(食料を咀嚼して飲み込む事)はできますが、繊細な味を感じることは出来ませんし、消化器官が内蔵されているわけでもありません。また寒さや暑さといった気温を感じる機能などもありません。
- 胸を定期的に上下させて呼吸しているように見せたり、瞬きをしたり、触れると人肌のような体温が感じられたりしますが、いずれも「人間らしくふるまう」ための偽装にすぎません。