NPC・組織/シ・ルン・ティア

シ・ルン・ティア(X'rhun Tia)

Table of Contents
X'rhun Tia
シ・ルン・ティア
シ・ルン・ティア
種族ミコッテサンシーカー性別男性
出身地アラミゴ年齢42歳
所属組織紅の疾風結成メンバークラス赤魔道士
付加情報
関係者アリア
アリゼー(赤魔法の弟子)
ランバード
コンテンツ赤魔道士ジョブクエストCV
世界設定本2巻 183ページ

概要

「紅の疾風」

  • 20年前のアラミゴ動乱のさなかに結成された「紅の疾風」の結成メンバー。
    シ・ルン・ティア : オレは、20年前のアラミゴ革命軍の一員だ。
  • ゴールドソーサーで面会したウィルキンも、かつて動乱のさなかに「紅の疾風」により救われた避難民の子供の一人だという。
    シ・ルン・ティア : 実はこの装束は、「紅の疾風」時代のものなんだ。
    オレは故郷を守れなかったが、救えた命もあったんだな。
    いや…………救われたのは、オレの方かもしれん。

ランバードとの関係

  • ランバードもまた「紅の疾風」のメンバーであった。
    シ・ルン・ティア : ヤツは「紅の疾風」を結成した同志だった。
    ともに古の赤魔道士の流儀を学び、魔法戦への応用を試みたんだ。
    シ・ルン・ティア : だがある日、ヤツは仲間を皆殺しにして、姿を消した。
    ひとり偵察に出ていたオレが戻ると……
    残っていたのは、変わり果てた惨殺死体の山さ。
    シ・ルン・ティア : のちに、ヤツが帝国に買収されていたという噂を聞いたが、
    真相は闇のなかだ。
  • ランバードとの戦い後
    シ・ルン・ティア : ……おたがい、情けねえよなあ?
    「紅の疾風」最後のふたりが、同士討ちで虫の息……。
    オレは弟子の手を借りて、やっと仲間の仇討ちだ。
    シ・ルン・ティア : ……だが、この情けないザマが、オレとお前の真実だ。

カロワイズ一族(the Calowise family)

  • ランバードの本名は「ランバード・カロワイズ(Lambard Calowise)」であり、古の第五星暦時代に、マハの大魔道士の一族であった初代カロワイズの末裔である。
  • いっぽう共に闘うことになるアリアもまた、母方の系譜にもこのカロワイズの名がある。
  • 現代のランバードは、禁書『夜の血族』を読み、秘術「ソウルスティール」のヒントを得たという。
  • 『夜の血族』の著者の名も、カロワイズであるという。
    シ・ルン・ティア : だからふたりとも、最後までオレの話を聞いてほしい。
    まずは、禁書の著者のことだが……。
    アリア : えっと、つまり……
    「夜の血族」を書いたのは、ただの殺人鬼じゃなくて、
    古の魔法に通じた魔道士だった、ということですか?
    シ・ルン・ティア : そう……100年ほど前のイシュガルドで、
    古代マハの妖異召喚から赤魔法まで、あらゆる秘術の文献を渉猟し、
    独学で実践におよんだ怪人物だ。
    シ・ルン・ティア : そしてこの男の血筋には、秘密があった。
    彼は、異界から召喚した大妖異「リリス」の血を注入した、
    マハの大魔道士の子孫だったんだ……!

後進の育成

  • アラミゴ解放後も国に戻ることはなく後進の育成に努めている。
    シ・ルン・ティア : オレは、20年前のアラミゴ革命軍の一員だ。
    結果的に帝国の侵攻を招いたオレたちが、
    再び表舞台に立つことは、無用な混乱を招きかねんしな……。
    シ・ルン・ティア : 革命軍が「解放軍」と名を変えてずいぶん経つ。
    未来を選ぶ権利は、これからの時代を生きる者たちにある。
    シ・ルン・ティア : それよりもオレは、赤魔道士としての後進の育成につとめたい。
    オレはいまも「紅の疾風」のシ・ルンだが、
    「抗う力」を何に使うかは、お前たちの自由だ。
    シ・ルン・ティア : ああ……オレはまた、ひとり旅に戻る。
    だが定めに抗い、みずから拓いた道をゆく者たちは、
    遅かれ早かれ、出会ってしまうものさ。
    シ・ルン・ティア : ……だから、さよならじゃない。
    また次に会うときを、楽しみにしてるぜ!

アリゼーの師匠

  • 旅に出ていた頃のアリゼーと出会い、赤魔道士として指南している。
    シ・ルン・ティア : そういや、アリゼーも多少そんな傾向があったが……
    あれはたぶん、見かけによらず血の気が多い性格のせいだ。

赤魔法の秘術

  • 赤魔道士クエストでは、ランバード・カロワイズが行おうとしている赤魔法の秘術についての調査を行うことになる。

赤のジグラート(The Ziggurat)

  • 赤魔道士クエストで登場する、ギラバニア山岳地帯にある建造物。※石造りの東京ビッグサイトのような建物
  • 赤魔道士の始祖たちが、第六霊災で不安定になった気候を制御するために造ったという。
    シ・ルン・ティア : 「赤のジグラート」は、赤魔道士の始祖たちが築いた建造物だ。
    霊災で不安定になった気候を、制御するための装置らしい。
    乱れた地脈を鎮めるための、重しみたいなもんか。
  • 歴代の赤魔道士が、歴史や秘術を刻んだ石板を設置してきたという。
    シ・ルン・ティア : 歴代の赤魔道士は、歴史や秘術を刻んだ石板をここに安置した。
    盗掘や風化で、大部分が失われちまったが……
    シ・ルン・ティア : こいつは…………!
    石板のひとつに、とんでもないことが書いてあるぞ。
    ランバードが自身に施した、秘術の正体だ。
    シ・ルン・ティア : 第六霊災の直後、「赤魔法」がまだ体系化される前……
    異界「ヴォイド」の妖異と契約し、その血を体内に入れて、
    力を借りた赤魔道士たちがいたというんだ……!
    シ・ルン・ティア : ……妖異のなかには、獲物の生命力を喰らうバケモノがいる。
    ランバードも、妖異の血を自分に移植したんだろう。
    そして、「ソウルスティール」の力を得た……。

ソウルスティール

  • 「ソウルスティール」とは、第六霊災前、マハのとある大魔道士の一族が始めた術であるという。
    シ・ルン・ティア : ふむ…………彼らは獲物の生命を喰らえないとき、
    特殊な錬金薬を使って、「飢え」をしのいだらしいな。
    ……その調合法が、こっちの石板に書いてあるぞ!
    シ・ルン・ティア : 主な材料は、半結晶状態のエーテルだな。

禁書「夜の血族」探し

  • ランバードは、この秘術を禁書「夜の血族」を読むことでヒントを得たという。現在この禁書は「グブラ幻想図書館」の禁書庫に収まっている。
  • 捜索の際に出てきた禁書類
  • 『断罪の騎士』(The Dutiful Knight)
    『断罪の騎士』 : 第六星暦960年代のこと、
    クルザスのとある教会にて、司祭が斬殺される事件が起きた。
    下手人の名はトリファニエル、平民出身の騎士であった。
    『断罪の騎士』 : 件の司祭が悪霊祓いと称し、貧民の幼子を連れ込んで、
    背徳的な行為を行っていたのを目撃し、剣で斬り伏せたのだ。
    これぞ真の正義であり、腐敗した正教を断罪する光と言えよう!
    In the Year 960 of the Sixth Astral Era, a murder did occur wherein a member of the ciergy was struk down by a knight of common birth.
  • 『健全な宗教画名作選』(Sketchers of Divinity)
    『健全な宗教画名作選』 : 女神たちの緻密すぎる絵画が載っている。
    男神が収録されていない理由は、推して知るべし……。
    (The pages contain incredibly detailed pictures of female deities in various stages of undress. No male divinities appear to be included in this collection...)
  • 『アルカナの惨劇』(The Arcana Killer)
    『アルカナの惨劇』 : 「アルカナの惨劇」は、ソーン朝時代にウルダハを震撼させ、
    十数名に及ぶ犠牲者を出し、迷宮入りとなった連続殺人である。
    遺体には占星術などで用いられる「アルカナ」が添えられていた。
    『アルカナの惨劇』 : 犯人はアルカナ占いによって標的を決めていたとされるが、
    犠牲者のなかには、宮廷抗争にかかわる要人も含まれていた。
    そのため、無差別殺人を装った暗殺だとする説もある。
    During the Thorne Dynasty, a series of unsolved killings shock the very foundations of Ul'dah. The murderer was so named for the practice of leaving a card from the deck of arcana by the bloody bodies of the slain.
  • 『闇に葬られた聖女』(An Angel in Darkness)
    『闇に葬られた聖女』 : インクがかすれていて、よく読めない……。
    (The ink has faded to the point of illegibility...)
  • 『ある彫金師の日記』(Diary of Goldsmith)
    『ある彫金師の日記』 : 今日は、黒衣森に向かった。
    常連客であるダルタンクール家のアマンディヌお嬢様から、
    邸宅に立ち寄るように依頼されたからだ。
    『ある彫金師の日記』 : そして、新作を手に訪れたハウケタ御用邸にて、
    私は知ってしまった……。
    究極の美とは、いかなるものなのかを……。
    Today I visited the Twelvewood. Lady Amandine of the Dartancours, a regular patron of mine, bid me call upon her household.
    I set off with confidence, my latest masterpiece in hand, but it was within the walls of Haukke Manor that I beheld the true pinnacle of perfection...
  • 『夜の血族』(Nightkin)
    『夜の血族』 : 我は血の供儀が産みし、魔性の一族の末裔なり。
    我はこの書を、闇夜に生を受けし我が同胞……
    「夜の血族」たちに向けて記す。
    『夜の血族』 : 司祭どもは我を殺人鬼に仕立て、我が言葉を妄言と呼ぶだろう。
    しかし、これから記すことは、すべて魔術的な真実であり、
    彼らの教義こそ虚構である……。
    I am the descendant of demons; a scion of tainted blood. It is for my brethren born into darkness--for the Nightkin--that I pen these words.
    The holy men will insist my teaching are madness--theravings of a deranged killer. But you shall learn that all I scribe henceforth is eldritch truth, and their faith the twisted lie...

大妖異リリス

  • イシュガルドの異端審問官によって禁書の著者が捕まった際に、「リリスの匣」はウィッチドロップの谷底に投げ捨てられたことを突き止める。「リリスの匣」を探し出し、アリアにより匣を明けると、目覚めたリリスはランバードの目論見も、さらにアリアの生まれすら大妖異リリスの奸計であったと告げる。
    リリス : くっくっく……待ちわびておったぞ。
    忌まわしき匣(はこ)より我が身を解き放つ、この時を……!
    ついに、1000年を超す大計が成る……!
    人の子よ、その身体を差しだせ。
    そして、新たなる魂の器……我が依代(よりしろ)となれ!
    シ・ルン・ティア : ……依代だと? アリアの身体を、乗っ取るつもりか!
    リリス : 然り……すべては、我の導いためぐりあわせ。
    まずは我が血を宿す者の心に、夢を通じて語りかけ、引き合わせ、
    一代また一代と、その血を濃くしていった……。
    やがて、依代にふさわしき力を持つ者が現れはじめ……
    我は血族のひとりに、最も有望な「器」を探す役割を任じた。
    かの者は自分では気づかぬまま、その役をしおおせた。
    シ・ルン・ティア : …………! ランバードのことか!
    リリス : 然り……聞け、依代よ……我が愛しき「器」よ……
    汝の父母が惹かれあい、汝という子をなしたことも……
    汝が天涯孤独となったことも……すべては、我が導き。
    来るがよい……定めには逆らえぬ。
    汝は「究極の器」となるべく、「作られた」人の子なのだ……!
    アリア : …………ずっと前から、決められていたの?
    わたしが生まれたことも……両親が出会ったことも……
    叔父さまが…………亡くなったことも……?
    リリス : 善い子だ……。
  • リリスにさらわれたアリアを救い出すため、かつてリリスが召喚されたというヤフェーム湿地帯にあるマハの遺跡へと向かう。
  • 赤魔法の「抗う力」により大妖異リリスの支配を断ち切ったアリアだったが、同時に習得していた赤魔法も忘却してしまっていた。

関連項目