カリュクス(Calyx)
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- パッチ7.2を最後まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
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※性別については、自身で「俺」と言っており、スフェーンも「彼」と言っていることから判断しました。 |
概要
- スフェーンは知っているという。
スフェーン : あの声、どこかで……。
スフェーン : もしかして、キミ…… カリュクスなの? ウクラマト : あいつのこと、知ってるのか? スフェーン : エレクトロープ技術を極めた若き天才…… スフェーン : 自身が設立したプリザベーションという組織を率いて、 麻痺症状への対策を研究していた人物だよ。 スフェーン : カリュクス……! キミはいつだって先を見据えてた。
スフェーン : 彼は、雷光大戦期に頭角を現したエレクトロープ技師の申し子。 周囲から天才少年ともてはやされる一方で、 生まれつきの病が原因で、余命わずかだったんだ。 スフェーン : あれから400年経った今でも活動しているのなら、 きっと彼も、永久人になったんだと思う。 病に冒された肉体を捨てて……。
- 白衣のような服を着ており、常にペンでなにか操作をしている。胸ポケットにはペンとコンパス?、入館証のようなものまでぶら下げている。常に複数のパネルを周囲に浮かせて様々な情報を表示している。
- たびたび取り出し操作するタブレット。背面にはアレクサンドリア王国の紋章のようなものが入っている。※スフェーンの項を参照
カリュクスの目指しているもの
- 新たな進化を目指しているという。
???? : 新たな「進化」のためさ。 ???? : 太古の昔、生命は移り変わる環境に適応するため、 「死」というものを会得した。 ???? : いわば、世代交代という生存戦略だ。 古くなったもの、弱きものは死によって排除され、 種は時代に応じて最適化されていく……。 ???? : けど、とっくに限界、 時代遅れなんだよそんな方法は。 ???? : 繁殖に頼るから野放図に増えていく。 結果、資源不足だの、くだらない戦争だのを引き起こす。 ???? : その傍らで、死という終止符を打たれ、 どれだけの可能性が消えていった? ???? : ……ここに至った人類に、肉体という枷は非合理だよ。 目指すべきは「管理された永続(プリザベーション)」だ。
カリュクス : 病を患い、深手を負い、老い朽ちる。 カリュクス : 脆弱な肉体に、価値はない。 カリュクス : 人類はいかに進化すべきか…… 俺の答えは、すでに出ている。 カリュクス : さあ、新たな問いを始めよう。
- グ・ラハの解説。
グ・ラハ・ティア : 彼らは「鍵」を使うことで、 現状提示している5000人という上限を超えて、 永久人化を進めようとしている……。 グ・ラハ・ティア : となれば、鏡像世界からエーテルを奪うつもりだってことは、 まず間違いないだろう。 グ・ラハ・ティア : それを使って、すべての死者を救おうとした先王との違いは…… 恐らく、人数だ。 グ・ラハ・ティア : カリュクスは、永久人の維持に必要なエーテルの量を、 正確に把握している。 だからこそ上限を設定できるし、無慈悲にも線を引くんだ。 クルル : 管理された永続、ね……。 それを進化と呼ぶかどうかはともかくとして、 人の在り方は明白に変わるわ。
- ただし「鍵」が必要だという。
カリュクス : こちらの要求は「鍵」の返却……極めてシンプルだ。 手放す気がないのなら、相応の覚悟はしておくことだよ。
その他
第九世界
- アレクサンドリア王国があった世界を「第九世界」だとする。
カリュクス : 俺としても、こんな形で研究成果を使ったり、 手間や時間をかけさせられたりするのは、甚だ遺憾だよ。 カリュクス : けど、知ってのとおり、とっくの昔に身体は手放しているんだ。 そこの英雄殿が大人しく「鍵」を譲ってくれないかぎりは、 あの手この手を尽くすしかないのさ。 カリュクス : 何がそんなに気に入らない? カリュクス : その「鍵」さえあれば、ほかの鏡像世界を開墾し、 収穫した糧でより多くの永久人を生み出せる。 カリュクス : そうすれば、我々「第九世界」の人類にとどまらず、 原初世界の者にも「進化」の機会が与えられる。 拒む理由はないと思うけど。
王城旧跡アンダーキープ
- カリュクスは、光の戦士が持つ力を計測しようと「王城旧跡アンダーキープ」へとおびき出す。
- アンダーキープはエバーキープの基礎区画に存在するダンジョン。
シェール : エバーキープは、旧王国時代の城を覆うように建設されました。 その周辺にあたる基礎区画は保安上の理由で立ち入りが禁じられ、 マップデータも公開されていません。 スフェーン : この塔が、城を……。
グ・ラハ・ティア : 先王の記憶世界では、すでに城下町が水没していたよな。 あの状況だと、復興に向けた資源調達の手段として、 城の解体を考えた人も少なからずいたはずだ。 グ・ラハ・ティア : なのに、今でも城が残っている……。 明日を憂う環境にあってなお、国の象徴を護り抜けたのは、 人々の並々ならぬ情熱と努力の賜物だろう。