アーシェ(Ashe)
- 設定上で登場する人物名
概要
- アーシェは、パッチ4.Xで実装された24人アライアンスレイド「リターントゥイヴァリース」およびサブストーリークエスト「セイブ・ザ・クイーン」内のセリフ・設定のみに登場した人物。
- ヴィエラ族フランや、バンガ族の盗賊ブワジらが所属する「レンテの涙(Lente’s Tears)」というレジスタンス組織の代表であるという。
人となり
- 「リターントゥイヴァリース」の登場人物たちが、それぞれアーシェについて語っているシーンがある。
異邦の劇作家 : ただ、今でも反乱軍を指揮する者たちは大勢いるようで、 地下に潜り、その好機を虎視眈々と狙っているらしいね。 異邦の劇作家 : ちなみに、その反乱軍を率いているのは王女アーシェを名乗る、 十代後半の少女だという。 アーシェ本人はナルビナ城塞で戦死したのは確かなので偽者かな?
フラン : このような甘い願いなど聞き入れられるはずもなく……。 戦いは熾烈かつ冷酷なのですよ、アーシェ様……。
リナ・ミュリラー : もともとは「レンテの涙」のリーダーからの要求のようで、 それをフランさんが無礙にできなかったって、 そうブワジさんは言ってたわよ。 ジェノミス・レクセンテール : どうやら「レンテの涙」のリーダーは純粋な人のようだな……。 悪く言えば、世間慣れしていない「甘さ」を残す人なんだろう。
ジェノミス・レクセンテール : それは逆じゃないかな……むしろ若く幼い? フランさんはそのリーダーをとても大切にしているのだろうね。 だから、無茶だとわかっていても命令に従った……。 ジェノミス・レクセンテール : そうだな、教育の意味もあったんじゃないのかな。 ただ反論しても……たとえその反論が正しいものだとしても、 経験の浅い者は納得がいかない……経験がないからね。 ジェノミス・レクセンテール : 素直に言うことの聞く若者ならば、それはそれでよし。 だが、たとえ反抗的であっても、反省を反省として受け入れる、 そんな若者ならばリーダーとしての資質はあるはずだ。 ジェノミス・レクセンテール : ……そういえば、レジスタンスを率いるリーダーのひとりが、 ダルマスカ王家の血筋を引く若者だという噂を耳にした……。 もし、その若者が「レンテの涙」のリーダーだとしたら……?
- ただしゲーム内の時間で約30年前に亡くなったとされる。バンガ族ブワジとギジューが語るアーシェの最期。
盗賊ブワジ : 双子の妹であられるアーシェ王女を密かに城塞から逃がす、 それがオレたちの任務だったンダ。 だが、失敗した……。
盗賊ギジュー : ガラムサイズ水路で王女様は亡くなる前にこう言ったンダ。 オレたちに「生きてくれ」と……。 盗賊ギジュー : 王を失い国を失ったとしても、民が生きているかぎり、 ダルマスカの誇りは失われないとな。 王女様は微笑みながら兄貴の腕の中で冷たくなったのサ。
アーシェの最期の真実
- フランの経歴として語られた。
- 旧ダルマスカ王国の禁衛府騎士、「サラーブ」の部隊指揮官であったフランは、ダルマスカ王国がが滅ぶ際に密命を受け最後の仕事を実行する。
- そのフランの最後の仕事が「アーシェ王女の暗殺」であった。正確には暗殺されたと見せかけてその身柄を秘かに隠し、王家の血筋を守るという特殊作戦であった。
- 作戦は成功し、目撃者であったバッガモナンたち銃士隊は王女が亡くなったことを広く流布した。また、近衛騎士団のフリをして王女の亡骸を受け取ったのもフランとそのチームである。また、この作戦を許可したのはアーシェの双子の兄・ラスラ王子であった。
- 敗北ともなれば王家は皆殺しになるのが必至。かといって、このままアーシェを生かしておく限り、ダルマスカの民は死ぬまで帝国に抗い続けるであろう。そう考えたラスラは実父である国王すら欺き、国家のためにアーシェを隠匿することにしたのだった。かくしてアーシェ王女はフランの故郷に伝わる特殊な秘術により、祖国復興の時まで永い眠りについた。
- それから30年が経過し、目覚めたアーシェは過去の記憶の大半を失っていたが、自分が何者なのかだけはきちんと覚えていた。
- だが、秘術の影響なのか、かつての戦争による心理的外傷によるものなのか、時折、過去の陰惨な出来事がフラッシュバックするため発作を起こす。フランはアーシェを補佐しつつ「レンテの涙」を指導していたのであった。
- なおブワジらは、アーシェを本人とは思っておらず、王家の子孫であると信じている。
関連項目
- 【レンテの涙】
- 【NPC・組織/バッガモナン】【NPC・組織/フラン】
- 【ダルマスカ】【イヴァリース伝説】
- 【異邦の劇作家】【ジェノミス・レクセンテール】【リナ・ミュリラー】
シリーズ作品におけるアーシェ
- 初出はFF12。ダルマスカ王国王女であり、ヒロインとして登場した。
- アーシェ・バナルガン・ダルマスカ(Ashe B'nargin Dalmasca)。
- ラスラ・ヘイオス・ナブラディアの「妻」であったが、2年前帝国の侵略を受け王国は滅亡し、その際にラスラは討死、国王暗殺の後を受け彼女も死んだと伝えられていた。しかしアーシェは、オンドール侯爵率いる反乱軍の一員としてアマリアの偽名を使い、水面下で活動していた。
- FF14の「リターントゥイヴァリース」においては、ラスラとアーシェは双子の兄妹の関係である。さらに、ダルマスカ王国がガレマール帝国に侵攻された際に「ナルビナ城塞の戦い」が行われ、そこでダルマスカ王の子息であるラスラ王子とその双子の妹であるアーシェ王女は戦死したことになっている。この戦いはゲーム内の時間では30年前の出来事である。
異邦の劇作家 : ガレマール帝国がダルマスカ王国に進攻し、 属州としたのは30年前だ。 ドマ占領の5年前、アラミゴ制圧の10年前だね。