ロロリト・ナナリト(Lolorito Nanarito)
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概要
- フルネームは「ロロリト・ナナリト」→命名規則/ララフェルの命名ルール
- ウルダハで一、二を争う大富豪であり、あらゆる逆境から利益を生みだした数々の実績から、「百億ギルの男」と称される。
わしがロロリトだ。貧乏人でも、その名ぐらいは聞いたことがあろう? 服飾の「サンシルク」、宝飾の「エシュテム」を傘下に収める 「東アルデナート商会」の会長を務めている。 我々は、ガレマール帝国出身の商人たちとも取引がある。 そうしたパイプを使えば、帝国の元老院議員たちと交渉し、 共存の道を模索することも不可能ではない……はずだった。
砂蠍衆
功績
- 商会の扱う商品は他国でも人気が高く、その輸出経路を確保するためにアラミゴへ至る東方貿易の輸送路も自ら開拓したという。
- ヘルハウンド隊を先遣隊として東ザナラーンに進出したガレマール帝国に対し、東方交易路における非武装協定を結んでいる。この輸送路を確保するためにロロリトから巨額の金が動いたとされる。
商取引法
- ウルダハの法律は、王宮のご意見役である ナル・ザル教団の司教たちが策定しており、教団に莫大な献金をすれば口が出せる。
- 今の「商取引法」は、ロロリト会長の献金により「東アルデナード商会」に有利な内容になっているという。
石像
- 砂の家前の広場に建つ巨大なララフェル像は、このロロリト本人のもの
真ん中のでけぇ銅像は、砂蠍衆の「ロロリト」像さ。 第七霊災の後のベスパーベイ改修作業にあたって、 大金を出したみたいでさ、その貢献を称えているんだと。
アラミゴ難民の帰還支援
- アラミゴ解放後、ウルダハに残っていたアラミゴ難民の祖国帰還について、ナナモから支援要請を受け、これを受諾している。
ナナモ : さっそく商談に移りたいのじゃが……? ロロリト : よろしいでしょう。 いったい、どんな提案をしてくださるのですかな? ナナモ : ザナラーンに居留するアラミゴ難民についてじゃ。 彼らの祖国への帰還を支援したい。 戦勝祝賀会の一件の詫びとして受け取った、 そなたの財産の半分と、テレジ・アデレジの権益……。 これを財源として、公費を投じるつもりじゃ。 しかし、この計画はアラミゴ難民のためだけでなく、 我らウルダハにとっても、投資に見合う益のあるものとしたい。 そして利益を上げることにかけて、 「百億ギルの男」と呼ばれるそなたに、勝る者はおらぬじゃろう。 どうか、知恵と力を貸してはくれまいか? ロロリト : どうやら、女王陛下も世の中の仕組みというものを、 いろいろと学ばれたようですな……。 詳しい話を、お聞かせ願いたい。
ロロリト : なるほど……。 難民の帰国を支援する見返りに、当地での新たな産業を興し、 利益の一部をウルダハの民に還元する……と。 よき考えと存じます。 理念は実に素晴らしい……が、未だに事業としては、 具体性に欠けると言わざるを得ませんな。
ロロリト : ふむ、ソルトリーか……。 ロッホ・セル湖に面した塩漬け工房があった寂れた村……。 ……かの塩湖の塩には、独特の旨味がある。 帝国の侵攻によって供給が絶たれた時には、 美食家たちが、大いに嘆いたものだ……ワシも含めて、な。 塩とは食の基本にして、 いかようにも姿を変え、多くの品を生む……。 そう……莫大なギルに姿を変えるやもしれぬな。 ナナモ : どうじゃ、当地の住人との交渉は必要になろうが、 この計画に、東アルデナード商会として乗るつもりはあるか? ロロリト : よろしいでしょう。 ギラバニアの白き結晶を、我が商会の知恵と力によって、 百億のギルへと変えてご覧にいれましょう。 それが、アラミゴを助け、 かの猛牛が進むべき道を照らさんという、 我らが女王陛下のお望みとあらば……。 ナナモ : 交渉成立のようじゃな!
- こうしてロロリトの東アルデナード商会は、王宮によるアラミゴ難民の帰還支援事業の見返りとして、ソルトリーの製塩業により富を生み出す事業への参画を決める。
- ただしこのロロリトによる事業計画には、アルフィノの提案によりアラミゴ側からも「廃王の黄金」を資金として出資を行うことで、ウルダハによる主導権独占を阻止するという動きも行われることとなった。
素顔
姪リリジュ
- 「悪党成敗クガネ城」では、このロロリトの姪だというリリジュが人質として登場する。
東アルデナード商会の手代 : 人質のクガネ奉行、ウルダハの要人のご親族も無事に……。 …………おや? 赤誠組の隊士 : おお、冒険者殿もこちらにおったか! 人質とされていた、砂蠍衆ロロリト殿の姪御様…… 「リリジュ」嬢を、送りとどけにまいった! リリジュ : 私は、紀行作家を生業としております。 クガネを訪れたのも、この地に滞在して見聞きしたものを、 旅行記として記すためでした。 リリジュ : この国の独特な文化や風習について学ぶはずが、 まさか、このような事件に巻き込まれてしまうなんて……。 危険な任務に挑んでくださり、感謝の念に堪えません。 東アルデナード商会の手代 : リリジュ様、今回は運良く救援を要請できましたが、 今後も、幸運がつづくと考えるのは危険です。 ロロリト様も心配しておられますので、どうか……。 リリジュ : いいえ、私はまだウルダハへは帰れません……! このまま旅行記を書けば、ひんがしの国に関する記述は、 此度の事件に関することのみになってしまう……。 リリジュ : そのような記述を他国の者が読んだら、 ひんがしの国は、野蛮で危険な国だと誤解されてしまいます。 でも、それは一部の側面でしかないでしょう? リリジュ : あなたのおかげで、旅をつづけることができます。 旅を終えたら、此度のあなたとの出会いのことを、 きっと、旅行記に書かせていただきますね!
関連項目
【ハンコック】
【砂蠍衆】