NPC・組織/マムージャ

マムージャ族(Mamool Ja)

  • 獣人種族のひとつ
    • 世界設定本1巻 265
Table of Contents

概要

マムージャ族は、複数の部族によって構成され、それぞれに異なる身体的特徴を持つ。茶褐色系の鱗と頭頂部の長い鶏冠が特徴的な「フビゴ族」は、腕力に優れることから戦士階級に多い。一方青味がかった鱗と大きな目を持つ「ブネワ族」は、生まれながらに豊かな魔力を持ち、魔法の使い手として活躍する。このほかではまだらの鱗を持つ「ドプロ族」という騎獣の扱いに長けた部族もいるようだ。

  • トカゲが二足歩行しているような外見をしている。
    マムージャ族
  • 複数の部族により構成され、「フビゴ族(Hoobigo)」、「ブネワ族(Boonewa)」、「ドプロ族(Doppro)」が確認されている。
  • エオルゼア西方の「新大陸」にある巨大国家「マムージャ蕃国」は、これらの種族をまとめる双頭の王「連王」が君臨しているという。
  • 新大陸出身で傭兵としてこのエオルゼアに渡ってくるという。
    ドゥドゥザン : マムージャ族は、
    西方の新大陸出身の屈強な民だ。
    奴らの商品は己自身、つまり傭兵ということだ。

社会文化

  • 複数の部族で構成されるマムージャ族では、通常、同一部族でしか婚姻を行わない。
  • しかし、宗教儀式の一環として、異部族婚が行われるらしく、その結果として稀にふたつの頭部を持つ個体が生まれる。こうして生まれた子は「祝福の兄弟」と呼ばれ、幼い頃から指導者として育成されるようだ(一説では、個々の頭部に自我があり、文字通り兄弟関係にあるらしい)。
  • そして成人した「祝福の兄弟」は、配下の民を率いて「戦闘団」という集団を結成。次代の「連王」の座を巡って、他の戦闘団との間で武勇を競い合うことになるらしい。
  • 彼らが傭兵として武を売るのも、こうした「連王」位を巡る競争の過程のようだ。

    これは世界設定本での記述だが、のちに「黄金のレガシー」のメインシナリオで、その歴史を含めて詳しく語られることになった。

部族

  • マムージャ族は3つの部族にわかれている。
    ウクラマト : そもそもマムージャ族は、3つの部族に分かれててな。
    まず、フビゴ族……
    ウクラマト : それとブネワ族……
    ウクラマト : 最後にドプロ族だ。
    ウクラマト : 茶色い鱗のフビゴ族と、青い鱗のブネワ族の間に、
    ごく稀に、双頭のマムージャが生まれてくるらしい。
    力と魔力を兼ね備えた最強の存在としてな。

※ページ下部にある「FF11におけるマムージャ族」に書かれるように、FF11での4つの階級(戦士・水士・賢士・騎士)の戦士=フビゴ族、水士=モゼヤ族、賢士=ブネワ族、騎士=ドプロ族という分類から、ちょうど水士だけが消えた状態となっている。なおFF11の4つの階級における水士はマムージャ蕃国と同盟状態にあるサハギン族のことを指している。

青い鱗と鶏冠について

  • ドプロ族とそれ以外の部族の違いが分かりづらいが、どうも「鶏冠」(とさか)のあるのがフビゴ族とブネワ族のようだ。逆に「鶏冠」がなくて赤い兜?をかぶっているのがドプロ族のように見える。※ただし女性はこの限りではなく鶏冠がないようだ。
    • 元々のFF11の設定ではドプロ族は「ウィヴルに騎乗して闘う=騎士」という設定があったためわかりやすかったが、FF14でのマムージャ族は街中でも登場しウィヴルに騎乗していないため、他部族との違いがやや分かりづらくなっている。鶏冠の違いをなくせば「青い鱗のマムージャ」が2部族いるのだが、そのため「青い鱗のフビゴ族」というゾラージャの売り文句が(プレイヤー視点では)分かりづらくなってしまっている。ゾラージャが頭に派手な赤と緑の羽根のかぶり物をしているため、鶏冠があることに気づいてない人が多そうだ。
  • もちろんゾラージャも鶏冠がある。隣はブネワ族のサレージャ
    ゾラージャ
  • ただしクリスタルタワーの道中レッドドラゴン戦で追加モブとして出てくる「ハオカー」は鶏冠もあり、どうも青い鱗のフビゴ族のように見える。

フビゴ族

  • 茶色い鱗を持つ。
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ブネワ族

  • 青い鱗を持つ。鶏冠は前と後ろに1本ずつ計2本あるようだ。※鶏冠については後述の「泣男のラトージャと異男のガヒージャ」がわかりやすい。
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ドプロ族

  • 赤い何か(兜?)をかぶっている。鶏冠はない。
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他部族婚について

  • かつてマムージャ族がマムークを拠点としていたころ、他部族婚では子は成さないと考えられていた。
    ウケブ : その時代には、同じマムージャ族であっても、
    異部族同士では、子を成せないと思われていました。

双頭のマムージャ

  • しかしシュバラール族との戦いが続く中で、フビゴの族長が部族間の連携を強化しようと、ブネワの族長に互いの子らを婚姻させる政略結婚を申し出たという。当時は異部族同士では子は成さないとされていたが、子供が生まれてしまった。
    ウケブ : しかしあるとき、フビゴの族長が部族間の連携を強化しようと、
    ブネワの族長に、互いの子らを婚姻させる政略結婚を申し出た。
    それが運命を思わぬ方向へと導きます。
    ウケブ : その時代には、同じマムージャ族であっても、
    異部族同士では、子を成せないと思われていました。
    ウケブ : ところが生まれてしまったのです。
    両部族の血を引いた異形の存在……双頭が。
  • しかも双頭のマムージャは頑強な肉体と高い魔力を兼ね備えた戦士として成長し、「祝福の兄弟」と呼ばれ、三部族を束ねる王となったという。
    ウケブ : そして、双頭は、
    頑強な肉体と高い魔力を兼ね備えた戦士として成長……。
    やがて「祝福の兄弟」と呼ばれ、三部族を束ねる王となった。

出自

  • ダンジョン「禁書回収グブラ幻想図書館」で読める本には次のように書かれている。
    シルバーサンド一家のメルウィブ・ブルーフィスウィンが、
    西方の新大陸に至る、安全航路を発見したことは、
    歴史的に見ても大きな意義を持つ。
    これまで新大陸への航海は、まさに命がけであり、
    運を天に頼むしかなかったからだ。
    ただし、上陸してからも決して油断できない。
    野蛮なマムージャ族をはじめ、原住民族には、
    好戦的な者も少なくなく、魔物や野獣の脅威も強い。
    しかし、私は必ずや伝説の「黄金郷」を見つけるつもりだ。
  • 「稀書回収グブラ幻想図書館」で語られるマムージャ族
    『続・新大陸見聞録』
    新大陸において、もっとも強大にして広大な版図を誇るのが、
    マムージャ族による巨大国家「マムージャ蕃国」である。
    ただし、決して単一種族による国家ではない。
    そもそも、「マムージャ族」とは、
    姿形の異なる複数の種族によって構成される連合体なのだ。
    茶褐色の鱗と長い鶏冠が特徴的な「フビゴ族」、
    青味がかった鱗と大きな目を持つ「ブネワ族」、
    まだらの鱗を持つ「ドプロ族」……。
    これらの多種族を「連王」と呼ばれる、
    双頭の王が強力な権力によって束ねているのだ。

    Over the Horizon Redux: It is widely known that the Mamool Ja boast one of the most impressive indigenous societies to be found in the New World. It would be a mistake, however, to view the Mamool Ja as a single, uniform people. A careful analysis of documents brought back by explorers reveals that the Mamool Ja are more accurately described as a federation or alliance of numerous distantly related tribes, each with distinguishing physical characteristics: the brown-scaled Hoobigo with their distinctively long combs, the large-eyed, blue-scaled Boonewa, and the mottled Doppro. It is further said that although Mamool Ja rarely marry outside their own tribes, such unions do occur on the occasion of certain religious observances, and are known to produce two-headed offspring that are hailed as “blessed siblings” and groomed to be warlords from a young age. Indeed, the Autarch, ruler of all Mamool Ja kind, is known to be one of them...

  • ここでは、マムージャ族の国家「マムージャ蕃国」が語られている。

著名なマムージャ族

  • いくつかのFATEやクエスト、リスキーモブとして登場している。

グルージャジャ(Gulool Ja Ja)

ゾラージャ(Zoraal Ja)

サレージャ(Sareel Ja)

バクージャジャ(Bakool Ja Ja)

  • バクージャジャの取り巻き。鶏冠の有無がわかりやすい。
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    • バクージャジャの武の頭の方は鶏冠の後ろに装飾なのかいくつかトゲトゲがあり、理の頭の方は鶏冠が1本である。どうも双頭になると理の頭も鶏冠が1本になるらしい。※ただし「光鱗のモラージャジャ」になると理の頭の鶏冠がない。
    • バクージャジャの左後方(画面手前)のドプロ族は赤い兜のようなものをかぶっているが鶏冠は見えない。
    • バクージャジャ後方に2人いるのが茶褐色の鱗のフビゴ族。鶏冠が見える。
  • ちなみに幻影のグルージャジャ。武の頭も理の頭も鶏冠は1本ずつしか生えていない。
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ゼレージャ(Zereel Ja)

美男のブガージャ(Scarface Bugaal Ja)

  • ブロンズレイクのFATEで登場する。

    過去に温泉で卑猥な踊りを踊ったため
    出入り禁止になったマムージャ族を追い返せ
    美男のブガージャを倒せ(FATE「湯浴みの踊り」)

醜男のヴォガージャ(Vogaal Ja)

  • 中央ラノシアエリアのリスキーモブ(Aモブ)

    傭兵の職を求めて、はるか西方の新大陸から渡って来たものの、雇い主を見つけられなかったマムージャ族傭兵がいる。「ヴォガージャ」という名のこの傭兵は、職が得られないのは、自分が醜男だからなのかと激昂。手当たり次第に、リムサ・ロミンサの民を襲っているらしい。(リスキーモブ「求職の傭兵醜男のヴォガージャ」)

光鱗のモラージャジャ(Manxome Molaa Ja Ja)

  • ワンダラーパレスで目撃されたマムージャ。※「武装聖域ワンダラーパレス(Hard)」
    光鱗のモラージャジャ(Manxome Molaa Ja Ja)
    • 世界設定本2巻p145
  • マムージャ族の傭兵団「光鱗戦闘団」の団長兼副団長。
  • 異部族婚の結果として生まれた双頭の個体。その外見から「祝福の兄弟」と称され、「連王」と呼ばれる一族の王となるべく養育されてきた。「光鱗戦闘団」なる傭兵団を組織してエオルゼアに渡ってきたのも、「連王」となるために武名を高めるためだったという。
  • しかし思惑が外れたようで雇用主を見つけることができず、ならば自ら領地を得ることで一旗揚げてそれにより武名を売り込もうと画策し、「放浪神ワンダラー」とも呼ばれる旅神オシュオンの神殿(ワンダラーパレス)を占拠する。さらにトンベリ族を都合の良い労働力とみなし、力によって屈服させ奴隷同然の扱いを強いている。
  • 7.0メインクエストでは、この「光鱗戦闘団」が最近トラル大陸に帰ってきたという話が出ている。
    ドプロ族の男性客 : 外つ国に行っていた光鱗戦闘団が帰ってきたんだとよ。
    なんでも、あっちで手痛い失敗をしたとかで、
    団長含め、大半が行方不明らしいが。
    シュバラール族の男性 : ああ、戦闘団を立て直すため、黄金郷を探すんだとか。

泣男のラトージャと異男のガヒージャ




FF11におけるマムージャ族

近東のアトルガン皇国に敵対する国家のひとつ「マムージャ蕃国」を統べる獣人。
マムージャとは彼らの自称で「輝鱗の眷族」という意味。蕃国は一部生物種的にも異なる 4つの階級〔戦士・水士・賢士・騎士〕の市民によって構成され、各階級から選出された代表(マムージャ四天王)の合議によって統治される共和制の国家として知られていた。
だが、古くから大国アトルガンに朝貢してきた彼らが、近年叛旗をひるがえした背景には、「僭主」と呼ばれる傑出した独裁者の登場が関係しているようだ。

The Mamool Ja are a group of beastmen that hold dominion over the Mamool Ja Savagelands, a land hostile to the Near Eastern Aht Urhgan Empire. Referring to themselves as the Mamool Ja, meaning "brethren of the shining scale," the inhabitants of the Savagelands are organized into four biologically different classes that consist of warriors, aquatics, sages, and knights. The Mamool Ja have been paying tribute to the Aht Urhgan Empire since ages past, and are known for their republican form of government. Their nation is ruled by a council of four overlords, one selected from each class. The Savagelands' recent uprising against the empire seems connected to the emergence of a prominent leader known as the "The Autarch."

  • またFF11では、マムージャ族は4つの階級(戦士・水士・賢士・騎士)の市民によって構成され、それぞれの階級から選出された代表であるマムージャ四天王の合議によって統治される共和制の国家として知られていたが、最近「僭主」と呼ばれる傑出した独裁者の登場したとされている。この4つの階級は、それぞれ戦士(フビゴ族/Hoobigo)、水士(モゼヤ族/Mozeyya)、賢士(ブネワ族/Boonewa)、騎士(ドプロ族/Doppro)に分かれているとされる。
  • マムージャとは彼らの自称であり、「輝鱗の眷族(brethren of the shining scale)」を意味するという。
  • ”マムージャ蕃国(the Mamool Ja Savagelands)”という共通のワードが共通している。
  • ヴァナ・ディール世界でマムージャ蕃国を支配しているのは「僭主(The Autarch)」であるという。この僭主は、「Gulool Ja Ja」としてビシージに登場する。このGulool Ja Jaは、一つの身体に戦士タイプと賢士タイプの二つの頭を持つまさに双頭の王であり、FF14での”「連王」と呼ばれる、双頭の王”という設定と重複する部分がある。

関連項目

獣人種族】【新大陸