シド・ガーロンド(Cid nan Garlond)
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概要
覇権主義に反発し、 エオルゼアへと亡命してきたガレマール帝国人。 帝国において若くして「機工師」の称号を得た 天才魔導技術者であり、 現在は「ガーロンド・アイアンワークス」社の社長を務めている。
- シドはFFシリーズで伝統的に飛空艇に関わる発明家で、FF14では技術者集団「ガーロンド・アイアンワークス」のリーダー(Master Garlond)、シド・ガーロンドとして登場する。
- ガレマール階級論考によると「筆頭機工士」に価する階級を持っている。
新生でのシド
- ドライボーンで発生するサブクエストにおいて、聖アダマ・ランダマ教会の墓守「マルケズ」として登場する。
- なぜ彼が墓守をしているのかについてはメインクエストを進めるとわかるようになっている。
イリュド : どなたか存じませんが、ここに居る男はマルケズと申す者。 先の霊災で心に傷を負い、癒しが必要な状態です。 アルフィノ : シド、あなたの出番だ。「エンタープライズ」を探しに行く。 シド : ……エンタープライズ……だと?もしや、それは……? アルフィノ : そうだ。 シド、あなたの飛空艇だ。 アルフィノ : あの船は、霊災前に、グリダニアから飛び立ったのが最後のはず。その足取りを追う。 シド : 俺の……飛空艇……。……ああ……あ……。 シド : ……少し、待ってくれ。 アルフィノ : 長く続いた蛮神との戦いも、いよいよ最後だ! 我々は、エオルゼアは、まだ牙を失ったわけではないと、世界に見せてやろう! シド : エンタープライズ……。そこに俺が居る……必要とされている俺が……。
技術への思い
- クリスタルタワーを前にして、ノア調査団参加の意思をビッグスとウェッジに語る。
シド : ビッグス! ウェッジ! 来てくれたのか! ビッグス : へへ……古代アラグ文明の技術といえば、 今の帝国ですら及ばない、神の域に達していたと聞きます。 この機会に学ばない手はないですよ。 シド : お前たち……。 その志は買うが、俺はここで得た知識を 自分のものにするつもりはないんだ。 シド : 強すぎる力、行きすぎた技術は、世界に混乱を招く……。 ガレマール帝国がアルテマウェポンを利用して、 三国に降伏を迫ったようにな。 シド : ウェッジ、うちの社訓は何だ? ウェッジ : ハ、ハイッス! ええっと……技術は自由のために……ッス? シド : ……そうだ。 俺たちは決して、人の脅威となる技術を…… 第二のアルテマウェポンを生み出してはいけない。 シド : だからこそクリスタルタワーを調査し、必要なら封印する。 ……それが、俺がこの調査に参加した理由だ。
ガレマール帝国出身者
- 元はガレマール帝国の機工師で父は筆頭機工師であった。
ミド様が「メテオ計劃」の総責任者に就任したとき時期を同じくして、シド様も才能を認められ皇帝直属の機工師に指名されました。
- シド自身は、ガレマール帝国の出身者であり、現在は亡命していると明かされている。
父はガレマール帝国の技術者ミド・ガーロンド。 奴は、ガレマール帝国の元技術者……皇帝陛下おかかえの機工師であった。 シド : 奴は……目的を果たすためならば、手を血で汚すことも厭わぬ……。 大規模な……実験を繰り返し、我らが帝国の技術を……発展させた。
幼少期
- シドの幼少期
シド : そういえば、ガキの頃は、もっと「坊ちゃん」みてえな格好してたっけ……。 シド : みんなに褒められるのが嬉しかったな。親父に近づけた気がして。 シド : 俺は帝国……「ガレマール帝国」で生まれたんだ。 シド : そして、親父の背中を追うように、魔導技術を学び、機工師になった。
生粋のガレアン族
ガイウスとの邂逅
- 筆頭機工師である父ミドとの距離を置くようになったシドの後見人を買ってでたのはガイウスであった。
シド : いつ頃からだったかな、親父と……。ミド・ナン・ガーロンドと話さなくなったのは。 シド : そうか……。野郎が「メテオ計劃(けいかく)」にのめり込みはじめてからだ……。 シド : そういや、この頃からか。アイツが俺の後見人を買ってくれたのは。 シド : しかし、結局はアイツも……。 ガイウス・ヴァン・バエサルも侵略者に成りはて、失望した俺は帝国から逃げ出した。 シド : そして、エオルゼアに渡り、ガーロンド・アイアンワークスを立ち上げた。
- メインシナリオラストの「究極幻想アルテマウェポン」にて、ガイウスと出会うシーンがある。
遅かったではないか、シド。 待ちくたびれたぞ。 うぬに伝えなくてはならないことがある。 ……ミド・ナン・ガーロンドのことだ。 ……クソ親父の……? ミドは晩年、後悔していた。 ……「メテオ計劃(けいかく)」が、 斯様に悽惨なものだったことをな。 だが、野郎は総責任者として、 結局は死ぬまで、その中にいたんだぞ! それに気づいた時は遅かったのだ。 「メテオ計劃」は、かの俗物の呪縛により、 引き返せない状態となっていた。 ミドと最後に会った時、奴はわしに言った。 息子にすまないことをした……とな。 うぬの、技術が自由のためにあるという想いは、 確かにミドに伝わっておったのだ。 まさか、それを伝えるため……? 俺たちを呼び込むために、あの砲撃で床を割ったのか!? ……どうだ、シド。 ガレマールに、わしのもとに帰ってこぬか。 ミドの後を継ぎ、筆頭機工師として。 ヘッ、ゴメンだね。 ……野郎は……親父は救われたんだろ? だったら、今度はあんたを何とかするまでだ!
旧FF14でのプレイヤーとの関わり
- 「ファイナルファンタジーXIV通常パッケージ」(いわゆる旧FF14)購入の特典アイテムとして配布された「ガーロンドゴーグル」の製造元の代表。※この時点では代表名は伏せられていた。
- パッチ1.17で実装されたサブクエスト群の中に、ガーロンド・アイアンワークスに関するものがいくつか登場する。
他NPCとの関わり
- 不滅隊局長ラウバーンのことを「ラウバーンのオヤジ」、あるいは「牛親父」と呼んでいる。
- ガレマール帝国の魔導技術を応用した飛空艇をエオルゼアに持ち込み、「ハイウィンド飛空社」の運航する飛空艇に大きな影響を与えた。
- クロニクルクエスト「リターントゥイヴァリース」などに登場する女性ミコト・ジンバに好意を寄せられているが、シド自身は気づいておらずそっけない。
FFシリーズのシド
関連項目
【ガレマール】【メテオ計劃】【シタデル・ボズヤ蒸発事変】