速記のサリ(Sari of the First Ring)
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概要
- 設定上登場するNPC。
「プリンキピア」の著者
- 大召喚士サリは、アラグ帝国時代の恐らく最後の大召喚士であるといい、召喚士のための教科書となる「プリンキピア」を著したという。
私めは「プリンキピア」。 召喚魔法の教典にして、使い魔でございます。 私めを著した偉大な召喚士の名は「サリ」様。 アラグ帝国時代の、おそらくは最後の大召喚士でした。
- サリは、第三星暦の末期に生きた人間で、弟子とともに多くの蛮神を葬り蛮神討滅に力を尽くし、のち召喚士の後継者育成のために「プリンキピア」を著したのだという。
プリンキピア : はい……私めを創造したサリ様は、現在でいう第三星暦の末期、 弾圧から逃れつつ、蛮神討滅に力をつくした方。 ベリアスを手始めに、弟子とともに多くの蛮神を葬ったのです。 ヤ・ミトラ : トリスタンの力の源となった、蛮神ベリアスを倒したのも、 アラグの大召喚士サリだったのね……。 プリンキピア : サリ様は、先人たちが築いた、偉大な召喚魔法が失われぬよう、 文献の収集と保存、後継者の育成につとめました。 一方で魔科学にも造詣が深く、特に情報技術に注目されていました。 たとえば魔道書を使わない魔紋構築や、 機械の力を借りて、召喚獣をより強化する技術など。 結局、それらの技術は未完成で、 遺すには不向きだと判断されたようです。 そしてサリ様は、後世の平和のために、私めを書き遺したのです。
召喚士の弾圧
- 現在のエオルゼア第七星暦にサリの名前が残っていないのは、当時召喚士が徹底的に弾圧されていたためという。
ヤ・ミトラ : すごい召喚士だったのね……。 ただアラグの記録に、サリの名はほとんど見られないの。 これは、なぜなのかしら? プリンキピア : 私めの生きた時代、召喚士は徹底的に弾圧されていました。 実際、弟子たちの多くも、弾圧によって命を落としています。 おそらく、サリ様の功績も抹消されたのでしょう。
サリの最期
- 晩年には帝国から弾圧され、サリの弟子の大部分が命を落としたという。
アラグ帝国の弾圧によって、 サリ様の弟子の大部分が、命を落とすという事件がありました。
- サリは発見当時何者かに殺害されていたという。
これだ…………こいつが探してた記録だ! 大召喚士「サリ」が発見されたときの軍部の記録。 発見当時、サリはすでに何者かに殺害されていたらしい!
- サリの研究成果は、アラグ帝国軍により引き継がれたが、やがて実験は中止されたという。
ああ……サリが遺した研究成果は、 「きわめて危険ながら、潜在的な有用性を秘めている」として、 アラグ帝国軍によって研究が引き継がれたらしい。 まもなく海洋移動型人工島で、実地試験が始まったものの、 きわめて重篤な事故が起き、実験はすぐに中止となった……。
軍はシールロックで、死んだサリのクローンを使って、 召喚魔法と魔科学を融合する、危険な実験をしていたのでしょう。
- ※海洋移動型人工島とは、動く島「シールロック(シールロック島)」のこと。
- その研究成果は、極秘扱いとなり「魔科学研究所」へと封じられた。
サリの研究成果は、ある研究施設に極秘のうちに封じられたようだ。 施設の名は「魔科学研究所」というらしいが……。
「召喚システム」
- サリが残した最高傑作という。召喚士を習得した冒険者は、この「召喚システム」と戦うことになる。
そう、大召喚士サリの最高傑作「召喚システム」……。 召喚獣を自在に召喚し、使役する、人工の知性体。
サリが創った機械が、サリ自身を模した召喚獣を呼びだした……。 魔科学と召喚魔法が出会ったとき、 とんでもないことが現実になっちまうんだな!
- この「召喚システム」内部には、かつてのサリの弟子たちのソウルクリスタルが見つかっている。
ああ、実はな……停止した召喚システムのなかから、 複数のソウルクリスタルを見つけたんだ。 プリンクの話じゃ、これはサリの弟子たちのものだってことだ。
同時に、当時のことを記した記録媒体も見つかったの。 それによると、弾圧で弟子たちを失ったことで、 サリは、プリンクを著したときとは別人になってしまったみたい。 未来を、その時代に生きる人々に託すのは楽観的すぎる。 あらゆる手段をつくして、蛮神への対抗手段を後世に遺す…… そんな考えから、思いきり魔科学の導入を進めたようなの。 その結果、生まれたのが、あの「召喚システム」です。 内蔵したクリスタルと高速演算によって、 多様な生物を「召喚獣」として使役できる、恐るべき兵器……。 サリが創造した「召喚システム」が、サリ自身を模した複製を、 召喚獣として使役していた……それが事件の真相というわけだな。