赤の剣士グレインファル(Greinfarr Redblade)
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旧FF14でのグレインファル
冒険者との関わり
- 旧FF14、ゲーム冒頭のグゥーブーが暴れるシーンで止めをさしたのはグレインファル。
- 彼らの父達の煮え切らない態度(後述)に業を煮やし、あえて騒動を起こしそれを彼らの力で鎮圧することで人気を集めることを目的としたものだった。しかしこの騒動に巻き込まれる形でアシリア(後のミンフィリア)の父ウォーバートンが死んでしまう。
- クエスト「太陽の都」では、冒険者にコロセウムの試合に出るよう勧めてくる。
- その後、親友であるニエルフレーヌの死に打ちのめされウルダハから出て行ったという。
ああ、グレインファル様は、ニエルフレーヌ様の御親友ですわ。 「コロセウム」の跡取りなのに、御親友の死に打ちのめされ、ウルダハから出ていってしまったのです。
名剣フレンジー
「迷い剣」
- グレインファルの得意技。
グレインファル様の使う「迷い剣」は、試合を放棄したのかと 思わせるような騙し技でぇ、対戦相手を油断させちゃうのよぉ。 「フツー、勝ちに行くよねぇ?」って時に使うからぁ、 見ているこっちもハラハラ! めっちゃ押されてから、突然、 だいぎゃくてぇ~ん! それが盛り上がるの何のってぇ! 使いこなせるかどうかわからないけどぉ、あなたも覚えてみたらどうかしらぁ? うふふ!
- 父からは説教を受けたと言うが、ジャ・モルバとの戦いでもこの「迷い剣」を使っている。
またもや、迷い剣か。 お父上がグレインファル殿に説教をしたと聞いたが、何も変わっておらんな。
ジャ・モルバとの戦い
- かつて、グレインファルはアラミゴ出身のジャ・モルバ(J'moldva、ミコッテ女性)と戦っている。
- この試合は、ウルダハ出身者で人気を誇るグレインファルと、アラミゴ出身者としては破格の強さを誇り「獄炎の鳳」とまで呼ばれたジャ・モルバの対戦とあって白熱し、ウルダハ市民がグレインファルにかける一方、アラミゴ出身者たちはジャ・モルバに対しなけなしの財産をかけることとなった。
- 双方にかけられた懸賞金の総額は都市予算に匹敵するほどに膨れ上がり、コロセウムの結果次第では、ウルダハの治安状況を左右しかねない状況となってしまう。ここでもしジャ・モルバが勝つような事態となれば、ウルダハ市民の怒りがアラミゴ難民へと向かうことは容易に予想され、またコロセウムを運営するコロセウム財団自体も危機的な状況になることが明白であった。
アラミゴ難民たちは、この試合に、かなりの額を賭けたらしいぞ! だからな、もしも、あのミコッテが勝ったりしてみろ!アラミゴ難民たちめ、ウルダハ中にのさばっちまうぞ!? グレインファル様、調子が悪そうだね。 でも、この試合でグレインファル様が負けると、暴動が起きるかもしれないよ。剣呑、剣呑。 この試合で勝てば、一気に大金持ちになれるんだよ! 貧乏人と大金持ちがひっくり返る、そんな世紀のチャンスなんだ! まずいですよ、ヨヨビナ。ウルダハ中の人が集まっている。何か起きてもおかしくない雰囲気です。
- ここで談合が行われ、試合はグレインファルが勝利し、ジャ・モルバは準優勝にとどまる。
……今のを見ました? ああ、最後の瞬間。……談義があった。
- ジャ・モルバはアラミゴ出身者から裏切り者と罵られ、あろうことか暴行まで受けることとなる。ジャ・モルバを守りきれなかったコロセウム財団はこれに責任を感じ、アラミゴ出身者への稼ぎの場としてコロセウム参加の優遇措置を取る。これにより、アラミゴ出身者は格安の金額で予選出場が可能となる。
- グレインファルは傷ついたジャ・モルバを抱えてグリダニアへと移動し、そこで鬼哭隊に彼女の保護を依頼する。
グレインファル:もう少しだ、しっかりしろよ…… グレインファル:……俺たちのせいで、……すまない…… ジャ・モルバ:……これで……ええ……、これ……で、よかったんで……。 ジャ・モルバ:私が……負けて、よかったんで…… 君が会ったという過去の準優勝者は、アラミゴの出身です。 グリダニアの都市にたどり着けたことは、奇跡に近いですね。 まぁ、あれだけの傷を負って、追っ手から逃げられたということも奇跡ですけれど。
- このジャ・モルバとの戦いが第六星暦何年にあった出来事なのかは、はっきりとは描かれていない。
- ただし、この出来事を経てパレード事故となると、当時のグレインファルの行動や発言にやや無理が出てくる。パレード事故などを経て、ニエルフレーヌとの死別やフ・ラミンとの関係悪化などがあり、その後のコロセウムでの、ジャ・モルバとの試合で後味の悪い結果がグレインファルにとって決定的なダメージとなってウルダハを出たと考えるとつながりは良い。
- なおコロセウムの試合で陰謀により窮地に陥っていたラウバーンが、ナナモ女王の助けを得たのが第六星暦1565年であり、かつジャ・モルバの敗戦によりアラミゴ出身者にコロセウム出場の通が大きく開かれたという経緯を考えると、このジャ・モルバとの戦いは第六星暦1562年~1565年までの間に起こったと考えられる。
パレードでの事故
- 第六星暦1562年、エオルゼアへの侵攻を開始していたガレマール帝国軍に対して、ウルダハ上層部は手をこまねいているだけであった。
- 自分の父であるコロセウムオーナーを始めとした砂蠍衆のこうした軟弱な態度に業を煮やしていたのが、グレインファルや、彫金師ギルドの若き天才ニエルフレーヌ、アマジナ鉱山社オーナーの息子であるポポックリとセセルッカ、そして絶大な人気を誇った歌姫フ・ラミンらだった。彼らは、パレードで故意に事故を起こしてそれを鎮めることにより、自分たちへの注目を集め発言力を高めるという計画を実行する。
- そしてパレードの途中、コーグヴェイが制御していたグゥーブーが、何者かに操られたマメットの角笛によりふいに暴れだしパレードは大混乱に陥るが、グレインファルがグゥーブーを退治することで彼自身はさらなる名声を得ることになる。
- ※この時、旧FF14のゲーム上ではサンクレッドと冒険者も過去視を通じて戦闘に参加する演出が行われるが、過去の出来事への介入であるため周囲の人々には認識できていない。
- しかし一方で、暴走に巻き込まれたアシリア(後のミンフィリア)を救おうとしてウォーバートンが死亡し、さらにウォーバートンを蘇らせようとしたニエルフレーヌがある出来事に巻き込まれて死亡したことなどでグレインファルは大きなショックを受け、コロセウムオーナーの跡取り息子という地位を捨ててウルダハを出奔してしまう。
新生エオルゼアでのグレインファル
- グレインファルの名「グレインファル(Greinfarr)」は、古ルガディン語で”Grein”(グレイン:青銅の)、”Farr”(ファル:雄牛)を意味しており、現在の名前「ブロンズ・ブル(Bronze Bull)」は、これをエオルゼア共通語である英語へ置き換えただけのものとなっている。
鍛冶師クエスト「想い乗せ羽ばたく剣」
- かつてグレインファルと名乗っていた頃のブロンズ・ブルが使っていたのが「フレンジー」という剣で、これを「古風なミコッテ族」という名で登場するジャ・モルバがプレゼントするという内容となっている。
- かつての出来事を未だに引きずっておりコロセウムの試合で負けこんでいるというブロンズ・ブルに、素性を隠して贈り物を届けたいというミコッテ族が現れ、冒険者はその依頼を受けウィングレットHQを製作する。
ブロンズ・ブル : よお! 俺っちに用があるんだって、フェーズアールの旦那? 一体全体、何なんだい? フェーズアール : おうおう、よう来てくれたのうブロンズ・ブル。 なぁに、ヌシにとっても悪い話じゃない。 むしろ良い話じゃ。 左様、ヌシに差し入れしたいという方がおっての。 ワガハイが届ける役目を請け負ったんじゃよ。 ブロンズ・ブル : プレゼント? 俺っちにかい? いや、気持ちはありがてぇがさ……。 今はそういうの受け取る気分じゃねぇんだがな。 フェーズアール : 負けが、かさんでおるからかの? ブロンズ・ブル : それは……! フェーズアール : まぁ、そう渋い顔するでない。 そんなヌシだからこそ、この場に来てもらったんじゃ。 ホレ、ヌシのために作った剣じゃ。 ブロンズ・ブル : こいつは……すごい、な……! いやすごいな、すごい剣だぜこれは。 本当に、もらっちまってもいいのかい? フェーズアール : うむ、依頼主はそう望んでおるとも。 ヌシへの贈り物だそうじゃよ。 ブロンズ・ブル : あ、ああ、そうかい。 ありがたいけどよ……でも、なんで俺っちにこれを? フェーズアール : 陰ながらヌシを応援している御仁が、その翼持つ剣に、自分の気持ちを託したそうじゃ。 フェーズアール : 過去に縛られるな、羽ばたけとな。
- 剣を受け取りその話を聞いたブロンズ・ブルは、贈り主に心あたりがあると言い、吹っ切れたように今度こそ実力でコロセウムで優勝することを誓い去っていく。
ブロンズ・ブル : そうか……残念だな。 ……でも、ありがたく使わせてもらう。 ブロンズ・ブル : 姿を見せてくれなくてもいい。 俺っちにこんな贈り物をしてくれる奴なんて もう今は一人しか心当たりがねぇしな。 フェーズアール : ほほう、そうなのかいの? ブロンズ・ブル : 元気でいてくれたことが分かっただけで十分。 霊災以来、連絡が取れなかったからな。 ブロンズ・ブル : もう何も、昔のことに心配はなくなった。 ならばこの剣のごとく、未来に羽ばたいてみせるぜ! ブロンズ・ブル : ……俺っちは誓うぜ。 この剣と、そしてこの剣を贈ってくれた盟友に。 今度こそ、実力でコロセウムのテッペン取ってやるってな。 ブロンズ・ブル : この剣があれば、絶対にやってみせる! そのことを、奴によろしく伝えてくれ。
- この「過去に縛られるな」の過去とは、かつてコロセウムで二人が戦うが談合でグレインファルが勝ってしまったことを言っている。これを未だに悔やんで力を発揮できないグレインファルへの、ジャ・モルバからの叱咤激励の贈り物ということになる。
- このカットシーンは、宿屋の「愛用の紀行録」、鍛冶師クエストレベル50「想い乗せ羽ばたく剣(Waiting In The Winglet)」で見ることができる。
剣闘領域ハラタリ修練所
- いわゆるハラタリハードのことで、コロセウム財団が運営するという設定のもと、ブロンズ・ブルが登場している。
- ボス戦の前のムービーで出てくるルガディンが彼である。
最後の試練は精鋭剣闘士たちとの乱戦だぜ! 本物の「剣闘」の始まりだ! 勝負あった! 見ている俺っちも熱くなっちまう しびれる激闘だったぜ!
- このカットシーンは、宿屋の「愛用の紀行録」、インスタンスコンテンツ:ダンジョン「剣闘領域ハラタリ修練所(Hard)」で見ることができる。