イクサル族(Ixali)
- 山岳の民イクサル
- 友好部族のひとつ
- 世界設定本 2巻 161ページ
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概要
- 鳥のような嘴や羽根の痕跡こそあるものの、彼らの飛翔能力は失われて久しい。約500年前にゼルファトルの地に移住してから、環境の変化によって遺伝子異常が引き起こされ、ヒナが先天的に風切羽を持たずに産まれてくるようになってしまった。
- 翼はあるがすでに飛翔能力は失われて久しく、しかしそのぶん風に対するあこがれが強く、空をとぶ気球を独自に開発してから神出鬼没に兵員を派遣し、神勇隊を困らせているという。
- 彼らの喚び出す蛮神は、翼ある醜悪な存在とされており、人をついばみ、引き裂き、甲高い声で笑いながら去っていくと伝えられる。
- NMドロップ品である「サヴェージシールド(Shield of the Savage)」は、イクサル族では称賛の対象である蛮勇を示した戦士にのみに携帯が許される羊革張りの楓の盾であるとされる。
- 比較的高度な技術をもっており、独自開発した「気球」を操り、グリダニアの木々を盗み出すということもやっている。
イクサル族の階級
- イクサル族は次のような階級に分かれている。
- 支配階級「天下りし者」(Skysent):人口の約一割。イクサル族の伝説で、天界から遣わされたとされる四姉妹を先祖とする家系。ノモトル家、バフォトル家、ジロトル家、ファトトル家。
- 騎士階級「風乗りし者」(Galeborne):人口の約二割。最初に風に乗ったとされる家系。
- 労働者階級「舞い上がりし者」(Windrisen):人口の残り七割。最初に羽ばたき大地より舞い上がったとされる家系。
政体
- 「天下りし者」と呼ばれる4つの家系、すなわちノモトル家、バフォトル家、ジロトル家、ファトトル家に連なる血筋の者が「郡長」となり、「群れ」と呼ばれる集団を導く。
- その郡長を束ねるのが「風の種子」と呼ばれる、謎めいた種子をテにする「王」である。
食文化
- イクサル族は雑食で、山菜や根菜、果実、肉類など様々なものを食す。
- 調理法はさほど発展しておらず、大雑把な煮込み料理が多い。ただし薫製の知識があり、様々な保存食を作ることも知られている。
産業
- 農業
- ゼルファトルへの移住以降、荒れ果てた土地を開梱し、かつての森で得ていたような作物を実らせようとしているが、あまりうまくいっていない。
- 不足する食料は、狩猟や採集に頼っている。
- 林業
イクサリオンについて
- イクサル族の蛮族クエストにおいて、イクサル族の故郷はエオルゼアの遥か上空にある「アヤトラン」(Ayatlan)と呼ばれる浮遊大陸であるとされた。
- しかし現状、「アヤトラン」なる大陸は発見されておらず、代わりに「魔大陸アジス・ラー」(Azys Lla)なるものが発見されている。
- アジス・ラーにあるインスタンスダンジョン「博物戦艦 フラクタル・コンティニアム」内にて、イクサル族に酷似した「イクサリオン」というキメラ生物が確認された。
イクサリオンの真実
- イクサル族自身は理解していないが、イクサル族の祖はアラグ帝国が開発したキメラ生物「イクサリオン」(the Iksalions)である。
キメラ生物「イクサリオン型」 高い知性を有する、アラグ帝国空挺師団用合成獣。 環境変化に弱く、遺伝子異常が生じやすい欠点を持ちます。
ケズル・イツカン : そのヒトらとは、古代アラグ文明が造った博物戦艦ッ…… フラクタル・コンティニアムの中で会ったんスよッォ……。 セズル・トトロック : アアンッ……? なんでまた、そんなところにッィ……? ケズル・イツカン : その施設内で、オレ……見ちまったんスよッォ……。 ズラっと並んだ容器に、獣と獣をごちゃ混ぜにして創った、 趣味の悪い合成獣が、ズラリと並んでて…… ケズル・イツカン : そこに……そこに、いたんだッァ……! オレたちイクサル族と、よく似た姿を持つ、 「イクサリオン」って化け物があッァ……!! ケズル・イツカン : イクサリオンは、アラグ帝国の空挺師団用に開発されたらしいスッゥ。
- 空挺師団用に開発されたイクサリオンは、軍命を効率よく伝達するために特定の個体の命令には絶対服従するよう「設計」されていた。
ケズル・イツカン : イクサリオンは、アラグ帝国の空挺師団用に開発されたらしいスッゥ。 だから、特定の個体の命令には、絶対服従に造られてるってッェ……。 フィリオット : ……確か、イクサル族は、厳しい階級社会でしたよね。 支配階級の「天下りし者」や、騎士階級の「風乗りし者」には、 労働者階級である「舞い上がりし者」は逆らえないとか。 ケズル・イツカン : ただ、そういう風に「設計」されてたんスよッォ……。
- 現在イクサル族が、人口の約一割にあたる支配階級「天下りし者」、約二割の騎士階級「風乗りし者」、残り七割の労働者階級「舞い上がりし者」に分かれているのもその名残とされる。
- そのため、上位命令権を持つ個体の血を継いだ者が、現在のイクサル族において支配階級にある可能性が高いとされる。
グリダニアとの関係
- 一触即発状態にある。
- 元々グリダニアのあるティノルカの森はイクサル族が支配していた土地であり、”ティノルカ(Tinolqa)”とはイクサル族の言葉に由来し「母なる森」を意味する。
- しかし550年前ごろ、生活圏を拡大したイクサル族は森の精霊の怒りを買い、結果的に大渓谷「ゼルファトル」へと集団移住することになる。
- 都市国家グリダニアはその後に入植する形で作られたため、イクサル族のティノルカの森に対する思いは以前失われていない。
- その後1360年ごろにイクサル族はティノルカの森へと戻ろうとするが、グリダニアの激しい反撃にあい退けられている。
命名規則と性別
- 公式フォーラムで明らかにされた命名規則。
人と同様に、雌雄の区別があります。
なお、イクサル族は名前によって、性別を判別することができます。
イクサル族の名前は「個人名・苗字」の順で表記されます。
そして個人名は、誕生した時に吹いていた風の方向によって決定されます。
男性の場合
- 北風→ウザル(Uzal)
- 南風→アゼル(Azel)
- 東風→オゾル(Ozol)
- 西風→エズル(Ezul)
女性の場合
- 北風→ウタリ(Utali)
- 南風→アテリ(Ateli)
- 東風→オトリ(Otoli)
- 西風→エトゥリ(Ethuli)
上記の語に、子音をつけることで名前を完成させます。
例)L+ozol=ロゾル(Lozol)
フェロック家の四姉妹は、それぞれ産まれた時の風向きが異なっていたようですね。
他にも命名法則に関しては細かな設定があるのですが、その辺りはイクサル族の蛮族クエストなどの物語を通じて、より深く語っていく予定です。
http://forum.square-enix.com/ffxiv/threads/136264?p=2122966#post2122966
苗字
- 天下りし者
- ノモトル(Nomotl)
- パフォトル(Pahuotl)
- ジロトル(Zilotl)
- ファトトル(Huatotl)
- 風乗りし者
- シロック(Ciloc)
- フェロック(Hueloc)
- メロック(Meloc)
- トトロック(Totoloc)
- 舞い上がりし者
- カットラン(Cattlan)
- エドゥアン(Eduan)
- アファタン(Ahuatan)
- クワラン(Qualan)
- フィザン(Huizan)
- トルタン(Tortan)
- イツカン(Itzcan)
- メイェアン(Meyeann)
関連項目
- 【蛮族】【グリダニア】【アヤトラン】
- 【博物戦艦フラクタル・コンティニアム】【暴走戦艦フラクタル・コンティニアム】