霧髭(Mistbeard)
「霧髭」
- 第六星暦時代に、リムサ・ロミンサで最大の勢力を誇る「断罪党」の首領ヒルフィルも好敵手と認めていた相手だという
- 別の話によると、「霧髭」というのは大海賊の称号であり、すべての海賊たちから一目置かれるようなると「霧髭」と呼ばれるともいう。
セイレーン
- むかし「霧髭王」がセイレーンを狩りつくしたとも、ずる賢い「霧髭王」が自分の名を売るために作りだした空想の生き物だともいう。
- 「断罪党」と並び、人々を震え上がらせていた大海賊。
- 西ラノシアの「霧髭入江」を根城としていたという
- 先代のウルダハ王の婚礼の際、各都市から祝いの金銀財宝が贈られたという。海賊「霧髭一味」は、この祝儀を船ごと奪ったあと消息を絶ったと言われており、それらの財宝は「シュポシェの霊窟」に隠されていると伝えられる。
最後の霧髭:エインザル
- 最後の霧髭が誰であったかというストーリーがインスタンスダンジョン「財宝伝説ハルブレーカー・アイル」および「黒渦伝説ハルブレーカー・アイル」に付随するクエストで語られる。
ブルーツング
ハール号の「霧髭の金箱」
- エインザル大甲将の語るところによると、シェルダレー諸島の一角に濃い霧が立ちこめることで知られる「魔の海域」があり、そこはかつて有名な海賊「霧髭」がアジトとして利用していたという。
- 第七霊災の影響か、特定の条件が整った時に「魔の海域」に立ちこめる濃い霧が晴れることがあり、そこにある商船が迷い込み、そこで朽ち果てた霧髭の海賊船「ハール号」を発見してしまったという。エインザルの依頼とは、その「ハール号」に残されているという「霧髭の金箱」を回収することであった。
- 「霧髭の金箱」を回収してエインザルに渡すと、中から鈍く光る鉄仮面が現れた。エインザルはそれを被って見せ、かつてリムサ・ロミンサで伝説の海賊と語られた「霧髭」について語り始める。
霧髭の真相
- それによれば霧髭とは1人の海賊の名前ではなく、代々受け継がれてきた称号であり、その最後の霧髭こそエインザルであったという。「霧髭の金箱」の中に隠されている鉄仮面は、霧髭がその正体を隠すために使っていたものであった。
- いまから半西紀(50年ほど)前に、「シルバーサンド一家」と「霧髭海賊団」とがブラッドショア沖(現在のコスタ・デル・ソル沖)で大海戦を演じたことがあった。この大会戦で、双方合計でガレアス船7隻、中小の艦も含めれば二桁をくだらない数の船が激突した。約半数になる4隻のガレアス船が轟沈し数百名規模の船員たちが、海に散った。海岸には大量の海賊たちの骸が打ち上げられ、波打ち際が血で染まったためブラッドショア(血塗れ海岸)と呼ばれたとされる。
- エインザルはこの時の反省を元に、「海賊の時代を終わらせ他の都市と手を取り合っていくべきである」という理想を掲げた「シルバーサンド一家」の頭領の娘であったメルウィブに従うことにしたのである。
- 先代のウルダハ王の婚礼の際に各都市からの祝儀を船ごと奪ったあと、海賊「霧髭一味」は忽然と消息を絶った。その後、元霧髭エインザルの協力を得たメルウィブはリムサ・ロミンサの提督となり、エインザルはその副官を務めている。
- ハール号のある海域は深い霧のため長らく誰も近づかなかったが、最近になって霧の晴れることが判明した。エインザルは「霧髭の金箱」の中身を悪用するものが現れないように封印するため、「霧髭の金箱」の回収を依頼したのであった。
- また現在メルウィブが使用している名銃「デスペナルティ」と「アナイアレイター」はこのエインザルが贈ったものであるという。
一日限りの復活
……ふたたび、コイツを被ることになるとは思わなかったが、
お前になら、この姿を見せるのも悪くはない!
我こそは、海賊王「霧髭」!
一日限り、海の底より蘇ろうぞ!
- ハルブレーカー・アイルの財宝伝説の終息後、当地には黒渦団の訓練施設が建設された。その正式稼働にあたって招かれた冒険者との模擬戦の中で、エインザルは「余興」として鉄仮面を被った「霧髭」の姿を現す。
関連項目
【リムサ・ロミンサの海賊】
【メルウィブ・ブルーフィスウィン】
【NPC・組織/エインザル・スラフィルシン】
【黒渦伝説ハルブレーカー・アイル】
その後長らく不毛の地であったブラッドショアは、メルウィブ提督の植民政策により大富豪であるゲゲルジュが買い取り再開発し、現在では一大リゾート地「コスタ・デル・ソル」となっている。