神龍(Shinryu)
- 蛮神のひとつ。
- 「信仰に拠らない新たな神」
- 世界設定本2巻 249ページ
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概要
信仰に寄らない新たな神。
イルベルドが帝国軍を滅ぼすため、同胞の犠牲と竜の眼を用いて召喚した。
その姿がドラゴン状を成しているのは、バハムートを超えるものとして召喚されたことに由来するものと推測されている。
- 後述の経緯により、ただ力だけを求めて召喚された神であるため、これまでの蛮神とは異なり固有の神話を持たない。
蒼天のイシュガルド
イルベルドによる召喚までの経緯
- イシュガルド戦勝祝賀会の一件よりエオルゼア同盟軍より指名手配されていたイルベルドは、名を隠して革命家「鉄仮面」を名乗りアラミゴ解放の同志を募る。
- 扇動したアラミゴ解放軍を率いバエサルの長城を強襲。自らは同じく指名手配されていた元クリスタルブレイブのローレンティスとユユハセに命じ、自作自演の工作で起動させた魔導兵器に解放軍を虐殺させる。
- 勝利から一転して突き落とされた同胞の死の間際に絞り出される絶望と憎悪に加え、アシエン・エリディブスから授けられたニーズヘッグの「竜の眼」を用い、これまでのすべてを上回る最強の蛮神を呼び降ろすことこそ、イルベルドの真の目的だったのである。
- これまで蛮神召喚の際に生贄を捧げ、その死の間際の強い願いによって蛮神の力を飛躍的に高める事例(極蛮神)が確認されていたが、それをより大規模で実践した形となる。
- イルベルド自身をも糧として召喚された新たな神は、パパリモの命を懸けた術式により光の繭へと一時は封印された。
オメガとの戦闘
- 光の繭に封印されたものの、それも長く続くものではないのは明らかだった。対応に苦慮するエオルゼア同盟軍は、闖入したネロの提案により、カルテノー平原地下に眠る「オメガ」を起動して対抗することを決定する。
- 光の繭を破った新たな神は、放たれたオメガと激突。周囲の環境にまで変化を及ぼすほどの戦闘の末に、両者はギラバニア方面へと墜落していく。
- 露になった新たな神の姿がドラゴン型を成していたため、エオルゼア同盟軍に「神龍」と命名される。
紅蓮のリベレーター
ゼノスの手へ
- オメガとの戦闘の後の消息は長らく不明だったが、神龍はすでにオメガによって拘束されており、後に帝国軍に回収されていたことが明らかになる。
ウェッジ : ほら、「神龍」と「オメガ」の戦いは、 ピカーッと光って、結果がよく見えなかったッス? ウェッジ : そのあと、神龍だけが、帝国軍に捕らえられた……。 制圧された帝国基地から得た情報によると、 神龍は、発見時すでに拘束されていたらしいッス。
- 「紅蓮決戦アラミゴ」で退いたゼノスは、自らが愉悦とする最上の戦いのために研究の果てに得た人工の「超える力」を用いて神龍と融合。攻め入ってきた光の戦士との最終決戦に臨む。
ゼノス・イェー・ガルヴァス : 蛮族の英雄よ…… 貴様にとっても、縁のある存在なのではないか? 帝国への復讐に囚われた男が、妄執の果てに呼び降ろした、 破壊の力を具現化した神なる龍……。 ゼノス・イェー・ガルヴァス : コイツの中に渦巻いているのは、純粋な破壊衝動だけ……。 神話すら持たずに産み落とされた、哀れな神だ。 ゼノス・イェー・ガルヴァス : ハハ、思えばこれも、貴様が俺と愉しむために仕込んだことか。 貴様らが復讐鬼を追い立てて神を降ろさせ、 対抗策として放ったオメガが、神を俺の手元に寄越した!
FFシリーズにおける「しんりゅう」
- 初出はFF5。ラストダンジョン「次元の狭間」最深部にて、最強の武器「ラグナロク」を守るモンスターとして登場。戦闘開始直後にいきなり放ってくる圧倒的威力の「タイダルウエイブ」の一撃で、無策のプレイヤーを葬り去った。
- このことについては吉田Pも4周年記念14時間生放送でトラウマになったと語っており、FF5の開発に関わっていた髙井浩も「アレはああいうもの」としていた。その甲斐あってか、タイダルウェイブの初見殺しはFF14においてもキッチリ再現されている。
- この作品でオメガとともに「ラスボスよりも強い敵」のポジションを確立。以降のシリーズにもラスボス以上、ないし相応の強敵として出演することが多い。
- なおFF5では他所からFF5の世界に侵入してきたオメガを追い後から神龍がやってきた、つまり神龍が追跡・捕獲する側だったのだが、FF14ではオメガが後から放たれ神龍を捕獲しており逆の立場になっている。