アウラ(Aura)
- ハイデリンの種族のひとつ。
- 新生以降に実装された新種族で、2014年12月20日に「拡張ディスク”蒼天のイシュガルド”での実装」が発表された。
パッチ5.3での変更点
- ※パッチ5.3以降、スターターパックおよびフリートライアルで「アウラ族」が利用可能になる
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概要
種族の特徴
- 6種族目の新種族
- 頭部に特徴的な角があり、皮膚の一分に硬質化した鱗、尻尾をそなえる。
- (※うさぎ耳の種族ではない)
角について
- 側頭部から伸びる角は彼らの誇りであるとともに、聴覚や空間認識を司る役割も持つ。
- 角の中は空洞で、空気の振動が耳に伝わることで聴力の助けとなる。とはいえ聴力がとりわけいいわけではない。
- この角は折れることはあまりなく、ある大きさまで成長を続けて止まる。
- ダメージを受けた際には、ゆっくり特定の大きさまで再生する。
角による愛情表現
- 「アウラ族の愛情表現は角を擦り合わせること」であることが、2019年3月24日の第50回プロデューサーレターライブの中で公式設定であると決まった。
- 以下、聞き取り書き起こしの抜粋
- アウラの角による愛情表現
※どこかでの雑談で吉田が話した模様- ※元は2015年4月のニコニコ超会議でのプロデューサーレターライブでの発言とのこと。
(吉田P登場)「アウラはキスじゃなくて角でこうやります」マジ設定じゃなくて今作りました。
ニコニコ超会議2015 Pレターライブ 2日目 | FF14 News「アウラはキスじゃないです、角をこう…こう(ぐりぐり擦り付ける動作)するのが愛情表現なんです。」
アウラの愛情表現について(ニコ超からのネタ) - 吉田:あの時聞かれて思いついただけですよ。角が邪魔じゃないんですか?と聞かれたので答えただけです。織田さんが良ければ公式化する
- 織田:いいですよ
- 吉田:じゃあ、これが公式設定ですw いつも公式設定はこんな感じで決めてます。
- ※同日発表の「劇場版光のお父さん」で芸能人がお見えになった関係でTwitch公式録画がなく、細部再確認できず一部不正確なところがあります。ご了承ください。
- つまり、2015年4月のネタを2019年3月に公式設定化したということになる。
アウラの角には血管がない
- 「第一次グラフィックスアップデート」に関連したフィードバック対応で明らかになったもの。
アウラの角が赤く発光して見える場合がある このケースでは、肌などの人体の質感を向上させるため、 太陽などの光が肌に対して透過・吸収・拡散するように処理向上した影響になります。 この処理自体は正しいのですが、アウラの角には血管が無いため、 太陽光透過の際に赤味が出てしまうのは、確かに違和感を覚えます。 処理の拡大を目指しておりますが、時間を要することとなります。申し訳ございません。
部族
- 「アウラ・レン」はオサード小大陸の中央部とその近隣の島々で、ヒューラン族など他種族と共存する道を選んだ。当初は異民族として忌み嫌われる存在であったが、その武勇を知ったヤンサ地方の豪族が、アウラ・レンのいち氏族と盟約を交わして配下に加えたことで状況が一変し、いつしかツワモノの民として各豪族から重用される存在となっていった。中には対岸の島国「ひんがしの国」へと渡り、武家として大成したものもいる。
- いっぽう「アウラ・ゼラ」は、アジムステップと呼ぶ大草原地帯に留まり、独自の遊牧生活を頑なに貫いている。このアウラ・ゼラの中でさらに51の部族に分かれており、アウラ・ゼラはこの部族名を名前の後ろにつけている。なお51の部族は現在確認されているものであって、有力集団が分裂したり、複数の部族が合流することで新部族が生まれる可能性もあるという。
アウラ族の神話
- アウラ族に伝わる創世神話では、この世は太陽神「アジム(Azim)」と月神「ナーマ(Nhaama)」が協力して創り出したとする。
- しかしこの二柱は次第に世界の支配権を巡って争うようになり、やがてそれぞれが代理闘士として「人」を創造したという。これが「明けの父」と「暮れの母」と呼ばれる原初のアウラ族男女とされる。
- 彼らは創造主の命じるままに戦いを始めたものの決着はつかず、やがて戦いの中で愛を育み、子を成す。
- その姿を見たアジムとナーマは、世界をアウラ族に委ねて天に去ったという。
神話の異説
- 「紅蓮のリベレーター」メインクエストで語られる、オロニル族に伝わる神話。
ヒエン:いやな、ここに来てから、疑問に思っておったことがあるのだ。 彼らは太陽神の子を名乗っているが、 以前テルムン婆から聞いた、アウラ族の神話はこうだ……。 しかし、オロニル族はアウラ・ゼラでありながら、 太陽神アジムの子であると言うではないか。 これでは矛盾だ、得心がいかん!
- ウドゥタイの語るオロニル族の神話
オロニル族に伝わる神話も、基本の筋は、そこから変わりない。 ただね、ほかの部族には伝わっていない核心がある。 ……アジム神とナーマ神は、愛し合っていたのさ。 もちろん、最初は争いあっていたんだよ。 だが、地上で明けの父と暮れの母が仲睦まじくなったのを見て、 二柱の神も、想いを通わせあっていった……。 しかし、なにせ太陽と月の神だろう? そのふたつが交われば、地上には昼も夜もなくなり、 命の廻りは滞っちまう。 神々は想い閉ざし、それぞれ昼と夜の天へと去った。 そしてそこから、地上で栄えゆく人を眺めておられたのさ……。 しかし幾年月が経とうと、想いはつのるばかり。 アジム神は、愛するナーマ神のため、 何かしてやれることがないかと考えた。 「そうだ、私の分身を地上にやり、 ナーマの眷属たちを、とこしえに護ってゆこう」 そうして、アジム神は己の一部を切り取って、分身とした。 ナーマ紙の眷属たるアウラ・ゼラの中に生き、護ってゆくため、 その身に黒き鱗を纏わせて……。 ……そう、その分身こそが、オロニル族の始祖。 ゆえにわしらは、アウラ・ゼラでありながら、 太陽神の血脈なのさ。
- 神話の結末
じゃあせめて、もうひとつだけ…… 神話の結末を覚えておいきよ。 夜の天におわすナーマ神は、 アジム神の分身が、地上で己の眷属のために戦うのを見て、 恋しさから涙を零しつづけている。 地上までおちた神の涙は、つど新たな命となり、 その時代に生きるアジム神の縁者…… オロニル族と、運命で結ばれるそうだ。 ゆえに、オロニル族は皆、己のナーマを…… たったひとりの運命の相手を探すものなのさ。 ……もちろん、今も変わらずね。
アウラ・レン(AuRa Raen)
- 「黎明の民」
淡く輝く白い鱗を有するアウラの一部族。
彼らの創世神話に登場する、一族の始祖「明けの父」の特徴を色濃く受け継いだとされ、総じて静寂を好み、忍耐強いものが多い。
東州周辺の渓谷地帯を故郷とするが、近年海路を通じてエオルゼアに渡ってきた。
主な居住地 | ヤンサ平原(ドマ)、ひんがしの国 |
身体的特徴 | 淡く輝く白い肌を持つ。体格の性差が大きい種族として知られ。男性が80~85イルムと大柄なのに対して、女性は57~62イルム程度と非常に小柄である。また硬質化した肌や、鱗で覆われた尾など他種族に見られない特徴を持つ。さらに側頭部から伸びる角は彼らの誇りであるとともに、聴覚や空間認識を司る役割も持つ。 |
文化 | 今や「ドマ」や「ひんがしの国」を含む東方文化圏の一員となった彼らは、その伝統に従った生き方をしている。なお豪族との契約によって地位を得たという歴史的経緯もあってか主従関係には特別に重きをおいている。 |
代表的なNPC | ユウギリ、ユキ・ヤツルギ、ホウメイ、ホウザン、ヨウザン |
アウラ・ゼラ(AuRa Xaela)
- 「薄暮の民」
闇に煌めく黒い鱗を有するアウラの一部族。
彼らの創世神話に登場する、一族の始祖「暮れの母」の特徴を色濃く受け継いだとされ、総じて武勇を好み、猛々しい者が多い。
流浪の民として知られ、少数の家族単位で旅から旅の移動生活を続けているという。
主な居住地 | アジムステップ |
身体的特徴 | 闇に煌めく黒い鱗を有する。アウラ・レンとの体格の違いはないが、長く部族間抗争を続けてきたアウラ・ゼラの肉体は、戦いによって鍛え抜かれており、単純な腕力では他種族を圧倒すると言われている。 |
文化 | 遊牧民である彼らにとって家畜こそが富と力の象徴である。馬や野牛、異獣など、部族により好む家畜の種類は異なるが、その質や数が部族全体の権勢を意味することに違いはない。こうした獣から得られる肉、毛、骨は余すことなく利用され、食事や衣服の原材料となるのはもちろん、彼らの移動住居となる天幕もこれらの素材によって作られている。また食事も肉だけでなく、内臓や血までが用いられる。乳製品の製造も盛んで、家畜の乳を使った酒も好んで飲まれる。彼らの天幕に入り、乳酒を振る舞われたのであれば、それは客人として一時的に部族の仲間に受け入れられたことを意味する。 |
代表的なNPC | アドキラー、マグナイ、サドゥ、シリナ、テムルン、ミーデ、ウラン |
アウラ・ゼラたちの「終節の合戦」
- アジムステップにおいてかぎりある牧草地を巡り、アウラ・ゼラたちは昔から部族間抗争を続けてきた。
- 彼らは「戦の季節」という期間を設定してその期間は一旦上下関係を白紙にするが、その最終日に「終節の合戦(Naadam)」と呼ばれる総力戦を行い、そこで勝利した部族が次の「戦の季節(Tsagaan Sar)」まで、一帯の所有者となる。
シリナ : 私たちの戦いにも、最低限の決まりはあるんです。 まず、アジムステップの各地方ごとに、 「戦の季節」という期間が定められています。 シリナ : その期間は、上下関係を一旦白紙にし、 自由に戦の準備を整えることができる……。 シリナ : その最終日に「終節の合戦」と呼ばれる総力戦があり、 そこで勝利した部族が、次の「戦の季節」まで、 一帯の所有者となるのです。 シリナ : この地方は、ちょうど今、「戦の季節」の最中なんですよ。 シリナ : 通例として、合戦開始は朝日とともに……。 いにしえより審判をつとめてきたガール族によって、 開戦の合図として、土がまかれます。 シリナ : まかれた土は「無垢の土地」となり、 そこへもっとも早く到達し、支配した者が、 合戦の勝者となるのです。 シリナ : 時間との戦いになるので、出遅れるわけにはいきません。 至急、戦支度を整えてください……!
- この終節の合戦の英語名「Naadam(ナーダム)」とは、現実世界のモンゴルにおいて年に数回行われる国民行事「ナーダム」をモチーフにしていると思われる。
- ナーダムでは、ブフ(モンゴル相撲)・競馬・弓射の3つの競技が行われる。最も大きいものが国家主催の国家ナーダム(イフ・ナーダム)と呼ばれるもので、毎年7月11日の革命記念日にちなんで、7月11日 - 13日の3日間にわたって首都・ウランバートルの中央スタジアムで開催される。
- アジムステップ南東部の二大勢力は、「オロニル族」と「ドタール族」。
シリナ : あの様子からすると…… 恐らく、このアジムステップ南東部の二大勢力、 「オロニル族」と「ドタール族」の人ですね。 シリナ : 「オロニル族」は、現在のここ一帯の覇者……。 彼らは独自の神話を持っていて、 自分たちを神の子孫と位置づけています。 シリナ : 威厳に恥じない戦いぶりで、ここ最近は常勝軍。 そのせいか、その……偉そうな人が……ちょっと多いです……。 シリナ : 一方の「ドタール族」も、相当な強者の集まりです。 とても勇猛に戦い、幾度も覇権を勝ち得てきましたが、 近年は、オロニル族に押され気味で……。
- メインクエストで登場するシリナの部族モル族は普段は合戦には参加していない
シリナ : ……合戦には参加しない部族もあります。 勢力を広げる気がないものや、市を持つケスティル族のように、 中立を保てる理由があるものです。 シリナ : 私のモル族は、弱小中の弱小。 合戦には参加せず、草原の片隅でひっそり暮らすのが、 常だったのですが……今回は……。
新たな季節へ
- 終節の合戦で勝利した部族は、戦のあとにアウラ・ゼラの聖人チャカの遺骨を納めた堂「チャカ・ゾー」を訪れ供物を奉納する。
- メインクエストでモル族が勝利した際の供物は「モル族の剣」、「清めの水」と「奉納用の供物」となっている。
- 「清めの水」は、明けの玉座の下にある湖アジム・カートから汲み、「奉納用の供物」は再会の市にいる商人から入手している。
- この供物を寺院の「チャカ・ゾーの守人」へと奉納し、次の合戦までの安寧と失われた命の菩提を弔い祈りを捧げるものだという。
この儀礼は、剣を置き、次の季節までの安寧を祈りつつ、 合戦で失われた命に安らぎあれと、供養するものなのです。 どうかあなたも、祈りを捧げてあげてください……。
- この儀礼を行うことで合戦は終わりを告げ、新しい季節へと歩み出すことができるとされる。
そうか、儀礼を終えてくれたか。 お前のおかげで、合戦は本当の意味で終わりを告げた。 礼を言うぞ、我ら、モル族の英雄よ。 これで我らも悔いなく、新しい季節へと歩みだすことができる。 お前の旅路に、よき風が吹くよう祈っているぞ。
第31回 ハイデリン探検隊 (2023/06/30)
- 上記番組で世界設定が取り上げられた。
- アウラ族の目の輪郭について
- Q:目の輪郭はどういう役割をするのか?何故ヘアスタイルや化粧と同じくジャンドゥレーヌ(美容師)が消したり付けたりできるのか?
- A:目の輪郭は、生来のものではなく魔法的な処置によって付けられているものであるため美容師機能で変更できるようになっています。時代や地域、部族によって意味は異なりますが、本質的にはフェイスペイントと似たようなものとなります。
ドラゴン族との関係
- 鱗などの特徴があるが、新種族アウラとドラゴン族の間に特別の関係はない。
- アウラ族は、開発内では「デビル種族」などと呼ばれていたという。
関連項目
種族:【エレゼン】 【ヒューラン】 【ミコッテ】 【ララフェル】 【ルガディン】 【ロスガル】 【ヴィエラ】
部族:【エレゼン/シェーダー】 【エレゼン/フォレスター】 【ヒューラン/ハイランダー】 【ヒューラン/ミッドランダー】 【ミコッテ/サンシーカー】 【ミコッテ/ムーンキーパー】 【ララフェル/デューンフォーク】 【ララフェル/プレーンフォーク】 【ルガディン/ゼーヴォルフ】 【ルガディン/ローエンガルデ】