地名・国名/ユールモア

ユールモア(Eulmore)

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概要

コルシア島の大半を領有する、悦楽都市。強力な軍隊を保有し、かつては罪喰いとの戦いの先頭に立っていたが、近年、代替わりした元首が方針を大胆に転換。その上層では、滅びゆく世界から目を背けた富豪たちが、享楽に溺れながら過ごしている。

With its influence extending across the majority of the isle of Kholusia, this powerful military nation once stood firm against the onslaught of the sin eaters. Recent years have seen a drastic shift in Eulmore's position, with the wealthy upper classes turning their backs on the plight of the world, indulging in an endless parade of decadence and debauchery.

設定

  • 第一世界ノルヴラントにある、リムサ・ロミンサとどこか似ている町。
  • 第一世界は「光の氾濫」により滅びようとしているが、その滅びに抵抗せず最後の瞬間まで怠惰に暮らす人が集まっている都市。
  • 選ばれし者しか入れない。入りたくても入れない者は都市の下に住んでいる。

市民

  • ユールモアの市民は、2種類に分類されており、厳格な身分の差が存在する。
    入国審査室の役人 : ここユールモアには、
    元首によって認可された「自由市民」と、
    彼らのために働く「労役市民」がいます。
    たおやかな自由市民 : あらあら、私なんてちっとも特別じゃないのよ。
    労役市民たちのおかげで、日々暮らせるのだもの。
    私たち自由市民はみんな、感謝しながら彼らに接しているわ。
  • 「自由市民」
    たおやかな自由市民 : 外では、身分が違うと偏見や対立も起こるのでしょうけど……
    この街では、そんな寂しいことにならないように、
    素晴らしい施策が行われているの。
    たおやかな自由市民 : そのうちのひとつが、自由市民の財産放棄ね。
    市民として登録される際に、個人の財産……
    お金や利権、知識なんかを街に譲渡するの。
    たおやかな自由市民 : 代わりに、何不自由なく暮らせるくらいの金銭や物資が、
    街から支給されるようになるわ。
    たおやかな自由市民 : そうすることで、お金をやりくりする不安や、
    他人と優劣をつけることから解放される。
    もう、誰も傷つけあうことはないわ。

ユールモアの構造

  • ユールモアの街は四層構造になっている
    ふむ……まずもって、この建物には、
    大きく分けて3つの層があるのだ。
    コルネン : 今いるのが「樹根の層」。
    その上が、軍の司令本部がある「樹幹の層」。
    さらに上が、自由市民がお過ごしになる「樹梢の層」だ。
  • 下から順に、次のような名前がついている。
  1. 樹根の層
  2. 樹幹の層
  3. 樹梢の層
  4. 樹葉の層:※最上階はドンの部屋でイベント時のみ進入可能
  • 各層は建物外周の螺旋状の通路で移動できる。また1.樹根の層および3.樹梢の層の移動は、奥(南側)にあるGATEKEEPER経由でも移動できる

歴史

  • 住民の語る過去と現在。
    ティスタ・バイ : 元首のドン・ヴァウスリーには、生まれながら、
    「罪喰いを従わせる能力」が備わっているんだって。
    それで、この街は戦う必要がなくなったってわけさ。
    アサーン : それで……そう、この街についてだったね。
    今でこそ平和なユールモアも、先代の元首のころまでは、
    罪喰いと戦っていたことはご存知かな?
    アサーン : ユールモア軍といえば、最強の代名詞みたいなものだけど、
    その力をもってしても、罪喰いとの戦いでは甚大な被害が出た。
    アサーン : 変わったのは、20年前……
    先代のご子息、ヴァウスリー様が元首になってからさ!
    アサーン : 彼の力によって、罪喰いは敵ではなくなった。
    それどころか、ドン・ヴァウスリーの庇護下で生きる、
    同胞になったといっても過言じゃないね。
    アサーン : よその地域は、まだ戦いを続けているらしいが……
    本当に愚かだとしか思えないよ。
    ドン・ヴァウスリー万歳!

関係者

ヴァウスリー
  • 都市国家ユールモアの国家元首。
  • 「ドン・ヴァウスリー」と呼ばれる人物。
  • 都市の最上部におり、普段は会うことが出来ない。
ランジート
青い衣の道化師と赤い衣の道化師
青い衣の道化師 赤い衣の道化師
  • ユールモアで必要となった技術を持つ人物を、ゲートタウンに探しに来るペア。
    アルフィノ : 来た……!
    人買いの道化師たちだ……!
    赤い衣の道化師 : やあやあ諸君、コンニチハ!
    キミたちにとっては幸運なことに、今日のボクらは大忙しだ!
チャイ夫妻
  • 画家を探していたミステル族の夫妻。
    入国審査室の役人 : ミステル族の名士、チャイ・ヌズ様と、
    その奥様であるドゥリア・チャイ様ですね。
    皆さん「チャイ夫妻」とお呼びになっていますよ。
チャイ・ヌズ
  • チャイ夫妻の夫。
  • 元はダイダロス社の跡取り息子。15年前に会社をたたみ、ユールモアに来たという。
    ドゥリア・チャイ : 私の旦那様は、アム・アレーンの鉱山開発も担った、
    タロース操業の大家……ダイダロス社の跡取りなんだから~!
  • 【ダイタロス社】
    • ダイタロス社は、アム・アレーンのアンバーヒルの鉱山を開発していた会社のひとつ。
    • アム・アレーンのアンバーヒル鉱山を収めていたナバスアレンは、ほぼ掘り尽くされてしまった鉱山を再興するため、タロース技師のミステル族を招致することで再び活気を取り戻すことに成功する。恐らくミステル族のチャイ夫妻は、そうして招致された技師の一族であったと思われる。このころ出来た村がロンゾ族と、新しく来たミステル族という「ふたつの尻尾」により生まれたことを意味する「トゥワイン」村であるのだという。
    • しかし鉱山は徐々に活気を失い、15年前、最後まで残っていたダイタロス社も出ていってしまう。跡取り息子夫妻が、幼い息子に安全な暮らしをさせるための決断であったという。しかし7年前、その息子が罪喰いにやられてしまったために、再び跡取り息子夫妻が戻ってきたのだという。
      ジェリック : 15年前、最後まで残っていた「ダイダロス社」もついに撤退。
      跡取りごとユールモアに行っちゃって、
      タロースを作り出す技術は、この土地から消え去ったんだ。
  • その後夫妻は、ユールモアへと入ることになる。
ドゥリア・チャイ
  • チャイ夫妻の妻。
  • ひと目でアルフィノを気に入る、かなりふくよかな女性。
    ドゥリア・チャイ : まあまあまあ!
    なんってかわいい男の子なの!
    ドゥリア・チャイ : ふわふわの髪に、お上品なお顔立ち……
    それに、なんだかお花のいい香りもするわぁ~!
    ドゥリア・チャイ : あなた!
    わたし、この子が一目で気に入っちゃった!
    きっと……ううん、絶対に素敵な絵を描いてくれるわ!
タッチャ・ロイ
  • 自由市民。
  • 趣味でパーラーを経営している。
    タッチャ・ロイ : ユールモアにこだわる必要もないだろうし、
    パーラーの就業員には、暇をだそうと思っていたんだけど……
    それでも残ると言ってくれる者もいて、ありがたい限りだよ。
カイ・シル
カイ・シル
トリストル
トリストル
  • ユールモアで画家として雇われていた人物。投げ落とされるが奇跡的に助かって海岸に流れつい、光の戦士アルフィノに助けられ、ライト村へと送られた。代わりに、「使いこまれた絵筆」を譲り受ける。
  • この人物の代わりとして、画家アルフィノとしてユールモアへと入ることになる。
きらびやかな労役市民(金糸雀)
きらびやかな労役市民(金糸雀)
  • 喉を痛めたことで、労役を果たせなくなったため泣いていた。主人である紳士風の自由市民にバレてしまうが、「天に運んでもらう」ことで天にある楽園へと行くのだという。
    紳士風の自由市民 : それなら、ドン・ヴァウスリーにお願いして、君を天に運んでもらおう。
    (天に……運ぶ……?)
    紳士風の自由市民 : ああ、もしかして君は、新しく入ってきたばかりかい?
    それなら、覚えておくといい。
    罪喰いは、罪ある人を喰らう一方で、
    罪なき人の魂を、滅びかけたこの地上から掬い、天にある楽園へ連れて行ってくれる……。
    それを、ドン・ヴァウスリーが明らかにしてくれたんだ。
    彼のしもべたるこの街の民は、救われるべき民であるともね。
    だから私たちは、この街で愛と愉しみのままに暮らし、それを十分に謳歌したら、天に運んでもらう。
    労役市民だって、主の許可があれば、運んでもらえるよ。
    きらびやかな労役市民 : 本当に、ヴァウスリー様は、希望の光のようなお方ですよね。
    紳士風の自由市民 : それでは、私たちはそろそろ失礼しよう。
    私の金糸雀に付き添ってくれた君にも、永遠の救いがもたらされんことを……。
  • この後ストーリーには出てこないため行方はわからなくなる。
  • プレイヤーの間では、この金糸雀が、Lv79ダンジョン「偽造天界グルグ火山」のラスボスとして登場する「フォーギヴン・オブセニティー」になったのではないか?という噂が広まった。※ただしこのヴァウスリーのところに行くまでの時間がかなり短いため、無理があるという指摘もある。
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  • ただしその後に実装された「トリプルトライアドカード : フォーギヴン・オブセニティー」の説明では次のように書かれている。

    ドン・ヴァイスリー配下の上位罪喰い。
    その「素」となったのは、彼の情婦であったビーハイブの歌姫とも言われているが、真相は定かではない。
    前者の噂にちなみ、「オブセニティー(猥褻)」の罪を緩和された者と呼ばれる。

エリア内の地名

グランドデイム・パーラー

キャバレー・ビーハイヴ

たおやかな自由市民 : あら、街を見学中だったのね!
だったら、「キャバレー・ビーハイヴ」にも行くといいわ。
たくさんの人が集まって、とってもにぎやかなの。
たおやかな自由市民 : いつもどおりなら、「ティスタ・バイ」という女性が、
入口近くの席に座っているはずよ。
彼女なら、いろいろな話をしてくれるはず……あなた次第でね!
  • 「樹梢の層」
ティスタ・バイ
  • カードゲームに勝てばユールモアについて教えてくれる。
酔っぱらいのアサーン
酔っぱらいのアサーン
  • ステージで踊るとユールモアについて教えてくれる。

ゲートタウン

  • 都市国家ユールモアの手前にある集落。
  • ユールモアに住むことを望む者たちが、選ばれるのを待ちながら暮らしている。
  • 時折道化師が現れ、必要とされる人物を選び出すと同時に、集落の人々に食料「メオル」を配っていく。
    彼女の素敵な門出を祝福して、「メオル」の臨時配給だぁ~!
    アルフィノ : あの「メオル」というのは、ゲートタウンの住民に、
    ユールモアが無償で配っている食料でね。
    都市内でも、主食となっているものらしい。

マップ

樹根の層(下層)

ユールモア 樹根の層(下層)マップ
  • ※中央部分が街の中で、外周部は街に入れない人々が暮らしている。外周部に都市内転送網が3ヶ所ある。

樹幹の層(中層)

ユールモア 樹幹の層(中層)マップ
  • ※都市内転送網1ヶ所

樹梢の層(上層)

80%ユールモア 樹梢の層(上層)マップ



トレーラー

スクリーンショット・アートワーク

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