ベラフディア(Belah'dia)
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概要
- ベラフディアは、ウルダハが建国される前に存在したとされる王朝国家
ここ「ウルダハ」とはそもそも、 魔道士の末裔が建国した古代都市、 「ベラフディア」を正しく継承した都であります。
- 各地に残る遺跡から、支配地域は南ザナラーンから東ザナラーン、西ザナラーンまでの広大な領域であると思われる。
- このベラフディア朝の後、ララフェル デューンフォーク族の王朝が並立していた時代があり、その後現在も続いているウル朝ウルダハが「ベラフディア朝の正統後継国家」を名乗っているところを見ると、後継国家争いがあったのではないかと思われる。
- すでに滅んでから久しく、ザナラーン地方の各地に遺跡だけが残されている。滅亡に至った理由は明らかにされていないが、一部には魔法により滅ぼされたのだと考えるものもいるようだ。
建国
- 第六霊災から逃れてきた魔道士たちがつくった国という。
ネネッコ : ……そう、時は第五星暦! 魔法文明が花開いた「大魔法時代」に、さまざまな都市国家が繁栄しました。 ネネッコ : しかし、魔法を乱用した「魔大戦」が引き金となり、 大洪水「第六霊災」が発生し、数々の文明が崩壊したのです。 この反動で、魔道士は迫害の対象となってしまいました。 ネネッコ : 落ちぶれた魔道士は、荒野ザナラーンに逃げ延び、 約800年前に、なんとか「ベラフディア」を建国したんです。 ネネッコ : 魔道士が作った国……とても夢がありますよね!
対立
- 第六星暦の初め頃に争ったウルダハとシラディハは、いずれもベラフディアが分裂してできた国であるという
ネネッコ : シラディハとウルダハの確執を学びたいのであれば、 両国の母国である「ベラフディア」の興りを、 キチンと知っておいたほうが良いですよ。 エラスムス : ふたつの国は元々、「ベラフディア」というひとつの国でした。 しかし、ベラフディア王家に生まれた双子の王子が、王位継承権を巡って対立したそうです。 エラスムス : 結果、ベラフディアは分裂……。 双子の王子はそれぞれ「ウルダハ」と「シラディハ」を建国し、両国は小競り合いを繰り返したそうですよ。 ココブキ : 黄金の天秤に、富と力を並べるウルダハと、白銀の天秤に、知恵と力を並べたシラディハ。 争いから生まれた両国は、「力」の解釈がまるで違った……。 ココブキ : 歴史の上では、シラディハの「知恵」が、秘薬「ゾンビパウダー」を生み出したと言われています……。 私は、歴史書でそう読みました……クックック。 ココブキ : ただし、歴史とは勝者の語りぐさ……。どこまでが真実か、わからぬものです。 ココブキ : ここだけの話……シラディハとの戦争において、ウルダハ軍が、あの「アマルジャ族」と共闘した記録が、 とある古文書に記されていたのを見たことがあります……。 ココブキ : しかし、その記録は「歴史」に残ることはありませんでした。 そして件の古文書は、儀典として書庫の奥に追いやられた……。不思議ですよね……クックック。
終焉
- 第六星暦964年時の王が病床に臥せったことから、長らく王位継承を巡って争ってきた双子の王子ササウェフとササガンの対立が激化、内戦状態に突入する。
- 翌年に王が崩御したが内乱は収まることなく、第六星暦969年にベラフディアは分裂する。
- それぞれの王子が国を興し、ササウェフは「シラディハ」、ササガンが「ウルダハ」を名乗る都市国家が分立した。
ベラフディア王家
- 詳細は不明だが、カルン埋没寺院(The Sunken Temple of Qarn)に残る名前などから数名の王の名前が判明している。
タタメフI世(Tatamefu I)
タタメフII世(Tatamefu II)
ララフトI世(Lalafuto I)
ララフトII世(Lalafuto II)
ララフトIII世(Lalafuto III)
- 今から700年前の王。王妃はメメト
- ある日姿を消してしまったという。そのためか、王族の墓であるカルン埋没寺院においてララフトIII世の名前が欠けている。
- 空いた玉座は妻である王妃メメトの物となったが、あまりにも唐突であったため暗殺説もささやかれメメト女王が疑われた。
- しかし、「ワインボードの謎」で語られた内容によれば、ララフトIII世は王位を捨ててまで恋人と駆け落ちをしたのだとされる。
ララフトIII世の残した石板 : 「たとえ国が傾こうと、この想いは変わらない。 四海を統べる権勢を手にしようと、君なき世は虚ろ。 王座は冷たく、王笏は重く、王冠は茨の棘……」
メメト女王(Memeto)
- 先代王であるララフトIII世の王妃。
- 王の失踪により王位を継いだ。
- カルン埋没寺院の最奥部の側道奥の部屋に名前が残る。
ララフトIV世(Lalafuto IV)
- ベラフディア後期
- ハイブリッジの巨大な像のある一帯はこのララフトIV世の墓であるとされる。
デューンフォーク王朝
- フルネームが明らかになっていないものの、ベラフディアは恐らくララフェルのデューンフォーク族による王朝であったようだ。
- その後成立したと思われベラフディア王朝の正統を主張する「ウル朝ウルダハ」は、その血を引くと思われるナナモ女王がデューンフォーク族であり、またウル朝と敵対した「シラディハ王朝」もまたデューンフォーク族による王朝であったことがわかっている。
- ウル朝の第一期と第二期の間に存在した「ソーン朝」がヒューランミッドランダー族による王朝であったことを除けば、このザナラーンの地はララフェルのデューンフォーク族が支配してきた土地であるともいえる。
時代背景
- 現在のウルダハ王朝は第二期ウル朝ウルダハであり、それより以前にはソーン朝ウルダハ、さらに前に第一期ウル朝ウルダハが存在した。
- 第一期ウル王朝が約600年前に成立していることから、ウルダハ建国前に存在したというベラフディア王朝は、それ以前に成立(遺跡群の様相は第六星暦よりはるかに古いものである)していることがわかる。
- また、ベラフディアの王族がアーゼマ(太陽神)信仰を行っていたという遺跡(カルン埋没寺院)も残っており、その文明を偲ぶことができる。
ベラフディア四大神器
- ベラフディア「光の四戦士」が持っていた神器とされる。
「黄昏の刻、絶望の淵に光輝あり。 その者、奇跡を起こせし、ベラフディア『光の四戦士』なり」
- この「ベラフディア四大神器」の最後のひとつが「ウルダハの秘宝」とされる。
- クエスト「のこされたメッセージ」で「怪盗白仮面」がこの四大神器を集めており、すでに「契約の剣」「太陽の首飾り」「審理の指輪」を手に入れている。最後に「知恵の耳飾り」を入手して4つを揃えてしまう。
それにしても、ベラフディア時代の装飾品……。 繊細な装飾に、大胆なデザイン……。 600年前の名品だもの、そりゃあ綺麗よ。
- 4つの神器が集いしとき、正義の裁きが下るという。
『ベラフディア四大神器が集まりし時、 日神アーゼマが正義の裁きをくだすであろう。』
- 魔法の言い伝え
やつれた老婆 : ワタシは、祖母に聞いたことがある……! 「ベラフディア四大神器」には、 おそろしい威力の「大魔法」が秘められているってね! やつれた老婆 : その魔法で、ウルダハに復讐をする気なんだ!
- 「光の四戦士」により次の呪文が唱えられると大魔法が発動する
「審理の指輪 審理の扉が開く」 「知恵の耳飾り 正しき裁きをもたらせ」 「太陽の首飾り 日神アーゼマの光よ」 「契約の剣、ここにあり。」
- 聖なる光の帯が発現するという。
- 絵巻物に書かれた大魔法の顛末
「けいやくのけんがはなつ さばきのまほうは うつくしいひかりのおびで まものをちりとかえ ひとびとに えがおをもたらした」
ゴーレム・ゾンビー
ゾンビー
- 現在のカルン埋没寺院付近にはベラフディアの名前を冠するゾンビーが確認できる。
- また後に興るシラディハ朝の滅亡要因にこのゾンビーが深く関わっている。→ 地名・国名/シラディハ参照
ゴーレム
- カルン埋没寺院の遺跡付近にはゴーレム(石兵)が多数徘徊しており、何らかの手段で使役していたのではないかと思われる。
- なおゴーレムは「神歴記」第六節にも登場している。
ウリエンジェ : 五の陽 没し 六の月 輝きしとき 大洋より 白き剣現れ 天空より 蒼き槍降らん ウリエンジェ : 然れば 十二が賢者 古き真理以て 石の兵創らん 其は魔弾く無の魂 剣砕く甲の肌 槍弾く剛の腕が者なり
他の遺構など
カルン埋没寺院
- 南ザナラーンにあるダンジョン「カルン埋没寺院」は、かつて古代都市ベラフディアの王族が信仰する太陽神を祀って建てたものとされる。
ハイブリッジ遺跡
- 東ザナラーンを東西に分ける谷に出現した遺跡。
- 巨大な像があらわになっているが、ベラフディア朝後期のララフトIV世の墓ではないかとされている。
なになに、遺跡はベラフディア後期、 ララフトIV世の墓と推察される・・・・・・な、なんですって! これは歴史的大発見です!
アーゼマの印石
- 東ザナラーン、バーニングウォールの谷を一望する位置に「最後の祈祷」という名のついた場所がある。ここにはアーゼマ神の印がついた石があり、これもおそらくはベラフディアと関係があるものと思われる。
- なお第六星暦末期に十二神をかたどった「十二神秘石」が各地に現れ、神降ろしを依頼された冒険者がめぐる場面があった(クエスト「おわりの名は希望」)。
あれは「十二神秘石」と呼ばれるものでな。 エオルゼアに危機が迫りしとき、輝きを増すと 伝えられる「十二神」ゆかりの聖なる石……。
- 第七星暦の現在、すでに秘石から輝きは失われてしまっているが、かつて「サンドゲート」と呼ばれていたのとほぼ同じ場所にそのまま残っていたものと思われる。
見えざる都
- 東ザナラーン北部、ゴールドバザーの東側にある遺跡でベラフディア時代のものとされ、タタメフI世の宮殿ではないかとされている。
物言わぬ王
- 西ザナラーン足跡の谷に残る「物言わぬ王」もこのベラフディア時代のものであるとされる。
ベラフディアンガラス
- 錬金素材のひとつで、ベラフディア時代の遺跡から発掘されたガラス片であるとされる