五紀暦(ごきれき / The Five Ages-An Eorzean Chronology)
- ウルダハのアルダネス聖櫃堂およびグリダニアの碩老樹瞑想窟、リムサ・ロミンサのメルヴァン税関公社に保管されている歴史書。
- 第六星暦233年筆者シャーレアンの占星術師リューフォン(Lewphon of Sharlayan)により、各都市で独自に用いられていた暦を統一する意図の下に著されたもので、時を紡ぐ「日」、日を紡ぐ「月」、月を紡ぐ「年」人々の紡ぐ年の周期「人歴」、神々の司る悠久の歴史「神歴」の五章より成る。
- ただしエオルゼアの世界において人暦で語るNPCは見かけない。
日
- 日は、次の属時の並び、四刻24時から成る。
日 刻 刻 刻 刻
月
- 月は、次の六つの属日に二つの極日を加えた8日により4周し、32日よりなる。
月 周 周 周 周 属日 極日 属日 極日 属日 極日 属日 極日 風 雷 火 土 氷 水 星 霊 風 雷 火 土 氷 水 星 霊 風 雷 火 土 氷 水 星 霊 風 雷 火 土 氷 水 星 霊
年
- 年は、次の年は星と霊の2つの極を廻る月を交互に六属配置した12の月より成る。
- つまり、1年は48周、384日で構成される。
年 星1月 霊1月 星2月 霊2月 星3月 霊3月 星4月 霊4月 星5月 霊5月 星6月 霊6月 旧暦 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 支配する属性
人歴
- 人歴は、次の12の年を1つの周期と成す。
人歴周期 航年 浪年 工年 破年 審年 商年 豊年 時年 戦年 慈年 識年 運年
神歴
- 人の発展する「星歴」の時代と人の衰亡する「霊災」の時代は、神々の御業により交互に訪れ、現代は第七星暦にある。
西紀
- 第六星暦の始まりを起源とする歴史用の暦「西紀」も用いられている。
- 西紀では現代は1572年(A.E.1572)とされる。
全文
- 序文
本書は、第六星暦233年、筆者シャーレアンの占星術師リュフォンにより、各都市で独自に用いられていた暦を統一する意図の下に著された。時を紡ぐ『日』、日を紡ぐ『月』、月を紡ぐ『年』、人々の紡ぐ年の周期『人暦』、神々の司る悠久の歴史『神歴』の五章より成り……
- 日
「日」4つの時をひと刻とし、氷、水、風、雷、火、土の刻を経て、1つの「日」と成す。すなわち、日は24の時より成る……
- 月
「月」風、雷、火、土、氷、水の6つの属日。これに星と霊の2極日を加えて8日。これを4周し、1つの「月」と成す。すなわち、月は32の日より成る……
- 年
「年」星と霊、2つの極性を廻る月を、交互に6属巡りて、1つの「年」と成す。すなわち、年は12の月より成る……
星1月、霊1月(旧暦1、2月)は氷が統べ、すべてを凍らせて次の命脈を保たん。星2月、霊2月(旧暦3、4月)は水が統べ、氷を溶かして命の水脈を流さん。星3月、霊3月(旧暦5、6月)は風が統べ、雲を飛ばして恩恵をもたらさん。
星4月、霊4月(旧暦7、8月)は雷が統べ、天を開きて試練をもたらさん。星5月、霊5月(旧暦9、10月)は火が統べ、草木を緋色に染めあげん。星6月、霊6月(旧暦11、12月)は土が統べ、すべてを大地へと還さん……
- 人歴
「人歴」神々に賜りし12の年、航年、浪年、工年、破年、審年、商年、豊年、時年、戦年、慈年、識年、運年を経て、1つの「周期」と成す。
すなわち、人歴の周期は12の年より成る……
- 神歴
「神歴」悠久の時の管理は、神々の手の内にある。人の発展する「星暦」の時代と、人の衰亡する「霊災」の時代は、神々の御業により交互に訪れており、いかに強大なる国家も、偉大なる魔王も、この輪廻から逃れることは適わなかった。
現代は、第六霊災たる大洪水の時代を経た後、すなわち第六星歴である。この時代が、いかなる時代であったかは、後世の史家に委ねられよう。また終わりを告げる第七霊災がいつ訪れるかは、ただ神々ぞ知るだろう。
ただ確かなことは、この第六星歴は我々の手に委ねられており、我々次第で、栄光の時代にも、屈辱の時代にも、成り得るということである……