七天七獄伝承
- エオルゼアでは、七つの天界と七つの地獄があると信じられている。
- 二柱の神々が協力してそれぞれが司る属性の天界を創ったが、これと同時に同じ属性の地獄ができたという神話があるという。
- こうしって六属性を象徴する天界と地獄ができたが、さらにこのほかに至高の天界である「星天」と、暗き底に沈んだ地獄の中の地獄である「霊獄」が存在しているという。
- 天界は夜空に浮かぶ星座「六天座」が門となっており、これを潜ることでたどり着けると信じられている。そして六天座の中央に位置する星である北極星の向こう側に「星天」があると考えられている。
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エオルゼア内の七天七獄伝承
「ミソロジー・オブ・エオルゼア」
- 「暁月のフィナーレ」のアライアンスレイドシリーズ「ミソロジー・オブ・エオルゼア」で七天七獄伝承が登場した。
- 「幻域(げんいき)を発見した」という探検家が聖コイナク財団に発見報告を行い、バルデシオン委員会で調査を行うことになったその地へ踏み込んでみると、そこはエオルゼア十二神のシンボルを意匠とした不思議な建造物が並ぶ謎の空間だった。
スノーゲイム : 伝説の幻域は、神々のおわす「神域」だったですって!? 神々が実在して、言葉を交わして、人に戦いを仕向けた!? ひぇーーーー! スノーゲイム : それに、聞く神域の様相はまさに、 「七天七獄伝承」における天界にそっくりです! 機械仕掛けの塔がそびえる雷天と、灼熱の砂の都がある炎天! スノーゲイム : あっ、七天と七獄っていうのは、 古くから十二神信仰に関連して信じられてきた、 天界と地獄のことなんです。 スノーゲイム : エーテル学的には、 死した魂は星海に還るのだと判明しているわけですが、 昔の人々は死後の世界を、そのように解釈してたわけですね。
スノーゲイム : それにしても、なんて素敵なところでしょう! 七天七獄伝承でいうところの至高の天界「星天」のようです! スノーゲイム : 周りを見てみると、 ほかの属性の天界を象徴するようなものもあるし……
クルル : ひとつめは、門の数のこと……。 七天七獄伝承になぞらえるとしたら、天界は全部で7つあるの。 六属性の天界と、スノーゲイムさんが言っていた星天ね。 クルル : 対して、オムファロスにある門も7つ。 そのうち手前の6つは、雷天や炎天とおなじく、 各属性を象徴する神域に繋がっているのでしょうけど…… クルル : わからないのは、最奥にある7つ目の門よ。 星天がこの場所なのだとしたら、 あれはどこに繋がっているのかしら?
アルカナ魔法における六天座
- 占星術師操る魔法「アルカナ魔法」における六天座というものがある。
- エオルゼアには7つの天界が存在すると信じられており、火、水、風、氷、雷、土の六属性に対応した「六天」とその上に輝く星極性の「星天」がある。
- この六天の門と考えられているのが、北極星を取り巻くように存在する6つの星座「六天座」となっている。
- 詳細は「アルカナ魔法」の項を参照のこと。
第七の天界
- モードゥナ石の家のそばにある店舗は、「第七の天界(セブンスヘブン)」という店名である。
グ・ラハ・ティア : そういえば、この店の名前…… 第七の天界(セブンスヘブン)、だったよな。 スノーゲイム : そう!! それがまさに先ほど私がお話しした「星天」ですよ!! スノーゲイム : 七天と七獄の伝承における、六属性の天界と地獄。 そして至高の星天と、地の底にあるという霊獄……! スノーゲイム : 星天はすでにモードゥナにあった……!! 因果を感じますねぇ……! グ・ラハ・ティア : あんたには、いろいろ見解を聞きたいんだ。 例えば、その七天の伝承について……
六属創世記
- これと同様の原理を示しているものが「六属相関図」である。
- 詳細は「六属創世記」の項を参照のこと。
七天七獄伝承
炎天と炎獄
- 日神アーゼマは太陽の光を投げかけ、商神ナルザルは、その力で煉瓦を焼き、鉱石から金属を溶かし出し、壮麗な都を築いた。
- いつしかその都は七天のひとつ「炎天」と呼ばれるようになった。
- 炎天には、正義を成した者、公正なる裁きを降した者、正直なる商人、利益を投じて慈善を成した者などが、死後招かれて暮らす。
- 都を造る過程で生じた廃材は、暗き底に投げ捨てられ、火にくべられた結果、「炎獄」ができた。
- 炎獄には無実の罪で人を裁いた者、暴利をむさぼった商人、賄賂を受け取り不正を成した者などが、死後墜されて苦しむ。
水天と水獄
- 星神ニメーヤは星を解かして水を創り、知神サリャクが知恵の素を投じた水瓶に満たすと、これを天に注いで「知恵の河」を創った。
- いつしか、その河は七天のひとつ「水天」と呼ばれるようになった。
- 水天には、偉大な学者や発明家、正しき知識を広めた者、自らの運命を切り開いた努力家などが、死後招かれて暮らす。
- 天から零れ落ちた水が暗き底に溜まり、淀んで腐り果てた結果、「水獄」ができた。
- 水獄には知識を悪用した者、偽りを教えた者、虚偽により財を成した詐欺師、運命を偽ったいかさま師などが、死後墜とされて苦しむ。
風天と風獄
- 旅神オシュオンが天に霊峰を創ると、海神リムレーンが統べる大洋に向かって、清風が吹き流れた。
- いつしか、その風の通り道は七天のひとつ「風天」と呼ばれるようになった。
- 風天には、名高い船乗りや勇気ある冒険家、偉業を成した登山者、遭難者を助けた者、旅に生きた聖人などが、死後招かれて暮らす。
- 天の果て、海すらも落ちる場所から吹き下ろされた風が暗き底で渦を巻いた結果、「風獄」ができた。
- 風獄には、悪しき海賊、旅人を襲った山賊、山を荒らした者、海や山で人を殺した者などが死後墜とされて苦しむ。
氷天と氷獄
- 月神メネフィナが月光で凍らせた氷塊を、戦神ハルオーネが槍で削り、天に美しい宮殿を築いた。
- いつしかその宮殿は七天のひとつ「氷天」と呼ばれるようになった。
- 氷天には、偉大なる英雄、高潔なる騎士、慈愛に満ちた者、愛を貫いた者などが、死後招かれて暮らす。
- 宮殿を造る際に生じた氷の屑が、天より落ちて暗き底で再び凍りついた結果、「氷獄」ができた。
- 氷獄には、戦場で卑劣な行いをした者、敵前逃亡した者、恋人や配偶者を裏切った者などが、死後墜とされて苦しむ。
雷天と雷獄
- 壊神ラールガーが彗星を砕いて雷を生み出し、工神ビエルゴが築いた機械仕掛けの塔が受け止め、大いなる輝きを放った。
- いつしかその塔は七天のひとつ「雷天」と呼ばれるようになった。
- 雷天には、偉大な技術者や職人、建築家、悪しき事物の破壊者、改革者などが、死後招かれて暮らす。
- 砕かれた彗星の破片が、暗き底に落ちて禍々しい雷を放ち続けた結果、「雷獄」ができた。
- 雷獄には、技術を悪用した者、怠惰な職人、手抜きを行った建築家、善なる事物の破壊者、主戦論者などが、死後墜とされて苦しむ。
土天と土獄
- 地神ノフィカが木の実を埋めて、時神アルジクが時と重力を操り瞬く間に大樹を育てた。
- いつしか、その世界樹は七天のひとつ「土天」と呼ばれるようになった。
- 土天には、正直な農民、自然を慈しむ者、偉大な歴史家や考古学者、優れた詩人などが、死後招かれて暮らす。
- 世界樹を植える前に取り除かれた穢れを帯びた土が、暗き底に投げ捨てられた結果、「泥獄」ができた。
- 泥獄には、収穫物を盗んだ者、自然を汚した者、歴史を謀った者、詩や文学で人を貶めた者などが、死後墜とされて苦しむ。