リミットブレイク(Limit Break)
- 新生で導入されたバトルシステム
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概要
- パーティバトルで使用できる、ジョブ別の特殊技。
リミットブレイクは、「FFXIV」の初期に実装され不評だったバトルレジメンに替わる新たなパーティーバトルシステムで、パーティー全員の力で限界を突破して、最大攻撃を繰り出すもの。
動画の終盤で描かれていたのは、黒魔導士のリミットブレイク「メテオ」で、別の職業のキャラクターが使えばまったく別のリミットブレイクが発動されるという。どのタイミングで誰がどう使うか、パーティーで戦略を考えながらボスモンスターとバトルしていくことになるようだ。
- パーティメンバー共通のリミットブレイクゲージを使用して発動する。
4名以上のパーティでゲージが表示されます。
- レベルが3段階あり、1段階たまったらすぐ使うか、3段階目まで貯めてから使うかはパーティーの自由。
コンテンツの難度に応じて,リミットブレイクの最大レベルが制限される場合があります。
実際の使い所
- コンテンツファインダーのマッチングで初めて会った人同士のパーティでは連携も容易ではなく使い所が難しい。
- さらにゲージはパーティで共通のため、互いに遠慮しあって最後まで使わずに終わることもけっこうあるが、4人制インスタンスダンジョンでは、通常の戦い方をしているとラスボスまでにLB1の2回分程度のゲージが蓄積するようになっているので効果的に使っていきたい。
- 一般的には次のような使い方がされるケースが多いようだ。
- 【ラスボス】:ラスボスに対して、近接アタッカーがLBでトドメを刺す。これはかなり見かける使い方なので、とくに4人制コンテンツでは近接アタッカーは心の準備をしておこう。なお発動が遅くてオーバーキルになるケースも多く見かけ、またタンクなどから「LB」と催促されているケースも多く見かける。格好良くトドメを打ち込みたい気持ちはわかるが、できればトドメではなく少し早めに撃つようにしよう。
- ※なお「LB」とだけ打つのはイラついているわけではなく、FF14では移動を伴う攻撃回避行動をすることが頻繁にあり、「DPSさんリミットブレイクおねがいs」などと打っていると移動できなくて死んでしまうパターンも多いからである。命令された!と逆ギレせず、ああこのタイミングで打てば良いんだなくらいに受け取るようにしよう。
- 【ボス前】:24人レイドでは、ボス戦に入るとLBゲージがリセットされる仕様になっているものがほとんどである。このため、LBゲージを満タンにしたままボス戦に入ると無駄になってしまうため、次のような使い方がされている。
- 1.ボス戦の前の雑魚戦でキャスターLBを撃って使ってしまう。
- 2.ボス戦が開始する直前にカウントダウンに合わせて遠隔LB(遠隔物理 or 遠隔魔法)を打ち込み、数%分削ってみる。
- 【大量の雑魚】:ボス戦や、中ボス戦などでけっこう痛い雑魚が多く出る場面で、キャスターLBでボスを巻き込んで一気に焼き払う。あまり見かけないがけっこう有効。
- 【パーティ壊滅の危機】:8人パーティなどでメンバー半分が戦闘不能状態などのケースで、ヒーラーLB3により全員を回復状態で起こして一気に形勢逆転する使い方。ヒーラーは気づきにくいが、メンバーから「ヒラLB3!」などと要求されることが多いケース。8人制コンテンツではヒーラーも意識しておくようにしよう。なおLB2では無意味なため、ゲージが2までしか貯まらない4人IDではまず使用されない。
- 【全体攻撃時】:蛮神戦などで、回避できない痛い全体攻撃技が来る場合に、タンクLBによりダメージカットを行う。8人制コンテンツのボス戦などタイミングがわかっているケースでは必須になることもあるが、4人制ダンジョンではほとんど見かけない使い方。たまにどうしてもDPSによりトドメが刺されない時に、タンクがしびれを切らして発動したりするのを見かける。
リミットゲージ
- リミットブレイクの発動条件を満たしていると「リミットゲージ」が表示される。
- リミットゲージが蓄積されると黄色のバーが伸び、ゲージがいっぱいになるとリミットブレイクを発動させることができる。この際に「シャキーン!」と大きめの音が鳴る。
リミットゲージ表示条件
- 【レベル1】:4人以上(Light Party)であること。
- 【レベル2】:8人以上(Full Party) であること。または、4人以上(Light Party)でかつ、BOSS属性のモンスターとバトル中であること。
- 【レベル3】:8人以上(Full Party)でかつ、BOSS属性のモンスターとバトル中であること。
リミットゲージの蓄積
- リミットゲージは、通常のバトルで徐々に貯まる
- また「ファインプレー」という要素があり、ナイスヒールやナイスブロックなど、システム側で定める規定のアクションを決めるとファインプレーと判定され、よりゲージが貯まりやすい
例えば蛮神イフリートと戦うコンテンツでは,途中に出現するピラー(柱)を破壊するとボーナスが入りますし,イフリートが範囲攻撃「エラプション」を詠唱している最中に,それを剣術士がスタンで止めたりするとボーナスになります。そうした,ゲージを早く溜めるためのコツのようなものが,いろいろなところに隠されているんです。
- 詳細はファインプレーの項を参照のこと
リミットブレイクの発動
- リミットブレイクは、指定から発動まで時間がかかる
- また、単体リミットブレイクの場合には指定後に対象の敵が動くと発動しない。この場合ゲージは消費されずそのままである。
- ※PvPでは、途中で詠唱を中断した場合や、対象が動いて発動しなかった場合も、ゲージが半分消費される。
- 黒魔道士/召喚士の範囲リミットブレイクの場合には、指定した時点での範囲内の敵が対象となる。
- TANK、HEALERロールの場合にはいずれも対象指定が無い。
キャスターのリミットブレイク発動
- 黒魔道士/召喚士の場合、リミットブレイク発動が2段階になっている
- まずホットバーにセットしておいたリミットブレイクのボタンをクリックする
- マーカーが現れ範囲選択のモードになるため、「魔法を打ちたい地面」を選択し再度クリックする
- 範囲選択はどこでも可能なわけではなく、自分からあまり離れた位置を指定すると発動できない。発動できる位置ではマーカーがオレンジ色になり、発動できない場所ではマーカーが紫色に変わる
- 発動場所を指定した後、2秒程度の詠唱時間がありリミットブレイクが発動する
効果
- リミットブレイクの効果は、ゲージのレベルと装備に依存する
- パッチ2.1前の状態では、パーティメンバー全員の装備武器の平均アイテムレベルに依存するのではないかと言われている。
種類
現在実装中のLB3一覧
- ジョブ別に固有のLB3が用意されている。
レベルごとのリミットブレイク
クラス/ジョブ | 効果 | レベル1 | レベル2 | レベル3 |
剣術士/ナイト 斧術士/戦士 暗黒騎士 ガンブレイカー | 一定時間パーティメンバーの被ダメージを軽減する。 | シールドウォール 20%/効果時間10秒 | ストロングホールド ※旧名称:マイティガード 40%/効果時間15秒 | ラストバスティオン 原初の大地 ダークフォース ソウルガンメタル 80%/効果時間8秒 |
格闘士/モンク 槍術士/竜騎士 双剣士/忍者 侍/リーパー | 単体物理攻撃 | ブレイバー | ブレードダンス | ファイナルヘヴン 蒼天のドラゴンダイブ 月遁血祭 生者必滅 ジ・エンド |
弓術士/吟遊詩人 機工士 踊り子 | 前方直線範囲物理攻撃 | ビッグショット | デスペラード | サジタリウスアロー サテライトビーム クリムゾンロータス |
呪術士/黒魔道士 巴術士/召喚士 赤魔道士 | 範囲魔法攻撃 ※「グラウンドターゲット」で場所を指定 | スカイシャード | プチメテオ | メテオ テラフレア ヴァーミリオンスカージ |
幻術士/白魔道士 学者 占星術師 賢者 | 自分中心に範囲回復 | 癒しの風 最大HPの25% | 大地の息吹 最大HPの60% | 生命の鼓動 エンジェルフェザー 星天開門 テクネー・マクレー HP全回復と蘇生 |
発動条件 | 雑魚戦 | 4人以上PT | 8人PT | - |
ボス戦 | - | 4人以上PT | 8人PT |
- リミットゲージは4人以上のライトパーティでレベル1が、8人のフルパーティになるとレベル2が表示される。
- またボス戦の場合は、ライトパーティでレベル2が、フルパーティになるとレベル3ゲージが表示され、発動できるようになる。
ラストバスティオン
- ナイトのリミットブレイク
- 巨大な城壁により仲間を守護し、一定時間パーティメンバーの防御力を高める
ファイナルヘヴン
- モンクのリミットブレイク
- 闘気が敵を包み必殺の一撃を加える。単体の敵に大ダメージを与える
メテオ
- 黒魔道士のリミットブレイク
- 天より星を落とし、全てを破壊する究極魔法。複数の敵に大ダメージを与える。
生命の鼓動
- 白魔道士のリミットブレイク
- 聖なる光により、傷ついた者を癒す。パーティメンバーのHPを回復する。
- 元は「パルスオブライフ」という名称だった。
FF7との関連
- 元ネタはFF7のアビリティの一つ「リミット技」。
- FF7ではFF14とはリミットブレイクの仕様が異なり、パーティメンバーそれぞれが個人でリミットゲージを持っている。
- ファイナルヘブンやブレイバー、DPS職のリミットブレイク発動時に出てくる「バスターソード」もFF7から引用している。
- 詳細はこちら→リミット
トレーラー
【折りたたみます】(クリックで展開します)
- 2013年6月E3 2013で公開されたトレーラービデオに登場するリミットブレイク
- E3のIGN Liveで流れた映像(1"30くらいから)
- http://www.ign.com/videos/2013/06/13/final-fantasy-xiv-a-realm-reborn-gameplay-demo-ign-live-e3-2013
- ※何度も繰り返しているのでじっくりと見ることができる
- 2012年9月公開のトレーラー
- 2020年9月のオンライン実施されたTGSの「SQUARE ENIX PRESENTS at TGS 2020 Online」にて公開されたトレーラー。
インタビューでの説明
【折りたたみます】(クリックで展開します)
リミットブレイクはレベルが3段階あり、1段階たまったらすぐ使うか、3段階目まで貯めてから使うかはパーティーの自由で、メンバー共通のリミットブレイクゲージを使用することになる。このゲージは、通常のバトルで徐々に貯まっていくだけでなく、「ファインプレイ」という要素を準備しているという。ナイスヒールやナイスブロックなど、システム側で定める規定のアクションを決めるとファインプレイとなり、よりゲージが貯まるという。常にファインプレイを目指さないとリミットブレイクが出せないというシステムにするつもりはないということだが、メンバーに工夫しがいをもたらす「FFXI」の連携にも通じるユニークなシステムだ。
メテオ以外のリミットブレイクの内容については、各ジョブ1つというわけではなく、戦士とナイトは共通といった具合にジョブ共通のリミットブレイクもあり、使用したジョブによって効果が若干異なるような形をイメージしているという。いずれにしてもゲームバランスが破壊しないように慎重に準備を進めているようだ。
リミットブレイクの効果は、ゲージのレベルと装備に依存するという。ただし、装備の依存度は軽微にとどまる見込みで、「おまえみたいな装備の奴が撃つな!」となってしまわないように注意しているということだ。またリミットブレイクのレベル1はかなり低レベルから使用可能になるということで、ゲーム序盤はレベル1のリミットブレイクを試しながら、ジョブレベルを上げることで、高レベルのリミットブレイクが開放されていくことになるようだ。
旧バトルレジメン
- 旧FF14では「バトルレジメン」という同様のシステムがあったがわかりづらかったため、新生エオルゼア時点で新たなパーティーバトルシステムとして実装された。
変更履歴
パッチ5.0での変更点
- 回復アクションを行った際のリミットゲージの上昇量が引き下げられます。
- ヒーラーロール以外の回復アクションではリミットゲージが上昇しなくなります。
- 5.0エリアにおいて、敵対する対象からダメージを受けた際、特定の状況下でのリミットゲージの上昇量が引き下げられます。
パッチ5.1での変更点
ゲームパッドでのグラウンドターゲットの操作において、以下の追加/変更が行われます。
※グラウンドターゲット操作タイプを「カーソル位置固定」に設定している場合のみ適用されます。
- [R1(RB)]ボタン+左スティックで行うカーソル移動の速度が、どの環境でも一定の速度になるよう調整されます。
- カーソル位置の初期値が調整されます。
- カーソル位置が保存されるようになります。
- [R1(RB)]ボタン+L3ボタンで、カーソル位置をリセットできるようになります。
パッチ6.0での変更点
- リミットブレイクに以下の変更が行われます。
- リミットブレイクを使用した際、アクションのコンボが中断されなくなります。
- Healerロールのリミットブレイクの効果範囲が、30m → 50m に拡大されます。
パッチ6.3での変更点
- リミットブレイクのヘルプテキストに、リミットゲージの蓄積時間が記載されるようになります。