松田楠緒氏(まつだ なお)
- スクウェア・エニックスの社員。
- FF14では「アシスタントプロデューサー」を務めていた。2018年時点の肩書は、スクウェア・エニックス『ファイナルファンタジーXIV』プロジェクトマネージャー。
- 通称「Mちゃん(えむちゃん)」。自称新卒23歳。
- ※「Mちゃん」が新卒23歳で、中の人がたまたま松田楠緒氏という建付けになっているようだ。
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概要
- 旧FF14からプロジェクトマネージャとして関わっており、新生時に吉田P/D新体制ではコアメンバーとなっているスタッフで、(吉田Pが壇上で男泣きしたことが)語り草となっている渋谷での発売イベントでも裏方として働いていたことが分かっており、1周年記念の開発者からのメッセージでも吉田氏の次に名前を残している。
2013年8月27日に渋谷で行った発売記念イベントから早くも1年が経ちました。あの日は私も会場で感動の涙を流すつもり満々だったのですが……、サーバの状況を確認し、登壇しているメンバーに報告する役目だったため、控え室でずっとPCの前に張り付いていて感動的な場面に立ち会えず、終わったことも気付かないくらいバタバタしていました……。そんな状況だった事も今となっては、良い思い出です!
- その後、中国版サービス「最終幻想XIV」開始を伝える記事では、とても珍しい本人写真が掲載されている。※公式放送含めこれ以外のメディア露出は記憶がない。
- 日本での開催は? 『新生FFXIV』初のオーケストラ演奏を吉田氏と祖堅氏が語る! 『新生FFXIV』中国版発表会リポート&インタビュー - ファミ通.com
FF16のプレローンチイベントか、2023年のファンフェスラスベガスの生放送あたりで一瞬見かけた気がするが、パブには登場していないと思われる。
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Mちゃん(えむちゃん)
- ほとんど前面には出てこないため詳しいことはあまり知られていないが、プレイヤーの間では「Mちゃん」という名前のみが広く知れ渡っている。※吉田Pは松田楠緒氏のことを名前で呼んだことはほぼ無いと思われ、初期からずっと「Mちゃん」呼びで登場する。
- ※公開の場でいつからMちゃんと呼んでいたのかは不明だが、松田氏が登場したのはオフィシャルブログの2012年12月6日の初投稿! | ファイナルファンタジーXIV: 公式ブログであると思われる。※ブログ開設の挨拶を吉田Pが行い、該当投稿は2つ目の記事。
はじめまして!こんにちは! 今後、開発者ブログ(日本語)の更新を担当させていただく プロジェクトマネージャーのMです。 開発現場や開発者の様子など、一部どうでもいい情報(?)を交えつつ、 新生FFXIVの最新情報をお届けします。 Project Manager M
- ※公開の場でいつからMちゃんと呼んでいたのかは不明だが、松田氏が登場したのはオフィシャルブログの2012年12月6日の初投稿! | ファイナルファンタジーXIV: 公式ブログであると思われる。※ブログ開設の挨拶を吉田Pが行い、該当投稿は2つ目の記事。
- 吉田Pのコメントで、コスト・スケジュール面などに詰まるとたびたび「だってMちゃんがさぁ・・・」などと名前が登場することがあり、またとくに吉P散歩などのややくだけた放送において、Mちゃんこと松田氏がニコニコ生放送のコメントで吉田Pほかのスタッフに対してかなり自由奔放な茶々やツッコミを入れる機会がある。
※自己紹介などはないが、音声などで「Mちゃんが~」と名前を出されたり、あるいは吉田Pやコアスタッフにも遠慮のないツッコミを入れた時点で「Mちゃん」であることがわかる流れになっている。自分でも「私は空気を読まずものが言えるタイプなので」と認めている。
- また初期の地方FATEでも現場に立ち、スタッフを動かす様子がたびたび目撃されている。
- FF14の外部協力者との交渉も度々行っているようで、例えば松野泰己氏のツィートに幾度か登場した他、松野氏が過去の皆川ひろし氏の写真を提供した際にもMちゃん経由の依頼であったことを明かしたりしている。
- 新生5年が経った下記記事でも、吉田氏室内氏が写真なのに対して、Mちゃんこと松田氏は「メディア初登場となる不思議キャラクター(?)のMちゃんに取材を敢行」と書かれており、インタビューに答えているにも関わらず白ララCGで登場している。
吉田氏評
- 上記インタビューで、吉田氏評を聞かれて次のように自由に語っている。
──Mちゃんはどうですか?
M マメなインテリヤ〇ザですね。
──とんでもないワードが飛び出てきましたね。詳しく説明してもらえますか(笑)。
M 会社での立場は上がっているのに、マメなところは変わらず、本当に雑用みたいなこともやってしまうんです。たとえば、スタッフに対する連絡とかも、ほかのスタッフに丸投げということができず、自分でなんでもやりたがってしまう。私には絶対に真似できないんですが、そういうマメなところがあるからこそ、時間がないときでも、どのスタッフに対しても真剣に向き合って、話せるのかなと。
M そのうえで、インテリヤ〇ザというのは、人を説得するのが本当にうまいんです。危機的な状況になったとしても、それこそ社長のところに乗り込んでいって、説得しちゃう。人と会話をさせたら、私もそうですけど、最終的には自然と納得させられるんです。ちゃんと流れにそって丁寧に説明してくれて、最終的には吉田が持っていくというか。
──それにしても、もっとほかにいい例えはないものですかね(笑)。
M ふふふふふふふふふ。
M マメなインテリヤ〇ザですね。
──とんでもないワードが飛び出てきましたね。詳しく説明してもらえますか(笑)。
M 会社での立場は上がっているのに、マメなところは変わらず、本当に雑用みたいなこともやってしまうんです。たとえば、スタッフに対する連絡とかも、ほかのスタッフに丸投げということができず、自分でなんでもやりたがってしまう。私には絶対に真似できないんですが、そういうマメなところがあるからこそ、時間がないときでも、どのスタッフに対しても真剣に向き合って、話せるのかなと。
M そのうえで、インテリヤ〇ザというのは、人を説得するのが本当にうまいんです。危機的な状況になったとしても、それこそ社長のところに乗り込んでいって、説得しちゃう。人と会話をさせたら、私もそうですけど、最終的には自然と納得させられるんです。ちゃんと流れにそって丁寧に説明してくれて、最終的には吉田が持っていくというか。
──それにしても、もっとほかにいい例えはないものですかね(笑)。
M ふふふふふふふふふ。
対吉田蛮神
- 要するに吉田Pに対してズケズケとモノが言える数少ないスタッフだということがわかる。
- 2021年2月に行われた「第62回FFXIVプロデューサーレターLIVE」で説明された「メジャーパッチの開発進行」では、吉田Pのスケジュール例が提示されたが、そこには昼休み時間にも会議などが入っており、実は昼休みが蛮神ことMちゃんにより削除されたのだと明らかにしている。それ以来吉田Pの昼休みはなくなったという。※なおこの時は松澤祥一氏(リードプロジェクトマネージャ)の初登場時であったが、実はMちゃんから「新卒23歳Mちゃんです★」って名乗れとプレッシャーをかけられていたのだと明かしている。
松澤祥一(リードプロジェクトマネージャ) : 実は自己紹介の時にちょっとお題をもらってたんですけど 吉田&室内 : ほう 松澤 : 「新卒23歳Mちゃんです★」って名乗れっていうお題を頂いてたんですが、 さすがにちょっとですね、ハードルが高すぎて日和ってしまったんですけど、 ちょっと許していただければと思います。 吉田 : まあまあまあまあなるほどね。じゃあイニシャルは共通だけど、「Mちゃん」ではないですと。 松澤 : そうですね。プロジェクトマネージャでイニシャル「M」ですけど、「Mちゃん」は別に居ますと。 ハイ、ワタクシではございません。 まあなんか、Mちゃんはフォーティーンプロジェクトのこう・・・”蛮神”的な何かなので 中の人とかはあんまり考えないほうが良いと思います。 あの「矢立肇」さんとか「東堂いづみ」さんとかそんな感じの存在だと。 吉田 : 濃いいなあ。スタッフ若干マジ笑いしてんじゃん。ツボって。蛮神的なで笑ってるのが面白い。
松澤 : 昼休みとか一切ないですね。 吉田 : 昼休みねー。むかし一回入れたことあったんだよオレ。 松澤 : あ!そうだったんですか? 吉田 : 横にね。1時から2時まで一回(入れたこと)あんの。全部消されてたの。 松澤 : ハッハッハ 吉田 : 帯で入れたんだよオレ。システムで。 室内 : もはやカレンダーすら・・・ 吉田 : きっとあれ蛮神 松澤 : そうですね。蛮神が降臨してこう・・・ 吉田 : 「これほんと要ります?」みたいな 松澤 : 「カップラーメンあれば、会議中食べれば大丈夫ですよね?」みたいな 吉田 : あれ何年前だっけなぁ・・・ なんかいくらなんでもだなと思って一回入れてみたんですよ。 Outlookってスケジュールをこう帯で、年単位で入れれるからバーっと入れたんすよ。 したら「これ事実上取れてないんだから、会議設定する時ジャマなんで一回切っていいです?」っていわれて・・・ 室内 : 実態に即してないじゃんと 吉田 : そうですね。「だって使ってないじゃんこれ」って。たしか、それで(昼休みは)無くなった。
入社経緯
- 上記ファミ通の5周年記事でスクウェア(当時)への入社経緯を語っている。
M 私ゎ昨年女子大を卒業して、新卒でスクウェア・エニックスに入社しました♪
──という設定でしたっけ?(笑)。それで、実際のところは?
M えっと……。中の人の話をすると、大学を中退して、屋台でチョコバナナを売ったりするバイトをしている中、求人誌でスクウェア(当時)が開発事務のアルバイトを募集していたのを見かけて、それに応募したのがきっかけです。 面接を担当していた人に、自分を採用した理由を聞いてみたことがあるんですけど、「お酒が強そうだったから」だと。そういう時代でした(笑)。
──いま、面接で「お酒は飲めますか?」なんて聞けませんからね(笑)。業務としてはどんなことをされていたのですか?
M 当時のプロジェクトマネージャーチームは、いわゆる“なんでも屋”的な部署で、最初は事務だけをやっていたんです。そこからだんだん、進捗管理も担当するようになって。そんな経緯があって、私もプロジェクトマネージャーの一員となりました。
──『FFXIV』のプロジェクトマネージャーになったのは、旧『FFXIV』のころからですよね?
M そうですね。もともとは吉田が『FFXIV』に関わる前に担当していた、新規プロジェクトのプロジェクトマネージャーでした。それと同時に、『FFXIV』側のプロジェクトマネージャーの手が足りないということで、途中から手伝いをしていたんです。そんな中、『FFXIV』が“大事故”を起こしてしまい……。その事故の度合いがひどかったので、私もプロジェクトマネージャーの一員として責任を取るために、もとの担当を辞めて『FFXIV』に移ったと。
──それが旧『FFXIV』の体制変更につながるというわけですね。ちなみにMちゃんは、吉田さんとガチで渡り合える数少ないメンバーだと聞いていますが、それを象徴するようなエピソードがあったら教えてください。
M 吉田は『FFXIV』が大好きなので、1日中会議という日でも、合間の休憩時間中に『FFXIV』をプレイするんです。それに対して私が、「溜まっている仕事があるんだから、遊んでないでそっちをやってくださいよ!」みたいなことを言いすぎてしまって、最近は吉田がウソをつくようになったんです。私が部屋に入ると、“やべっ”という顔をして、「いま、黒魔のバランス見てるから」と、何も聞いていないのに説明してきます(笑)。
室内 それって完全に、中学生の男の子と、部屋に入ってきたオカンの構図じゃん(笑)。
──という設定でしたっけ?(笑)。それで、実際のところは?
M えっと……。中の人の話をすると、大学を中退して、屋台でチョコバナナを売ったりするバイトをしている中、求人誌でスクウェア(当時)が開発事務のアルバイトを募集していたのを見かけて、それに応募したのがきっかけです。 面接を担当していた人に、自分を採用した理由を聞いてみたことがあるんですけど、「お酒が強そうだったから」だと。そういう時代でした(笑)。
──いま、面接で「お酒は飲めますか?」なんて聞けませんからね(笑)。業務としてはどんなことをされていたのですか?
M 当時のプロジェクトマネージャーチームは、いわゆる“なんでも屋”的な部署で、最初は事務だけをやっていたんです。そこからだんだん、進捗管理も担当するようになって。そんな経緯があって、私もプロジェクトマネージャーの一員となりました。
──『FFXIV』のプロジェクトマネージャーになったのは、旧『FFXIV』のころからですよね?
M そうですね。もともとは吉田が『FFXIV』に関わる前に担当していた、新規プロジェクトのプロジェクトマネージャーでした。それと同時に、『FFXIV』側のプロジェクトマネージャーの手が足りないということで、途中から手伝いをしていたんです。そんな中、『FFXIV』が“大事故”を起こしてしまい……。その事故の度合いがひどかったので、私もプロジェクトマネージャーの一員として責任を取るために、もとの担当を辞めて『FFXIV』に移ったと。
──それが旧『FFXIV』の体制変更につながるというわけですね。ちなみにMちゃんは、吉田さんとガチで渡り合える数少ないメンバーだと聞いていますが、それを象徴するようなエピソードがあったら教えてください。
M 吉田は『FFXIV』が大好きなので、1日中会議という日でも、合間の休憩時間中に『FFXIV』をプレイするんです。それに対して私が、「溜まっている仕事があるんだから、遊んでないでそっちをやってくださいよ!」みたいなことを言いすぎてしまって、最近は吉田がウソをつくようになったんです。私が部屋に入ると、“やべっ”という顔をして、「いま、黒魔のバランス見てるから」と、何も聞いていないのに説明してきます(笑)。
室内 それって完全に、中学生の男の子と、部屋に入ってきたオカンの構図じゃん(笑)。
- まとめると、大学中退後、スクウェア(当時)の開発事務のアルバイト募集を見つけて応募した。もともとは吉田PがFF14の前に動いていた新規プロジェクトのプロジェクトマネージャーを務めていたが、その途中で旧FF14がテンパった時に手伝いを開始。
- その後、元のプロジェクトを抜け、吉田新体制の新生FF14チームにプロジェクトマネージャーとして移ったということになると思われる。※なおスクエニの過去作品のいくつかにおいてクレジットされている。
「Oblivion 忘却の彼方」弦楽四重奏バージョン
- 「Eorzean Symphony: FFXIV Orchestral Album」に収録されている弦楽四重奏バージョンの「Oblivion 忘却の彼方」が収録されたきっかけについて、吉田氏が「Mちゃんが入れれ、絶対入れれと強く推した」ことだと「Eorzean Symphony: FFXIV Orchestral Album発売直前生放送!」で述べている。
- https://youtu.be/5g7-j179qtE?t=5634 ※楽曲頭出し
- https://youtu.be/5g7-j179qtE?t=6015 ※祖堅氏コメント頭出し
祖堅 : サウンドトラックを売りましょうというイベントで、 北海道でイベントをやった時にちょっとバラードバージョンみたいなのを お客さんの前で披露したことがあったんですね。そん時に、あこれ結構いいなーと思って。 それでバンドアレンジのアルバムにバラードバージョンを入れてみたら光の戦士から大好評だった。 吉田 : 秋葉原のUDXでイベントやったじゃない。 ※2016年12月の「Duality~Arrangement Album~」の発売記念イベント 祖堅 : 5.1チャンネルの。 吉田 : そうそう。あれの時に、このスローバラードバージョンでやったら 来てくださったお客様がみんな泣いてたとMちゃんが見ていて、 でこのオケコンのセットリストを俺と祖堅が取っ組み合いして決めてる時に、 (Mちゃんが)「絶対入れろ!絶対入れろ!絶対入れれ!って。 祖堅 : 言ってましたね。だからそれがあったもんでこの弦楽四重奏思いついたんすけど、 あれイベントやってなかったら思いつかなかったですよね 吉田 : そうね。ああいう積み重ねできっかけとしては偶然なんだけど、 積み上がっていくというのは続けているからこそできることだよね。 祖堅 : そうですね。まあシヴァをイゼルの形にして表現していくって案も、 やっぱりこれがあったからできたみたいな感じ。だから良かったですね、 こう一つの形になったというのが。 吉田 : まあまあ屈指の名シーンだしな、あそこは。 もうカットシーンでリアルタイムであんな複雑なカットシーン造る会社もう無いで。