青魔道士(あおまどうし / Blue Mage)
パッチ7.0での変更点
- 青魔道士において、青魔道書のアクティブアクションの保存/読み込みウィンドウのレイアウトが変更されます。
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概要
- FF14では初めてとなる「リミテッドジョブ」として実装された。
- 遠隔魔法DPS(キャスター装備)
Patch 4.5では、これまでのジョブとは異なる初のリミテッドジョブとして「青魔道士」が実装されます。青魔道士は、ハイデリンに生息するさまざまなモンスターと戦い、その技をラーニングすることでアクションを修得します。修得したアクションは、青魔道士専用コンテンツである「マスクカーニバル」で使用でき、その力で勝ち抜いていくことになります。自らを高めるためにハイデリンを駆け巡り、あらゆる技をその身に刻みましょう!
ジョブ解放条件
- ファイター・ソーサラーレベル50&2.0メインクエストコンプリート
- 拡張必要なし。「新生エオルゼア」のプレイ権利だけでプレイ可能
クエスト
青魔道士と名乗る男 | ファイター/ソーサラー レベル50 |
リムサ・ロミンサ:下甲板層 (X:9.9 Y:11.0) 生真面目な警備兵 | |
メインクエスト「究極幻想アルテマウェポン」をコンプリートしている |
- ※リムサ・ロミサのエーテライト飛んだ広場の北東
特徴
- 基本的にはコツコツソロで楽しむ育成型ジョブ。
- パーティコンテンツには向かない。※コンテンツファインダーでの自動マッチングができないなど一部制限あり。後述
- ラーニングはパーティで行えるが、青魔道士専用コンテンツ「マスクカーニバル」はソロで挑む。
- 派生クラスなし
ロールアクション使用可
- キャスターロールのロールアクションが利用可能。
- 参考:ファイナルファンタジーXIV: ジョブガイド「黒魔道士」 ※ページ中央あたりにロールアクションの説明あり
リミテッドジョブ(LIMITED JOB)
- FF14初のリミテッドジョブ。
- プレイできるコンテンツに制限がある。※後述
武器「青魔器」
- 青魔道士の武器は「青魔器」(ステッキ)。
- ただし、青魔道士のバトル計算式では装備品では「防具+アクセサリ」の数値のみが計算され、武器については計算に含まれない。※他ジョブに比べるとINT1の影響が大きく計算される。
- 青魔道士の武器には強さ設定がない。そのため最初に青魔道士を習得した際にもらった「青魔器」のままレベリングしても一切問題がない。
ブルートーテム
- ブルートーテムは、使用すると一部の青魔法を修得できるアイテムです。
- ジョブクエスト「マスク・ザ・ブルー誕生」をコンプリートしたのち、特定のアチーブメントを達成すると、ウルダハ:ザル回廊 (X:12.5 Y:12.9) にいるNPC"異男のガヒージャ"から「ブルートーテム」を取得できるようになります。
- ※青魔法の習得数および、マスクドカーニバルのクリア数に応じて取得できる。
- 青魔法5、10、10、
アーティファクト装備
- ※なおリミテッドジョブである青魔道士については、レベルキャップの上昇タイミングが他のジョブと異なっており、青魔道士のレベルキャップ開放と同時に新たなアーティファクト装備が実装されるという流れになっている。
- レベル50装備:パッチ4.5 IL130 エオルゼアデータベース「メガスチェスト」 | FINAL FANTASY XIV, The Lodestone
- レベル60装備:※AF2はなし
- レベル70装備:パッチ5.45 IL400 エオルゼアデータベース「ミラージュチェスト【ILv400】」 | FINAL FANTASY XIV, The Lodestone
- レベル80装備:
専用コンテンツ「マスクカーニバル」
- 青魔道士専用のコンテンツ「マスクカーニバル」が4.5で実装される。
- →「マスクカーニバル」の項を参照のこと
専用コンテンツ「青魔道士ログ」
育成
- 青魔道士はレベル1の状態で修得。そこから育成開始して、パッチ4.5ではレベル50でレベルキャップとなっている。
- 以降のレベルキャップは、パッチ5.0以降のメジャーパッチで順次開放予定。
- ※すでにレベル70までの青魔法はデザイン済で、当初はパッチ4.4で実装、4.5でレベル60とする予定だったとのこと。
- 青魔道士の育成で一番効率がいいのはフィールドモブを倒すこと。FF14では通常かなりマズいが、青魔だけフィールドモンスター討伐時に特別な経験値計算式が入っている。
- ※FATEやギルドリーブで出現するモンスターは対象外です。
- パーティを組めばコンテンツに参加申請できる。これが次善策。
- ※いわゆる「青魔パーティ」(青青青青)的なものや、ロールを満たしたものなど。
青魔法のラーニング
※青魔法一覧については 青魔道書 のページでまとめています。
- 敵の技をラーニングして青魔法を覚えて戦っていく。他ジョブのように、レベリングしてるだけで自動的にアクションが増えることはない。
- 敵の技を見て(発動させて)から倒すことで、”まれに”ラーニングできる。蛮神のアクションもラーニング可能。
- 敵の技を食らう必要はない。
- 技を避けて倒しても、敵が技を発動さえしていれば討伐時にラーニング判定される。
- 予兆範囲を避けても、「DODGE」でも、いずれでもラーニング判定が入る。
- なおパーティ内に青魔道士が何人いても、ラーニング確率は変動しない。戦っているモンスターごとにラーニング確率が計算され、サーバー側での計算でラーニングOKとなった場合にそのパーティ内にいて条件を満たしている青魔道士全員が、モンスター討伐時に一斉にラーニングするようになっている。ラーニング判定時に戦闘不能などは判定から外れることがある。ラーニングを狙っているときは、起き上がるタイミングに注意。
- 要するに宝箱のドロップ判定と同じようなもので、討伐時に「ラーニングOK」という判定が出れば、その時にパーティにいる青魔道士全員がラーニングするという仕組み。
- ※ただしこの一斉ラーニングはパッチ4.5実装のレベル50までの話で、以降のメジャーパッチでレベルキャップが開放された後にはもっと厳しいラーニング条件になる可能性が高いとのこと。第45回PLL
青魔道書
- ラーニングしたら青魔法専用の手帳「青魔道書」に記録され、そこから24個の魔法を選択し、ホットバーにセットする。
- 手帳では、ラーニングできる敵はわからないが、「どのエリアで覚えるか」のヒントが書いてある。
- ※青魔法一覧については 青魔道書 のページでまとめています。
青魔法の習得とセット
- 実装時点でラーニングできる青魔法は49個だが、同時に24個まで選択し使用が可能。
- ホットバーが足りないので、常に切り替えながら戦う。ホットバーの青魔法のセットは保存した上で、場面に応じて呼び出して切り替えることができる。
ジョブクエスト
- ジョブクエも実装されており、クエストで覚える青魔法もある。
レベル1「マスク・ザ・ブルー誕生」
- 低地ラノシア(19.3,36.4)マーティン
レベル10「青は藍より出でて」
- ウルダハ:ザル回廊(12.5,13.0)泣男のラトージャ
- 受注に必要なアクション:「吸血」
レベル20「青息吐息」
- ウルダハ:ザル回廊(12.5,13.0)泣男のラトージャ
- 受注に必要なアクション:「マインドブラスト」
レベル30「青雲の志」
- ウルダハ:ザル回廊(12.5,13.0)泣男のラトージャ
- 受注に必要なアクション:「猫だまし」
レベル40「青天の霹靂」
- ウルダハ:ザル回廊(12.5,13.0)泣男のラトージャ
- 受注に必要なアクション:「針千本」
レベル50「二代目マスク・ザ・ブルー」
レベル50「藍より青し」
レベル50「蒼天のフロンティア」
レベル53「さらなる可能性」
レベル55「挑戦者、現る」
レベル58「カッパーベルでキレた者」
レベル60「真なるジークフリード」
- ウルダハ:ザル回廊 (X:12.5 Y:13.0) マーティン
- 受注条件:フロッグレッグ
- 「青魔道士ログ」開放
レベル60「さらば、初代マスク・ザ・ブルー」
- ウルダハ:ザル回廊 (X:12.5 Y:13.0) マーティン
- 受注条件:世界一の剣士「ジークフリード」を攻略
- ※マスクザカーニバル:No.30世界一の剣士「ジークフリード」を攻略する
制限・突入できないコンテンツ
下記はあくまで青魔道士実装時の制限事項であって、その後も青魔道士ではプレイできない制限コンテンツが実装されています。
クエスト・リテイナー
バトルコンテンツ
- コンテンツファインダーの自動マッチングシステムの利用が禁止=あらかじめパーティ募集などで規定人数でパーティを組むか、または人数制限解除すれば大丈夫ということ。
バトルコンテンツへは規定人数パーティもしくは「人数制限解除」時のみ参加できますが、以下のコンテンツには参加できません。
- 各種コンテンツルーレット
- 禁断の地エウレカ
※コンテンツ内で青魔道士にジョブチェンジすることもできません。
- 雲海探索ディアデム諸島(空島)
※コンテンツ内で青魔道士にジョブチェンジすることもできません。
- 冒険者小隊の攻略任務
- ディープダンジョン
- 絶シリーズ
- デュエルを含むPvPコンテンツ
※ウルヴズジェイル係船場に移動することは可能です。
- 木人討滅戦
- 初心者の館
ラーニングアクション
- 実装時点では49種類の青魔法が習得できる。
- 動画では次のアクション習得が描かれていた。
- ※パッチリリース後、青魔法一覧については 青魔道書 のページでまとめていきます。
アチーブメント(パッチ5.15)
- 青魔道士において、一部高難度コンテンツに挑戦するアチーブメントが追加されています。
- 該当のアチーブメントは、メインコマンド「マイキャラクター」→「アチーブメントリスト」→「バトル」→「全般」から確認でき、以下の条件を満たしてコンプリートすると達成できます。
- パーティメンバーが全員、青魔道士であること
- 規定人数を満たしていること
- 「人数制限解除」が無効になっていること
- 「超える力無効での参加」が有効になっていること
青魔道士のコンボ
氷結→雷電
- 「氷結の咆哮」で氷結効果 → 「雷電の咆哮」でコンボ時威力310
アクアブレス→高圧電流
- 「アクアブレス」→「高圧電流」でコンボ時威力130
- ※かなり弱い
ガマ脂→自爆
- 「ガマの脂」→「自爆」で威力が1200に上昇する。
LV5石化→ドリルキャノン
- レベルが5の倍数の敵に有効なアクション。
- まず「Lv5石化」を入れて「ドリルキャノン」で打つと、威力が400に上昇する。
- バフをまぜるなら、LV5石化→怒髪天→ガードオファ→ドリルキャノンと入れるといいでしょう。
青魔道士の小技
ロールアクション活用
- キャスターのロールアクションが使えるので、迅速魔、ルーシッドドリームなど忘れずにセットするようにしよう。
- 迅速魔 → 針千本なども有効。
自爆デジョン
- デジョンリキャが不要なホームポイントへの移動方法。
フルバフ自爆
- フルバフをかけた上で自爆(もしくは単体ならファイナルスピア)することで周囲の敵や単体相手に大ダメージを与えられるが、同時に自分も戦闘不能になる。
- 使い所としては、「マスクカーニバル」やインスタントダンジョンなど、リスタートが可能なコンテンツが対象となる。
- たとえばソロでインスタントダンジョンを攻略する際には一度倒した敵は復活しないことを利用する。雑魚を引っ張っておいてフルバフ自爆することで雑魚を一掃できる。スタート地点に戻るので、最後に集めた地点から敵を集めてフルバフ自爆を行う。これを何度も繰り返すことで、ソロでも攻略が可能になるコンテンツは多い。
マイティ+針千本
- 針千本は固定ダメージなので、マイティガードしていても1体あたり1000ダメージがでる。かなりずるい技。
睡眠&引き寄せ
- まず数匹居る集団に対して「どんぐり爆弾」を投げる ※範囲睡眠30秒
- 次に最初に倒したいモンスターをタゲって「スティッキータン」で引き寄せる。
- こうすればリンクしてワラワラ囲まれる事態を避けることができる。
- なお引き寄せはダメージ0なので起きることはなく、ゆっくりと「針千本」を詠唱できる。※恐らくレベル30程度まで、格上に対してこのコンボで1匹8000~1万くらいの経験値が入る。
- なお一匹だけの場合でもスティッキータンで引き寄せればスタンが4秒が入るので、すぐに針千本を詠唱すれば間に合う可能性がある。
月の笛→スプリント
- 「月の笛」はバーサク的な効果のあるが、使用後にぐったりするのか移動速度も遅くなる。しかしなぜか普通にスプリントが効く。
- なお「月の笛」発動中にスプリントしても意味はないので、発動後15秒間のデバフタイムに使用しよう。
堅実魔&針千本
- 例えばイフリートの柱折りなど、途中でノックバックが来ることがわかっているような時に針千本を詠唱したい場合には、堅実魔を入れてから針千本の詠唱に入れば中断されずに詠唱が完了できる。
超硬化
- 被ダメージ90%カットでカチカチになる魔法。
- ノックバックと引き寄せを無効化するが、一部の敵アクションには通用しない。
- ※一部が何かは明示されていない。
- 通用しないものの例
- テュポーンの鼻息
青魔道士のマクロ
爆弾投げ
- とくにパーティでは大変有用な「爆弾投げ」はグラウンドターゲット指定が必要なので面倒。
/blueaction 爆弾投げ <t> /blueaction 爆弾投げ <t> /blueaction 爆弾投げ <t> /blueaction 爆弾投げ <t> /blueaction 爆弾投げ <t> /blueaction 爆弾投げ <t> /blueaction 爆弾投げ <t> /blueaction 爆弾投げ <t> /blueaction 爆弾投げ <t> /blueaction 爆弾投げ <t> /blueaction 爆弾投げ <t> /macroicon 爆弾投げ blueaction
- ※同じ行が並んでるが、発動までに時間差があるための小技。「爆弾投げ <t>」は適当に10行ほどコピペする。
- 最後の行は爆弾投げのマクロアイコン。
- 同じようにグラウンドターゲットを使用する、エラプションや4トンズ、フェザーレインなどでも使用できるはず。
FT臭い息
- 臭い息は、アクション実行時に敵を向かず、詠唱時に向いてる方にでる。
- これをターゲットしている敵に対して出したい場合は、/facetarget(フェイスターゲット)すればよい。
/facetarget /ftでもOK /blueaction 臭い息 /macroicon 臭い息 blueaction
変更履歴
パッチ5.15での変更点
- ジョブ「青魔道士」のレベルキャップ開放(50→60)
- マスクカーニバルステージ追加
- 青魔道士向けの新しい遊び(4人制のマスクカーニバル)「青魔道士ログ」も追加
- 青魔法のラーニング確率が引き上げられます。
- コンテンツに「人数制限解除」を設定しない状態で突入した場合、ラーニング確率にボーナスが加算されるようになります。
- ※制限解除ではない適正レベルでの挑戦の場合に100%ラーニングできるようになる
- 自身が戦闘不能になる効果を持つ青魔法を実行すると、自身にステータス「意志薄弱」が付与されるようになります。
- 「意志薄弱」の効果中は、自身が戦闘不能になる効果を持つ青魔法を詠唱できません。
- マスクカーニバルに、新たなスコアボーナスが追加されます。
- マスクカーニバルのステージ情報において、状態異常耐性の表示が「無効な状態異常」から「有効な状態異常」に変更されます。
- 青魔道書にフィルタ機能が追加されます。
パッチ5.4での変更点
- 以下の青魔法の効果が調整されます。
名称 変更点 マイティガード 与ダメージ減少効果が、 70% → 40% に変更されます。 スティッキータン 「追加効果:敵視アップ」が追加されます。 捕食 自身に「エーテルコピー:タンク」が付与されている場合、効果時間が 15秒 → 70秒 に増加する効果が追加されます。
- 青魔法のラーニング確率にボーナスが加算される条件が変更されます。
「人数制限解除」を設定しないこと → 「レベルシンク」または「アイテムレベルシンク」が有効な状態であること
※コンテンツファインダーの「人数制限解除」が設定されている場合でも、後述する「レベルシンク状態での参加」を設定することで、ラーニング確率にボーナスが加算されます。
パッチ5.45での変更点
- レベルキャップ:60→70
- 新たな青魔法と、新しいAF装備
- 青魔道士ログの対象コンテンツ追加
パッチ5.5での変更点
- 青魔道士において、アクティブセット保存時に、現在のホットバーの内容もあわせてアクティブセットごとに保存されるようになります。
保存したアクティブセットを読み込むと、ホットバーの内容も保存時のものに切り替わるようになります。
- ≪保存対象となるホットバーについて≫
アクティブセット保存の際、同時に保存されるのは青魔道士専用ホットバーの状態のみです。他のクラス/ジョブの状態ではそのホットバーの状態は保存されないため、青魔道士専用ホットバーの状態が失われる心配はありません。共有ホットバーも保存の対象外です。
- ≪保存対象となるアクションについて≫
「アクティブ/非アクティブ」にかかわらず青魔法を保存します。加えてマクロ全般が保存されます。
※青魔法を含まないマクロも保存されます。
- ≪読み込みについて≫
読み込みは、青魔道士専用のホットバーにのみ行われます。
パッチ6.4での変更点
- ウィークリーターゲットのみを表示する「ウィークリー」のカテゴリが追加されます。
- コンテンツを拡張ごとに折り畳んで表示できるようになります。
パッチ6.45での変更点
- 青魔道士のレベル上限が、80に引き上げられます。
※リミテッドジョブである青魔道士は、ディープダンジョンや絶シリーズなど一部コンテンツには参加できません。
- 青魔道士に新たな青魔法が追加されます。
- 一部の青魔法の効果が調整されます。
名称 変更点 アイススパイク 「水神のヴェール」「スキルトロン」とは同時に付与されないように変更されます。 水神のヴェール 「アイススパイク」「スキルトロン」とは同時に付与されないように変更されます。 エーテルコピー 「エーテルコピー:ヒーラー」の効果が、回復魔法だけでなくHP回復効果全般に適用されるようになります。 - ※「スキルトロン」はパッチ6.45からラーニングできるアクションです。
動画
アート
ゲーム内モデル
青魔道士に関するアラカルト
実装までの経緯
- 例えばエンドコンテンツの零式に行くときに「臭い息」持ってるよね?と聞かれて持ってないとなるとキックされてしまう。逆にラーニングしていても、オメガFにLv5デス効いて一発クリアとかはできない。プレイヤーはそれでいいけど、開発はそれはできない。
- いままでこういう理由で青魔道士の実装は難しいといってきたが、世界中どこにいっても実装要望が高かったので、あえて実装した。ラーニングを楽しむこと、コレクションすること、ラーニング技を駆使して楽しむ場所を用意すること。これらを用意することで実装できた。
- この解決方法でMMORPGには向かないジョブも実装できる可能性が出てきた。例えば「獣使い」など。
吉田:これまで、世界中から青魔道士で遊びたいという声を数え切れないほどいただいていました。もちろん「次の新ジョブは何にしようか?」という会議では、何度も青魔道士の話が議題にあがります。ですが、青魔道士がはじめて登場した『FFV』のおもしろいところは、ラーニング自体のシステムと、覚えた青魔法がある種バランスブレイクしている部分でもあると思っています。開発チーム内で青魔道士の議題があがるたびに“普通のジョブと同じ仕組みでは一生実装できない”という結論に至っていました。
これは北米ファンフェスでもお話しましたが、例えば強力なデバフをばら撒く“臭い息”という特殊技があります。これを青魔法として実装する際に、もし青魔道士が通常のジョブだった場合は、レイドのバランスを崩さない程度の効果にしなければなりません。もしくはレイドではまったく使えないか、です。ラーニングする手間はすごくかかるけど、効果が飛び抜けているわけでもなく、それを持っていないとレイドに参加はできない……。そんなアクションを多数持っている、ただ面倒くさいだけのジョブになってしまいますし、「こんなジョブを実装されても……」となるのは目に見えています。
かといって、“青魔法を覚えていないとコンテンツに参加できない問題”を解決するために、青魔法をジョブクエストで、さもラーニングしたかのように見せかけて修得しても、それは青魔道士の本来のおもしろさから程遠いものになると考えました。万人が納得する満場一致の答えはないジョブだということです。だからこそ、これまで実装を断念してきました。
今回実装に踏み切ったのは、一生実装できないよりは、全員ではないにせよ満足感のある新しいジョブとコンテンツを実装して、楽しんでもらおう、と決断したためです。ほかのジョブと横並び調整をしても、それは青魔道士を楽しむうえでの足かせにしかなりません。それは、みなさんのためにならないと考えたので、リミテッドジョブという形で実装することになりました。
また、じつは1年前ぐらいから「『FFXIV』はMMORPGだけど、1人で遊べることを否定しないようにしよう」と考えるようになったのも理由の1つです。青魔道士だけでなく、『FFXI』にあるような獣使いやからくり士といったおもしろいジョブが一生実装できないよりは、思い切ってそういう舵取りをしてみようと考えました。コツコツ1人で青魔法を集めたり、人を集めないとラーニングできない技は、ときには青魔法を覚えるツアーにパーティ募集から参加したりといった、ソロ中心のジョブがあってもいいだろうと、綿密に設計から時間をかけてやってきたというのが今回の青魔道士です。
“ラーニングして青魔道書を埋めていくコレクション要素”と“バランスブレイクしている青魔法を使って専用コンテンツを遊ぶ”というほうが、結果的に従来シリーズの青魔道士らしいものになるだろうというのが、開発チームの答えです。リミテッドジョブだという発表をしたときに、「なぜ青魔道士だけ、そんなに『FF』らしさにこだわるのか」というお声があったことは把握しています。例えば、赤魔道士は、従来のジョブコンセプトを『FFXIV』流に消化して“らしさ”を実装できました。ですが、青魔道士に関しては、そもそも“ラーニングする”という楽しさを失ってしまっては実装する意味がないと思っているので、根本的なシステムが違うのだと分けて考えています。
実装担当
- 青魔道士のジョブ設計は、ファンフェス2018ラスベガスに登場したリードバトルシステムデザイナーの横澤剛志氏が担当したとのこと。
今後のレベルキャップ解放スケジュール
- パッチ4.5直前インタビューでは、次のように答えており、パッチ5.Xシリーズ中には(漆黒のキャップである)レベル80にならないと明言されている。
――レベルキャップ開放のスケジュールはどうなりますか?
吉田氏: もともとはパッチ4.4で青魔道士を実装し、パッチ4.5シリーズの後半で、レベルキャップを開放しようと考えていました。しかし、実装がパッチ4.5となったことと、5.0リリース時期は他に遊ぶことが山盛りになるため、恐らくはその次くらいからかなと考えています。
――パッチ5.1以降ということですか?
吉田氏: 基本的にはデータ開放と追加が主になるため、それほどお待たせするつもりはありません。拡張パッケージがこないと、キャップが開放されない、というイメージではないです。
――5.0シリーズの間に、レベル80に追いつくことになるんですか?
吉田氏: さすがにそのペースで開放したら、開発する僕たちも、プレイする方もみんな倒れちゃいますよ……(苦笑)。
- ただし、そういいながらも以前のPLLでレベル70まではデザインできていると答えており、また上記インタビューでは5.1までにレベル60を開放するということなので、レベル70までの開放はパッチ5.Xシリーズ中に行われるのではないかと思われる。
- 同じタイミングの別メディアへのインタビューでは次のような回答となっている。
――レベルキャップ開放のスパンは、どのようにお考えですか?
吉田:パッチ5.0では、みなさんいろいろやることも多いので現状維持、その次のパッチで開放予定です。青魔道士のレベルキャップは、拡張ごとではなくパッチごとに適時開放していきます。
――いずれ、ほかのジョブにレベルキャップが追いつくことはあるのでしょうか。
吉田:いつかはあるかもしれませんが、あまりその点を重視してはいません。
属性について
吉田氏: 属性の影響は,青魔道士専用のバトルコンテンツ「マスクカーニバル」に出てくるモンスター側に設定されているものです。ですから,既存のモンスターにそういった設定があるわけではありません。 要は,青魔法の通常威力のほかに属性が設定されていて,その属性をモンスターが食らった時に,受けるダメージが何倍になるとかいうのが“マスクカーニバルのモンスター側に設定されている”わけです。ですから,マスクカーニバルを勝ち抜くには属性がより重要になるという感じですね。