リーパー(Reaper)
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概要
ガレアン族は、エーテル放射を不得手とする。
かつて彼らは温暖なイルサバード大陸南部で農耕民として暮らしていたが、魔法を得意とする異民族との戦いに敗れ、中央山脈以北の寒冷地に追いやられた経緯を持つ。その苦しみの歴史の中で、常に魔法に替わる力を求め続けた彼らは、やがてひとつの技にたどり着く。クリスタルを触媒に異界「ヴォイド」と交信し、自らの半身たり得る妖異「アヴァター」を探し出し、契約を交わしたのだ。彼らは、同胞の命を守るため、その出自を示す大鎌を手に戦う。
魂の収穫者、リーパーとして。
- 新拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」で実装される新ジョブ。
- 近接DPS。装備は竜騎士と同じ枠で、防具については竜騎士装備が流用できる。
- ゲーム内では、ゼノスがこの新ジョブリーパーにジョブチェンジして登場する。
ジョブ修得クエスト
- 上記開放クエストクリアにより、以下を報酬として受け取る。
- チェストを使用することで、以下の装備を入手できる
- 装備して、その場でNPCに話しかけると「リーパー」ジョブクエスト開始。
注意点
- 新ジョブの追加にともない、各コンテンツの宝箱や報酬、ショップNPCの販売アイテム、交換NPCの交換アイテムに、リーパー/賢者の装備品が追加されます。
- なお、「リーパー」「賢者」では初心者の館を使用できないほか、ギルドオーダーの初回達成ボーナスを受け取れません。
アクション
- リーパーのアクションについては、公式ジョブガイドを参照のこと。
ガレアン族の歴史とリーパー
- リーパーの大鎌は農民時代の名残り。
ドルシラ : はるか遠い昔……アタシらガレアン族の祖先は、 イルサバード大陸南部のロクス・アモエヌスで暮らしていた。 ドルシラ : 気候は温暖、土地は肥沃…… ガレアン族の大半は、農民として穏やかに日々を送っていた。 アタシらリーパーの大鎌は、その名残なのさ。
- 魔法を操れぬ弱点を妖異との契約で克服した。
ドルシラ : だが、豊かな土地は、侵略者から狙われ続けた。 幾度となく戦いが巻き起こり、祖先たちは後退に後退を重ね、 約800年前、完全にロクス・アモエヌスから追い出されたんだ。 ドルシラ : そうして逃げ延びた北方の寒冷地エブラーナ氷原でも、 少ない資源を巡り、周辺民族との戦いが絶えなかった。 ドルシラ : その生存競争の中で、ガレマールは魔導という力を手に入れた。 奪われ続けてきた者の共和国が、奪う者の帝国に早変わり…… 呆れた変わり身さね。 ドルシラ : だが、魔導革命以前のガレアン族は、 数も少なく魔法も使えずとあって、戦争には弱かったのさ。 ドルシラ : だからこそ、リーパーの技が生まれた。 農具である大鎌を手に、魔法を操れぬ弱点を妖異との契約で補い、 将を暗殺することで、強大な敵軍を退ける暗殺術だ。 ドルシラ : 最小限のリスクと犠牲で、戦を終わらせ抑止する。 お前が身につけたその技は、己が欲のために刃を振るう者どもから、 同胞を、家族を、愛する者を救い、勝利を刈り取る力だ。 ドルシラ : それを忘れなけりゃ、 お前は力の使い方を間違えることはないだろうさ……。
- その後のガレマール帝国。
ドルシラ : 人が、大勢の他人と協力するには、 本能ではなく、「幻想」が必要なのさ。 ドルシラ : 帝国の場合、それは歴史でありイデオロギーだった。 800年前に失った種族の故郷、ロクス・アモエヌスを奪還せよ! 初代皇帝ソルは、そう叫んで大勢を動かした。 ドルシラ : だが、故郷を取り戻しても終わらなかった。 今度は、魔導技術による先進文明を、あまねく世界の隅々まで伝え、 野蛮な宗教を信じる蛮族たちを、高みへと導け……と来たもんだ! ドルシラ : そんな「幻想」を信じて、 幾千万の人々が命がけで戦い続け、大陸ひとつを征服した。
ドルシラの一族
- ソル帝を暗殺しようとした祖父。
ドルシラ : 見事なもんだが、所詮は「幻想」さ。 幻から目覚めちまえば、その向こうに真理も正義もないと気づく。 アタシの祖父ルールスも、そんな目覚めた者のひとりだった。 ドルシラ : ウチは、リーパーの技を継承してきた血筋でね。 ルールスは、その当主であり、一族の長い歴史の中でも、 最強と謳われた存在だった。 ドルシラ : 不当な武力から同胞を救うのが、アタシらリーパーの役割だ。 だが、いつのまにかガレアン族が築き上げた帝国が、 世界を支配せんと侵略を続けている。 ドルシラ : このジレンマに耐えかねて、祖父は決断した。 ソル・ゾス・ガルヴァスを暗殺しよう、とね……。 ドルシラ : 20年前のこと…… 祖父は魔導城に忍び込み、ソルを倒そうと試みた。 ほうほうの体で戻ってきた祖父は、 黒かった髪が、一夜にして白髪に変わっていたよ。 ドルシラ : 戦いの様子は決して語らなかったが、ただ一言、 アレは人ではない……そう言ってたっけ。 ドルシラ : とにかく、祖父は、さらなる「力」を求めた。 うわ言を繰り返すように、アヴァターに「力」を求め続けたんだ。 ドルシラ : 結果はお察しのとおり。 アヴァターの制御に失敗し、肉体を乗っ取られた。 オルクス誕生ってなわけだ。
関係者
- ドルシラ
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- ガレアン族。リーパーの一族。
- 祖父がソル帝を暗殺しようとして失敗し、アヴァターに力を求め続けて制御に失敗し、肉体を乗っ取られオルクスとなった。
- エオルゼアで「レムレース」ファミリーを構成して生きている。
ドルシラ : こうして、アヴァターを喪ったアタシは帝国を離れた。 なにせ皇帝暗殺犯の身内だからね。 帝国内で、そのまま暮らしていけるはずがない……。 ドルシラ : そして各地を転々とした末に、エオルゼアにたどり着き、 同じく帝国という「幻想」から目覚めちまった連中と暮らし始めた。 ドルシラ : それが「レムレース」ファミリー。 帝国語で幽霊を意味する名なんだが…… 一度死んじまったアタシにゃ、似合いの名だろう?
- 皇帝の死後
ドルシラ : ちなみに、ガレマルドの情勢については聞いているよ。 ただ、皇帝が消えたというだけで戻れるヤツばかりじゃない。 レムレースは、今後ともウルダハで存続させるつもりさ。
- → ドルシラ参照
- オルクス
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- 元はガレアン族。ドルシラの祖父。
- アヴァターの制御に失敗し、肉体を乗っ取られてオルクスとなった。
オルクスは、人の肉体に……アタシの祖父の遺体に憑依している。 しかも、どんな仕掛けかわからんが、若返らせてもいてね。
ドルシラ : オルクスは、20年ほど前に、 こちら側の世界で自由を得て野に放たれた。 アタシの身内が殺されたのも、その時のことさ……。 ドルシラ : それ以来、各地を放浪しながら、 獲物と見定めた「人」だけを襲ってエーテルを喰っている。 ドルシラ : 当然、官憲を含めて様々な連中に追われるわけだが、 異様な用心深さで追っ手を察知し、今の今まで逃げおおせてきた。
- なおギラバニア方面でみかけるモブ「オルクス」については、このオルクスの悪名がアラミゴに伝わったものが由来なのだという。
ドルシラ : オルクスの悪名は、ガレアン族を介してアラミゴにも伝わっていてね。 悪魔を意味する名と勘違いでもされたのか、 ギラバニアでは、人食い魔物の仇名にまで使われているらしい……。
- →オルクス参照
- レムレースの構成員
- 軍団長ウァレンスの元部下だという。
レムレースの構成員 : その昔、ウァレンスって名の将校の部下だったんだが、 属州人を盾に使うように命令されてな……。 反発した結果、処刑されそうになって脱走してきたのさ。
「雪山冥洞 ラピス・マナリス」
- パッチ6.3のメインクエストで攻略する「雪山冥洞ラピス・マナリス」に、リーパー関連の話が登場する。
- ガレマルドの東側には白き山(モンス・アルバス)があり、その山中には、かつて妖異を使役する一族が暮らしていたという。
アルフィノ : ああ、どうやら妖異たちは、 ガレマルドの東側にある白き山(モンス・アルバス)を下ってきているようでね。 アルフィノ : その山中には妖異を使役する者たちが、隠れ暮らしていたとか? ユルス : 確か、「ラピス・マナリス」って洞窟に里があったはずだ。 ユルス : かつて、妖異と契約を交わし、 大鎌を手に戦う一族が暮らしていたそうだ。 異民族との戦いでは、切り札とされていたらしいが…… ユルス : 魔導技術の発展とともに廃れた結果、 帝国に対する裏切りを企てて、粛清されたと聞く。 いまや無人の廃墟になっているだろう。
- ダンジョン内でもリーパー関連と思われるメモが出てくる。
- 「古びた記録帳」
古びた記録帳 : 今月に入ってから、異民族からの襲撃が相次いでいる。 特に若く野心的な王に率いられたジェラルダイン一族は、 冬備えのつもりなのか、略奪の頻度を増やしているようだ。 相次ぐ被害に耐えかねた元老院から、 ジェラルダイン王の暗殺を求める文が届けられたことを機に、 ついに長老は、リーパーの派遣を決定した。 かくしてガラテア以下、3名のリーパーが出陣。 夜闇に紛れ、ジェラルダイン王の野営陣に接近すると、 見事にこれを討ち果たし、敵軍を潰走せしめたのである。
- 「汚れた記録帳」
汚れた記録帳 : リーパーにとって、栄光の時代は過ぎ去った。 今や皇帝となったソルは、魔導技術の利用を推し進め、 戦争の在り方を一変させてしまった。 かつて我らの先達たちが命を賭して敵将を討ち、 同胞を救った事実が、忘れ去られたわけではない。 だが、皆が皆、リーパーは過去の遺物と考えている。 その事実は、新型魔導アーマーに、 「リーパー」の名が与えられたことからも、明らかであろう。 あの忌々しき黒鉄の機械が、我らに取って代わると言うのだ。
- 「訓練者向けの注意書き」
訓練者向けの注意書き : ガラテア様の戦闘人形には、 師の許可を得ることなく、近づかぬこと。 アヴァターとの契約が完了した者は、 パルヴァを用いて、召喚の基礎と連携を磨くべし。 アヴァターを憑依させる術を会得した者は、 マグナを用いて、さらなる力を引き出すべく鍛錬すべし。 リーパーの暗殺道に終わりなしと心得よ。
- 「人形師向けの覚え書き」
人形師向けの覚え書き : 戦闘人形の調整に際しては、細心の注意を払うこと。 古より伝わる人形の製法はすでに失われており、 再生産はおろか、修復も難しいのだ。 すべては、筆頭人形師となるべく育てられたあの男が、 同胞と里を捨て、立ち去ってしまったがためである。 かの者は、愚かしくも「究極の美」を求めに往くなどと、 腑抜けたことを周囲に語っていたらしい。 かくして、一子相伝の秘術が永遠に失われたのだ。
- ここで登場する「ガラテア」や「ジェラルダイン」は、恐らく初出だと思われる。
- なおFF4に登場した忍者「エッジ」はエブラーナ王国の第一王子で、本名は「エドワード・ジェラルダイン」となっている。さらにFF4ではエブラーナ大陸に「エブラーナ王国」があり、ジェラルダイン家による一族世襲制の王国とされる。
- FF14で、ガレマルドとして実装されているエリアにも、「エブラーナ氷原」がある。
ドルシラ : そうして逃げ延びた北方の寒冷地エブラーナ氷原でも、 少ない資源を巡り、周辺民族との戦いが絶えなかった。 ドルシラ : その生存競争の中で、ガレマールは魔導という力を手に入れた。 奪われ続けてきた者の共和国が、奪う者の帝国に早変わり…… 呆れた変わり身さね。 ドルシラ : だが、魔導革命以前のガレアン族は、 数も少なく魔法も使えずとあって、戦争には弱かったのさ。 ドルシラ : だからこそ、リーパーの技が生まれた。
ジョブの特徴
バトルイメージ
- 両手鎌によるダイナミックな近接攻撃
- ヴォイドからアヴァターを呼び出し共に攻撃を行う
- 自身にアヴァターを憑依させることができる
アートワーク
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