偽典「ゲルンの託宣」(ぎてん げるんのたくせん / the Gerun Oracles)
- ゲーム内に登場する書物。
概要
- 初出は、2016年1月1日に発表された吉田Pからのレターにある。
- 賢人ルイゾワの残した遺文集の最終章に掲載されているもので、「ゲルンの託宣」の訳文であるという。
内容
- 日本語版全文
神話 始めるより昔 光も闇もなく ただひとつの海あり 歴史 始めるより昔 光と闇分かたれ 十四の海とならん 星は月を怖れ 数多の子らを海に放ち 月は星を憎み 数多の子らを海に還す "汝にクリスタルの導きあらんことを" 賢人ルイゾワ遺文集:最終節より 「ゲルンの託宣」訳文を抜粋
前半
- 前半については、すでに「星の代弁者」「闇の戦士」たちの語りにより判明している。
- すべての命が生まれる前、このハイデリン世界には原初世界しかなかった。しかし闇の力が増大したためにハイデリンはゾディアークを分かち、その痛みにより次元の境界を傷つけることとなり鏡像世界が生じてしまった。
神話 始めるより昔 光も闇もなく ただひとつの海あり 歴史 始めるより昔 光と闇分かたれ 十四の海とならん
ウリエンジェの行動
- パッチ3.1のメインクエスト「光と闇の境界」ラストにおいて、ウリエンジェがグブラ図書館の禁書庫において、この「ゲルンの託宣」について語るシーンがある。
ウリエンジェ:偽典「ゲルンの託宣」…… これが……真の創世を綴ったものであると? ????:……そうだ……今なら理解できよう。 星の運命と、その在るべき姿がな……。 アシエン・エリディプス:目覚めの途にある三闘神…… 帝国が血眼で欲するあの力を以てしてさえ、 この運命は、変えられはしないのだよ……。
- 闇の戦士の一連の話が終了した後に、アリゼーから問い詰められたウリエンジェは「ゲルンの託宣」について次のように語る。
ウリエンジェ : では、その統合とは、いかなる現象であるのか……。 「ゲルンの託宣」には、こう綴られておりました。 ウリエンジェ : 終焉を迎えし世界においては、 すべての生命が等しくエーテルへと還り、 その奔流は流れを変えて、原初の世界に注がれる……と。
アリゼー : 何よ、それ……! じゃあ、闇の戦士が目的を果たしたところで、 第一世界の生命は、結局みんな死ぬってわけ……!? ウリエンジェ : 少なくとも、肉体と個は消え失せる…… それは、一般的に「死」と呼べるでしょう……。 ウリエンジェ : しかし、第一世界が瀕しているという、光の氾濫の危機…… その先にあるのが、ヴォイドと同じく完全な無の世界ならば、 そこには生どころか死すらも存在し得ない。 ウリエンジェ : あらゆる命が無に帰る前に…… せめてエーテルを、原初世界で新たな命として転生させたい。 ……それが、闇の戦士の真意と思われます。
「漆黒のヴィランズ」
- こうしてウリエンジェは、パッチ3.2のメインクエスト「逆さの塔」クリア後に「光の氾濫」を迎えんとする第一世界に星の代弁者を送り込むことになる。
- パッチ4.Xシリーズ後半で「水晶公」による動きがあると事態は急展開し、その後の物語は拡張ディスク「漆黒のヴィランズ」で語られた。
ゲルン王
- この「ゲルン」という人名は、FF12にも登場する。
- イヴァリース世界を統治するオキューリア族の王である。