アレキサンダー計劃(-けいかく / Alexander Initiative)
- ゲーム内設定のひとつ。
- クロニクルクエスト「機工城アレキサンダー」に登場する設定。
概要
- アレキサンダー計劃とは、「エニグマ・コーデックス」の断章に記されている構想をいう。
- 「エニグマ・コーデックス(Enigma Codex)」とは100年前のとある天才技師が記した科学思想書で、あらゆる技術的アイデアが記されている。アレキサンダー計劃は、このエニグマ・コーデックスに記されたアイデアのひとつ。
「エニグマ・コーデックス」……。 100年ほど前、とある天才技師が記した、科学思想の書よ。 そこには、あらゆる技術的アイディアが記されてる。 移動式の城塞を構築し、科学による理想世界を実現する構想…… 「アレキサンダー計劃」も、その書に記されているわ。
計劃の内容
- アレキサンダー計劃には、住環境から食料の生産施設まですべてを備えた閉鎖環境であるという。選良の民である高い知性を持つ科学者だけが居住し、ハイデリンの各地を巡って世界の神秘を探るための環境を提供する。
住環境から、食料生産施設まで、 すべてを備えた閉鎖環境を作り上げ、これを移動可能にする。 その移動都市には、高い知性を持つ科学者だけが居住し、 各地を巡って世界の神秘を探る。 ……それが「アレキサンダー計劃」の描く、理想郷の姿。
この城内は……完全なる閉鎖環境……。 星に寄生する……劣等な生命が死滅しようとも…… 選良の民は生き延び……「知」の探究は続く……。
計劃の実行
第一次
- しかし召喚に失敗し、慌てて封印する。
3年前のコト 気になってオレ ずっと調べてた。 古参のトレジャーハンターたち 証言した。 当時 サリャク河の廃墟を調べる アウラ族の一団いた。 だけど地震で 全滅した……。
むかしって……3年前のこと? あなた、あの地震のとき、廃墟のそばにいたの? チュコォ……チュコォ…… あのとき キカイのキョジン 一瞬みえたゴブ! でも 誰も信じなかったゴブ……。
- この時、仲間はゴブリンにより倒され、ダヤンはアレキサンダーの内部へと吸い込まれてしまう。
「エニグマ・コーデックス」を記したのは、私の遠い祖先。 私たちの一族は長年、そこに描かれた理想郷を追い求めてきた。 ……「青の手」とは違うやり方で、ひっそりとね。 あのころ私には、好きな人がいた……。 一族の先頭に立って計画を進めていたのが、その人。 私は……ただ彼の役に立ちたくて、夢中で手伝ってた。 「神降ろし」の危険さに、疑問を持つこともなかったわ。 そして3年前のあの日…………私たちは蛮神の召喚に失敗した。 何とか蛮神を止めようと、封印を発動させた瞬間…… 「エニグマ・コーデックス」は砕け散り、蛮神は姿を消した……。 すべてが終わったあとに残されたのは、壊れた夢のかけら……。 理想郷の夢が記された、もの言わぬ断片。 ……私たちは、「理想」を未来に求めてしまう。 失って、初めて気づくのよ。 みんなで夢を追っていたその時が、かけがえのない宝物だったって。
第二次
- 第七星暦初頭(蒼天のイシュガルド)に、「青の手」総統のクイックシンクスにより進められたもの。
優れた科学者集団のみで寡占し、世界を「管理」する。 ……連中は、そう称しているみたい。 「青の手」はもともと、その理念を実現するために結成されたのよ。
サリャク河に沈んでいた遺跡から、 「機械仕掛けの巨人」とでも呼ぶべき、異形の存在が出現したの。
あの「機械仕掛けの巨人」を召喚したのは、 「青の手」という、ゴブリン族の科学者集団……。 「科学万能」の思想を持つ、きわめて危険な連中だ。 どうやら、シャーレアンの民が遺した防衛施設の廃墟に、 無理やり蛮神を降ろしたようでな……。 ……連中は、「巨人」の内部を拠点として使ってるらしい。
- この2回目の起動にはミーデも裏で協力していた。
ビッグス : お前は「青の手」にアレキサンダーを再び起動させ、 次にオレたちを利用して、蛮神そのものを奪おうとした……。 すべては、仲間に託された「理想」を成就するためだったんだな? ミーデ : ……ごめんなさい。 でもそれは、理想を実現したかったからじゃない。 ただ「彼」とふたりで……世界の果てまで行きたかったのよ。
- エニグマ・コーデックスと操縦者であるラウンドロクスを手に入れたクイックシンクスは、アレキサンダーの起動に成功する。
- ミーデにより妨害されてしまうが、体の大半を機械化していたことからクイックシンクスは蘇り、アレキサンダーは制御を失い暴走を開始する。
関連項目
- 【機工城アレキサンダー】
- 【ミーデ】【クイックシンクス】