アゼム(Azem)
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- パッチ5.3まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
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概要
- ゾディアーク召喚直前に、十四人委員会を抜けた人物。
ヒュトロダエウス : ……前にも話したかもしれないけれど、 ゾディアーク召喚直前に、十四人委員会を抜けた人がいたんだ。 ヒュトロダエウス : その人の……第十四の座は、以来ずっと空席のまま。 離反した者のことを思い出す必要はないから、 記憶のクリスタルも存在していなかった。
- なお「アゼム」はあくまで十四人委員会の座の名称であり、個人名(真名)ではない。ゲーム内でアゼムと呼ばれる人物は、たいていの場合古代における終末(世界分断時)に十四人委員会のアゼムの座にあった人物のことを指すが、本人の真名は明らかにされていない。
クリスタル
- エメトセルクが持っていた記憶のクリスタルに刻まれた言葉。
命のかぎり歩み 地上の星々を繋がんとした 親愛なる者の記録をここに お前が手繰れば 運命は集うだろう たとえ今は天地に隔たれ 心隔たれていようとも 第十四の座──その名を アゼム
- なお十四人委員会のうちアゼムを除いた他のメンバー分については、世界分割後にオリジナルアシエンたちで記憶を寄せ集めてクリスタルに封じたものだが、この際にアゼムについては離脱したものであることから必要がないと判断され作られなかった。しかし親友であったエメトセルクには何か思うところがあったのか、密かにそれを用意したのだという。
変わった役目
- ヒュトロダエウスの語る「第十四の座」の役目
ヒュトロダエウス : そもそも第十四の座というのは、変わった役目を持っていてね。 世界の今を知り、解決すべき問題があれば、 拾い集めるのが仕事だったんだ。 ヒュトロダエウス : ゆえに(彼・彼女)は旅をして、実に多くの人と出会った……。 ヒュトロダエウス : そんな中で、いざ問題を見つけたときに、 委員会に持ち帰って……くれてもよかったんだけどねぇ。 ヒュトロダエウス : フフ……解決できる仲間を喚び寄せて、 自分たちで突撃しちゃうんだ、これが……。
- ※なおヒュトロダエウスのセリフで出てくるアゼムの性別は、プレイヤーキャラクターの性別により異なっている。
クリスタルに込められた術
- アーモロートで拾ったクリスタルに込められていた術について
ヒュトロダエウス : 離反した者のことを思い出す必要はないから、 記憶のクリスタルも存在していなかった。 ヒュトロダエウス : ……はずなんだけど。 「誰かさん」が、ここにこうして、 ひっそり封じ込めていたのさ。 ヒュトロダエウス : 忘れられた、その座の名前と…… たったひとつ、されどひとつで就いていた人物を物語れる、 あの人自身が生み出した術を。
ヒュトロダエウス : そこに込められているのは、 そんな「しかるべき星を喚び寄せる」術。 ヒュトロダエウス : キミが大きな困難を前にして強く願ったならば、 きっと応えてくれるだろう。
「あの人」
- アゼムの魂に対する反応
- ヒュトロダエウス
ヒュトロダエウス : ……ああそうだ、最後にもうひとつだけ。 キミのそばには……多分もうひとり、いるだろう? ヒュトロダエウス : フフ……それは偶然じゃないよ。 キミとその子の魂は、同じ色をしている。 ワタシたちの時代において、ひとつだったのさ。 ヒュトロダエウス : そんな不思議な色の魂は…… うん、いくつに分かたれていても、間違えようがない。 ヒュトロダエウス : まったく、実に「あの人」らしい運命だ。 エメトセルクも、(彼・彼女)には思い入れがあるだろうから、 キミがそうだと、気づいているかもしれないね。
- アシエン・エメトセルク
エメトセルク : 馬鹿な……! お前、何故そこに……!? エメトセルク : いや、違う……あいつじゃない……。 ただのなりそこないだ……!
- アシエン・エリディブス
エリディブス : 君とエメトセルクの最後の戦いを「視る」ことができた。 開戦の直前、彼は君を誰かと見間違えていたな。 エリディブス : それについて、思い当たることは? エリディブス : だんまりか……まあいい。 君とは幾度も顔を合わせ、それでも何も思い出せないのだ。 エリディブス : 私にとっては旧知でなかったか、 あるいはそれも……欠けたのか。
他の古代人との関係
【ネタバレ注意!パッチ6.0メインシナリオを最後まで進めていない方にはお勧めしません】(クリックで展開します)
【念の為もう一度折りたたみます】(クリックで展開します)
エメトセルク
- ※古代にエメトセルクの座についていたハーデスのこと。
聞き覚えのある声の青年 : ……知るか。 あいつ関連なら厄介だ。 似て異なるものなら、さらに厄介だ。 聞き覚えのある声の青年 : 結論、関わらないにかぎる。 さあ行くぞ。
- 自力で乗りこんで来るタイプ。
ヒュトロダエウス : ねえ、やっぱりアゼムの使い魔なんじゃない? 本当は一緒に来たかったとか。 エメトセルク : もしそうだったら自力で乗りこんで来るだろう、あいつの場合。 ヒュトロダエウス : ……おっしゃるとおりで。
ヒュトロダエウス : それじゃあ、キミの素性はひとまずそういうことにして、 職員たちの居住地に向かおうか。 エメトセルク : まあ、そうだな…… アゼムの使い魔というのは、適当な言い訳だ。 あいつも、不満があるなら日頃の行いを正せという話だ。
- アゼム師弟は色々すごくてエメトセルクは始終苦いものを食べてるような顔をする。
エメトセルク : ただでさえ頭の痛くなるお前の問題に、 アゼムの座に連なる者が絡むとは………… エメトセルク : ……くっ、考えるだけで眉間が寄ってくる! ヒュトロダエウス : 前アゼムと現アゼムの師弟は、いろいろとすごいんだ。 エメトセルクは始終苦いものを食べてるような顔をするし、 ワタシは大抵、手を叩いて笑うことになる。
ヒュトロダエウス
- エーテルを視る力を持っており、出会ってすぐアゼムの魂と同じ色の魂を持っていると見抜く。
懐かしい雰囲気の青年 : ほら! 薄くてちょっとわかりにくいけど、 魂の色がアゼムとすごくよく似てる。
ヒュトロダエウス : 失礼したね。 ワタシたちは魂の色が視えるんだけど、 キミのそれが、友人の色によく似ていてさ。
- エメトセルクとの三人の関係。
ヒュトロダエウス : だからワタシは彼を推したんだけど…… 彼を推薦する声は、ほかにもたくさん届いていたんだ。 それも、世界中からね。 ヒュトロダエウス : なんでも、以前彼に手を貸してもらった人たちが、 「彼の実力は確かなものだ」って声を上げたらしい。 ヒュトロダエウス : フフ……当人は驚いたんじゃないかな。 彼としては、人助けをしてたつもりなんて、 これっぽっちもなかったようだからね。 ヒュトロダエウス : ……ワタシとエメトセルクには、 もうひとり、仲のいい友人がいるんだ。 ヒュトロダエウス : それがまあ、なんというか面白い人でね。 やらなくてもいいことにイチイチ首を突っ込んで、 あわや大惨事! みたいなことが常で……。 ヒュトロダエウス : エメトセルクは呆れてばかりだけど、 まあ……心配もしているわけさ。 ヒュトロダエウス : だから呼ばれればついていくし、 必要だと判断すれば、助っ人に駆けつける。 ヒュトロダエウス : 結果として、周りからは、 エメトセルク自身が人助けをしてるように思われたってわけだ。 ヒュトロダエウス : 本当に、とびきり愉快な友人たちさ!
- なおある事情で魂となっているヒュトロダエウスとも出会うが、その際には次のような表現となっている。
懐かしい雰囲気の幻影 : ……ああ、やっぱりアゼムの色だ。 懐かしい雰囲気の幻影 : その魂を持つ、けれどもアゼムではないキミがここにいる。 いることを認められている。
エリディブス
- ウォーリア・オブ・ライト戦を前にアゼムのクリスタルを掲げる光の戦士。
命のかぎり歩み 地上の星々を繋がんとした
親愛なる者の記録をここに
お前が手繰れば 運命は集うだろう
たとえ今は天地に隔たれ 心隔たれていようとも
第十四の座──その名を アゼムウォーリア・オブ・ライト : いにしえの術式……しかも、ハイデリンの気配がない……。 お前は、いったい……。
ヴェーネスとの関係
- ヴェーネスは前代のアゼムであり、後代アゼムに対してアゼムの座を譲った人物である。※はっきりと描かれていないが、この後代アゼムの魂を受け継いでいるのが光の戦士のようだ。
ヴェーネス : 私は昔、アゼムの座に就いていたとき、 人々の抱える問題を見聞きし、解消するために、 星中を駆けまわっていました。 ヴェーネス : その先で見つけた「おもしろい子」に座を託してからは、 以前ほどそういう旅をしていないのですが……
ヴェーネス : まだ若いのに……。 あまり顔をしかめてばかりではいけませんよ。 エメトセルク : あなたの後任が、ずいぶん、大変、とても、やんちゃなもので。 ヴェーネス : まあ、あの子は元気? ヒュトロダエウス : 相変わらずですよ。 この前なんて、噴火間近の火山に突撃したりして。 ……お聞きになります? ヴェーネス : ええ、よければあとで是非!
- 弟子であり後任アゼムである人物によるヴェーネスの評価。
エメトセルク : しかし、まさかお前とヴェーネス様の調査が、 そこまで順調に進んでいるとはな……。 エメトセルク : いや、お前はともかく彼女は優秀だ。 知識や経験が誰よりも豊富で、創造魔法を使うにしても、 ほかの仕事にしても、予想だにしないような成果を上げる。 エメトセルク : ……だが、彼女の聡明さと情熱は、 ときに彼女を余人には理解しがたい領域に連れていってしまう。 エメトセルク : いちばん遠くて近い人なのだ、と…… かつて彼女に教えを受けた、 弟子であり後任である奴が言っていたものだ。
- 手合わせをした感想
ヴェーネス : 膝くらいはつかせるつもりでいたのですが…… 甘かったですね。 ヴェーネス : 確か、アゼムと手合わせしたときもそうでした。 あなたといい彼女といい、 私の半分も生きていないのにたくましいこと! ヴェーネス : でも、あなたの冒険がそれだけ…… 言葉で語ってくれたのよりもずっと、 困難の連続だったということでしょう。 ヴェーネス : お互いに、実りの多い旅をしてきたようですね。
- タウマゼインで、ハイデリンの司る力をアゼムの術が込められたクリスタルに組み込む際に、もとの持ち主(アゼム)の言葉を語っている。
ハイデリン : ……けれど、アゼムの術は、 あくまで使う人の願いに応じるもの。 望みを持っていてこそ、力を発揮します。 ハイデリン : 「自分でさえ結末を思い描けなくなったとき、 先を拓いてくれるのは、その術で喚ばないものだ」 ハイデリン : 術のもとの持ち主は、そう言っていたわ。
他の古代人
- エルピスで出会った古代人が様々なアゼム評をする。
ニキアス : なになに? カルミオンと……きみは? ニキアス : あのアゼム様の使い魔? 意思がしっかりしていて、聡明そうで…… いいねぇ、いいねぇ、じっくり観察したいねぇ。 ニキアス : おっと、ごめんよ。 僕は使い魔の観察を担当しているもんだから、 つい興奮を……。
カルミオン : もしかして君は、 人を元気づけるために創られた使い魔なのかな……? アゼム様ならそんな子も創りそうな気がするよ。 カルミオン : 一緒にいて、なんだかすごく君に興味がわいてきちゃったな! もしよかったら、これからも君の考えを教えてほしいよ。 ソクレス : 君は魂持ちな上、アゼム様の使い魔だったのか! それは興味深いから、私としてもお願いするよ。
アゼムの人物像について
- なおアゼムの性別についてはプレイヤーキャラクターにより変化し、他NPCの会話に出る場合でもプレイヤーキャラクターが男性キャラの場合は「彼」、女性キャラの場合には「彼女」と変化する。
- インタビューでアゼムの人物像について問われ次のように答えている。
――前回のメインストーリーの中では、アゼムという名前が出てきて、どういった人物なのかをにおわせるような演出もありましたが、人物像は今後明らかになっていくんでしょうか?
吉田氏: MMORPGではプレーヤーの皆さんがそれぞれのキャラクターを生み出して、自分に投影する人もいれば、我が子のように応援する人もいる。ロールプレイの仕方は様々でそれがいいところだと思っているので、これ以上は踏み込まないつもりです。こうあるべきと決めてしまうものではないと思っているので、せいぜいこうかもねという予想くらいじゃないでしょうか。「漆黒秘話」がギリギリですね。
――これ以上ハッキリしたキャラ付けはしたくないということですか。結構そこに期待している人もいるのかなと思いますが。
吉田氏: 「新生エオルゼア」から7年、「旧FFXIV」からは丸10年経って、本当に思い入れがあってプレイされてきていると思います。それを、後から「実はあなたはこういう設定なんですよ」と言われると違うと思うんです。そこは大切にしたいと思っています。
「FFXIV」パッチ5.4「もうひとつの未来」吉田直樹プロデューサーインタビュー - GAME Watch
吉田氏: MMORPGではプレーヤーの皆さんがそれぞれのキャラクターを生み出して、自分に投影する人もいれば、我が子のように応援する人もいる。ロールプレイの仕方は様々でそれがいいところだと思っているので、これ以上は踏み込まないつもりです。こうあるべきと決めてしまうものではないと思っているので、せいぜいこうかもねという予想くらいじゃないでしょうか。「漆黒秘話」がギリギリですね。
――これ以上ハッキリしたキャラ付けはしたくないということですか。結構そこに期待している人もいるのかなと思いますが。
吉田氏: 「新生エオルゼア」から7年、「旧FFXIV」からは丸10年経って、本当に思い入れがあってプレイされてきていると思います。それを、後から「実はあなたはこういう設定なんですよ」と言われると違うと思うんです。そこは大切にしたいと思っています。
「FFXIV」パッチ5.4「もうひとつの未来」吉田直樹プロデューサーインタビュー - GAME Watch
「ミソロジー・オブ・エオルゼア」で語られるオリジナル
【ネタバレ警告】(クリックで展開します)
関連項目
- 【十四人委員会】
- 【アシエン・エメトセルク】【ヒュトロダエウス】
- 信奉
- ミコッテ・サンシーカーが日神「アーゼマ」を信奉している。
- 信仰
- 古代王国のベラフディア朝が日神「アーゼマ」を信仰しており、「カルン埋没寺院」には太陽神アーゼマの間があり、アーゼマジャッジというボスが登場する。
- アーゼマの印石
- 東ザナラーン、バーニングウォールの谷を一望する位置に「最後の祈祷」という名のついた場所がある。ここには、アーゼマ神の印がついた「アーゼマの印石」がある。
- アウラ族
- アウラ族に伝わる創世神話では、この世は太陽神「アジム(Azim)」と月神「ナーマ(Nhaama)」が協力して創り出したとする。
- アルザダール海底遺跡群
- 豊穣海に沈む海底遺跡。アゼムのシンボルが発見された。