マコト・オビナタ(Makoto Obinata)
|
|
概要
- 趣味は茶道。
生まれ
- 都ブキョウの名門武家タチカケ家の生まれで、実の名はカゲツ。※実名は「カゲツ・タチカケ」ということになる。
マコト : 私はひんがしの国の都「ブキョウ」の武家に生まれました。
- ウゲツの妹。
ウゲツ : なんと、これは驚いた。 我が妹カゲツが、赤誠組の一員となっていようとはな……。
マコト : ウゲツが実兄だということ、黙っていて申し訳ありません。 マコトという名も偽名で、本名はカゲツと申します。 されど、その名は遠い昔に斬って捨てました。
剣術の道
兄ウゲツとの相克
- 剣術の師である兄だが、考え方は大きく異なっている。
ウゲツ : もう、コソコソするのは終いだ。 幸いこの国には、私の考えに賛同してくれる者も少なくない。 より多くの同志を募れば、真正面から幕府を倒すこともできよう。 ウゲツ : 赤誠組の局長を討ったのは、その手始めよ。 隊士に今だ志在る侍がいれば、同志に迎えるためにな。 ウゲツ : カゲツ、そして妹弟子よ……私とともに新たな世を創らぬか? マコト : 断るッ! 今、幕府が倒れれば、乱世に逆戻りするだけのこと…… 新たな世は、刀で創るものではない! ウゲツ : この国を変えるには、もう一度、乱世に戻すしかないのだ。 その戦乱から新たな世が生まれるというもの……。 ウゲツ : 偽りの平和を終わらせ、やがて来る真の太平のため、 群雄割拠の世で刀を振るう……それこそ、侍の本懐だとは思わぬか? マコト : 侍とは、太平の世を護るためにこそ刀を振るう者! それがムソウサイ様の教えであり、侍の本懐だ!
赤誠組局長
- ある事件で局長のコンゴウと副局長シデンが亡くなると、その後を受けて赤誠組局長となる。
マコト : 未熟ながら、局長となった私ですが、 隊士たちに助けられて、何とかやっています。 マコト : 局長の身では世直しの旅はできませんが、いつか赤誠組から、 第二のコガラシが生まれることを願ってやみません……。
武士道
- マコトの語る武士道
マコト : 侍の源流は、刀を手に戦う武士(もののふ)にあります。 その技は、ひんがしの国が戦乱の直中にあった時代、 戦いの中で、発展してきたものなのです。 マコト : しかし、天下が統一されると、誰もが刀を持つ時代は終わり、 刀は権力の象徴となって、侍だけが持つ物となりました。 マコト : 太平の世が続いた我が国では今や、 武家の者が世襲で侍となることが大半となっています。 そして、その伝統を守る形だけのものになりつつあるのです。 マコト : されど、ムソウサイ様はいつも仰っていました。 太平の世で刀を持つ侍には、その平和を護る責任が伴う。 二度と乱世に戻さぬため、調和を乱す悪を討つことが大義であると。 マコト : その教えは、あの方がコガラシとして世直しの旅をしたことで、 赤誠組の隊士たちにも、確かに伝わっていたようです。 マコト : ウゲツ一派を倒した今、目下の脅威は去りましたが、 これからも我々は、この国の平和を護るため、刀を振るう所存です。 それこそが真の侍の道、武士道だと信じています。