バッガモナン(Ba'Gamnan)
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概要
- 元はダルマスカ王国の銃士隊の隊長だったバンガ。
盗賊ブワジ : 兄貴は銃士隊の隊長でな……。 オレたちの小隊はナルビナの指揮官だったラスラ王子から、 ひとつの任務を受けていた。 盗賊ブワジ : 双子の妹であられるアーシェ王女を密かに城塞から逃がす、 それがオレたちの任務だったンダ。
- ダルマスカ王国は、30年前にガレマール帝国に滅ぼされ、現在は属州となっており、バッガモナン達も現在は盗賊となっている。
盗賊バッガモナン : ざまァネェな、「光の戦士」さんヨォ……。 オレの名はバッガモナン、誇り高きバンガ族の盗賊様さァ。
銃士隊隊長
- 1000年の歴史を誇ったダルマスカ王国であったが、最後の国王のときにガレマール帝国が侵攻を開始する。
- ダルマスカ王国の最後の砦となったナルビナ城塞では、ダルマスカ軍は7万人もの死者を出すという悲惨な攻城戦が行われた。この戦いで、ダルマスカ王の子息であるラスラ王子とその双子の妹であるアーシェ王女が戦死したことが、ダルマスカ王に降伏を決意させたという。
異邦の劇作家 : 王都ラバナスタを守る最後の砦・ナルビナ城塞では、 ダルマスカ軍に約7万人もの戦死者を出したといわれる、 それは悲惨な攻城戦だったようだ。
- 銃士隊隊長のバッガモナンは、このナルビナ城塞の指揮官であったラスラ王子に仕えていたが、王子からひとつの任務を受けていた。それは双子の妹であるアーシェ王女を密かに城塞から逃がすことであったという。この時、バッガモナンは、ラスラ王子からネックレスをアーシェ王女に手渡すよう託されている。
- しかしこの任務は失敗し、アーシェ王女はナルビナ城塞のガラムサイズ水路(Garamsythe Waterway)で死んでしまう。
盗賊ブワジ : 双子の妹であられるアーシェ王女を密かに城塞から逃がす、 それがオレたちの任務だったンダ。 だが、失敗した……。
盗賊ギジュー : ガラムサイズ水路で王女様は亡くなる前にこう言ったンダ。 オレたちに「生きてくれ」と……。 盗賊ギジュー : 王を失い国を失ったとしても、民が生きているかぎり、 ダルマスカの誇りは失われないとな。 王女様は微笑みながら兄貴の腕の中で冷たくなったのサ。
王国陥落後の盗賊バッガモナン
- それ以来、任務の失敗を悔やむバッガモナンは、その自責の念と祖国を滅亡に追いやった帝国に対する遺恨を抱きながら盗賊として生きてきたという。
盗賊リノ : それ以来、兄貴もアタイたちもただのトカゲ。 バンガの風上にも置けない、くそったれなトカゲなんだヨ。 アハハハハハハハ。 ミコト : なるほど、バッガモナン氏の「切なる願い」とはすなわち、 己の不甲斐なさを責め続ける自責の念と、 祖国を滅亡に追いやった帝国に対する遺恨……ですね。
聖石ドゥマ
- 聖石ドゥマに呑まれた冷血剣アルガスはルカヴィと化し、ラバナスタのルザリア神殿跡で冒険者たちの前に立ちはだかる。【失われた都ラバナスタ】
- アルガスは冒険者たちに倒されるが、アルガスのエーテルを吐き出した聖石ドゥマは、その「容れ物」を満たすべく新たな獲物を探し、聖石ドゥマを入手したバッガモナンに照準を定める。
- さらにジェノミス・レクセンテールの手帳を手に入れたバッガモナンは、「リドルアナ」という書き込みを残して姿を消す。
ジェノミス・レクセンテール : 見てくれ、新たに書き込まれた文字が手帳に……! 盗賊ブワジ : 兄貴しか触ってネェからな、その手帳。 書き込むとしたら兄貴に間違いネェゼ! リナ・ミュリラー : ダルマスカ語? なんて書いてあるのよ? モンブラン : ……リドルアナと書いてあるクポ。 盗賊リノ : リドルアナ大灯台のことかい? なんだってあんなところへ?
盗賊ギジュー : 聖石ドゥマを手に入れてからというものの、 兄貴の言動がおかしくなり始めてナァ……。 まるでそこにラスラ王子がいて会話してるようだったンだ……。
リドルアナへ
- ラスラ王子とアーシェ王女の面影を追いかけてリドルアナにたどり着いたバッガモナンは、聖石ドゥマの影響で幻覚を見てしまう。
盗賊バッガモナン : そうか……この先に行けば……逢えるんだな…… ラスラ閣下と……アーシェ王女に…………。 盗賊バッガモナン : …………謝らネェと……国を守れなかった…… ……あの方たちを守れなかった………… 許されるはずもないが……せめて一言…………。
盗賊バッガモナン : そうか、テメェらァ!! このオレ様を捕らえにきやがったんだなァッ! 閣下とアーシェ王女に逢わせまいと……ソウダロッ!!
盗賊ブワジ : 兄貴ーーッ!! 待ってくれーーッ!! 盗賊ギジュー : あ、兄貴? 何言っテンだよ?? 帝国兵なんざ、ここにはいネェよッ!? リナ・ミュリラー : さ、錯乱してるわ! モンブラン : あのクリスタルだクポ~! アレがバッガモナンに幻覚を見せているクポ~ッ! 恐怖そのものを幻視させているクポ~~ッ!
このシーンにおいて、バッガモナンの妄想内で冒険者が化けているのがガレマール帝国軍第IV軍団長のノア・ヴァン・ガブラス、リナ・ミュリラーが化けているのがガイウス麾下のリウィア・サス・ユニウスである。
- 結局バッガモナンは聖石ドゥマに呑み込まれてしまう。
バッガモナン : このオレ様がこんなところで……死ぬ? そんなバカな………… 聖石ドゥマ : 解き放て………… おのが魂を………… 我に託せ………… その切なる願いを………… 唱えよ………… 契約の韻を………… 盗賊バッガモナン : 戦士は……剣を……て……に……取り…… 盗賊ブワジ : しっかりしてくれ、兄貴ィ!! 盗賊バッガモナン : ……記憶を……その……に……刻み…… 盗賊ギジュー : 死んじゃダメだ! オレたちをおいていくなァッ!! 盗賊バッガモナン : ……技を……そ……石に……託す…… 盗賊リノ : 死ぬときはみんな一緒だって約束したジャないィッ! 盗賊バッガモナン : ……より…………れ………石に……継がれ…………る…………
(英語版) Ba'Gamnan : So this is the end... The Duma : Recite the words. Satisfy the covenant. Relinquish thy soul unto me, and be granted that which thou desirest most in all the world... Ba'Gamnan : Sword in hand...a warrior...clutches stone to breast... In sword...etched he...his fading memories... ...In stone...his tempered skill. By sword attested...by stone...revealed.
最期
- 聖石ドゥマに取り込まれたバッガモナンはルカヴィと化して鬼龍ヤズマットへと変化し、ゴーグ・コロセウムにおいて冒険者たちに倒されてしまう。【封じられた聖塔リドルアナ】
朽ちようとも… この憎悪は未来永劫… 貴様らの頭上に……!