NPC・組織/テオドリック

テオドリック(Theodric)

Table of Contents
Theodric
テオドリック
テオドリック
種族ヒューランハイランダー性別男性
出身地アラミゴ年齢故人
所属組織アラミゴ王国クラス廃王
付加情報
関係者ウィダルゲルト(甥)
アレンヴァルド
コンテンツメインクエストCV
世界設定本2巻 056ページ
  • ※肖像画はスカラ遺構より発見されたもの。

概要

  • 設定上登場する人物。
  • アラミゴ王国最後の王。
    アレンヴァルド : ガレマール帝国の侵略を受ける前のこと……。
    当時、王政だったアラミゴには、テオドリックという王がいた。
  • 「廃王」
  • 暴君であったことが様々な場所で語られる。

星導教との争い

  • 国教に指定され発言力を増す星導教に対して、テオドリックは快く思わず彼らに反乱を起こすように仕向ける。
    エリック : 政治的な力を増した「星導教」は、アラミゴの国教に指定され、
    政治や経済、文化に多大な影響を与えたが……
    そのあまりに強い発言力を快く思わない者もいた。
    エリック : アラミゴ最後の君主にして、最悪の暴君……
    廃王「テオドリック」もその一人だ。
    テオドリック王にとって、「星導教」は目の上のたんこぶでしかなかった。
    エリック : そこで彼は、宗教勢力からの王権独立を狙い、
    「我はラールガーの主人である星神ニメーヤから、
    王権を付与された」と主張をはじめた。
    エリック : さらには、ラールガーやその他の神々の崇拝を禁じ、
    ニメーヤの代理人である自分を信仰するよう強要、
    また、これを王による絶対的支配の論拠とした。
    エリック : 「星導教」を含むラールガー信徒は反発し、各地で反乱を起こしたが、
    しかしそれは、むしろ、テオドリックの思惑どおりだったといえる。
    テオドリックは反乱を主導した高僧を捕らえると、
    拷問の末、捕らえた高僧から、自身の廃位計画を聞きだした。
    エリック : 時に星暦1552年。テオドリックは、大軍をもって「星導山寺院」を包囲し、
    戦うすべを持たない僧侶や信者、相次ぐ戦乱で焼け出された避難民、
    地所耕作のために雇われていた農民問わず、ひとり残らず排除した。

反乱勃発とガレマール帝国による属州化

  • 暴君として知られた「テオドリック」王の治世下で、都市民の不満が爆発し反乱が発生、王を守るべき近衛(おそらく親衛隊「骸旅団」:むくろりょだん)が裏切り、都市民側についたこともあり、反乱は成功し、テオドリック王は倒された。
  • この反乱劇は、帝国軍第XIV軍団の軍団長ガイウス・ヴァン・バエサルの支援を受けたものであり、アラミゴを弱体化させるための計略であった。
  • 混乱の最中、さしたる抵抗を受けること無く、帝国軍は侵攻を成功させ、結果としてアラミゴガレマール帝国の属州となる。属州を統括する総督府がおかれ、ガイウスが臨時属州総督を務めていたが、ガイウスエオルゼアで斃れた後は第XII軍団率いるゼノス・イェー・ガルヴァスにより統治された。

妻(王妃)

  • 王妃であった妻は、グリダニア出身とされている。
  • アラミゴ王宮の空中庭園にうわっている植物はすべて黒衣森の植物となっており、これは異国から嫁いできた彼女のためのものだという。

    王宮の最上階には、アラミゴ最後の王、テオドリックが異国から嫁いできた妻のために、故郷の動植物を集めて造り上げた空中庭園が存在している。この美しい園は、帝国高官のために残され、維持されてきた。

  • テオドリックが疑心暗鬼にかられて王族を片っ端から処刑し始めた時、見るに見かねた王妃は王太后や貴族と手を組んで王を謀殺しようとするが計画の直前になって貴族のひとりが裏切ったために失敗する。

ウィダルゲルト

  • ジョブモンク」のジョブクエストで登場する「ウィダルゲルト」の本名はテオドレッド(Theodred)であり、この廃王テオドリックの甥にあたる。
  • テオドリックの暴政に反発した暴徒がアラミゴ王宮になだれ込んだ時に、アラミゴ王家の血は途絶えたとされていたが、テオドレッドはその母の機転により僻地にあった星導教の山寺に預けられて育った。

「廃王の黄金」伝説

  • パッチ4.1のクエスト「伝説を追って」で語られる。
  • 晩年の廃王テオドリックは、自らの王位が狙われているのではないかと疑心暗鬼になり、王位継承権を持つ王族たちを次々と処刑していき、その王族たちの財産を没収したという。アラミゴ奪還後に、アラミゴ解放軍のメンバーであったアレンヴァルドの提案でこれを探すこととなる。
    アレンヴァルド : そのうえ、晩年には自分の王位が狙われているのではないかと、
    極度の疑心暗鬼におちいったそうでな……。
    片っ端から、王位継承権を持つ王族たちを処刑していったらしい。
    アレンヴァルド : その際、処刑の対象となった王族たちの財産は、
    王に没収され、アラミゴ王宮に持ち去られたと言われている。
    これが「廃王の黄金」伝説だ。
    ハイランダー族の中年男性 : 何せ、当時の王様は、残虐なことで知られていたからな。
    聖なる礼拝台って場所で、よく公開処刑が行われたものさ。
    自分に逆らった連中を、台のテッペンから突き落とすんだよ。
    ローエンガルデ族の中年女性 : あらあら、オバちゃんの昔話が聞きたいのかい?
    帝国軍が来る前は、テオドリックって名前の王様が、
    アラミゴを治めていたんだけどねぇ……。
    ローエンガルデ族の中年女性 : でも、肝心の王様を見る機会と言えば、
    公開処刑のために出てくるときくらいのもの……。
    エルノルド : よかろう、少しばかり昔話をするとしよう。
    王位を狙われていると思い込んだテオドリック王が、
    王族の処刑を繰り返したことは、お前も聞いておるだろう?
    エルノルド : じゃが、しばらくして王は、公開処刑よりも、
    さらにむごたらしい処刑の仕方を思いついてな……。
    エルノルド : お抱えの宮廷呪術士に命じて、捕らえた王族たちに呪いをかけ、
    怪物のような姿へと変えてしまったのじゃ!
    そして、変異を遂げた者たちを地下に落として……。
    エルノルド : 嗚呼、思い出すだけでも恐ろしい!
  • アルフィノの推理により、第五星暦時代の都市国家スカラ」の遺構に隠されていることを突き止め、「水没遺構スカラ」を攻略することで財宝を発見する。
    アルフィノ : もったいつけてしまって、すまないね。
    場所を変えたのは、湖を見ながら説明したかったからなんだ。
    アルフィノ : 今でこそ塩湖となっているが、はるか昔、ここは渓谷地帯でね。
    第五星暦時代には、「スカラ」という都市が存在したんだ。
    アルフィノ : ところがスカラは、戦争によって滅亡……
    その廃墟すら、「第六霊災」の大洪水で水底に沈んだ。
    そうしてできたのが、眼前にあるロッホ・セル湖というわけだ。
    アルフィノ : つまり、怪物が落とされたという王宮の地下とは、
    監獄のことではなく、さらに地中深くにあるであろう、
    スカラの遺構のことではないかと思うんだ。
    アルフィノ : そして、わざわざ怪物を生きたまま落としたのは、
    地下遺構を危険な場所にしておきたい理由があったから……。
    アレンヴァルド : 「廃王の黄金」を守る番犬代わりに、
    怪物を地下に解き放ったってことか!
    アルフィノ : なるほど……こちら側にも、怪物がいたと。
    どうやら、それらが暴君テオドリックによって、
    魔物へと変えられたという王族の成れの果てだったようだな。
    アレンヴァルド : ともあれ、苦労した甲斐はあったようじゃないか。
    な、そうだろ?
    アルフィノ : ああ、そのようだな……。
    しかし、これほどの財宝が眠っていたとは……。
  • これらの財宝は、アラミゴの民のために使うこととし、アルフィノの提案によりロロリトを動かし、塩湖の塩をアラミゴ復興資金へと換える一大プロジェクトが動き出すこととなった。
    リセ : 廃王テオドリックの隠し財宝を発見したですって?
    すごいじゃない!
    アレンヴァルド : それで、財宝の使い道なんだが……
    貧しさに苦しむアラミゴの人々のために使ってもらいたいんだ。
    リセ : アレンヴァルド……。
    アルフィノ : 王宮の地下監獄から、財宝の秘匿場所までの地図も作ってある。
    後ほど、解放軍の闘士の中から、信頼できる者たちを選抜して、
    回収に向かわせてもらえると、ありがたい。
    アルフィノ : リセ、君たちアラミゴ暫定政権として、
    この申し出を受けるつもりがあるなら、ひとつ提案したい。
    アルフィノ : 「廃王の黄金」を資金源として、
    アラミゴ側からも、この事業に出資するんだ。
    完全なウルダハ資本となると、主導権を取られ兼ねないからね。

関連項目