皇女サリーナ(Salina)
- 伝承上の人物
- 世界設定本 1巻 028ページ
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概要
アラグ帝国の崩壊
- アラグ帝国を建国したザンデの死後、皇帝の地位はその子孫に引き継がれた。
- やがて皇族の血統の力も弱まり、アラグ帝国は緩やかに衰退の道をたどるが、天才魔科学者アモンの登場により始皇帝ザンデが復活する。
- 甦ったザンデの力により、アラグ帝国は遂に南方大陸メラシディアまで征服する。
最後の皇族
- しかしその後、闇の力を渇望したザンデの野望により、衛星ダラガブからクリスタルタワーに降り注いだ膨大なエネルギーはクリスタルタワー周辺の地殻を崩壊させ、第四霊災を引き起こしてしまう。
グ・ラハ・ティア : ザンデによって「第四霊災」が引き起こされた後……。 生き残った人々は、崩壊した大地から、 クリスタルタワーが消えていることに気がついた。 グ・ラハ・ティア : いつか再び、あの塔が地上に蘇るとしたら、 今度こそ、人々の幸せのために使われてほしい…… 大戦と霊災に傷ついた彼らは、そう願ったんだ。
- ザンデを含む皇族はほとんどがクリスタルタワーと共に永遠の眠りについたが、皇女サリーナだけは生き残り、第四霊災のなか生き残った人々ともに難民となっていた。
- ドーガとウネのクローン体の話す内容によれば、晩年のオリジナル2人(クローン体の元となった本人)も当時生きていたと思われるが、死んだのかあるいは塔に閉じ込められたものと思われる。
- 彼女は、クリスタルタワーが姿を消したことの意味を誰よりもわかっており、いつか塔が時の牢獄を脱したときにはその力を以て「ヴォイドゲート」が再び開かれる可能性があると考えていた。
- もしそうなれば、「暗闇の雲」が世界を飲み込むことは明らかだったが、ザンデとの血の契約により、ザンデの血を引く自らの血統に「暗闇の雲」を御する力があることを知っていた皇女サリーナは、皇族に伝わる秘術を用いて血統を残すことを考えた。
- 「ドーガとウネ」の項を参照のこと。
デッシュ
- ※なお「デッシュ」は通称であり、本名は不明
- 皇女サリーナは、もっとも信頼できる男「デッシュ」に、「皇族の血」と「記憶」を託すことを決意し、こうしてグ族のミコッテに「皇血の魔眼」と呼ばれるアラグ皇族特有の遺伝要素が伝わることになった。
グ・ラハ・ティア : その願いは、霊災で唯一生き残った皇族、 皇女サリーナを動かした。 グ・ラハ・ティア : 彼女は未来に希望を届けるべく、己の血と記憶を、 皇族に伝わる術をもって、最も信頼する男へと託した。 それが、オレの遠い祖先……すべてのはじまり……。
鬼師衆
- 紅玉海にそびえ立つ「アメノミハシラ」を管理している鬼師衆は、この皇女サリーナとつながりがある。
- 第四霊災後に生き延びた集団の中に、この鬼師衆の初代頭領となった人物がいた。
- 彼は、星の滅亡を防ぐための方策として、アラグ帝国の技術と知識を伝承するために鬼師衆となり、英雄を志す者を試し実践で力を磨く場所としてアメノミハシラの管理を行うことを引き継いでいこうとした。
頭領と呼ばれた鬼師 : いいや、ワシなど凡夫に過ぎん。 帝国崩壊後の混乱期に、人々と星を守り、 先に逝ってしまった我が友らと比べたら、な。
頭領と呼ばれた鬼師 : サリーナ様……デッシュ殿…… 記録が失われ、歴史に残ることなき英雄たち…… ワシを残して先に逝った薄情な友よ……。 皆の遺志はワシを通して鬼師衆へ受け継がれ、 後の世にも残るはずだ。 だから許してくれよ。 まだしばらく、そちらには行けそうもない……。
元ネタ
- FF3のカナーンの町にいるデッシュと恋仲の娘。ストーリーに関わる特別なバックボーンなどはもっていない。