サイエラ・ヴァルセイン(Cyella Valthane)
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概要
- 第一世界、クリスタリウムにある酒場「彷徨う階段亭」のウェイトレス。
サイエラ : いらっしゃいませ、ようこそ「彷徨う階段亭」へ。 当店の自慢は、なんといってもクリスタリウム製の麦酒! 食薬科の料理人が腕をふるった料理も、美味しいですよ。
- 特技は邪魔な客(主にジオット)を追い払うこと
- モットーは友愛を君に
- 異名は「灰色の剣士シルヴァ」
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- パッチ5.0ロールクエストのエクストラ編クリアまで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
ロールクエスト
四使徒の真実
- ロールクエスト4種クリア後。
グリナード : おお、我らが英雄の凱旋だな! グリナード : なんだ、忘れちまったのか? この酒場から「四使徒」を倒す英雄が現れたら、 俺としても誇らしいって話をしたことをよ! グリナード : あの時は「夜」の訪れで舞い上がってたから、 冗談半分で言ったんだが、まさかすべての使徒を倒すとはな! まさしく英雄……いや、大英雄だぜ! サイエラ : 私はマスターと違って、 最初にお目にかかったときから信じていましたよ? 貴方が、四使徒を倒してくれるって……。
- 四使徒を討伐した光の戦士に対し、まだ討伐すべき悪しき存在がいるのだと語りだす。
サイエラ : フフ、そう身構えないでくださいな。 討伐すべき悪しき存在がいるという話は、嘘などではありません。 しかも、あの四使徒が生まれる要因となった者なのです。 サイエラ : 酒場のウェイトレスに過ぎない私が、 そのような依頼を持ちかけるのが不思議ですか? サイエラ : ですが、話の順序が逆なのです……。 私は、一連の事件に終止符を打つために酒場で働き、 四使徒を倒せる人材を探し、賞金稼ぎたちに紹介したのですから。
6人目の英雄
- アルバートたち第一世界の英雄の出会いには、アルバートに加えて5人の英雄が登場していた。
サイエラ : ここは、ある意味において、すべてが始まった場所です。 若き冒険者「アルバート」と癒やし手「ラミット」の出会いの場、 貴方も、その様子を視たのでしょう? サイエラ : 彼らは若く、未熟でしたが、ある才を秘めていました。 貴方と同じく「英雄」となるべき異能を有していたのです。 サイエラ : が、その才が開花するのは、後のこと……。 当初は、一介の冒険者として旅し、放浪の騎士「ブランデン」や、 森の狩人「レンダ・レイ」を、仲間に加えていきました。 サイエラ : そんなときです。 一行にエルフ族の女剣士が加わったのは……。 サイエラ : 何かが引っかかりませんか? 大罪人「光の戦士たち」は、ぜんぶで5人のはず。 サイエラ : ですが、魔道士「ナイルベルト」と出会う以前に、 今や人々の記憶から忘れ去られた仲間が加わっていたのです。 彼女の名は「シルヴァ」……。 サイエラ : 貴方が視た過去の情景にも、その姿があったはずです。 思い出せましたか?
- 実はサイエラは、この「シルヴァ(Cylva)」であるのだという。
- そしてサイエラは英雄たちの足跡をたどりながら、6人目の英雄について語りだす。
- 世界設定本では、このシルヴァの第一世界での活動が記述されている。
- それによれば、ラミット、ブランデン、レンダ・レイとともにレイクランドに足を踏み入れたアルバート達一行は、エルフ族の剣士シルヴァと出会う。
- アルバート達は、かつてエルフ族の領域であったこの地で、ある名門貴族から年若い娘の捜索依頼を受けるが、その名門貴族に仕える兵として登場したのがシルヴァであったという。彼女は主の命に従って捜索にあたるアルバート達を補佐する役目だった。
- しかし捜索すると娘はすでに駆け落ちした平民の男の手により惨殺されており、しかもその男は狼の如き姿に変貌を遂げていた。彼は「人狼」だったのだという。そこに駆けつけたアルバート達一行は、この獰猛な魔物を打ち倒すことに成功するが娘を連れ戻すことは出来なかった。娘を失い激怒する貴族によりシルヴァは追放され、責務を果たせなかったと沈み込むシルヴァをアルバートは5番目の仲間として誘ったのだという。
「プロネーシス」
- ナイルベルト(ナイユベール)との出会い。
サイエラ : ここで、同じ討伐目標を奪い合う競争相手として出会ったのが、 エルフ族の魔道士「ナイルベルト」でした。 サイエラ : 地震による坑道の崩落という想定外の出来事から、 共闘を余儀なくされたことで、彼らは手を取り合います。 そして、見事に魔物「ボヴァイン」を倒したのでした。
- 英雄となったナイルベルトが失ったもの。
サイエラ : この時、ナイルベルトは、件の魔物が持つ、 莫大な魔力を秘めた鉱石「魔光石」を求めていたそうです。 次元の狭間へと落ちた、親友を救うために……。 サイエラ : ですが、魔光石の魔力を大地に還元せねば、 地盤は崩壊し、山に呑まれて多くの人々が生き埋めになる。 結局、ナイルベルトは目の前の人々を救う道を選びました……。 サイエラ : 私心を捨て他者を救う、まさに英雄的な決断を下したとき、 ナイルベルトは不思議な光を放つクリスタルを手にしたそうです。 つまり、これこそが「光の戦士」誕生の瞬間だったのですよ……。 サイエラ : 以降、正式に旅の仲間となったナイルベルトは、 一行の頭脳として活躍し「智慧の魔人」と呼ばれるようになります。 そう、智慧……「プロネーシス」です。
- ナイルベルトが「光のクリスタル」を入手する代わりに、代償として捨て去った心の欠片は、サイエラが入手する。
「アンドレイア」
- 英雄となったレンダ・レイ(ジャ・ルマレ)が失ったもの。
サイエラ : その過程で、狩人レンダ・レイは、 付近で狂暴な魔獣「バラム・キツェー」が出没していると知り、 密かに一行を離れ、単独での追跡を決行します。 サイエラ : なぜなら、その獣こそ、 彼女のかつての仲間を殺した仇だったのです。 サイエラ : それは、今の仲間を危険にさらさぬための独走でもありましたが、 ノルヴラント随一の魔獣を前に、レンダ・レイは窮地に陥ります。 ですが、アルバートたちは決して彼女を見捨てなかった。 サイエラ : 仲間たちの協力を得て、因縁の大物を仕留めたレンダ・レイは、 ナイルベルトと同様に、光のクリスタルを手にしたといいます。 サイエラ : そして、これ以降、彼女は仲間のためならば、 どんな危険も顧みない凄腕の射手として、知られるようになります。 が、一方で自由な生き方を捨てもしました……。
- ここでも同様に、レンダ・レイが「光のクリスタル」を入手する代わりに代償として捨て去った心の欠片は、サイエラが入手する。
「ディカイオシュネー」
- ブランデン(ブランヘルツ)の過去と彼が失ったもの。
サイエラ : バラム・キツェーの討伐という偉業を成し遂げ、 一行の名声は、いよいよ「英雄」へと近づいていきます。 その最後のひと押しとなったのが、フッブート王国での事件です。 サイエラ : 当時、この王国では、 次々と領民が魔物に変異するという怪事件が起きていました。 サイエラ : かつて、王国騎士だったブランデンを、 故郷から切り離すことになったほどの難事件です。 ですが、彼らは旅を通じて経験を積み、大きく成長していました。 サイエラ : やがて、アルバートたちは、 事件の黒幕が宮廷魔道士であることを突き止め、討ち倒しました。 が、そこに喜びはなく、大きな悲しみを背負うことになります。 サイエラ : なぜなら、その黒幕タドリクが、 かつてブランデンが忠誠を誓った王女ソールディアを、 魔物へと変えてしまったのですから……。 サイエラ : 守ると誓った王女に乞われ、剣を振り下ろしたブランデン。 その想いたるや……。 サイエラ : しかし、この悲劇を境に、騎士ブランデンは変わりました。 優しさゆえに迷いを秘めていた剣からは、鈍さが消え去り、 その鋭さは剣聖の域に達したのです。 サイエラ : あまりの荒々しさゆえに、人々はブランデンをこう呼びました。 鬼の形相で魔を討ち続ける「正義の魔剣士」と……。 そう、正義……「ディカイオシュネー」です。
- ここでも同様に、ブランデンが「光のクリスタル」を入手する代わりに代償として捨て去った心の欠片は、サイエラが入手する。
「ソープロシュネー」
- ラミット(ラミミ)が失ったもの。
サイエラ : 発端は、ラケティカ大森林のロンカ遺跡にて、 一行の癒やし手、ラミットが大再生魔法を会得したことによります。 サイエラ : そもそも、領地から離れないことで知られるドワーフ族の彼女が、 旅に出た目的こそ、件の魔法を修得するためだったのです。 病に侵された妹を救うために……。 サイエラ : ですが、妹を含む数多くの病人たちを救いながらも、 掟を破ったとして、彼女は永久追放を宣告されてしまいます。 サイエラ : 一族との結びつきを重んじるドワーフ族にとって、 これがいかに酷い仕打ちか……貴方には想像できますか? サイエラ : それでもラミットは、失意の底に沈むことなく、 一族の証たる兜を脱ぎ、英雄として生きることを誓いました。 サイエラ : 以後、多くの人々を癒やした彼女は、こう呼ばれました。 思慮深き「節制の導師」と……。 そう、節制……「ソープロシュネー」です。
- ここでも同様に、ラミットが「光のクリスタル」を入手する代わりに代償として捨て去った心の欠片は、サイエラが入手する。
英雄となった彼らが失ったものとサイエラが得たもの
- 四使徒と呼ばれるアルバートを除く4人が失った「心の欠片」こそ、サイエラが求めていたものであった。
- ナイルベルトが捨てた「追慕の心」、レンダ・レイが捨て去った「自由なる心」、ブランデンが捨て去った「温情の心」、ラミットが捨て去った「伝統の心」。これらを盗むことに成功したサイエラは、人知を超えた力を手にする。
シルヴァ : それは、お前たちが「光のクリスタル」を得る過程で、 代償として捨て去った心の欠片を集めてきたからさ……! 真の英雄となるためにッ……!
- 一方でアルバートたちもトメラの村での出来事あたりから、自分たちが倒すべき相手の影をおぼろげに掴み始めたのだという。
サイエラ : 一方、アルバートたちは、トメラの村の出来事に前後して、 自分たちが倒すべき相手の影を、おぼろげに掴んでいました。 サイエラ : その名は「影の王」…… ノルヴラント社会を裏から操り、 不安と混沌を広める謎めいた存在です。 サイエラ : 世界を救うため、英雄として歩む覚悟を決めた彼らは、 多くを犠牲にしながらも、「影の王」との対決を決意します。
- 遂にレイクランドのラクサン城にて「影の王」と対決することになった「闇の戦士」たち。
シルヴァ : ナイルベルトが捨てた「追慕の心」は、 闇を友とすることを可能とし、その力を我が物となさしめた! シルヴァ : レンダ・レイが捨てた「自由なる心」は、 私を人という枷から解き放った! シルヴァ : ブランデンが捨てた「温情の心」は、 分かたれた命への慈愛となり、私を理想へ突き動かした! シルヴァ : ラミットが捨てた「伝統の心」は、 私とこの世界との結びつきを強め、古の力を得る鍵となった! シルヴァ : そして、アルバート…… お前はこれから「友愛の心」を捨てる! 旅の中で友情を育んだ私に、その斧を振り下ろすことによって! シルヴァ : 私は、その心を糧として戦おう! 君を愛するがゆえに……! シルヴァ : 我は「影の王」! 闇に沈みし世界より来たりて、 この世界を砕き、その魂を救う者なり!
シルヴァの出自
- ラクサン城で語られるシルヴァの出自。
サイエラ : どうやら「超える力」によって、私の過去を視たようだね……。 サイエラ : そう、私こそが6人目の仲間「シルヴァ」だ。 いや違うな……その名すら本名ではない。 サイエラ : なぜなら私は、君と同じく、 この世界の住人ではないのだから……。 サイエラ : 私は「闇の氾濫」によって滅びた「第十三世界」で生まれ、 故郷を救うことに失敗した、英雄のなり損ないのひとりなのさ。
- 実はサイエラことシルヴァは第十三世界の住人であったが、「闇の氾濫」が起きる中、アシエンの企てにより第一世界へと送り込まれたのだという。
サイエラ : 私に与えられたのは、英雄一行に仲間として潜り込み、 その成長を支えつつ、密かに力の一部を奪い取ること……。 そして、己が闇の英雄となり、彼らの歩みを止めることだ。 サイエラ : こうして第一世界を、ギリギリのバランスで保ちつつ、 一方、アシエンたちが原初世界側で霊災のトリガーを引く……。
- しかしこの企ては結局失敗する。
サイエラ : 結局のところ失敗に終わった。 英雄のなり損ないである私は、英雄が捨てた心を盗むことで、 「影の王」として力を高めたが、それでもなお敗北したのだよ。 サイエラ : 敗因は、アルバートが決戦の中でさえ、 「友愛の心」を捨てなかったこと。 サイエラ : あの大馬鹿野郎は、 裏切り者である私すら、本気で救おうとしたのさ。 そして、最後の力を奪えなかった私は、戦いに敗れた……。
- こうして第一世界における光の戦士アルバートたちの力が強まった結果、アシエン・ミトロンとアシエン・アログリフが倒されて「光の氾濫」が起こってしまう。しかしシルヴァには、さらに残酷な運命が待ち構えていた。
サイエラ : 以後、私は滅びゆく世界に取り残され、終わりの時を待ち続けた。 これでも「不滅なる者」の端くれだから、簡単には死ねないし、 すべてを見届けるのが、関与した者の責務にも思えたのでね。
- そのさなか「四使徒」が現れると、シルヴァはアシエンの策に対する密かな抵抗を試み始める。
サイエラ : だが、数年前に「四使徒」が現れた。 サイエラ : タイミング的には、 君の仲間が第一世界に渡ってきた時期と一致する。 光の使徒の介入を感じ、アシエンが対抗として用意したのだろう。
サイエラ : ところがどういうわけか、 かつて自分が裏切った仲間たちの姿をした四使徒を見たとき、 私は、怒りに呑まれ……許してはおけないと感じたんだ。 サイエラ : 罪悪感や後悔がそうさせるのか…… この感情は、自分でも上手く説明はできない。 いずれにせよ、いまさら善人を気取るつもりはないがね。 サイエラ : ともかく、アシエンを警戒させる存在が現れたのなら、 賭けてみようと思ったのさ。 サイエラ : だから、サイエラと名乗ってクリスタリウムに移住し、 酒場で働きながら、罪喰い狩りの賞金稼ぎを集め始めた。 いつか来る、アシエンの敵と引き合わせるために……。 サイエラ : そして、君が現れ……四使徒は討たれた。 彼らの魂にも、ようやく安らぎが訪れたことだろう。
現在のシルヴァ
- シルヴァであったサイエラは、四使徒の討伐を見た今、クリスタリウムの片隅で英雄の真実について語っている。
サイエラ : いらっしゃいませ、ようこそ「彷徨う階段亭」へ。 ってなんだ、その目は、これでもまだウェイトレスなんだ。 悪いが冷やかしなら帰ってくれ。
- 近況について
サイエラ : グリナードと酔っぱらいどもの世話役に逆戻りさ。 まさか、この暮らしこそが、君の考えた罰ってことか? だとしたら、これ以上ないほど効果をあげているぞ……! サイエラ : それはともかくとして、最近は給仕の合間に余興として、 客たちに「光の戦士たち」についての話を聞かせている。 もちろん真実をな……。 サイエラ : 正直、酔っぱらいどもが、 どれだけ私の話を信じ、覚えていてくれるのかは定かじゃない。 だが、それでも語り続けるさ、彼らの名誉のためにな。
- 「影の王」(the keeper of shadows / the Shadowkeeper)とは?
サイエラ : 現代のノルヴラントでは、闇を司る存在と考えられている。 その「影の王」を大罪人たる「光の戦士たち」が倒したことで、 「光の氾濫」が起こったというわけだな。 サイエラ : これは、ある一面においては正しい。 闇に呑まれた「第十三世界」から渡ってきた私は、 アシエンの計画に従い、闇の勢力の長になったのだから。 サイエラ : 「影の王」たる私に与えられた役割は、主にふたつ。 ひとつは、アルバートたちが英雄として歩むために、 成長を助けつつ、倒すべき目標を演じること。 サイエラ : そのために私は、レイクランド連邦の守旧派など、 各地にいる不満を溜め込んだ連中を煽り、混沌を広めたのさ。 サイエラ : もうひとつの役割は、最終的に英雄たちを倒し、 光の力の増大を、ギリギリのタイミングで止めること。 そのために英雄から力を奪いもしたが、結局、敗れたんだ。
- 「光の戦士」とは?
サイエラ : 「光の氾濫」を引き起こし、世界を破滅に導いた大罪人だ。 アルバートを筆頭に、ラミット、ブランデン、レンダ・レイ、 そして、ナイルベルトの計5名で構成されている。 サイエラ : ……というのは、あくまで歪められた歴史でね。 彼らは、ただの気のいい連中だったよ。 サイエラ : それが出会った人々を助けるうちに、 やがて「英雄」として称えられ、頼られる存在になっていった。 その立場さえ一夜にして崩れ、世界を滅ぼした大罪人ときたもんだ。 サイエラ : だが、決して彼らは諦めなかった。 白法衣のアシエンと組み、自らの命を絶って原初世界に渡り…… それ以降のことは、君の方が詳しいはずだろう?
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- パッチ5.2まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
後日譚:パッチ5.2
- パッチ5.2のメインクエストの最後に登場する。※条件を満たしている場合に選択可能
サイエラ : 邪魔するよ……。 サイエラ : ここに来た理由はわかるな……。 私も、見てしまったんだ。 サイエラ : 街でアルバートの姿を……。 教えてくれないか、なにがあったんだ……?
サイエラ : クソッ……今にして思えば、 アルバートの身体が悪用される可能性はあったってのに……。 アシエンめ……また、姑息な真似を……。 サイエラ : しかも、私が酔っぱらいどもに 「光の戦士たち」の真実を語って聞かせたことが、 アシエンの企みを助ける格好になっていたなんて……。 サイエラ : 君も知ってのとおり、アルバートはお人好しだった。 裏切り者の私すら、本気で救おうとしたほどに……。 サイエラ : あげく世界の犠牲になって死んでなお、大罪人ときたもんだ。 その上、今度はアシエンに身体を利用されているだと……? サイエラ : もう、たくさんだろう……。 サイエラ : どうか……彼の身体を取り戻してくれないか……? 私が君にものを頼める立場にないことなど、百も承知だ。 それでも、今の私には……頼む、このとおりだ。 サイエラ : 彼を安らかに……眠らせてやってくれ。 「メインクエスト:暁の帰還編」-「追憶の凶星」カットシーン#2
後日譚:パッチ5.4
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- パッチ5.4および希望の園エデン再生編、パッチ5.4実装分ロールクエストエクストラクエスト続編まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
【折りたたみます】(クリックで展開します)
- 何かを思い出すサイエラ
サイエラ : ……そういえば、君はたしか、 「ウヌクアルハイ」とも面識があったはずだな? サイエラ : そうだ。 私と同様に第十三世界の英雄候補であり、 死すべき定めから、エリディブスによって救われた少年だ。 サイエラ : 死の淵から引き上げられた後、彼とは語り合ったものさ。 せめて、ほかの世界の命は救ってみせようと…… 異なる世界で、使命を果たそうとな。 サイエラ : とにかく、かつての主であるエリディブスが封じられたいま、 彼がどうしているものかと、気になってね。 私のように新たな使命を見つけていれば良いのだが……。 サイエラ : もしよかったら、君が原初世界に戻ったときにでも、 彼の想いを聞いて、相談に乗ってやってくれると嬉しい。
- 「エデン」について
サイエラ : 最初の罪喰いエデンだって? いったいなんの話だ? サイエラ : ……まさか、ミトロンが生きていたというのか!? アルバートに敗北し、消滅したものとばかり思っていた。 サイエラ : それに、アログリフの魂を継いだ少女ガイア、か。 ここ最近、クリスタリウムで妙な闇の気配を感じていたのは、 彼女が原因だったんだな。 サイエラ : しかし、アシエンとしての使命に従っているのでなければ、 放っておいても害はないだろう。 サイエラ : 酒が飲めるようになったら、 昔話を肴に、一杯奢ってやろうかね……。 それとも……ウェイトレスにでもなってもらおうか?
- 「ウヌクアルハイとの関係」について
サイエラ : ウヌクアルハイと私は、第十三世界の出身だ。 生前……という言い方が正しいのかどうかは微妙だが、 とにかく、まっとうに生きてる間は、互いに面識はなかった。 サイエラ : それぞれ別の場所で、世界に訪れた脅威と戦って敗れ、 死の間際に、アシエンによって魂を引き上げられたんだ。 知り合ったのはその後、次元の狭間でのことさ。 サイエラ : 同じ境遇の仲間として、異なる使命を与えられた私たちは、 別々の世界へと渡ることになったわけだが…… こうして再会するとは奇妙な縁だよ。
旧FF14トレーラービデオでの登場
- 実は、シルヴァは、2009年に発表された旧FF14のトレーラービデオにも登場していた。
- E3 2009での初出トレーラービデオ
- いわゆる「ひろし」パーティのメンバーが入れ替わっていること、旧FF14でのトレーラービデオ(さらには2005年E3でのコンセプトムービー)に登場する都市などをうまく回収したストーリーであることがわかる。
- 参考)クリスタリウム#事前情報