グルージャ(Gulool Ja)
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- パッチ7.0を最後まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
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概要
- 年齢は不明だがかなり幼く、カフキワによれば「数年前に、下の廃棄場」で見つけたと言っており、パッチ7.1の内容も考えると間違いなく10歳は超えていないと思われる。
黄金のレガシー
出会い
- 「黄金のレガシー」パッチ7.0メインクエストでは、物語の終盤、一行がソリューションナインにたどり着いたときに「子どものマムージャ」として出会う。
- オブリビオンのメンバーが保護したのだという。
- 出生については謎に包まれており、カフキワを始めとするオブリビオンたちは、その特異な外見からゾラージャの子どもであろうと推測していた。
ウクラマト : なあ、聞きたかったんだが…… あの子どものマムージャ、ひょっとして……。 カフキワ : ああ、おそらくゾラージャの子だろう。 ウクラマト : やっぱりか……。 ウクラマト : ……でも、なんだってこんな場所にいるんだ? カフキワ : 実を言うと、あの子は捨て子でねえ……。 数年前に、下の廃棄場に捨てられてたのを、 あたしたちの仲間が見つけてきたのさ。
- 「グルージャ」という名前の名付け親はカフキワである。
ウクラマト : あの子どもの名は? カフキワ : ……グルージャ。 カフキワ : あたしが名付けたのさ。 偉大なグルージャジャのような芯のある人に育ってほしい…… そんな願いをこめてね。
- 一人暮らし。保護するが不意に消え、その後も保護するが一人で消えてしまうという。
カフキワ : あの子には、ちょっと不思議なところがあってねえ……。 カフキワ : 最初はあたしたちが引き取って育てようとしたけど、 数日一緒に暮らして、ようやく慣れてきたと思ったら、 ふらりと姿を消しちまったんだ。 カフキワ : オブリビオンの仲間と何日も探し回って、 ようやく見つけたのはエバーキープの外。 エレンヴィル : 外って……魔物がうろつく危険地帯だぞ!? カフキワ : それが、どんな魔物もあの子を襲おうとしないんだよ。 あの危険なサンダーヤードを、まるで散歩でもするかのように、 平然と歩いていたくらいさ。 カフキワ : しかも調べてみたら、 アウトスカーツの住人たちから食べ物を恵んでもらって、 独りで生活してたみたいなんだ。 カフキワ : その後も何度かバックルームに連れ戻したんだけど、 やっぱり数日経つと、ふらっと消えちまう。 カフキワ : いろいろな人に助けられながらも…… あの子は自由に生きてるのさ。 カフキワ : そんなわけで、最終的に、 グルージャとは適度な距離感を保つことにしたってわけ。 もちろん、必要に応じて生活を助けてやりながらね。 (エナジードリンクでガウガウ元気に)
- 一行がグルージャについて話していると、それを誰かに聞かれてしまい、聞いたらしいグルージャが逃げ出してしまう。一行は彼を探しに行くことになる。
エレンヴィル : 誰か今、走っていったぞ……! シェール : あ……まずいかも、グルージャですね。 ウクラマト : もしかして、今の話を聞いてたのか!? カフキワ : ……悪い、あたしのせいだ。 足止めするようには頼んでおいたんだけど、 配慮が足りなかったよ……。
- そして、アレクサンドリア旧市街で見つけた彼はボロボロの機械兵と一緒にいた。機械兵が語るには、彼は「オーティス・ヴェロナ」と言い、アレクサンドリア王国騎士団長であったのだという。
ウクラマト : っとその前に、まずは教えてほしいんだけどよ…… この古そうな機械兵とは、どういう関係なんだ? ボロボロの機械兵 : 古そうなのではない、古いのだ。 なにせ、もうかれこれ380年はこの姿だからな! アリゼー : この姿……? グルージャ : ……オーティスは悪いやつじゃないよ。 おなかが空いて悲しくなっていたときに、 僕を助けてくれたんだ。 グルージャ : それから、話すうちに仲良しになった。 おいしいご飯を作ってくれたり、 ことばを教えてくれたり……。 グルージャ : それから…… まものに気づかれない距離も教えてくれたよ。 アリゼー : ごめん、ちょっと待って。 おいしいご飯って……この古い機械兵が? ウクラマト : それに魔物に関する知識まで……。 コイツ、何者なんだ……? ボロボロの機械兵 : おっと失敬、申し遅れた。 オーティス : 我が名はオーティス・ヴェロナ! アレクサンドリア王国騎士団にて、団長を務める者だ。 ウクラマト : 騎士団長……機械なのに!?
- グルージャは、ウクラマトたちとの食事で「家族」というものを知る。
オーティス : よし、お主らの働きのおかげで、 ようやく準備が整った! オーティス : あとはワタシが腕によりをかけて作るから、 ゆっくり味わいながら、皆で懇談に興じるといい! ウクラマト : 家族っていうのはな、こうやって一緒に食事をしながら、 取り留めのない出来事とかを話すもんなんだぜ。 グルージャ : そうなの? ウクラマトと父さんも、一緒に食べたの? ウクラマト : まあ、ゾラージャ……兄さんは無口だから、 喋ってるのは、ほとんどアタシと武のオヤジだったな。 たまに、理のオヤジとコーナ兄さんが加わる感じでさ。 グルージャ : ウクラマトの父さんって、ふたりいるの? それって、僕の父さんとは違う人? ウクラマト : 武のオヤジと理のオヤジは「祝福の兄弟」っていう、 双頭……つまり、頭がふたつあるマムージャなんだ。 ウクラマト : ゾラージャ兄さんは、その血を受け継いだ実の子ども。 アタシとコーナ兄さんは養子だから、 オヤジたちと血の繋がりはない。
ウクラマト : だけど、心さえ繋がってれば、それは家族なのさ。 これは、理のオヤジの受け売りだけどよ。
ゾラージャの子ども
- この時点ではゾラージャの子どもであることは断片的に語られ、ゾラージャ自身は我が子どもと認めていないようなフシが描かれる。
グルージャ : やめて! グルージャ : もうやめてよ……父さん! ウクラマト : グルージャ、来るなって言っただろうが! ゾラージャ : グルージャ……だと? オーティス : 下がるのだ、グルージャ…… ここは危ない、さあ! グルージャ : いやだ、下がるもんか! 父さんを止めるんだ! ゾラージャ : 俺を父と呼ぶな! ウクラマト : やめろおお!!!
グルージャ : いてて……。 ゾラージャ : お前は用済みだ。 俺の前から消えろ。 グルージャ : 待って、父さん……父さんってば! グルージャ : そんな…… 誰か……父さんを止めて……。 (護る者、壊す者)
- ゾラージャがコードレッドを発令したため、ソリューション・ナインの住民は魂資源回収のために虐殺される。
グルージャ : 僕の父さんのせいで、いっぱい死んじゃったんでしょ? カフキワ : それは……。 グルージャ : オーティスにも、もう……会えないんでしょ? ウクラマト : ……ああ、そうだ。 グルージャ : 父さんは悪いことをした。 だからみんな、父さんを殺しにいくんでしょ? カフキワ : ……グルージャ、あのね。 グルージャ : ……いいよ、もう。 グルージャ : つかれたんだ……。 (痛みに手を重ねて)
父との別れと受け継いだもの
- 戦い散ったゾラージャは消える前にグルージャと言葉をかわすが、子としては認めないがゾラージャが残すものをどうするかは自由だと言い残して消えていく。
グルージャ : 父さん……なの……? ゾラージャ : ……何故泣く? グルージャ : 悔しくて……心が痛いんだ……。 グルージャ : どうして僕は、父さんを知らないの? どうして父さんは、僕を知ろうとしてくれなかったの? グルージャ : どうして僕を、家族にしてくれなかったの? ゾラージャ : 父親に選ばれなかった俺に、父親など務まるものか……。 ゾラージャ : 俺は、父上から何ひとつ受け継ぐことができなかった。 だから、お前に遺すものなど何もない。 グルージャ : わかんないよ、そんなの! グルージャ : 何も遺さなくたって……あなたが父さんじゃだめだったの……? ゾラージャ : 迷い続けた俺に、正しい路を問うな……。 ゾラージャ : 俺はお前を、どうとも呼ばない……。 どうあれとも願わない……。
ゾラージャ : ただ、俺が生き、勝ち得たものは置いていく。 受け継ぐなり、見捨てていくなりするがいい……。 ゾラージャ : 俺の路も、ここまでか……。 (奇跡の子)
- クルルが付けていた耳飾りが「扉」を開く鍵の機能を持つことを知った一行は、ヤクテル樹海「天深きセノーテ」奥にある「扉」へと向かう。クルルがかざしても反応しなかった「扉」は、グルージャがかざすことで反応し、激しく光り輝き、ついに黄金郷への扉が開き始める。
シェール : グルージャ、あなたが試してみてくれますか? グルージャ : え……僕が……? シェール : 「武王」の権限が正しく継承されてるなら、 扉が開くはずです。 ゾラージャ : ただ、俺が生き、勝ち得たものは置いていく。 受け継ぐなり、見捨てていくなりするがいい……。 グルージャ : うわあっ!? クルル : 本当に……耳飾りが……。 (黄金の扉の先へ)
新生アレクサンドリア王国継承者
- スフェーンまでいなくなった新生アレクサンドリア王国は、まだ幼い彼が受け継ぐこととなる。
パッチ7.1
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- パッチ7.1を最後まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
- パッチ7.1メインクエストでは彼の出生の謎がある程度明かされた。
- トライヨラの連王宮に呼び出された一行は、スフェーンの葬儀への参列を求められる。
コーナ : 近く、ソリューション・ナインで、 理王スフェーンの国葬を執り行うそうでしてね。 グルージャとあちらの政府(ガバメント)から、参列を請う書状が届きました。 コーナ : ヤースラニ荒野を巡る諸問題も含めて、 両国間には解決すべき課題が多いのも事実ですが…… 経緯を考えれば、断る理由は見当たりません。
- その流れでグルージャの母親のことについて調べ始めた一行は、エバーキープ北にあった「ユウェヤーワータ」という集落で、ゾラージャ直轄で行われていた調査・研究にひとりのマムージャ族女性(勇連隊所属という)が参加していたことを知る。
シェール : (冒険者)さんが集めてきた情報によると…… 世界が交わる前にも、ゾラージャはこの周辺に来ており、 そのときの一団に、マムージャ族の女性がいたそうです。 シェール : 来訪の目的は、トラルヴィドラールという獣の討伐。 キープの北にある集落「ユウェヤーワータ」を襲った危機は、 その出来事だったとみてよさそうですね。 ウクラマト : 討伐の後処理のために勇連隊の一部が現場に残り、 そのまま不幸にもドームの中に閉じ込められた…… あり得そうだな。 (グルージャの冒険)
- 一行はその地でどんな研究が行われていたのか、またグルージャの母らしき人物はそれにどう関わっていたのかを知るために「廃地討究 ユウェヤーワータ」へと向かう。
- 「廃地討究 ユウェヤーワータ」で読める「ある研究者の手記」と「ある被験者の手記」。
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- 「ある研究者の手記」
ある研究者の手記 : 人の身に魔物の魂を注入する…… これを思いついた人間は、何もゾラージャ王が初めてではない。 だがこれまで、実行に移した者はいなかった。 理由は明白、安全性と倫理面に懸念があるからだ。 しかし、ゾラージャ王は「人の可能性を阻むは悪」とだけ語り、 計画を推し進めるように命じられた。 武王は障壁の外へと打って出るため、軍備の増強に躍起だという。 もし、この技術によって閉ざされた世界の外に行けるのなら、 たしかに挑戦する価値はあるのやもしれない。
ある研究者の手記 : 魂の器としての肉体は、極めて繊細だ。 人の魂を注入すれば、器たる肉体の強化に繋がるのだが、 異なる種である魔物の魂となると、そう簡単にはいかない。 入念に記憶を漂白してなお、 魔物の魂を注入すると精神性に影響が出てしまう。 おそらく「本能」が消しきれていないのだ。 魔物のように獰猛になる程度ならよいが、 注入量が多すぎると、肉体にまで変異が及んでしまう。 当面は、「人」を保てる許容量の見極めが課題となりそうだ。
ある研究者の手記 : 肉体の強化率は、注入する魂の質に左右される。 そこで強大な力を持つ魔物を厳選し、その魂を投じたのだが、 たった一度の注入で、被験者に肉体変異が生じてしまった。 中でも最悪のケースとなったのが被験者「アティカス」である。 変異した肉体は元に戻らず、理性も喪失…… 完全な魔物と化してしまったのだ。 本研究の最終目標は、 種の限界を超えた魔物、トラルヴィドラールの魂の利用だが、 現況のままでは失敗は確実、発想の転換が必要だろう。
ある研究者の手記 : これまでの失敗が、魔物の魂の大きすぎる質量を、 器である人の肉体が受け止めきれなかったためだとするなら、 器と中身を逆転させてみてはどうか。 器となる魔物の記憶を消去したうえで、 記憶を漂白していない人の魂を投入するのだ。 そうすれば強大な魔物の肉体を、人の精神が支配できるのでは? この素晴らしい仮説を考案してくれた部下こそ、 人類初の栄誉を手にするべきだろう。 さっそく準備しなければ、彼の魂を肉体から抽出するのだ!
- 「ある被験者の手記」
『ある被験者の手記1』 : 新しい実験のため、志願者を募るそうだ。 俺はほかの連中に比べて頭がよくない。 強大な力を手に入れ、奴らを見返せるなら、試す価値は……。
『ある被験者の手記2』 : ……タマシイをうつしてから、数日。 どう、だ? うまく書け、てるだろ? 俺はやった、やったんダ!
『ある被験者の手記3』 : ……さいきん チカラのせいぎょ きかない。 メシのとき ヤツのテまで くってしまっタ。 オレ つよい しかたない。
『ある被験者の手記4』 : ……はげしい ウエ を かんじル。 ショウドウ おさえ られなイ。 だから オレ……
- 「ある研究者の手記」
- ダンジョンをクリアしたときの過去視。グルージャの母らしき人物は「テーシャジャ」という人物で、勇連隊の呪術医だったのだという。
カニロッカ : ……というわけで、人格の崩壊を防ぐため、 人の魂の方を、獣の身体に移したいのです。 ゾラージャ : その方法なら、トラルヴィドラールの力が利用できるのか? カニロッカ : 理論上は。
マムージャ族の女性 : 承認したのですね、彼の計画を……。 ゾラージャ : テーシャジャ……。 今後はカニロッカの下につけ。 ゾラージャ : お前は勇連隊の中でも、腕の立つ呪術医だった。 その見識が、実験に役立とう。
- グルージャの母と思しきテーシャジャは、その報酬にあるものを望む。
テーシャジャ : ですから、命令はお受けいたしましょう。 テーシャジャ : 代わりに、実験が軌道に乗ったら、 報酬をいただけないでしょうか。 (グルージャの冒険)
- グルージャはようやく母らしき人物の名前を知る。
グルージャ : テーシャジャ…… その人が、僕の母さんかもしれないってこと……?
グルージャ : あ、似たようなのがいっぱい出てきたよ。 これ、みんな母さんに関係してるのかな……。 グルージャ : 『研究日誌 治験薬管理者テーシャジャ』……。 グルージャ : やった、当たりみたい! クルル : 物によっては暗号化されている可能性もあるし、 これを全部調べるのは、ちょっと骨が折れそうね。 アルフィノ : データをバックルームに持ち帰り、 シェールに分析してもらうのはどうだろうか? クルル : ええ、それがよさそうね。 グルージャ : わかった。 記録媒体は持ってきてるから、移してみるね。 グルージャ : よし、全部保存できたよ! グルージャ : みんな、僕のワガママにつきあって、 ここまで連れてきてくれて、本当にありがとう!
- 放棄された研究施設「廃地討究 ユウェヤーワータ」奥でグルージャが入手した「テーシャジャ」に関するデータはバックルームへ持ち帰られ、シェールの解析により音声データが抽出された。
テーシャジャの声 : あの日、トラル勇連隊の呪術医だった私は、 ヤースラニ荒野に現れたトラルヴィドラールの討伐に参加した。 テーシャジャの声 : 任務を終えたあと、許可をもらってひとりで現地に残ったの。 あまり来る機会がない場所だったから、 薬草なんかの分布を調べておきたくって……。 テーシャジャの声 : ……というのは、嘘じゃないけど建前。 本当は、近々始まるという継承の儀の話題から逃げたかった。 テーシャジャの声 : 隊長が儀式の供に選んだのが、自分じゃないということ…… そこに名前が挙がることすらない「その他大勢」だって事実から、 わかってはいたけど、逃げたかったんだと思う。 テーシャジャの声 : だから理由をつけて帰るのを先延ばしにして……
それが、私の運命を変えた。 テーシャジャの声 : 突如としてヤースラニ荒野を呑み込んだ障壁。 私は為すすべなく巻き込まれて……そこで隊長と再会したの。
- グルージャの母テーシャジャは、継承の儀が行われた頃にトライヨラにいた人物(トラル勇連隊の呪術医)であり、その後ヤースラニ荒野に現れたトラルヴィドラールの討伐に参加するためにヤースラニ荒野へと赴いた。討伐後も、許可を得てひとり現地に残った。それはまもなく始まる継承の儀に参加する伴に選ばれたのが自分ではなく(サレージャ?)、そのつらい現実から逃れるためであったという。
- そこで突然出現した障壁に飲み込まれたのだという。そして「武王ゾラージャ」と出会うことになる。ダンジョン後の過去視では新生アレクサンドリア王国の武王ゾラージャだが、テーシャジャ回想時の物陰から眺める憧れの存在であったゾラージャはトライヨラ連王国の第一王子、「トラル勇連隊」隊長の頃である。
- 流れを整理すると、
- テーシャジャが隊長ゾラージャと共に、障壁出現前のヤースラニ荒野を訪れたのは「継承の儀」の少し前であり(近々始まるという継承の儀)、
コーナ : 兄さんは、トラルヴィドラール討伐の任で、 勇連隊を率いてサカ・トラルまで遠征に行っていただけ。
- 討伐後も理由をつけてそのまま一人居残り(許可をもらってひとりで現地に残った)、
- (プレイヤー視点の時間軸的には、黄金郷探しの冒険やら、継承式やら、ゾラージャが鏡像世界へ渡り連王(武王)となって再び原初世界へと接続して戻ってくるなど、諸々けっこうあるがここでは全部省略され)
- 障壁に飲み込まれ(突如としてヤースラニ荒野を呑み込んだ障壁)、
- そこで、つまり旧ヤースラニ荒野ことヘリテージファウンドかあるいはエバーキープ内で、武王となったゾラージャと再び出会い、
- かつて訪れたユウェヤーワータ集落に建設した研究施設で、カニロッカ所長のもと実験に参加することになる。(過去視シーン)
- そして生まれた「青い鱗」の子(グルージャ)。
テーシャジャの声 : 私は……今日は……今日はね……。 テーシャジャの声 : 待ち望んだ、最高の、始まりの日になるはずだった。 テーシャジャの声 : ついにこの子が孵って…… それを見せたら、あの目がきっと、やっと、私たちを捉える……。 テーシャジャの声 : 期待して、彼のところに行った。 彼はこの子を見て、触れて……
ゾラージャ : 青い、鱗……。 テーシャジャ : あなたの子だもの……。 ゾラージャ : 俺は、知らない……。 ゾラージャ : 子にとって父が、どうあるべきか…… ゾラージャ : 父にとって子が、何であるか……! ゾラージャ : 知らない……今も知らない……ッ! ゾラージャ : わけの……わからないものを…… ゾラージャ : 俺に近づけるな……!!
テーシャジャの声 : ……行かなきゃ、カニロッカに呼ばれてる。 こっちの研究が下火になって、ますます焦っているのでしょう。 この子にも八つ当たりをするかもしれない。 テーシャジャの声 : 隠していかなきゃ……誰にも見つからない場所に……。
- そして「オブリビオン」メンバーに見つけられて保護され、カフキワに「グルージャ」という名前を付けられることになった。
シェール : このあと、研究所内で何かしらの事故が起こった……。 それで、テーシャジャさんは、 グルージャを迎えに来られなかったんでしょうね。 ウクラマト : ……なあ、グルージャ。 グルージャ : 僕は平気だよ、ラマチ。 グルージャ : 父さんも母さんも、いっぱい寂しかったんだね。 グルージャ : 僕も寂しかったしさ、一緒にいればよかったんだ……。 けど、それが上手くできないことだって、あるよね。 グルージャ : これが幸せかなんて、やっぱりわからない…… グルージャ : でも、知れてよかったって、本当に思うんだ。 ありがとう、みんな……! (未知との邂逅)