ヴァリス・ゾス・ガルヴァス(Varis zos Galvus)
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概要
- ガレマール帝国の二代皇帝
- 初代皇帝ソル・ゾス・ガルヴァスの孫として生まれる。
- 皇族の中でも、もっともソル帝の血を色濃く受け継いでいる。
- ガレマール帝国軍の全軍団を統括する要職「大将軍」を9年もの間務め上げた実績を持つ。
- 声優の名前から、プレイヤーの間では「ジョージ」と呼ばれている。
後継者
- 第七星暦に入り、ガレマール帝国皇帝ソル・ゾス・ガルヴァスの崩御が伝えられ、同時に後継者争いが伝えられた。
- この時、ソル帝の「拡張主義」と「蛮神の積極的討伐」という方針を嫌う一派が、ヴァリスの叔父(ソル帝次男)を擁立したことで帝位争いが激化する。
- 帝国内を二分する内戦状態となったが、最終的にヴァリス・イェー・ガルヴァスが後継者争いを制し、ほどなく二代目皇帝「ヴァリス・ゾス・ガルヴァス」として即位した。
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : エオルゼアの盟主たちよ。 我こそ、ガレマール帝国第二代皇帝、 ヴァリス・ゾス・ガルヴァスである。
名前について
- 『ガレマール階級論考:上巻』によれば、国家元首たる皇帝は「ゾス」これに続く皇族は「イェー」、貴族は「ウィル」を名乗る。また複数の社会的階級や職務を持つものは、より上位の階級をミドルネームとする。
- これにより、ヴァリスの皇帝位継承前の名前は「ヴァリス・イェー・ガルヴァス」であり、戴冠式を境に「ヴァリス・ゾス・ガルヴァス」へと改称している。
冒険者との遭遇
- 「蒼天のイシュガルド」にて冒険者がアジス・ラーを目指した際、同時にガレマール帝国のヴァリス・ゾス・ガルヴァスもアジス・ラーを目指していた。
- 古代アラグ帝国がアジス・ラー周囲に魔法障壁を張り、他の侵入を拒んだため、冒険者達はシャーレアンのエーテル学の権威“マトーヤ”の知恵を求め低地ドラヴァニアへ赴くことになる。
- 禁書として封印した論文を“グブラ幻想図書館”から回収した冒険者は、そこで得た知識を元に魔法障壁を破る装置を開発、イゼルの犠牲もありアジス・ラーへの突入に成功した。
国境地帯ギムリトでの会見
- 「紅蓮のリベレーター」パッチ4.5パート1において、国境地帯ギムリトでエオルゼア同盟軍と対峙したヴァリスは、停戦交渉の要請に応じて会見を行う。この場でヴァリスは、侵略を続ける真意を述べている。
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : ……よくぞ言った。 ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : こちらも真意を語ることで、我が理想への道に、 エオルゼア諸国が加わるというのなら、大いに歓迎しよう。 繰り返すが、戦いを望んでいるわけではないのだからな。 ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : 私が築かんとする理想の世界とは…… すなわち、本来のあるべき世界だ。 ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : それは同時に、 我々人類が、本来のあるべき姿に戻る道でもある。 ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : 我々は、それぞれの種族に、長所と短所を併せ持つ。 つまり、みな不完全だ……なぜか? ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : それは、始原の時代…… 「ひとつの民」だったものが、分かたれたため。
- 「ひとつの民」「真なる人」について
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : 有史以前に、世界が複数に分断されたことは知っていよう。 原初世界と、13の鏡像世界にな……。 ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : この「世界分断」とともに、 我ら人類もまた分かたれたのだ。 ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : 人の争いが、永劫無限に終わらぬのも、それゆえだ。 不完全ゆえに他者を妬み…… 狭き視野で正義を定め、戦い、奪い合うのだ。 ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : よいか…… 本当の平穏のために目指すべきは、世界の統合。 それによって真なる人になることだ。 ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : その大願の成就に向けて、我らは突き進む! 万難を排し、力を取り込んで、人の明日を目指すのだ!
- ここでアシエンの目論見と同じではないかと指摘され、次のように反論する。
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : 操られてなどいるものか。 そうであったなら、どれほどよかったかとすら思うぞ。 ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : そもそも、ガレマール帝国とは、 アシエンが興した国家なのだからな……。 アリゼー : な、なんですって……!? ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : 建国の父である、初代ソル帝の正体こそアシエン。 人の歴史に介入しやすくするために打ち立てた強き国が、 我がガレマール帝国だったのだ! ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : どうだ……? 異形の者どもに踊らされてきたガレアン族を哀れと嗤うか? ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : 闇雲に戦うのでもなく、踊らされるのでもなく、我は我が道を征く。 世界の再統合までは、アシエンに協力もしてみせよう。 が、それを成したとき…… ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : ひとつの完璧な生命となった、真なる人による国家を創る! ガレマールという旗印のもとに! ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : そして、あるべき完全な姿となった全人類の力を糾合し、 闇の使徒も、光の使徒も…… 人に干渉せんとする異形をすべて倒す! ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : 人が人として、自らの生を決める、 あるべき世界を人類にもたらすために! ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : さあ、いまこそ我らガレマール帝国…… いや、未来の統一人類国家に加わるのだ! 我らが子らに、真なる自由を届けるためにッ……!
漆黒のヴィランズ
- 以降に物語の核心部分に触れる記述を含みます。
- パッチ5.0まで進めていない方、ネタバレを好まない方はこれ以降読み進めることをお勧めしません。
- 漆黒のヴィランズ5.0メインクエストにて、ヴァリス帝は「ゼノスの顔を持つ男」と会話するシーンから登場する。「ゼノスの顔を持つ男」は、敵戦線に「暁の血盟」メンバーいない理由をアシエン・エメトセルクから聞かされており、今こそエオルゼアを攻める絶好の好機であると説く。
ゼノスの顔を持つ男 : 愚かなるハイデリンの計らいか…… あの英雄たちは、運命を引き寄せすぎている。 今となっては、誤った結末を招きかねないほどに。 ゼノスの顔を持つ男 : 人類はただ早急に、真なる形へ…… 「人たる者」に近づくべきなのだ。 ゼノスの顔を持つ男 : 今の不完全な形のままで我々に対抗し得るなど、 おぞましき、許されざる進化だ。 それはもはや、駆逐すべき「人ならざる者」である……。 ゼノスの顔を持つ男 : さあ、陛下……今再び進軍のときだ……。 圧倒的な力をもって、君の大義を阻むものを駆逐しろ。 ゼノスの顔を持つ男 : 君はそれを渇望していたはずだ。 ソルの代替ではない、ヴァリスとしての勝利を…… 君自身が勝ち取る、ガレマール帝国の未来を!
- しかしそこに登場したゼノスに脅されると「ゼノスの顔を持つ男」ことアシエン・エリディブスは逃げ去ってしまう。そして、ヴァリス帝は、自らの身体を取り戻したゼノスにより殺害されてしまう。
???? : うぐあッ……! ガイウス : 今のは……陛下……!? ???? : …………ガイウスか。 遅いな、貴様の役目はもうないぞ。 ガイウス : うぬは……「何」だ……! ???? : アシエン…… と言ったほうが、救いがあったか? ゼノス・イェー・ガルヴァス : ゼノス・イェー・ガルヴァスの魂と肉体は、 ここに再び結ばれたのだ!
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : だが……ゼノス……我が愚息よ……ッ! ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : 生者へと返るに留まらず、この国を掌握しようなどと…… 分不相応な野望を、抱いたものよ……! ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : うぬぼれるなッ! この国の使命、歴史からの真なる解放と、人の存続! 貴様ごときに、背負えてかッ!! ゼノス・イェー・ガルヴァス : …………ハ。 分不相応とは、己のことでは? 貴方は、始祖から継いだ国を維持するだけのことに必死だった。 ゼノス・イェー・ガルヴァス : 俺は、貴方の窮屈で退屈な思想など継ぐ気はない。 ガレマール帝国を掌握するつもりもない。 ゼノス・イェー・ガルヴァス : ただ……邪魔者を消しにきただけだ。 退屈な戦、くだらぬ兵器…… そんなものに、俺の獲物を、奪われてなるものか。 ヴァリス・ゾス・ガルヴァス : お前は……まさか…… それだけの、ことで…………? ゼノス・イェー・ガルヴァス : それ以外の理由などいるまい。 俺の狩りの邪魔をするならば…… ゼノス・イェー・ガルヴァス : ことごとく死ねッ!
関連項目
- 【ガレマール帝国】【魔導兵器】
- 【ソル・ゾス・ガルヴァス】【ゼノス・イェー・ガルヴァス】
- 【蛮神】