ヤ・シュトラ・ルル(Y'shtola Rhul)
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概要
海風そよぐ「ラノシア」の地で出会うことになる ミコッテ族の美女。 高度な魔法を操るうえに、古代語や伝承に精通するなど 謎めいたところが多く、とても一介の旅人には見えない。
- シャーレアン出身のミコッテ・サンシーカー族
- 12人姉妹の家庭に生まれる。
- 妹で七女が、召喚士クエストやクリスタルタワー関連で登場するヤ・ミトラ・ルル。
- 世界設定本1巻によれば、年齢は「永遠の23歳」 ※妹のヤ・ミトラは26歳
生い立ち
- 幼くしてマトーヤに弟子入りし、以来10年間そこで修行を積んだ。その後マトーヤの洞窟を後にし、魔法学の分野での知識と功績から賢人位を取得した。
ヤ・シュトラ : 私は7歳の頃にマトーヤに弟子入りして、 それから10年間は修行の日々を送っていたから、 魔法大学には通っていないの。 ヤ・シュトラ : 同じ賢人だと、サンクレッドもそうね。 彼はルイゾワ様に連れられてきたあと、さる賢人に預けられて、 諜報やサバイバルの技術を叩き込まれたのだとか……。 ヤ・シュトラ : それにしても、もし私が魔法大学に入学していたら…… どんな学生生活を送っていたかしらね。 ヤ・シュトラ : あら、いいわね。 友人とアフタヌーンティーをしながら、 魔法学について語り合う毎日というのも。 ヤ・シュトラ : でも……そうね。 マトーヤの下で修行した日々も、そう悪いものではなかったわ。 ヤ・シュトラ : 華やかなキャンパスとは程遠い、暗くてジメジメした洞窟で、 お茶よりも泥水を啜った回数の方が、多かったとしても…… 私にとっては、かけがえのない青春よ。
リムサ・ロミンサ繋がり
- 開始国にリムサ・ロミンサを選択した際のイベントに登場するNPC。
- 「神秘的な幻術士」としてメインクエストに登場する。当初は「救世詩盟」の一員として「ある都市からの使者」とされていたが、その後シャーレアン出身であることが語られる。
ヤ・シュトラ : 私も参加するわ……。 戦争を嫌うあまり、本国に逃げたシャーレアンに反発して、 私はルイゾワ様の「救世詩盟」に参加した。 その心は変わっていないし、 目の前には、癒し手を待っている人がいるもの。 しばらく、この野戦病院に残って働くつもり。
- のち「暁の血盟」に合流し、様々な活躍をする。
名前
- 命名規則/ミコッテの命名ルールに従えば、「氏族名「ヤ」-個人名「シュトラ」-父親の名前「ルル」」となっているため、”ヤ・シュトラ”とは「ヤ氏族のシュトラ」を意味している。
- 妹の名前も合わせて考えると、ヤ族のルル(父親の名前)の子として生れた、シュトラさんということになると思われる。
- ヤ氏族のトーテムは「ジャガー」。
- 命名規則では「友達や恋人同士など、ごく親しい間柄で会話する場合、意図的に氏族名をはぶいて呼ぶ」とされており、師匠マトーヤが「シュトラ」と呼ぶのはこれを表している。
妹
くさいさん
- いつごろからか、「ヤ・シュトラ」と検索すると、関連キーワードに「くさい」と出る。
- またプレイヤーの間でも、「くさいさん」などと呼ばれる。
- これの元ネタは、メインクエスト:第七星暦ストーリー(パッチ2.2 混沌の渦動)の「クリスタル消失事件」である。ある事件の謎を追うために、ヤ・シュトラは採掘師に変装して現れる。※次のクエストがユウギリ初登場の「異邦からの来訪者」で、しばらくドマ難民の話があり、リヴァイアサン戦と続く。
私が鉱山社付けの採掘師に変装して、嘘の採掘作業を行うの。 相手も、女のほうが油断するでしょうから。 サンクレッドたちは、物陰で潜んでいて。
- いつも沈着冷静で寡黙なヤ・シュトラだけに、このいかにも汗臭そうな装備姿がとても印象的で、いつのまにか「ヤ・シュトラ=臭い」が定着したようである。
異説1:FF11起源説
- ヤ・シュトラが臭いのは、FF11のネタである「ミスラくさい」から来ているという異説もある。
- しかし同じミコッテ族で旧FF14から登場しているフ・ラミンを始めとする他のキャラクターなどにはあまり「くさい」と使われないため、どうもこれは信憑性にかける。そもそもミスラと違ってミコッテには獣臭さがほとんどなく、むしろ”猫耳としっぽでコスプレをしているだけの若い女性だ”という指摘が旧FF14の頃からある。実際のところ旧FF14プレイヤーの間では、ヤ・シュトラよりもフ・ラミン人気のほうが高く、ヤ・シュトラといえば「リムサ・ロミンサ編で登場する謎のミコッテ族」(バリアを張る人)程度の印象でしかなかった。
異説2:LoVカード起源説
- おそらく一番の原因と思われるのは次で述べるLoV発祥と思われるものであり、趣味が「ブーツ集め」とされていたためここから「足が蒸れて臭う=臭い」と連想していったものではないかと思われる。
- ただしLovにヤ・シュトラが実装されたのは、2010年12月リリースのVer2.6「アルティメットバージョン 狂気ノ輪廻」からとかなり古く、少し時期的なズレがある。すでに2011年にはヤ・シュトラのブーツ集めに関するtweetがちらほら散見され始めるが、それほどではない。しかし新生後の2013年11月頃にはすでに「ヤ・シュトラ くさい」というtweetが目につくようになってくる。そして2014年10月頃には、件の「検索ワードで”ヤ・シュトラ”と入れると関連ワードに”くさい”と表示される」現象が複数確認されている。
- おそらくだが、LoVのカード情報が2013年ごろに何らかの理由でFF14コミュニティに流れ始め、それをきっかけとしていっきに「ヤ・シュトラ くさい」という固定化につながっていったものと思われる。
プロフィール
- 「LORD of VERMILION」で登場したヤ・シュトラのカードによると次のようなプロフィールとなっている
年齢:永遠の23 職業:使者 目標:イダの更生 苦手:オーレリア 趣味:ブーツ集め 弱点:しっぽをぎゅっ
師匠マトーヤ
視力
エンシェントテレポでの脱出
- 新生エオルゼア最後のメインストーリーの「ナナモ・ウル・ナモ暗殺計画」において、エンシェントテレポで脱出する。
- その後、グリダニアの地脈から発見されが、エンシェントテレポの影響により、現在失明状態。
マトーヤ:……シュトラ、お待ち。 お前、目が見えてないね。……いつからだい? ヤ・シュトラ:あら、気づいてたのね……。 きっと「エンシェントテレポ」の後遺症だわ。 マトーヤ:……馬鹿な子だよ。 どんな理由があったかはしらないが、禁術に手を出すなんて。 ヤ・シュトラ:ミンフィリアとの約束だから。 悪しき者から、あの人を……光の芽を守るため……。私にできることをやっただけ。 それに、地脈を彷徨うなんて、貴重な体験をすることができたんだもの。 むしろ、ありがたいくらいよ。 マトーヤ:エーテルの流れだけで辺りを視ることは、 魔力を消耗させ、体に大きな負担となる……。重々、気をつけなさい……。 ヤ・シュトラ:……ありがとう、マトーヤ。
発見時の姿
- なお、このエンシェントテレポで地脈をさまよった後、ヤ・シュトラは衣服をまとっていない姿で発見されるが、その場には記憶力抜群で絵心にも自信があるアルフィノがいた。後日、アルフィノからその特技を聞いたヤ・シュトラは、「あとでアルフィノに話をしなければならない」とつぶやいている。
フフ、絵心と記憶力には、昔から自信があってね。 モデルが目の前にいなくても、これくらい描けるのさ。
アルフィノ:いや、待ってくれ……ヤ・シュトラ。 君が地脈から生還を果たしたときのことを思い出すんだ! あの時、君は身ひとつで……。 ヤ・シュトラ:……何を考えているのかしら? アルフィノ:あぁ、いや違う! 誤解だ……いや、違わないんだが……。 とにかく、君はまとっていた装備を失っていたはずだ。 それが「エンシェント・テレポ」の影響なのだとしたら、 サンクレッドもまた、同じようになっていた可能性が高い。 ヤ・シュトラ:絵心と記憶力に自信があって、 モデルが目の前にいなくても絵が描ける……。 ……アルフィノ様とは、後でじっくり話し合わないと。
二度目のエンシェントテレポ
- 漆黒のヴィランズにおいて窮地に陥った際にも、再びエンシェントテレポを発動している。
- このときにはアシエン・エメトセルクの助力もあり、すぐに地脈から発見される。
取り戻した夜空
- ラケティカ大森林にて夜空を取り戻した後、ウリエンジェに夜空の様子を尋ねている。
ヤ・シュトラ : ……ねえ、ウリエンジェ。 取り戻した夜空は、綺麗かしら? ウリエンジェ : すべらかなる漆黒に、星影は清か…… 白に虹に、輝きはあまた散りばめられん。 ウリエンジェ : ……原初世界と変わりない、美しい夜空です。 穏やかで、優しい……見惚れるほどの、天の暗き海でしょう。 ヤ・シュトラ : そう……。 ウリエンジェ : 星もまた、命の流れを纏うもの。 あなたの眼にこそ、美しく映っているのではないですか?
旧FF14でのヤ・シュトラ
冒険者との関わり
- リムサ・ロミンサへの船の中、バリアのような魔法で冒険者であるあなたを救った「すごい魔法使い」。
- 狂言回し役として、メインストーリ上で重要な役割を果たす。
- 持っている魔器からこの”バリア魔法”を使うヤ・シュトラは幻術士であることが判明しているが、”バリア魔法”が幻術に含まれるのか他のクラスの魔法であるのかは分からない。
シールロックの宝
- リムサ・ロミンサに現れたヤ・シュトラは「影のない男」について聴きこみを行い、その中で宝島の噂を聞きだし、バラクーダ騎士団長であるスタルマンに「シールロックの宝」を渡すように要求する。
- スタルマンはヤ・シュトラから角笛の使い方を聞き出そうとするが、その間に影のない男トラヴァンシェーが現れ、不思議な力でシールロックの宝は奪われてしまう。
アートデザイン
FF11との関連
- FF11でも似た名前のキャラクターが登場している。
- 五蛇将クエストの中で風蛇将ナジュリス(Najelith Taira)が主人公の「風纏う弓」において、ナジュリスの元上官としてカットシーン内にのみ登場する髭ヒューム♂「ヤシュトラ中隊長(Yashtra)」がそれで、性別も綴りも違っているが日本語では同じ語音になるNPCがいることは興味深い。
関連項目
【救世詩盟】