パッチ4.5メインクエストでは、テレジ・アデレジ亡き後にミラージュトラストの資産を抑えたロロリトが経営方針などについて語っている。
ランデベルト : 言っとくが、俺にも東アルデナード商会から仕事の話はきたんだ。
だが、皆と違って塩の運送じゃなかった。
それは、「ライブラ銀行」の警備員……。
ランデベルト : テレジ・アデレジ亡き後、ミラージュトラストの資産は、
ロロリトが抑え込んでいたが、王党派との和解の際、
その権益はウル王家に献上された。
ランデベルト : だが、王家に経営は務まらず、今ではロロリトに委託され、
その売上の大半を王宮に収めているんだとよ……。
ランデベルト : ハッ、豪商と女王のやりとりに、どんな意味があるってんだ?
ただ単に、政争に負けたテレジ・アデレジの財産を、
お偉方で分け合っただけじゃねぇのか……?
ランデベルト : 大体、俺は過去にライブラ銀行系の高利貸しに騙され、
高額な利子を取り立てられたことがあるんだ。
ランデベルト : そのうえ、ライブラ銀行で下請け仕事をしていた仲間は、
安い賃金でこき使われたあげく、熱病で倒れて死んじまった。
いくら経営元が変わったからって、信用できないね。
???? : では、ワシから説明しよう……。
ランデベルト : 何だと……?
あんたは誰だ……?
ランデベルト : な、なんだって……!?
ロロリト : 確かに、テレジ・アデレジの経営するライブラ銀行では、
多くの従業員がひどい待遇で働かされていた。
ロロリト : コストカットを徹底する、奴の経営戦略なのだろうが、
その結果、仕事の質が低下して信用も失墜。
業績も下降線を辿っていたのだ。
ロロリト : 王家より経営を委託された身としては、同じ轍を踏む気はない。
質のいい仕事は、よい待遇から生まれるという信念のもと、
全従業員に充分な賃金と休暇を約束しよう。
ロロリト : よかろう、教えてやろう。
貴様をライブラ銀行に雇うのは、貧民たちの信用を得るためだ。
ロロリト : かつて、高利貸で貧民を食い物にして成長したライブラ銀行と、
母体のミラージュトラストは、おしなべて貧民たちに嫌われている。
しかし、宿屋やカジノホテルの運営には、彼らの労働力も必要。
ロロリト : そこで、パールレーンで顔が広い貴様を雇い入れることで、
貧民たちの信用を取り戻そうと考えたのだ。
ロロリト : そのためには、時間を割いてでもワシが自ら赴き、
まずは貴様の信用を得ることが、合理的だと判断したまでのことよ。